カテゴリー: 2000-2009

  • 『ガリレオの苦悩』 東野圭吾, 2008年 レビュー | 読者を楽しませる仕掛けも

    『ガリレオの苦悩』 東野圭吾, 2008年 レビュー | 読者を楽しませる仕掛けも



    ガリレオの苦悩
    東野圭吾, 2008
    384 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ ガリレオシリーズの短編集
    ✔ ドラマの人物の内海刑事初登場

    ★★★★☆ 当時テレビドラマも始まり、ノリに乗ってきた感がある。いつもより悪を憎んだり、女性の内海刑事が登場したりと謎解き以外にも読者を楽しませる仕掛けが所々にセットさせている。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    短編集。
    湯川の学生時代が浮かんで見えたり、Y准教授指定で反抗予告が来ていつもより悪を憎んだり、テレビドラマのほうから出てきた女性の内海刑事の登場で湯川と草薙という一直線だった軸が少し動いたりと、読者を楽しませる仕掛けが所々にセットさせている。
    
    「落下る(おちる)」「操縦る(あやつる)」「密室る(とじる)」「指標す(しめす)」「攪乱す(みだす)」のそれぞれのタイトルもいい。
    
    日本ではこの辺りでガリレオシリーズがテレビドラマとしても始まり、ノリに乗ってきた感がある。
    
    
    
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    ガリレオの苦悩 (文春文庫)


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  • 『天国と地獄』 赤川次郎, 2008年 レビュー | 誤った正義と復讐の物語 

    『天国と地獄』 赤川次郎, 2008年 レビュー | 誤った正義と復讐の物語 



    天国と地獄
    赤川次郎, 2008
    423 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 殺人事件と証拠捏造
    ✔ 復讐の物語

    ★★★☆☆ 正義に生きていたはずの男の人間として落下していくモロさ。初めての赤川次郎。なるほどね、ずんずん読める。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    初めての赤川次郎。
    全くどんな感じか想像もできなかったけど、なるほどね、ずんずん読める。
    連続幼女殺人事件の犯人として逮捕されたイケメン私大教授、というあらすじ。
    誤った正義で大切な人を失った女の子の復讐の恐ろしさに思い知らされる。
    同時に正義に生きていたはずの男の人間として落下していくモロさ。
    まさに些細なことで転がり続ける、誰に求められない地獄。


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    天国と地獄 (新潮文庫)


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  • 『江戸のしきたり』 歴史の謎を探る会, 2008年 レビュー | 学校では教えてくれない雑学 

    『江戸のしきたり』 歴史の謎を探る会, 2008年 レビュー | 学校では教えてくれない雑学 


    江戸のしきたり面白すぎる博学知識
    江戸のしきたり
    面白すぎる博学知識
    歴史の謎を探る会, 2008
    221 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 楽しく読める雑学所
    ✔ 江戸時代の、学校では教えてくれないこと
    ✔ 成長物語

    ★★★★☆ 特に難しく考えずに読める雑学本。歴史の授業で習った法令が実際に市民の生活はどうか変わっていたのか。そうだったんだ、が沢山。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    特になにも難しく考えずに読める雑学本。
    歴史の授業で習った法令が実際に市民の生活はどうか変わっていたのか、とか、今も残るしきたりが江戸時代は元々どうだったかとか、なるほどね、や、そうだったんだ、が沢山。
    何かを学ぶという目的ではなく、あくまで楽しく。

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    江戸のしきたり面白すぎる博学知識
    江戸のしきたり面白すぎる博学知識: 例えば、60日に一度、「Hがご法度の日」があった理由とは? (KAWADE夢文庫 784)


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  • 『聖女の救済』 東野圭吾, 2008年 レビュー | 理論的には可能な完全犯罪

    『聖女の救済』 東野圭吾, 2008年 レビュー | 理論的には可能な完全犯罪


    聖女の救済 (文春文庫)
    聖女の救済
    東野圭吾, 2008
    432 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ ガリレオシリーズ
    ✔ 聖女の完全犯罪と草薙刑事の人間らしさ
    ✔ 女性の内海刑事も加わりダイナミックなチームに

    ★★★★ 付き合いの長い二人の男性陣に若い女性刑事の視点が加わり、トリックの面白さだけでなく、謎解きに向かう行き方が複雑。こういう変化球が出てくるのもこの長編シリーズこその醍醐味。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    やっぱりガリレオシリーズ!

    理論的には可能であってもありえない完全犯罪へ立ち向かう、湯川准教授と草薙刑事、そしてもう完全に仲間入りした内海のトリオ。

    付き合いの長い二人の男性陣に若い女性刑事の視点が加わり、トリックの面白さだけでなく、謎解きに向かう行き方が複雑になったのもこの長編シリーズこその醍醐味。

    男に負けずに冷静に犯罪に歯向かって行く内海刑事のあっぱれさ、だからこそ浮かんでくる草薙刑事の正義感や懐の大きさや寛大さ。でも今回の容疑者の前では刑事として前提条件であるはずの心が揺るがされ...

    後半から謎解きが本格的に始まるまではそういう3人の動きが面白い。いや、最後まで面白い。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Salvation of a Saint" Keigo Higashino (2008) Review | possible but not doable
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    聖女の救済 (文春文庫)
    聖女の救済 (文春文庫)


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  • 『蛇にピアス』 金原ひとみ, 2003年 レビュー | 痛みという快感という生きがい 

    『蛇にピアス』 金原ひとみ, 2003年 レビュー | 痛みという快感という生きがい 


    蛇にピアス (集英社文庫)
    蛇にピアス
    金原ひとみ, 2003
    Snake and earrings
    128 ページ
    2026.03 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ すばる文学賞、芥川龍之介賞受賞
    ✔ デビュー作、映画化
    ✔ ピアスやタトゥーなどの身体改造に生きがいを求める

    ★★★★☆ 初 金原ひとみ。痛みという快感に自分のリアルを見つけた彼女。愛されたいという欲望もあるけれど、流されるままに流れるままに。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    映画も気になりつつ見ていなかったので、しかも初 金原ひとみ。

    身体改造にハマるルイとその改造の世界に既に身を置く男二人との三人の関係。
    痛みという快感に自分のリアルを見つけた彼女。
    愛されたいという欲望もあるけれど、流されるままに流れるままに。
    そしたらスプリットタンも背中の刺青も完成してしまう。
    2004年ということは援助交際というコンセプトも一般化し、タトゥーも増え始めた頃。
    見た目を変えることで自分を探しているかのような若者たちを19歳の著者が若者の視点で描く、問題作といえばそうなんだろうけど問題は彼女たちの生き方ではない。
    そこにしか、痛みにしか快感を得られないだるい社会。

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    蛇にピアス (集英社文庫)
    蛇にピアス (集英社文庫)


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  • 『日光殺人事件』 内田康夫, 2001年 レビュー | スイスイと読めるミステリー 

    『日光殺人事件』 内田康夫, 2001年 レビュー | スイスイと読めるミステリー 

    日光殺人事件 「浅見光彦」シリーズ (角川文庫)
    日光殺人事件
    内田康夫, 2001
    276 ページ
    2018年 読了



    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 浅見光彦シリーズ
    ✔ シリーズで全国を回るミステリー


    ★★★☆☆ ドロドロの人情物語でもなく、推理小説としてスイスイと読める。ただシリーズだから完結しない。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    浅見シリーズ。
    行ったことのある地名だとベタであってもつい。
    まあハズレはないと思っているし。
    ドロドロの人情物語でもなく、推理小説としてスイスイと読める。ただ!全部を判明してくれればもっと良かったかも。
    シリーズだからなあ。
    もうひとつの事件も気になる。
    
