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  • 『家守綺譚』 梨木香歩, 2004年 レビュー | 豊かな自然の不思議の物語 

    『家守綺譚』 梨木香歩, 2004年 レビュー | 豊かな自然の不思議の物語 

    家守綺譚 (新潮文庫)
    家守綺譚
    梨木香歩, 2004
    208 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 100年前、古い家に住むことになった主人公と自然の交流
    ✔ 現実ともおとぎ話ともいえる庭の不思議
    ✔ 独特の世界観とファンタジー

    ★★★★☆ 想像していた以上にファンタジーに溢れた、奇妙なユーモアの一冊。豊かな自然の中にあるちょっと不思議な物語をちょっと覗き見している感覚。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    想像していた以上にファンタジーに溢れた、奇妙なユーモアの一冊。
    時代は100年前、庭のある家に住むことになった主人公。
    一見いたって平凡な生活を送っている主人公のその小さな世界のなかで、この世の色んな生物、この世のものでない色んな生物が繋がって交流している、そんな不思議な物語をちょっと覗き見している感覚。

    好きな作家さんになりました。

    🔽 関連ページ 🔽
    村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩, 2004年 感想 | かけがえのない日々
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    家守綺譚 (新潮文庫)
    家守綺譚 (新潮文庫)

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  • 『守り人シリーズ 全13巻』 上橋菜穂子, 1996年 感想 | 独特な世界観、壮大なスケール 

    『守り人シリーズ 全13巻』 上橋菜穂子, 1996年 感想 | 独特な世界観、壮大なスケール 

    🔽 基本情報 🔽
    守り人シリーズ 全13巻
    上橋菜穂子, 1996 - 2018
    2018年 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    独特な世界観、壮大なスケール。
    女性用心棒が若き皇子を守る細部にこだわりモラルを手放さない長編ファンタジー、あっという間に読み終わりました。
    寝ても覚めても。
    児童文学というジャンルではあるけれど大人もというか私はハマりました。

    で、あとで見てみるとNHKでドラマになってたんですね。
    バルサは綾瀬はるか、イメージとは違うけど、主人公の見た目が悪いとただでさえドロドロな戦いばかりなのでテレビとしても、ね。

    やっぱり、少年から青年、帝へと成長していくチャグムをどうしても追ってしまう。
    大きくなったね、みたいな。
    戦それぞれにおいて、民の願いや犠牲が詳しく描写されていて、その丁寧さのお陰で簡単に物語にのめり込める。

    13冊、あっという間だったー!


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    守り人シリーズ(全13巻セット): 軽装版完結セット+短編集、作品集、大長編
    守り人シリーズ(全13巻セット): 軽装版完結セット+短編集、作品集、大長編


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  • 『審判』 フランツ・カフカ, 1914年 レビュー | 理不尽、屈辱、抵抗

    『審判』 フランツ・カフカ, 1914年 レビュー | 理不尽、屈辱、抵抗



    審判
    フランツ・カフカ, 1914
    The Trial
    Franz Kafka
    Der Prozess
    394 ページ
    2020.05 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ カフカの描く不条理の世界
    ✔ 途中が断片的な未完の作品
    ✔ なぜ逮捕されたのか分からないままの主人公

    ★★★★☆ 理不尽、屈辱、抵抗、カフカの世界。なんの罪に問われているかもわからず、セレモニアルでない呆気ないのあとに残るものは恥辱のみ。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    理不尽、屈辱、抵抗、カフカの世界。

    「変身」は学生時代に読んだきりで、ああこういう感じだったと思い出す。
    突然逮捕される、または突然虫になる。
    周りの人間の侮辱に似た言動を堪えて過ごし結局は野垂れ死に。

    真面目な男である主人公はロジカルでない事や物へ理解に苦しむも、結局どこに裁判所があるのかも、誰が助けてくれるのかも、そして読者は彼がなんの罪に問われているかもわからないまま、最もセレモニアルでない形の呆気ない死、その死のあとに残るものは恥辱のみ。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review

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    審判 (岩波文庫 赤 438-2)


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  • 『陰陽師 龍笛ノ巻』 夢枕獏 2005年 レビュー | シリーズに新しい仲間も加わる

