
読書術
加藤周一, 1962年
218 ページ
岩波書店
2026年月 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ 読書のコツを説く一冊
✔ 速く読むこと、遅く読むこと、読まない、などの読書術の使い分け方
✔ 時代の誤差はあるが納得のいく読書方法を伝授
★★★★☆ 書いてあることはいま読むと真新しくはなくとも、納得のいく読書術。古典は遅く読む方がいい、読む本と読まない本の選択、など。いきなり読書術と女性の口説きかたが比較されていて、それは時代のせいと思って読み進めたが、時代的に現代とは合わないところはあると心得て読むべき一冊。
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いきなり読書術と女性の口説きかたが比較されていて、典型的に異性愛の成人男性の感覚のみで、典型的に無意識にターゲットを絞ってるのにちょっと引いてしまうけれど、それは時代のせいと思って読み進める。
文章を読むと言った場合、ほとんどの日本人は新聞の文章だろう、というのも今はもう古いし、全体的にはそういう注意書が必要ではある一冊。
当時の高校生向けに書かれたということもあり、1960年代に書かれた本なので時代の誤差もありで個人的には星3に近い星4。
でも、書いてあることはいま読むと真新しくはなくとも、確かにそうだなと思うことばかり。
古典は遅く読む方がいい、とか。
本を読まない読書、つまり読む本と読まない本を決めるという決断も確かに重要。
興味のないものや自分には分かりそうにないものは読まない。
分からないものは著者が悪い場合もあるというのも確かに。
結局は読書は一方通行ではなくて相互の欲望というか望みを託した行為なのでは。
読んでほしい、分からせたい、という思い、そしてこちらからは分かりたいという思い。
分かりたいという思いがあれば、例えそれが外国語であっても辞書を引きながらでも読む努力をする価値が出てくる、ということを伝えたいのだと思う。
まあ、学生向けということで、30年後に書かれたあとがきでもあるように単なる趣味としての読書についてはあまり触れていない。
1960年代と言うと、成人男性は時間がない人だらけで、女性が趣味ではない読書をすることは珍しかっただろうし、冒頭のこの本の第一印象に戻るけど、そういうことも念頭に置いた上で。
意地悪な言い方をすると、つまり帯の謳い文句のように「読書を愉む技術」というより「こなす技術」に近いが、これを基礎として将来愉みたまえ、ということなのかも。
限りなくスリーに近いフォーということで。
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読書術 (岩波現代文庫 社会 24)