    
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    日光殺人事件 「浅見光彦」シリーズ (角川文庫)
    日光殺人事件 「浅見光彦」シリーズ (角川文庫)

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  • 『脳男』 首藤瓜於, 2000年 レビュー | 脳男の独特な価値観のサスペンス

    『脳男』 首藤瓜於, 2000年 レビュー | 脳男の独特な価値観のサスペンス


    脳男 新装版 (講談社文庫 し 72-9)
    脳男
    首藤瓜於, 2000
    416 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ サスペンス 推理小説
    ✔ 江戸川乱歩賞受賞作
    ✔ 男の正体の真実と事件の真相

    ★★★★☆ サスペンスな一冊。推理ものでありつつも脳男鈴木の人生やその独特な価値観、超人的な神経と運動力につい惹かれてしまう。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    サスペンスな一冊。
    推理ものでありつつも脳男鈴木の人生やその独特な価値観、超人的な神経と運動力につい惹かれてしまう。
    だから緑川の描写は控えめで、あくまで脳男という人間の謎解きがメイン。
    
    暴力的な描写もいくつかあるけど、映画はもっとバイオレットフィズに焦点を置いてる?
    映画にするとさらに面白そうなので、生田斗真の脳男、是非みてみたい。
    
    
    
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    脳男 新装版 (講談社文庫 し 72-9)
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  • 『レイクサイド』 東野圭吾, 2002年 レビュー | 淡々とした真相の緊張感ミステリー

    『レイクサイド』 東野圭吾, 2002年 レビュー | 淡々とした真相の緊張感ミステリー



    レイクサイド
    東野圭吾, 2002
    288 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 心理ミステリー
    ✔ 一枚一枚剥がされていく真相の緊張感
    ✔ 普通の人たちの普通じゃない狂気

    ★★★★☆ わくわくするミステリーではなく、淡々と一枚一枚剥がされていく真相の緊張感、それは正に真夜中の湖のように静かで冷たい。正義と真実と愛と懺悔の間で彼のこころが揺れ動く。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    中学受験の勉強合宿で夫の愛人が殺された。
    親たちは子供を守るために事件を隠蔽しようとする。
    
    天才科学者でも執拗な刑事でもなく、いち夫が苦しみながらも真相を突き止めていく。
    彼は客観的でない分、正義と真実と愛と懺悔の間で彼のこころが揺れ動き、ついには悲しい真実へとたどり着く。
    
    ガリレオシリーズのようなドキドキわくわくのエンターテイメント性ではなく、淡々と、一枚一枚剥がされていく真相の緊張感、それは正に真夜中の湖のように静かで冷たい。
    
    
    
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    レイクサイド (文春文庫 ひ 13-5)


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    レイクサイド (文春文庫) [ 東野 圭吾 ]
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  • 『死神の精度』 伊坂幸太郎, 2005年 レビュー | リアルに少しシューリアルな短編集 

    『死神の精度』 伊坂幸太郎, 2005年 レビュー | リアルに少しシューリアルな短編集 


    死神の精度 (文春文庫 い 70-3)
    死神の精度
    伊坂幸太郎, 2005
    352 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 死神の千葉が主人公の短編集
    ✔ クールなのにシュールな死神の日々
    ✔ 伊坂幸太郎らしいテンポ


    ★★★★☆ 全て主人公は千葉という死神。伊坂幸太郎独特の、リアルに少しシューリアルを混ぜた世界観。死神の千葉さんの精度には苦笑してしまう。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    短編集だけど、全て主人公は千葉という死神。
    伊坂幸太郎独特の、リアルに少しシューリアルを混ぜた世界観。

    私の読んだ彼の作品のうち初めて暴力が少ない上、少し愛や優しさを感じるところも多く、気持ち悪くならずに読める。
    ユーモアたっぷりで、死神の千葉さんの精度には苦笑してしまう。

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    死神の精度 (文春文庫 い 70-3)
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  • 『アニメ文化外交』 櫻井孝昌, 2009年 レビュー | 海外におけるアニメのポテンシャル

    『アニメ文化外交』 櫻井孝昌, 2009年 レビュー | 海外におけるアニメのポテンシャル


    アニメ文化外交
    櫻井孝昌, 2009
    192 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ ポップカルチャー研究家
    ✔ アニメの世界事情とポテンシャル
    ✔ 現在にも通じる体験談と考察


    ★★★★☆ アニメのポテンシャルを説く一冊。ただ単に外国のオタクが見るだけでしょ、と軽視するのは勿体ないし、間違っている。日本以外にいるとしっかりと肌で感じることなんです。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    アニメのポテンシャルを説く一冊。
    イタリア人やフランス人は私より断然アニメに詳しく、しかも日本では70年代に放送されていたものとか私はリアルで観ていなかったものも。
    日本に住んでいるとわからないかもしれないけれど、日本以外にいるとしっかりと肌で感じることなんです。
    
    それを、ただ単に外国のオタクが見るだけでしょ、と軽視するのは勿体ないし、間違っている。
    
    日本に住む日本人として伝統芸能が人気であってほしい(もしくは人気だと勘違いしている)と思うのも分かるけど、一般的な過半数の人間は歌舞伎とアニメどちらを身近に感じるか。
    その答えは実は日本人であろうがイタリア人であろうが同じだよ、ということです。
    
    ただ、同時に海賊版の問題をきちんと意識することも忘れてはいない。
    普及の要となる違法ダウンロードは最終的には生産者側の首を絞めクオリティが下がる。
    まずは外交の重要な一貫としてアニメを理解し活用し、正規版が普及できる様に持っていければ。
    
    
    
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    アニメ文化外交 (ちくま新書)


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  • 『村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩, 2004年 レビュー | かけがえのない青春の日々 

    『村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩, 2004年 レビュー | かけがえのない青春の日々 


    村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1)
    村田エフェンディ滞土録
    梨木香歩, 2004
    240 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 1899年にトルコ留学をする主人公の小説
    ✔ 家守綺譚に続き、現実ともファンタジーともいえる日々
    ✔ 国際色豊かな個性的な友人たち

    ★★★★★ 1899年にトルコに留学した青年が出会う人々。理論だけでは説明できない神秘的な力や運命なんかについて、お互いの宗教や文化を尊重しつつも素直に語り合う彼ら。かけがえのない日々。


    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    家守綺譚にちらっと出てくる村田君が、世界が戦争に向かうちょっと前の1899年に留学したトルコでの生活を描く物語。

    これも同じく奇妙な事が続くストーリーだけど規模は大きく、留学中に出会った個性的な友人たちを始め色んな意見、いろんな文化が混じり会う交差点イスタンブールならではのストーリーなのかも。

    動物や占い師、お守りを含めて、理論だけでは説明できない神秘的な力や運命なんかについて、お互いの宗教や文化を尊重しつつも素直に語り合う彼ら。
    過ぎ去って初めて気づくそのダラダラとした時間の貴重で大切な、この上ないいとおしさ。

    そしてそれを現代の日本人があたかも見てきたかのように描けるという不思議も。
    🔽 関連ページ 🔽

    『家守綺譚』 梨木香歩, 2004年 感想 | 豊かな自然の不思議

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    村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1)
    村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1)


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    村田エフェンディ滞土録 (角川文庫) [ 梨木 香歩 ]
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  • 『家守綺譚』 梨木香歩, 2004年 レビュー | 豊かな自然の不思議の物語 

    『家守綺譚』 梨木香歩, 2004年 レビュー | 豊かな自然の不思議の物語 

    家守綺譚 (新潮文庫)
    家守綺譚
    梨木香歩, 2004
    208 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 100年前、古い家に住むことになった主人公と自然の交流
    ✔ 現実ともおとぎ話ともいえる庭の不思議
    ✔ 独特の世界観とファンタジー