    『陰陽師 龍笛ノ巻』 夢枕獏 2005年 レビュー | シリーズに新しい仲間も加わる



    陰陽師 龍笛ノ巻
    夢枕獏, 2005
    272 ページ
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 陰陽師シリーズ第6弾
    ✔ 短編集、いつもよりホラー色の濃い作品も
    ✔ 新しい人物がチームに加わる

    ★★★★☆ 今回の「首」はいつもよりホラー要素が強かった気がするが、そういう風に微妙にテイストを変えてくるのが陰陽師シリーズ。短編集に戻りむしろ色々と読めて嬉しいばかり。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    今回はまた短編集に戻っている。
    長編とは違ったリズムなので短編集だから物足りないということもないし、むしろ色々と読めて嬉しいばかり。

    今回の「首」はいつもよりホラー要素が強かった気がするが、そういう風に微妙にテイストを変えてくるのが陰陽師シリーズ。

    どうやら安倍晴明の先輩に当たる賀茂保憲が仲間に加わった感じで今後も登場しそうで、今後はダイナミックが変わるのか。

    いま家にある最後の陰陽師シリーズ本なので、また次買うまでお預けです。

    🔽 関連ページ 🔽
    シリーズ 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
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    陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-13)


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  • 『陰陽師 生成り姫』 夢枕獏, 2003年 レビュー | 源博雅が主役の長編 

    『陰陽師 生成り姫』 夢枕獏, 2003年 レビュー | 源博雅が主役の長編 



    陰陽師 生成り姫
    夢枕獏, 2003
    389 ページ
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 陰陽師シリーズ第5弾
    ✔ シリーズ初の長編はバディ役の源博雅が主人公に
    ✔ 彼の12年前の恋の行方

    ★★★★★ 今回は初の長編。そこに、もう短編で一度語られた話を掘り下げるという粋な試み。さらに主人公をバディ役の源博雅に。シリーズに人間味があるのは間違いなく彼のお蔭。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    「平安時代は、雅な闇の時代であった。
    鬼も、人も、もののけも、同じ闇の中で呼吸している」

    今回は初の長編。
    そこに、もう短編で一度語られた話「鉄輪」を掘り下げるという粋な試み。
    それでもって主人公をシリーズではバディ役の源博雅にするというファンには嬉しい試み。

    源博雅は安倍晴明に何度も何度も「お前はいい漢だ」といわせるほどいいやつで、この陰陽師シリーズに人間味があるのは間違いなくこの男のお蔭で、好きにならずにはいられないキャラ。
    今回も凄く良いのです。

    源博雅の12年前の恋、鬼になる女、全てを受け止める安倍晴明と源博雅の二人。
    じっくりと長編として描かれるので最後の感動もしっかりと高まる。
    🔽 関連ページ 🔽
    シリーズ第一弾 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
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    陰陽師 生成り姫 (文春文庫 ゆ 2-9)


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  • 『陰陽師 鳳凰ノ巻』 夢枕獏, 2002年 レビュー | シリーズ第四弾 

    『陰陽師 鳳凰ノ巻』 夢枕獏, 2002年 レビュー | シリーズ第四弾 



    陰陽師 鳳凰ノ巻
    夢枕獏, 2002
    272 ページ
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 陰陽師シリーズ第4弾
    ✔ 同じメインの登場人物なのに飽きない
    ✔ 短編集の最後の一つはいつもと違う流れ

    ★★★★☆ 短編で4冊目なのにリズムもキープ。ダイアの原石である二人組を産み出したからノリに乗った状態が続くからだろう。でもなんと4冊目の最後の短編でスタイルを変えてくる変化球。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    シリーズ第4弾。
    短編で4冊目なのに、ダラダラとならずリズムもキープする。
    それはもうダイアモンドの原石である二人組を産み出したからノリに乗った状態が続くからだろう。
    もちろんスタイルを変えずに話を変えるという型で4冊目に来たわけだけど、なんと最後の短編でスタイルを変えてくる。
    今までは誰かに頼まれて、博雅と飲んでいた酒の杯を置き、ゆこう、と妖しい存在に向かっていっていたのが、今回はライバルと腕比べとは。

    やっぱり読み続けるしかないね。
    🔽 関連ページ 🔽
    シリーズ 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
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    陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-7)


