
映画プロデューサーが語るヒットの哲学
原 正人, 本間 寛子, 2004年
301 ページ
日経BP
2005年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ 映画の「著者」の一人、プロデューサーという仕事
✔ 出版されたころまでの邦画のヒットはほとんどすべて彼が関わっているといわれる映画人
★★★☆☆ 映画がエンターテイメントなプロダクトとして出来上がる過程。映画監督よりも目立たないが映画の「著者」というのは、プロデューサーと監督の二人。読了当時は勉強になったけれど20年以上前の本なので今現在の価値でいうと星は3つ。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
(2005年なので大学で映画学を学んでいたの当時の感想、で実際にロンドンで映画配給会社に就職)
この本は勉強になった。
映画がエンターテイメントなプロダクトとして出来上がる過程。
といっても、映画人原正人さんの映画に対する愛情もよく見える。
日本ではプロデューサーという存在はあまり知られていない。
でも、やっぱり法的にも、映画の「著者」というのは、プロデューサーと監督の二人。
(この辺は前のレポートを書くときかなり本を読んだ)
私の友達が数多くの学生映画のプロデュースをしているけど、資金が調達されている学生映画のプロデュースですら大変。
監督ってのは資金なんかぜんぜん関係なく自分の作りたいものを作りたがるし、撮影期間が伸びても気にしない、とんでもない場所をロケに使いたいって無理を言い出す、俳優をいつまでもキープしたがる、で最終的に人に見せるものって言うより自己満足のものをつくる可能性大。
それが監督ってものだから、映画監督と二人三脚でやっていくのは大変。
私は映画のプロデュースの過程は今のところ興味はないけれど、そんな私にも楽しめた読み物。
黒澤明監督や大島渚監督なんかを宥めれる人間、そして日本にいる映画制作に関わる人に尊敬されている彼だからこそ、味が出てくる。
今までの邦画のヒットはほとんどすべて彼が関わっている、というのもちょっと怖い。
じゃあ彼が引退したらどうなるのか。
それにしても日本ではプロデューサー育成の学校やコースって少ない。
いい腕のプロデューサーがいないから、日本映画ってヒットが少ないんじゃないでしょうか?
今の時代、誰でもパソコンで映画が作れてしまうんだから、映画と観客をつなげるハシゴってさらに重要。
映画って芸術であると同時にひとつのプロダクトだから。
人が見ないと死んでいく、市場に並んだ魚や野菜のようなもの。
(追記。今はパソコンどころかスマホで映画が作れる。映画ビジネスの学校は今は増えたのかな)
これを読んでも、やっぱりというか、確信して、私は配給に興味があります。
がんばりますよ!
(追記。で、実際に卒業証書をもらう前に映画配給会社に就職。
星が3つなのは、もう20年前の本なので。)
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