    ★★★★☆ 想像していた以上にファンタジーに溢れた、奇妙なユーモアの一冊。豊かな自然の中にあるちょっと不思議な物語をちょっと覗き見している感覚。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    想像していた以上にファンタジーに溢れた、奇妙なユーモアの一冊。
    時代は100年前、庭のある家に住むことになった主人公。
    一見いたって平凡な生活を送っている主人公のその小さな世界のなかで、この世の色んな生物、この世のものでない色んな生物が繋がって交流している、そんな不思議な物語をちょっと覗き見している感覚。

    好きな作家さんになりました。

    🔽 関連ページ 🔽
    村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩, 2004年 感想 | かけがえのない日々
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    家守綺譚 (新潮文庫)
    家守綺譚 (新潮文庫)

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  • 『博士の愛した数式』 小川 洋子, 2005年 レビュー | 思いやりに溢れるつぎはぎの家族

    『博士の愛した数式』 小川 洋子, 2005年 レビュー | 思いやりに溢れるつぎはぎの家族


    博士の愛した数式
    博士の愛した数式
    小川 洋子, 2005
    291 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ シングルマザーの家政婦、老数学者、家政婦の息子
    ✔ それぞれの立場と孤独
    ✔ 第一回本屋大賞受賞の温かな作品

    ★★★★★ 主人公のシングルマザー家政婦と、記憶が80分しか持たない老数学者と、家政婦の子供。他人であっても立場が違っても、ほんの少し努力しお互いを尊重しあえば、家族になれる。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    愛に溢れ、思いやりに溢れた、少し悲しい物語。
    でもじんわりと心が温かくなってくる物語。
    
    主人公のシングルマザー家政婦と、記憶が80分しか持たない老数学者と、家政婦の子供。
    それぞれ孤独を背負う3人が、少しずつ重なる偶然と、互いを懸命に思いやる気持ちのお陰で、だんだんと不思議な家族として繋がっていくストーリー。
    他人であっても、立場が違っても、ほんの少し努力しお互いを尊重しあうことができれば、家族になれる。
    
    
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    博士の愛した数式
    博士の愛した数式


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  • 『町長選挙』 奥田英朗, 2009年  レビュー | 今回もトンデモナイ伊良部先生 

    『町長選挙』 奥田英朗, 2009年 レビュー | 今回もトンデモナイ伊良部先生 


    町長選挙 (文春文庫 お 38-3)
    町長選挙
    奥田英朗, 2009
    272 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ トンデモ精神科医 伊良部シリーズ第3弾
    ✔ 選挙に巻き込まれる先生

    ★★★★☆ 離れ小島に赴任することになった精神科医の伊良部先生。町長選挙に巻き込まれ。やっぱり今回もトンデモナイ。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    離れ小島に赴任することになった精神科医の伊良部先生。

    やっぱり今回もトンデモナイ。
    不潔で、ボンボンで、子供で、注射フェチで、どうしようもないのに、患者さんが通ってしまう。
    「町長選挙」では町民のパワーに圧倒されるけれどやっぱり伊良部に引き寄せられる人は、かまってほしいんでしょう。
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    町長選挙 (文春文庫 お 38-3)
    町長選挙 (文春文庫 お 38-3)


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  • 『空中ブランコ』 奥田英朗, 2004年 レビュー | 自分への小さな違和感の患者たち 

    『空中ブランコ』 奥田英朗, 2004年 レビュー | 自分への小さな違和感の患者たち 



    空中ブランコ
    奥田英朗, 2004
    288 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ トンデモ精神科医 伊良部シリーズ第2弾
    ✔ 直木賞受賞
    ✔ 今回もとんでもない患者と医者

    ★★★★★ みんなおかしな症状なんだけど、実は原因は誰もが感じる自分自身に対する小さな違和感。一気にシリーズ3冊読んでやっぱりこれが一番面白かったかも。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    一気にシリーズ3冊読んで、短編集なのでお気に入りを決めにくいけど、「空中ブランコ」一冊分が一番面白かったかも。
    
    尖ったものは何でも怖いヤクザに、どーしても義父のヅラを取りたい大学の先生、このネタ使った気がすると気になってしょうがない恋愛小説家。
    
    みんなおかしな症状なんだけど、実は原因は誰もが感じる自分自身に対する小さな違和感。
    なるほど直木賞なのね、納得。
    
    
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    空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)


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  • 『イン・ザ・プール』 奥田英朗, 2002年 レビュー | この精神科医トンデモナイ 

    『イン・ザ・プール』 奥田英朗, 2002年 レビュー | この精神科医トンデモナイ 



    イン・ザ・プール
    奥田英朗, 2002年
    288 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ トンデモ精神科医 伊良部シリーズ第一弾
    ✔ 来院する患者も先生もとんでもない
    ✔ コメディー短編集

    ★★★★★ この精神科医、トンデモナイ。意味わかんない。むちゃくちゃすぎる。なのに通ってしまう。一歩間違えたら自分もなっているであろうと思ってしまう現代人ならではの症状ばっかり。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    この精神科医、トンデモナイ。
    意味わかんない。むちゃくちゃすぎる。なのに通ってしまう。
    患者さんも奇妙な症状でやって来るんだけど、どの症状も、なんか笑えないものばかり。
    多分、一歩間違えたら自分もなっているであろうと思ってしまう現代人ならではの依存症、禁断症状、強迫神経症、などなど。
    携帯がないと手が震える、確認がやめられないOCDとか、自意識過剰とか、少なからず自覚してるからなんとか生活できてるだけであって。
    その分、伊良部先生は、全く気にしない。うちの8歳の息子のほうが、常識をわきまえてる。

    「イン・ザ・プール」のお気に入りは「コンパニオン」。
    どんどんひどくなって収拾がつかなくなる。
    そこでエスカレートする自意識の邪魔をする伊良部先生のお陰で、ハッとし、収まる。

    まったくなにも知らずに読んで正解だった。
    こういう時に日本から遠く離れて何も情報がないことが逆に得。

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    イン・ザ・プール


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  • 『流星の絆』 東野圭吾, 2008年 レビュー | 三兄妹の復讐ドラマ

    『流星の絆』 東野圭吾, 2008年 レビュー | 三兄妹の復讐ドラマ


    流星の絆 (講談社文庫)
    流星の絆
    東野圭吾, 2008
    480 ページ
    2019.07 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 東野圭吾らしい家族ドラマのミステリーの組み合わせ
    ✔ 親を殺された兄妹の復讐
    ✔ 感動系人間ドラマ、映画化

    ★★★★☆ わたしたち三兄妹の両親を誰が殺したのか、という謎解き。東野作品のそのドラマの観点が好きな人にはじんわりとキュンとくる作品。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    わたしたち三兄妹の両親を誰が殺したのか、という謎解き。
    親を殺されたという過去がバレないかというハラハラ感と、妹の恋心とが交わって、さすが!の東野ミステリードラマ。
    
    最後の謎解きの部分はちょっと突然な感じもするけど、そこはドラマチックなストーリーで十分にカバーできてるし、東野作品のそのドラマの観点が好きな人にはじんわりと、キュンとくる作品。
    
    
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    流星の絆 (講談社文庫)
    流星の絆 (講談社文庫)


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  • 『荊の城』 サラ・ウォーターズ, 2002年 レビュー | 女の子二人と犯罪と愛のミステリー 