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  • 『クスノキの番人』 東野圭吾, 2020年 レビュー | 大きな木の不思議な力のファンタジー

    『クスノキの番人』 東野圭吾, 2020年 レビュー | 大きな木の不思議な力のファンタジー



    クスノキの番人
    東野圭吾, 2020
    456 ページ
    2023.11 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ ナミキ雑貨店系のドラマの感動作
    ✔ 人生をあきらめや下野理になっていた主人公の再生
    ✔ 犯罪ミステリーだけじゃない東野圭吾の才能の広さ

    ★★★★☆ 東野圭吾のちょっとファンタスティックな感動系。大きな木というのはきっと不思議な力を持っていると誰もが思っているほど普遍的な力がある。そういう安心感が本から滲み出てる。ストーリーからも本自体からも。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    東野圭吾の、ちょっとファンタスティックな感動系。
    とにかく彼の本は面白い。
    エンターテイメント、読みごたえ、というか、ふわふわしていないストーリー性がありどんなときでも読みたくなるし、読んでいて面白いし嬉しいというか。

    これもナミキ雑貨店系のドラマで、最後にガツンと感動させられる。
    大きな木というのはきっと不思議な力を持っていると誰もが思っているほど普遍的な力がある。
    そういう安心感が本から滲み出てる。ストーリーからも本自体からも。

    小難しくせずひたすら面白さを追求する、ある意味職人的な小説家。
    いや難しくないわけじゃないんだけど、それでもエンターテインメントの要素をきちんと考えてくれている。

    今回もやっぱり、やられた。
    お、映画化もするんだ、楽しみ。

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  • 『塗仏の宴』 京極夏彦, 1998年 レビュー | 2000ページあっという間

    『塗仏の宴』 京極夏彦, 1998年 レビュー | 2000ページあっという間

    
    塗仏の宴
    宴の支度 宴の始末
    京極夏彦, 1998
    Natsuhiko Kyogoku
    2082 ページ (994 + 1088) 
    2024.09
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
    
    ✔ 中心に陣取るのは誰か?シリーズ
    ✔ 妖怪の話をしながらも現実の犯罪のミステリー
    ✔ 初登場の多々良さんを含めたキャラの濃さ
    
    ★★★★★ 初の京極作品、想像以上に引き込まれるので2000ページあっという間。妖怪という概念のサイドストーリーなど、とにかく妖怪を知らない私には驚きばかり。最初から読んでみなければ。
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    この二冊で2000ページを越える長編だけど、初の京極作品、想像以上に引き込まれるのであっという間。

    妖怪などのかなり詳しい説明の箇所が多く突き放されそうになるけど、ストーリーの流れはエンターテイメントで登場人物も面白い。
    面白いし、何よりもシリーズなので積み重ねていく楽しみがあるに違いない。
    これだけを読んですでに主要な人物が味があってとっても良い。

    妖怪は「妖怪な現象」をビジュアル表現したもの、というけれど、当時の最新の技術を持った人々、つまりコミュニティーの外にいる異人をまるで魔法使いのように崇めて、それが妖怪という対象に変化した、というのは凄い。そういうサイドストーリーもなるほどと驚きの連続。

    シリーズの途中から読んでしまったけど、最初から読んでみなければ。
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  • 『陰陽師』 夢枕獏, 1988年 レビュー | 圧倒的に面白いシリーズ第一弾

    『陰陽師』 夢枕獏, 1988年 レビュー | 圧倒的に面白いシリーズ第一弾

    
    陰陽師
    夢枕獏, 1988
    336 ページ
    2024.09 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
    
    ✔ 陰陽師シリーズ第一弾
    ✔ 平安時代の京都の街に生きる人間と怨霊たち
    ✔ 安倍晴明と源博雅の友情も見どころ
    
    ★★★★★ これだけ有名なのに読んだことも見たこともなかった。こういう怨霊ストーリーはドラマチックでメロドラマチックで面白い。もちろん、このシリーズも面白いのがやっとわかったので全部読みたい。
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    これだけ有名なのに、読んだこともなく関連の映画やドラマもみたことがなかった。
    たぶん妖怪や幽霊の出る怖いホラーだと思っていたから。
    実際は伝奇小説なので出てくるんだけど、まあもう怖さはなくなっているし、第一怖いだけじゃなくて、こういう怨霊ストーリーはドラマチックでメロドラマチックで面白い。
    二人の男の友情も清々しくていい。

