赤パンの本棚 akapan's bookshelf

読書記録 Book reviews

メインのタグ Main Tags ↓

2025年読了 2026年読了 English reviews ENG_About_Japan ENG_Family ENG_Female_led ENG_History ENG_India ENG_Japanese fiction ★★★★★ インド ミステリー 世界史 友情 女性主体 宗教 家族 帝国主義 恋愛 成長物語 戦争 政治 日本史 日本未出版 日本社会


カテゴリー別 By Category ↓

『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ, 2005年 レビュー | 提供者たちの友情を描くSF

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)
わたしを離さないで
カズオ・イシグロ, 2005年
Never Let Me Go
Kazuo Ishiguro
2007年 読了
アマゾンであらすじと詳細を見る


🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 「提供者」として育てられた少年少女たちの友情を描くSF
✔ 自分たちの秘密を探りながらも限られた青春時代を過ごす三人の幼馴染の関係

★★★★★ カズオ・イシグロの不思議にノスタルジックな世界。SFなのに怖いくらい現実味があって、そしてまるで自分の記憶のように新鮮。「提供者」として育てられた少年少女たちの友情を描くSF。


🔽🔽 読書記録 🔽🔽

カズオ・イシグロの不思議にノスタルジックな世界。
全く何も知らずに読んだので最初はよくわからなかったけど、「まさかこういうことじゃないよね」と思っていたのがその通りだった…
SFなのに怖いくらい現実味があって、そしてまるで自分の記憶のように新鮮。
それは彼が得意をする独特の世界観で、実際はありえないことを「あって当然」かのように思わせるのなんともマジカルなストーリー。

簡単にでもあらすじを言ってしまうと面白さが半減してしまうので書かないけれど、やはりストーリーの面白さは人間関係と現在と過去を行き来する主人公の想像の世界。
中でも夢や信念や期待を無防備に信じている姿は心に痛く残る。
与えられた自由、作られた子供時代に、植えつけられた青春、そして貢献するためだけに生まれた身体。
今回もページをめくる手が止まらないほど一気に読んでしまう。

彼はやはり女性を主人公に置いたときの方がナレーションがしっくりくるのは気のせい?
時間の流れをビュンビュン飛ばしての自由な語り方がいい、好き。

とても読みやすく丁寧な文章なので英語で読める方は英語をオススメ。
🔽 関連ページ 🔽



🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

●●● アマゾン ●●●
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)