    『荊の城』 サラ・ウォーターズ, 2002年 レビュー | 女の子二人と犯罪と愛のミステリー 


    荊の城 上 (創元推理文庫)
    荊の城
    サラ・ウォーターズ, 2002
    Fingersmith
    Sarah Waters
    2020.10 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 自身もレズビアンの英作家の犯罪ミステリー
    ✔ ヴィクトリア朝のロンドンの下町のスリの娘と令嬢の恋愛
    ✔ 韓国で「お嬢さん」として映画化

    ★★★★★ ある令嬢のメイドとなり騙すつもりが二人の関係は深まっていく。ちょっとずつ始まる狂気。騙し騙され、また騙され。女の子二人と犯罪と愛、面白くないわけがない。韓国で映画化。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    パク・チャヌク監督の韓国映画「お嬢さん」の原作。
    と前置きしているいうことはつまり私は先に映画を見てしまったんです。
    映画は映画ですごかったのでどうしても原作をということで。

    詐欺を生業とする「家族」の孤児スウは次の大掛かりな詐欺のためにとある令嬢の下でメイドとして雇ってもらうが、彼女たちの関係はどんどん深まっていく。

    映画では叔父は浮世絵を集めているけれど本では書物、言葉。
    それに象徴されるかのようなことだけど当然映画のほうがドラマチックな流れになるので仕方がないんですが、映画を先にみるとどうしても比べてしまう。

    だからと言って本の良さは色褪せることはない。
    世間知らずのお嬢さん、詐欺の男、ちょっとずつ始まる狂気。
    背景となるビクトリア朝のロンドンの下町なども描写も面白くて、いくつかの物語を一つの本にまとめたような。
    女の子二人、犯罪、そして愛情。

    誰が誰をだましているのか、そう来るか、と思ったらまた違った展開に、と思ったら今度はそっちか、と緊張感が続く。

    ネタバレにならないように最後に一言、彼女はただの繊細な真珠ではなく、自分自身をやっと見つけた女性として輝き始める。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Fingersmith" Sarah Waters (2002) Review | Girls in crime and in love
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    荊の城 上 (創元推理文庫)
    荊の城 上 (創元推理文庫)


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  • 『インド人はなぜゼロを見つけられたか』 門倉貴史, 2007年 レビュー | タイトルとは無関係のビジネス書

    『インド人はなぜゼロを見つけられたか』 門倉貴史, 2007年 レビュー | タイトルとは無関係のビジネス書



    インド人はなぜゼロを見つけられたか
    門倉貴史, 2007年
    218 ページ
    2026.02 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ インドでビジネスを考える人向け
    ✔ タイトルとは関係のない内容

    ★★☆☆☆ タイトルとは裏腹に「なぜゼロを見つけられたか」については触れないというのは問題。出版は約20年前なので、当時から急成長をしているもうこの数字は役には立たない。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    表紙と内容があってない。
    タイトルとは裏腹に「なぜゼロを見つけられたか」については触れないというのはちょっと問題なのでは。
    裏表紙を見れば経済のことが書かれているのは分かるけど、まさかタイトルの問題に全く触れないとは。
    
    内容としては確かにインドの経済について細かい数字が並び、インドに進出しようと考えている人に必要な情報がある。
    ただ、2007年出版、つまり約20年前なので、当時から急成長をしているもうこの数字は役には立たない。
    政権も変わったし、当時子供だった人たちは大人になってるんだから社会も変わった。
    インド系は英国や米国のビジネスや政治のトップにもなった、すでに。
    
    まあただリスクは相変わらずなのかもしれない。
    停電はシリコンバレーといわれるバンガロールで今でも日常茶飯事だし、渋滞に何時間も巻き込まれるのも当たり前、貧困の差も開いたままで、パキスタンや中国との緊迫感も緩まず。
    それでもインドは現在も急成長中なんだからやっぱりこのエネルギーは欧米中心の世界をもっと変えていくはず。
    
    
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    インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫 Y か- 15-1)


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  • 『猛スピードで母は』 長嶋有, 2005年 レビュー | 強さと弱さのリアルな家族の日常 

    『猛スピードで母は』 長嶋有, 2005年 レビュー | 強さと弱さのリアルな家族の日常 


    猛スピードで母は (文春文庫)
    猛スピードで母は
    長嶋有, 2005
    110 ページ
    2020.07 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 家族ドラマの短編集
    ✔ 少女視点の親の離婚と少年視点のシングルマザーの二本
    ✔ 子供のリアルな心境の動き

    ★★★★☆ ドラマチックではないし、ふんわり系でもない家族ドラマ。リアルな日常と人には伝えにくい心情の動きや行動がそこにはある。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    二本の短編。
    ふんわり系と思っていたら、違う。
    最初のストーリーには、少女の目線からの親の離婚とその愛人のことが、
    もう一つには少年から見たシングルマザー母のことが。
    ドラマチックではないし、ふんわり系でもなく、リアルな日常と人には伝えにくい心情の動きや行動がそこにはある。
    
    初めての作家で女性かと思ったら男性だった。
    なのに女の子の心の動きや強い女性のちらりと見せる弱さの背景の動きなどが心地よい。
    
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    猛スピードで母は (文春文庫)
    猛スピードで母は (文春文庫)


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  • 『暮らしの哲学 やったら楽しい101題』 ロジェ ポル ドロワ, 2001年 レビュー | 全部やってたらおかしくなる

    『暮らしの哲学 やったら楽しい101題』 ロジェ ポル ドロワ, 2001年 レビュー | 全部やってたらおかしくなる


    暮らしの哲学: やったら楽しい101題 (ヴィレッジブックス N ト 1-1)
    暮らしの哲学
    やったら楽しい101題
    ロジェ=ポル・ドロワ, 2001
    101 Experiences de Philosophie Quatidiene
    Roger-Pol Droit
    213 ページ
    2020.07 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ フランス人哲学者の著書
    ✔ 具体的な行動を起こすための哲学書
    ✔ 難しいことではなくユーモラスな一冊

    ★★★☆☆ ここに書いてあることをやってみて、哲学とは、生とは、みたいなことを体感してみよう的なもの。比較的に簡単にできるのもばかりだけど、全部やってたら絶対に気が狂う。


    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ここに書いてあることをやってみて、哲学とは、生とは、みたいなことを体感してみよう的なもの。

    比較的に簡単にできるのもばかりだけど、全部やってたら絶対に気が狂う。
    切り落とされた腕や脚が山積みにされた光景を浮かべる、見ず知らずの人に美しいと言う、墓地でジョギングする…確かに書いてあることが理論的にわかるけど、実践はできない、少なくとも私は。

    どこかで、この文庫版はかなり内容が削られているとか。

    さらっと読めるけど、変なあと味。
    
    
    
    
    
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    暮らしの哲学: やったら楽しい101題 (ヴィレッジブックス N ト 1-1)
    暮らしの哲学: やったら楽しい101題 (ヴィレッジブックス N ト 1-1)

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  • 『(メアリ・シーコール)』 ロン・ラムディン, 2005年 レビュー | ジャマイカ生まれの看護婦の伝記 

    『(メアリ・シーコール)』 ロン・ラムディン, 2005年 レビュー | ジャマイカ生まれの看護婦の伝記 


    Mary Seacole
    (メアリ・シーコール)
    ロン・ラムディン, 2005年
    Mary Seacole
    Ron Ramdin, 2005
    2020.07 読了
    アマゾンであらすじと詳細を見る
    日本語未出版


    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ ジャマイカ出身の看護婦の伝記
    ✔ クリミア戦争で活躍した、ナイチンゲールと同じ時期の人物
    ✔ 近年その活動が再認識されている