    もちろん、このシリーズも面白いのがやっとわかった、ので全部読みたくなる。
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  • 『マーリ・アルメイダの七つの月』シェハン・カルナティラカ, 2022年 レビュー | 挑発的にスリランカのリアルを描く

    『マーリ・アルメイダの七つの月』シェハン・カルナティラカ, 2022年 レビュー | 挑発的にスリランカのリアルを描く



    The Seven Moons of Maali Almeida
    Shehan Karunatilaka, 2022
    マーリ・アルメイダの七つの月
    シェハン・カルナティラカ
    368 pages
    2024.09 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ スリランカの歴史と文化を背景とした挑発的なファンタジー
    ✔ 死んだ戦場カメラマンの主人公が自分の死因を探し求める
    ✔ モンスターあり、幽霊ありの型にはまらない一冊

    ★★★★★ 挑発的でファンタジーでありながらスリランカのリアルを描く、何でもありの型にはまらないぶっ飛んだ一冊。ロック音楽が大音量でかかっているかのような読書体験。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ずっと気になっていたけど、できるだけ前情報無しで読んだ本。
    なので、もし何も知りたくなかったら、この本は型にはまらない自由でぶっ飛んだ本ということだけ知ってもらって、あとはこの文章は読まないでください。
    こんな私の文章を読んだところで本の方は想像を絶するわけですが。

    まず死んだところからスタートする、さて誰が俺を殺したかのストーリー。
    幽霊ありモンスターあり、ミステリーで、現代スリランカの複雑な戦争、ということがキーワードだけど、だからといってこのストーリーが想像できるわけではない。
    スリランカの現代史を全く知らないと少しだけ出遅れるけれど、どうせぶっ飛んでいるし、徐々に物語の中に引きずり込まれていく。

    主人公は二人称youで書かれていて、何も分かっていない主人公と一緒に発見していくのがさらに良い。
    ただそのyouはテキトーな戦場カメラマンで、浮気症のゲイで、ギャンブル依存。
    絵に書いたアンチヒーローに徹しているのに一緒に7つの月の時間を過ごしていくとそんなに悪いやつじゃない気がしてくる。

    挑発的でファンタジーでありながらスリランカのリアルを描くという、型にはまらないマジカルリアルズムの一冊。
    ロック音楽かパンクが大音量でかかっているかのような読書体験。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Seven Moons of Maali Almeida" Shehan Karunatilaka (2022) Review | Provocative and real
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    マーリ・アルメイダの七つの月 下 [ シェハン・カルナティラカ ]
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    SEVEN MOONS OF MAALI ALMEIDA,THE(C) [ SHEHAN KARUNATILAKA ]



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    The Seven Moons of Maali Almeida: Winner of the Booker Prize 2022 (English Edition)


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  • 『The Dream-Pedlars Parade』 マーク・バウシャー, 2025年 レビュー | ダークな雰囲気のYA

    『The Dream-Pedlars Parade』 マーク・バウシャー, 2025年 レビュー | ダークな雰囲気のYA



    🔽🔽読書記録🔽🔽

    ロンドンの友人の本、Myrthaliシリーズ第2作目。
    最初のも良かったけどこの続編もいい。

    作者曰く、もっとダークな雰囲気とのことで確かにそう。前回から成長した主人公、1作目はもっと体力的にきつい冒険だったのが今度は精神的きつい冒険に。対面する人物や挑戦に対し、そして自分に対し不安や疑問を抱く。真夜中の世界で夢の中での自分の弱さとの戦い。

    このYA(ヤングアダルト、ティーン向け)の本が好きな理由はもうひとつ、いわゆる典型的な人物像に静かに挑戦していること。主人公はインド系イギリス人の少年だったり、パッと見分からない障害をもっていたり、ジェンダー、年齢、能力など、読者が勝手にステレオタイプを想定している要素に反抗している。でも決してそれ自体はストーリーに無関係であくまでバックグラウンドとして。

    珍しくe bookで読んだ一冊、500ページ越えの長編だけど面白いのでどんどん進める。シリーズ第3作も楽しみ
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Dream-Pedlars Parade" Mark Bowsher (2025) Review | Darker sequel
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