
瘋癲老人日記
谷崎潤一郎, 1961年
325ページ
中央公論新社
2007年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ 77歳のオジイチャンのどこまで事実でどこから妄想かよく分からない日記風の小説
✔ 不良オジイチャンの息子嫁サッチャンへと彼女の足への異常な愛情を綴る
✔ カタカナで綴られている、老人の性欲を描く後期の傑作
★★★★★ 息子の嫁の足が大好きな77歳のオジイチャンの書く日記風の小説。年寄りであることを利用する不良ジジイは辺り構わず嫁サッチャンがいる時はかなりハイな状態。全編カタカナで読みにくく逆にゆっくりと楽しむことができる。老人の性欲とフェティシズムを描くかなりぶっ飛んだ谷崎潤一郎の後期の傑作。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
谷崎音頭ぶっとばし!
通勤中読んでいて一人で笑ってしまったり、とにかく信じられないくらい面白い。
77歳のオジイチャンのどこまで事実でどこから妄想かよく分からない日記風の小説で、体の自由が効かないオジイチャンはそれにイライラしつつも、年寄りであることを利用する不良ジジイ。
谷崎文学の悟りが開かれた頂点といえるかも。
辺り構わない、かなりハイな状態。
不良ジジイの息子嫁サッチャンのかわいがり方も異常だけどそれと比例して自分の娘達に対する冷たい態度も異常。
まあお金持ちの家だから、オジイチャンしょうがないわね、で終わるんでしょう。
それでも孫の優しい言葉に涙するオジイチャンはかわいかったり。
サッチャンの足をなめて異常に血圧が上がってしまう老人と同一人物なのがまたイイ。
こんな元気な老人が少なくなってきたのは残念。
年寄りをいたわる世の中に付け上がってやりたい放題するわがまま老人がいてもいいけど、少数派であれば。
全部がカタカナで読みにくく逆にゆっくりと楽しむことができる。
谷崎、やっぱり最高です。
追記。
私が読んだのはこの中公文庫版、表紙や挿絵は棟方志功が良い。
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瘋癲老人日記 (中公文庫 た 30-62)
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