    ★★★★★ ジャマイカ出身の混血の看護婦。クリミア戦争で肌の色を理由に英国ナイチンゲールに拒否されるも自費で向い戦線で兵士たちの心と身体の傷を癒す。「混血版ナイチンゲール」ではない。彼女はシーコールという一人の独立した英雄である。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ジャマイカ出身の混血の英国人の看護婦の伝記。
    幼少期から医療や看護に携わるも混血であること、女性であることで大きく差別を受ける。
    クリミア戦争のとき英国のボランティア看護師を志願するも、白人でないことでフローレンス・ナイチンゲールに拒否される。

    それでも自分の経験と知識は役に立つと信じ、自費でクリミアに入り、ナイチンゲールたちが後方の安全なエリアで看護をしている中、戦場にかぎりなく近い場所で看護施設を設ける。
    食堂のようなビジネスを立ち上げ資金稼ぎにするという偉業。
    戦場で兵士にとってのくつろげる場所を提供し、その売り上げを兵士の身体的な傷を癒す。

    拒否られようが差別されようが、とにかく怯まない、自分の能力を最大限に使って人を助けるために生きる、すごい。

    英国人、白人である兵士たちを「息子たち」と呼び、彼らからも信頼され愛される存在になる、これはのちに彼女が破産したときに当時の兵士たちが助けたということでも証明されている。

    逆に神経質で有名なナイチンゲールの暗い部分を浮かび上がらせる話でもある。
    人手が足りないのに人種差別を優先したあとも、戦線で生き生きと兵士たちの心と体の看護に徹したシーコールを、兵士に酒を飲ませた、うるさい、と非難。
    そして英国という国もシーコールの偉業を100年近く闇に葬り、ナイチンゲールのみを全面的に「天使」化した。

    決して忘れてはいけないのはシーコールは「混血版ナイチンゲール」ではない。
    彼女はメアリ・シーコールという一人の独立した英雄である。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “Mary Seacole” Ron Ramdin (2005) Review | Determination to help her "sons"
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    Mary Seacole
    Mary Seacole (Life & Times) 英語


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  • 『パパは家出中』 ハニフ・クレイシ, 2001年 レビュー | ロンドン、ロックンロール小説

    『パパは家出中』 ハニフ・クレイシ, 2001年 レビュー | ロンドン、ロックンロール小説


    パパは家出中
    パパは家出中
    ハニフ・クレイシ, 2001
    Gabriel’s Gift
    Hanif Kureishi
    2020.06 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ ロンドンが舞台のミュージシャンの父と息子
    ✔ 父と息子と家族のずれ

    ★★★☆☆ ロンドン、ロックンロール、そこで大人になっていく少年。ロックな両親の元に生まれ、両親のロックな環境で育ち、そういう感じが好きな人はきっと楽しめる一冊。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ロンドン、ロックンロール、そしてそこで大人になっていく少年。

    『マイ・ビューティフル・ランドレット』の脚本家なのであの素敵な青春を予想していたけれど、ここはほぼ純粋にロック音楽への賛歌。

    ロックな両親の元に生まれ、両親のロックな環境で育ち、でも小さいときに双子の兄弟を失った主人公。
    そういう特殊な子供時代を少年の目で見つめる、という感じで、そういう感じが好きな人はきっと楽しめる一冊、ただ私はその辺については鈍い。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “Gabriel’s Gift” Hanif Kureishi (2001) Review | Rock and London
    tag ; 音楽 ロンドン
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    パパは家出中
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  • 『良寛』 松本市壽, 2009年 レビュー | 自然と詩の間で今を生きた禅僧の伝記

    『良寛』 松本市壽, 2009年 レビュー | 自然と詩の間で今を生きた禅僧の伝記


    良寛 旅と人生 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 日本の古典)
    良寛 旅と人生
    松本市壽, 2009
    274 ページ
    2026.02 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 江戸時代の禅僧、良寛の伝記
    ✔ 良寛の残した漢詩と和歌を通じて彼を知る
    ✔ 漢詩や和歌の現代語訳

    ★★★★☆ ストレートに彼の伝記ではなく、彼の漢詩と和歌を通して考える禅僧の彼の人柄を伝える。托鉢そっちのけで近所の子供たちと遊んだ「今生きること」を実感して生きた人なんだろうな。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    子供と手まりで遊ぶ姿が有名な江戸時代の禅僧、良寛。
    この本はストレートに彼の伝記ではなく、彼が残した多くの漢詩と和歌を通して考える彼の人柄、生きざま、そして、なによりその人間臭さを伝える。

    彼の人生のステップのそれぞれで書かれたものを一つ一つ現代語訳とともに解説。
    和歌はもちろん漢詩については私は完全に無知なので枕詞の説明の箇所などは申し訳ないけど頭に入ってこない。
    でも少しでもわかる人は2倍は楽しめます。

    まめに手紙を残した人のようで誰かにあてた詩が多い。
    人里離れて静粛な生活を送るも、その人懐こさから世話をする人や一筆書いてくれと寄ってくる人が多く、何重にも重なったその人柄が魅力。(重なる人柄で、矛盾、ではない)

    一人だから自然の季節の動きも敏感に捉え、冬の足の寒さなどの自分の体感も、待ち人は無事だろうかという心境も書き残すし、こんなぼろい家ですがあなたと一緒に飲むお酒は美味しいですね、という暖かさに溢れてる。
    その上、托鉢そっちのけで近所の子供たちと遊んだ、なんていう詩もあるほど、なんというか、今生きること実感して生きた人なんだろうなと伺える。
    🔽 関連ページ 🔽
    tag ; 仏教 
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    良寛 旅と人生 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 日本の古典)
    良寛 旅と人生 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 日本の古典)


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  • 『乳と卵』 川上未映子, 2008年 レビュー | 女性の普通をタブー視する社会への挑戦 

    『乳と卵』 川上未映子, 2008年 レビュー | 女性の普通をタブー視する社会への挑戦 


    乳と卵 (文春文庫 か 51-1)
    乳と卵
    川上未映子, 2008
    144 ページ
    2020.05 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 主人公と姉とその娘の3人の3日間
    ✔ 女であること、女の身体のことを新鮮な文体で描く
    ✔ 世界的にヒットした芥川賞受賞作

    ★★★★★ 女であること、というテーマから、具体的にツールになる身体のパーツ、女同士を見る事見られる事。実は日常茶飯事だけど、タブーになる女性の普通を、不思議な文章で表す。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    こんな作品は他にない。

    女3人の3日間。
    女であること、というテーマから、具体的に性的なツールになる胸、生殖のツールになる卵子、その過程である生理、女同士を見る事、見られる事。
    男の役割はなんなのか。
    そういう実は日常茶飯事だけど、タブーになる女性の普通を、不思議な文章で表す。
    読みにくい長文と入り混じる大阪弁で読者を惹きつけて離さない。

    本には実は2作品が収められていて、もうひとつの方は繰り返す日常の中で女性が抱く淡い希望について。

    二作品とも地に足がついていて、日常の真実を語っていて、テーマや物語は鋭いのに、文体は優しく温かい。

    世界中でファンが多い著者、私もロンドンで知って日本語で読む機会を待っていました。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Breasts and Eggs" Mieko Kawakami (2008) Review | Women's normality, society's taboo
    tag 女性主体
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    乳と卵 (文春文庫 か 51-1)
    乳と卵 (文春文庫 か 51-1)


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    乳と卵 (文春文庫) [ 川上 未映子 ]
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  • 『全日本食えば食える図鑑』 椎名誠, 2005年 レビュー | けっこういける珍食の旅 

    『全日本食えば食える図鑑』 椎名誠, 2005年 レビュー | けっこういける珍食の旅 



    全日本食えば食える図鑑
    椎名誠, 2005
    391 ページ
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 食を求めて日本中を駆け巡る
    ✔ 椎名誠らしい表現力
    ✔ 基本はメタ目が怖い系

