『パチンコ』 ミン・ジン・リー, 2017 感想 | 韓国から日本へ>>

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Pachinko
Min Jin Lee, 2017
パチンコ
ミン・ジン・リー
512 ページ
2021.10 読了
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1910年の韓国から日本に渡った一人の女性、彼女の人生で耐えることなく続く苦労と小さな幸せ。

一人の女性の焦点を当てることで、より戦時中のリアルな苦しみが浮かび上がり、かえって普遍的なストーリーとなっていく。
在日コリアンの歴史、日本と韓国の歴史、もしくは日本人と韓国人の歴史といったほうが正しいのか、その関係は簡単には概要を掴めない、というのも今日もまだ続き変わり続けているから。
戦争は間違いなく関係悪化の要素の一つだけれどそれだけでもない。

この本はいかに一瞬の不運やタイミングの違いでその後の人生が大きく揺らされるかを豊かな表現で描く。
アジア人でないと分かりにくいところはあると思うけれど、アメリカ出版で世界中でベストセラー(むしろ日本の反応が遅くて鈍かった)

韓国はドラマもそうだけどストーリーテリングが上手。
ドラマチックな流れで、でも実際に戦時中や戦後はこんなスピードで人生は流れていったんだろう。

フェデリコ•フェリーニは、人生は祭りだというけれど、この本は、「いや、人生はパチンコだ」といっている。
フェアじゃない。負けると決まっている勝負。それでも続けてしまう。

AppleTVのシリーズも観てみたい。



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English review “Pachinko” Min Jin Lee (2017) Review | Korean-Japanese epic
tag 日本史
tag 植民地主義
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