『さらば、夏の光よ』 遠藤周作, 1982年 レビュー | 青春の淡さ、軽さ、冷たさ 


さらば、夏の光よ (講談社文庫)
さらば、夏の光よ
遠藤周作, 1982
234 ページ
2020.09 読了
アマゾンであらすじと詳細を見る


🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 気の優しい青年の恋物語
✔ 遠藤周作版シラノ・ド・ベルジュラック
✔ 青春の冷たさ

★★★★☆ 鈍くてモテない気の優しい青年の恋。何度も繰り返される普遍的な設定ではあるけれど、遠藤周作にかかればやっぱり光る。人間はか弱い小鳥じゃない。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

二人の男と一人の女。
鈍くてモテない気の優しい青年、行動的だけど単純な親友、美しい同級生の女の子。

何度も繰り返される普遍的な設定ではあるけれど、遠藤周作にかかれば、やっぱり光る。
遠藤周作版シラノ・ド・ベルジュラックとも言える。
青春の淡さ、軽さ、冷たさ。
真剣で無謀で残酷で、それを一歩向こうから見ている作家本人という構成。

例えば見た目がぱっとしない主人公は本当にいい奴だったのか、親友はそんなにいい男だったのか。
そこにはやはり若さ故に美化された部分があるのでは。
優しくされればされるほど憎んでしまうという矛盾も。

人間はか弱い小鳥じゃない。
だからこそ、プライドを傷つけられるし、心はすれ違う。


🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

●●● アマゾン ●●●
さらば、夏の光よ (講談社文庫)
さらば、夏の光よ (講談社文庫)



●●● 楽天 ●●●



コメント

コメントを残す