    ★★★★☆ まあその地その地で食べられているものだから危ない訳ではなく、基本的に見た目がグロテスクというのが問題。でもああ私は昆虫でなければ食べてみてもいいかも、とは思う。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    珍食を求めて日本中をかけ巡った椎名さんのエッセイ。
    まあその地その地で食べられているものだから危ない訳ではなく、基本的に見た目がグロテスクというのが問題。

    その描写も面白い。
    椰子蟹のだらしないお腹からイソギンチャクのお姿の面白いものもあれば、熊肉まで出てくる。

    イソギンチャクといえば、イタリアで恐る恐る食べたけど、この本にも日本では有明海だけだけど地中海ではヘビイソギンチャクを食べるとあって、ああ、あれか!と。小さいのを揚げて食べたので磯の味、位しか感想はないです。
    ピリピリ感はあったような。

    あとは食べたいと思ったものは、ないかな…

    でも基本的には私は招待されて召し上がれって言われたら、昆虫でなければ食べてみてもいいかも、とは思う。
    虫だけはダメです、見るのも厳しい、すみません。
    🔽 関連ページ 🔽
    tag 食文化
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    全日本食えば食える図鑑 (新潮文庫)


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  • 『陰陽師 龍笛ノ巻』 夢枕獏 2005年 レビュー | シリーズに新しい仲間も加わる

    『陰陽師 龍笛ノ巻』 夢枕獏 2005年 レビュー | シリーズに新しい仲間も加わる



    陰陽師 龍笛ノ巻
    夢枕獏, 2005
    272 ページ
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 陰陽師シリーズ第6弾
    ✔ 短編集、いつもよりホラー色の濃い作品も
    ✔ 新しい人物がチームに加わる

    ★★★★☆ 今回の「首」はいつもよりホラー要素が強かった気がするが、そういう風に微妙にテイストを変えてくるのが陰陽師シリーズ。短編集に戻りむしろ色々と読めて嬉しいばかり。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    今回はまた短編集に戻っている。
    長編とは違ったリズムなので短編集だから物足りないということもないし、むしろ色々と読めて嬉しいばかり。

    今回の「首」はいつもよりホラー要素が強かった気がするが、そういう風に微妙にテイストを変えてくるのが陰陽師シリーズ。

    どうやら安倍晴明の先輩に当たる賀茂保憲が仲間に加わった感じで今後も登場しそうで、今後はダイナミックが変わるのか。

    いま家にある最後の陰陽師シリーズ本なので、また次買うまでお預けです。

    🔽 関連ページ 🔽
    シリーズ 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
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    陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-13)


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    陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫) [ 夢枕 獏 ]
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  • 『陰陽師 生成り姫』 夢枕獏, 2003年 レビュー | 源博雅が主役の長編 

    『陰陽師 生成り姫』 夢枕獏, 2003年 レビュー | 源博雅が主役の長編 



    陰陽師 生成り姫
    夢枕獏, 2003
    389 ページ
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 陰陽師シリーズ第5弾
    ✔ シリーズ初の長編はバディ役の源博雅が主人公に
    ✔ 彼の12年前の恋の行方

    ★★★★★ 今回は初の長編。そこに、もう短編で一度語られた話を掘り下げるという粋な試み。さらに主人公をバディ役の源博雅に。シリーズに人間味があるのは間違いなく彼のお蔭。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    「平安時代は、雅な闇の時代であった。
    鬼も、人も、もののけも、同じ闇の中で呼吸している」

    今回は初の長編。
    そこに、もう短編で一度語られた話「鉄輪」を掘り下げるという粋な試み。
    それでもって主人公をシリーズではバディ役の源博雅にするというファンには嬉しい試み。

    源博雅は安倍晴明に何度も何度も「お前はいい漢だ」といわせるほどいいやつで、この陰陽師シリーズに人間味があるのは間違いなくこの男のお蔭で、好きにならずにはいられないキャラ。
    今回も凄く良いのです。

    源博雅の12年前の恋、鬼になる女、全てを受け止める安倍晴明と源博雅の二人。
    じっくりと長編として描かれるので最後の感動もしっかりと高まる。
    🔽 関連ページ 🔽
    シリーズ第一弾 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
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  • 『陰陽師 鳳凰ノ巻』 夢枕獏, 2002年 レビュー | シリーズ第四弾 

    『陰陽師 鳳凰ノ巻』 夢枕獏, 2002年 レビュー | シリーズ第四弾 



    陰陽師 鳳凰ノ巻
    夢枕獏, 2002
    272 ページ
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 陰陽師シリーズ第4弾
    ✔ 同じメインの登場人物なのに飽きない
    ✔ 短編集の最後の一つはいつもと違う流れ

    ★★★★☆ 短編で4冊目なのにリズムもキープ。ダイアの原石である二人組を産み出したからノリに乗った状態が続くからだろう。でもなんと4冊目の最後の短編でスタイルを変えてくる変化球。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    シリーズ第4弾。
    短編で4冊目なのに、ダラダラとならずリズムもキープする。
    それはもうダイアモンドの原石である二人組を産み出したからノリに乗った状態が続くからだろう。
    もちろんスタイルを変えずに話を変えるという型で4冊目に来たわけだけど、なんと最後の短編でスタイルを変えてくる。
    今までは誰かに頼まれて、博雅と飲んでいた酒の杯を置き、ゆこう、と妖しい存在に向かっていっていたのが、今回はライバルと腕比べとは。

    やっぱり読み続けるしかないね。
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    シリーズ 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
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  • 『オリクスとクレイク』 マーガレット・アトウッド, 2003年 レビュー | アトウッドのSF

    『オリクスとクレイク』 マーガレット・アトウッド, 2003年 レビュー | アトウッドのSF



    オリクスとクレイク
    マーガレット・アトウッド, 2003
    Oryx and Crake
    Margaret Atwood
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ カナダの作家のSF作品
    ✔ 人間がいなくなった世界というディストピア
    ✔ MaddAddamシリーズ第一弾

    ★★★☆☆ SFは苦手なんです。たとえアトウッドであっても苦手であると確信。この世界を作り上げることに時間は割かれすぎ?で人物に魅力を感じられない点も私には難しかった。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    SFは苦手なんです。
    たとえアトウッドであっても苦手であると確信。

    なんでこういう世界にいるのかが436ページ中250ページ位になるまで見えてこないのは私には難しかった。
    文章はすごい、描写もすごい、状況を掴めれば面白い、でもこの世界を作り上げることに時間は割かれているにも関わらず人物像を作り上げることがほぼないので、人物に魅力を感じられない点も私には難しかった。

    日本語はもう売られていないのか、アマゾンで高額で売ってあるのみのよう。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review “Oryx and Crake” Margaret Atwood (2003) Review | SF from Atwood
    tag SF
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    オリクスとクレイク


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  • 『ダイイング・アイ』 東野圭吾, 2007年 レビュー | ちょっと怖い東野圭吾

    『ダイイング・アイ』 東野圭吾, 2007年 レビュー | ちょっと怖い東野圭吾


    ダイイング・アイ
    東野圭吾, 2007
    416 ページ
    2020.02 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ ちょっとホラー、ちょっとSF
    ✔ 事故にあい一部の記憶をなくした主人公の謎解き
    ✔ 交通事故の怖さ

    ★★★★☆ ちょっとホラーな感じ。ちょっとSFで、じわじわとした狂気に溢れている。ハードボイルドなキーワードもたくさん。とにかく事故は怖い。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ちょっとホラーな感じ。
    ホラーと言えば「人魚の住む家」のようなちょっとサイエンスフィクションで、じわじわとした狂気に溢れている。

    一部の記憶がなくなった主人公が今自分の身に起きている秘密と過去の秘密を同時に謎解きしていくというストーリーで、バーやカクテル、高級マンションなど、ハードボイルドなキーワードもたくさん。
    エンターテイメント性も忘れずに入れてくれる。

    でも、何故、という部分の解決がされてない箇所もあるような。

    とにかく事故は怖い。
    交通違反の取り締まりなどに読ませれば効果あるかも。
    🔽 関連ページ 🔽
    タグ: 東野圭吾
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  • 『陰陽師 付喪神ノ巻』 夢枕獏, 2000年 レビュー | 古代日本的な包容力 

    『陰陽師 付喪神ノ巻』 夢枕獏, 2000年 レビュー | 古代日本的な包容力 



    陰陽師 付喪神ノ巻
    夢枕獏, 2000
    352 ページ
    2026.01 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 陰陽師シリーズ第3弾の短編集
    ✔ 女の恨み、男の恨み
    ✔ 祟りを消し去らないという古代の日本人的な暗闇

    ★★★★☆ 死んでも死にきれない、死んでからも祟ってやる、そういう強い思いを主人公の陰陽師は消し去らないことだってあるのがなんとも人間らしく古代の日本人的な包容力。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    シリーズ第三弾。
    短編集なので一つ一つのストーリーについて書くのもなんだけど、女性の恨み系が多いのはやっぱりそうなんだよね、女性の恨みはそう簡単に払えないよということなんだろう。
    ただちょっと長めの「ものや思ふと」は男の恨みでこっちだって容易く解決はしない。

    いや、そういう観点でいうと、多くのストーリーに置いて問題が解決されないのも特徴かも。
    死んでも死にきれない、死んでからも祟ってやる、そういう強い思いを主人公の陰陽師は消し去らないことだってあるのがなんとも人間らしく古代の日本人的な優しさというか暗闇もオッケーだと思う包容力。
    🔽 関連ページ 🔽
    シリーズ 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
    tag 日本史
    tag 怪談
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    陰陽師 付喪神ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-5)


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  • 『殺人の門』 東野圭吾, 2003年 レビュー | 著者の幅の広さを感じる人間ドラマ

    『殺人の門』 東野圭吾, 2003年 レビュー | 著者の幅の広さを感じる人間ドラマ



    殺人の門
    東野圭吾, 2003
    624 ページ
    2025.12 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 凄いトリックもマジカルな要素もない東野圭吾作品
    ✔ 派手ではない分ドロドロな人間関係を強調
    ✔ 映画化決定

    ★★★★ 凄いトリックもマジカルな要素もない。だからその分この本のストーリーの素晴らしさが強調されている。昭和を感じる人間ドラマは東野圭吾の幅の広さ奥の深さを確実に掴める一冊。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    いままで読んだ東野圭吾の派手さがない。
    凄いトリックもマジカルな要素もない。
    だからその分、この本のストーリーの素晴らしさが強調されている。

    お金持ちに生まれたのに次々と続く不幸で苦しみに溢れた半生の主人公、その影にいつもいる幼馴染み。
    タイトルからも分かるように殺人がテーマでずっとその匂いだけがしているサスペンスの側面と何が起こっているんだろうと想像を巡らさせるミステリーの側面。

    昭和を感じる人間ドラマは松本清張のような面白さがあり、巧みな謎解きミステリーだけではない、東野圭吾の作家としての幅の広さ、奥の深さを確実に掴める一冊。


    🔽 関連ページ 🔽
    tag 東野圭吾/Keigo Higashino
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    殺人の門 (角川文庫)


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  • 『(ケシの海)』アミタヴ・ゴーシュ , 2008年 レビュー | アヘン戦争直前の奴隷船にて

    『(ケシの海)』アミタヴ・ゴーシュ , 2008年 レビュー | アヘン戦争直前の奴隷船にて



    Sea of Poppies
    Amitav Ghosh, 2008
    (ケシの海)
    アミタヴ・ゴーシュ
    559 ページ
    2025.12 読了
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    日本語未出版



    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ アヘン戦争へ向かう時代のインドが舞台の歴史小説3部作
    ✔ 人種も階級も超えて奴隷船の上でつながる登場人物たち
    ✔ 植民地主義をテーマにするアメリカ在住の英語インド人作家

    ★★★★ 大英帝国が治めるインド、そこで行われるケシの栽培、そしてアヘン戦争の匂いを受けて奴隷船に乗り込む人々。それだけでもう本を開く前から自分好みなのは一目瞭然。3部作、先が気になる。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    噂には聞いていたけど、やっぱり圧倒的に面白かった。

    大英帝国が治めるインド、そこで行われるケシの栽培、そしてアヘン戦争の匂いを受けて奴隷船に乗り込む人々。
    それだけでもう本を開く前から自分好みなのは一目瞭然。

    開けてみると、個性的な登場人物がどんどん出てくる。
    辛い結婚生活から逃げた主人公の女性ディーティ、フランス人ポーレットとインド人ジョドゥの兄妹愛、破綻した繊細なラジャに、秘密を持ったアメリカ人船乗りザッカリー、などなどがそれぞれの思いを胸にモーリシャス諸島へ向かう奴隷船アイビス号に乗り込む。
    その流れだけで分かるよう、壮大なストーリーがこの3部作で描かれるのです。

    女性たちの無謀さと、それについて行ってる男性たちだったり、騙されて人生が一転するラジャの変化などがエンターテインメントを込めて書かれているのでこの後どうなるのか。
    まだ最初の一冊を読んだばかり、先が気になる。

    日本ではまだ翻訳されてないので残念。
    英語はちょっと難しいです、というかインド英語やそれぞれの訛りなどもあり分かりにくい。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review “Sea of Poppies” Amitav Ghosh (2008) Review | Leading up to Opium War
    category 文学 インド 南アジア/Indian S. Asian Lit.
    tag インド/India
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    Sea of Poppies: Ibis Trilogy Book 1 (English Edition)

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  • 『もっとよくわかる世界の三大宗教』歴史の謎を探る会 編, 2006 感想 | さらっと読む超入門書

    『もっとよくわかる世界の三大宗教』歴史の謎を探る会 編, 2006 感想 | さらっと読む超入門書

    🔽 基本情報 🔽
    もっとよくわかる世界の三大宗教
    歴史の謎を探る会 編 2006
    163 ページ
    2020.01 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    キリスト教、仏教、イスラム教について浅く書いてあるので超入門本として。

    個別の宗教についてだと分かりにくい、それぞれの関係性などがあるのはいい、けど深くはないのでさらっと読むタイプ。
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    もっとよくわかる世界の三大宗教 かなり素朴な疑問・篇 (KAWADE夢文庫)


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  • 『(ザ・ホワイトタイガー) 』アラヴィンド・アディガ, 2008 感想 | 現代インドのエネルギー >>

    『(ザ・ホワイトタイガー) 』アラヴィンド・アディガ, 2008 感想 | 現代インドのエネルギー >>

    🔽 基本情報 🔽
    The White Tiger
    Aravind Adiga, 2008
    (ザ・ホワイトタイガー)
    アラヴィンド・アディガ
    336 ページ
    2021.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ちょうど、ネットフリックスがプリヤンカー・チョープラー制作主演で映画化したので、観る前に読まねばと。

    想像していた通りの面白さ、激しさ、リアルさ。
    淡々と進んでいくようなストーリーなんだけど実はエネルギーに溢れていて、これこそ現代インドの鏡。
    どうしてもインドを神秘な国と決めつけてしまうけれど、現実にはここには人々が生活をしていて、多くの貧しい若者はなんとか自分の親より良い生活がしたいと突き進む。
    それは当たり前の若者のエネルギーなんだけど、ここはそれでもインド。
    物凄い数の人間が絡み合い、その中でも生まれたときから叩きつけられている身分をわきまえるという常識は自分の中からも消えない。
    日本っぽいところがあるというか、アジア全般での文化はやっぱり繋がるところがある。
    ただ、貧困の層が分厚いインドでのこの物語はとてつもない興奮をまとっている。

    主人公が言うように、自分の生きている間にきっと白い男たちは消え、茶色と黄色の男たちが世界を制するようになる、つまり白人の時代は終わりアジア人の時代が来る、というのはそう間違ってもないかも。

    英語はちょっと難しいかも、というのもインド英語も入ってくるし。

    ネットフリックスの映画(日本語あり)もいいです!
    もちろんボリウッド的な歌もダンスもないけれど、代わりにリアルな暴力と音楽がありさらにこのストーリーを盛り上げる。

    🔽 関連ページ 🔽

    English review “The White Tiger” Aravind Adiga (2008) Review | Energy of young India
    tag インド

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    The White Tiger: WINNER OF THE MAN BOOKER PRIZE 2008 (English Edition)
    
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  • 『水辺にて』梨木香歩, 2006 感想 | カヌーで一緒に

    『水辺にて』梨木香歩, 2006 感想 | カヌーで一緒に

    🔽 基本情報 🔽
    水辺にて
    On the water / Off the water
    梨木香歩, 2006
    Kaho Nashiki
    249 ページ
    2021.02 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    カヤックにはまった作者によるエッセイ集。
    その名の通り、水辺のことについて。

    動物や植物に詳しい作者の小さな動きや発見は読んでいてまるで水辺をさーっと通っていくよう。

    特に印象に残るものがあったというより、これを読んだらなんとなく川や池など水のあるところに行きたくなる。
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    水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫 な 41-1)


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  • 『ガール』奥田英朗, 2009 感想 | 女同士の絆>>

    『ガール』奥田英朗, 2009 感想 | 女同士の絆>>

    🔽 基本情報 🔽
    ガール
    奥田英朗, 2009
    320 ページ
    2025.11 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    大変だなー、日本で会社勤めする女性。
    仕事の内容も大変なのに、男尊女卑もまかり通り、いつでも男よりも頑張って男より成果を出してないと同等にも見てもらえない。
    その中で迷惑をかけず自分の好きなようにしてると年相応にとか若作りとか、でしゃばってるとか。

    ここの女たちは強い。
    そして、女の味方は女だというのもいい。
    作者が男性であっても、女たちの細かい嫉妬やファッションを描いていて、女同士の絆を軸にしてるっていい。
    奥田英朗って読めば読むほど、いい。
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  • 『片想い』東野圭吾, 2001 感想 | 自分のことをわかってほしい>>

    『片想い』東野圭吾, 2001 感想 | 自分のことをわかってほしい>>

    🔽 基本情報 🔽
    片想い
    東野圭吾, 2001
    624 ページ
    2025.11 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    大学時代のアメフト部の仲間たち。
    当時のマネージャーが人を殺したと告白してきたので夫婦でかくまうことにした、そこまでは裏表紙にかいてあるけれど、これ以上はネタバレになるので何もいえない。

    アメフトという「男の世界」、夫婦間での愛情や信頼、男として女としての暗黙の役割や社会的立場。
    そういう所をとことん疑問視する。
    今から24年前に書かれたというのは、かなり早い時点でこの問題に向き合っていたと思う。
    今でさえ日本は男らしいとか女らしい、白黒はっきりした男女という概念が常識とされ、それに当てはまらない人間は気持ち悪いか、笑いの対象になる。
    もちろん男尊女卑は当然。
    そこに不満を持っているかどうかでこの本への気持ちの持ち方は変わると思う。

    はっきりできない部分、わからない部分、そういうところをテーマに、大学時代の友情やアメフト部のポジション関係を絡ませる。
    現実であれば、本人が懸命に隠したい部分はいくら友人でも尊重してあげればとも思うけど。

    タイトルがいい。
    なるほど、相手に自分のことをわかってほしいという気持ち、それは片想い。
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    片想い

  • 『猫と女たち』群ようこ, 2009 感想 | みんな自由>>

    『猫と女たち』群ようこ, 2009 感想 | みんな自由>>

    🔽 基本情報 🔽
    猫と女たち
    群ようこ, 2009
    223 ページ
    2025.11 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    前半は猫と犬のエッセイで、後半は自由な女たちの短編集。
    つまりみんな自由。

    自由に生きるペットや野良猫たちは可愛くて、私どもにぜひお世話をさせてください、とこちらからお願いしたくなる。
    そして女たちのほうもそう、勝手で好きなことしてるのに、ちょっと可愛げがあるので放っておけない。
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  • 『ギリギリデイズ』松尾スズキ, 2005 感想 | 落ち着きのない

    『ギリギリデイズ』松尾スズキ, 2005 感想 | 落ち着きのない

    🔽 基本情報 🔽
    ギリギリデイズ
    松尾スズキ, 2005
    272 ページ
    2025.11 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    風邪でボーっとしてる間に軽く読める本と思っててにしたんだけど、軽いのは軽いけど頭のなかでグルグルかき混ざるようなエッセイ。
    2000年辺りのネット上の日記を本にしたものなので、確かに出てくる事柄は古い。
    でもそんなことは関係ないくらい狂ってる松尾スズキ。

    常に複数の締め切りに追われて、芝居もインタビューもやって自分で自分を追い込んだギリギリなデイズ。
    それからもう20年以上たってるんだ。
    落ち着きそうで落ち着かない。
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    ギリギリデイズ

  • 『インド ミニアチュール幻想』 山田和, 2009 感想 | 宇宙と神々と人の営みが詰まっている >>

    『インド ミニアチュール幻想』 山田和, 2009 感想 | 宇宙と神々と人の営みが詰まっている >>

    🔽 基本情報 🔽
    インド ミニアチュール幻想
    山田和, 2009
    511 ページ
    2025.11 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    細密画のなかには宇宙と神々と共同体としての人の営みが詰まっている。
    そしてこの本はそれを我々に伝えようとする。

    細密画を通じてインドを旅行するような本。
    ただここでは、街から街へという移動ではなく、インドという空間と歴史を移動する感じ。
    16世紀から18世紀に渡り栄えたインドの細密画文化はラジャスタンを中心としたヒンドゥー教色の濃いラジプート派と、ムガール帝国時代の華やかな文化を象徴した、ムガール細密画と大きき二つあるよう。

    そして有名なのは筆。
    私が聞いたのはリスを毛を、一匹からは毛一本しか抜かない、というものだったけれど、ここではバサッとハサミで切るそう。
    それでも、一匹からは筆一本しかつくらない。
    もちろんそのリスには危害を加えないように細心の注意を払いつつ。

    そういう全体的なミニアチュールに関する章もあるし、画家個人を追った章、または蒐集家を追った章もある。
    細密画コレクターの友人でありライバルと、骨董屋から安く買い取るやり取りの様子も、蒐集に取り憑かれて犯罪や詐欺にに手を染める男たちもと、とにかく幅広い内容でどんどんよ読み進めてしまう面白さ。
    そして最後の方にはインド思想という壮大な時空の中にある細密画の位置付けと意義とでもいうのか、細密画に見る美の存在自体を追求する。
    最後に参考文献がたくさん並んでいるので、できる限り揃えたい。

    芸術であり宗教的であり、作者一人の人生を越えたもの。
    だから描いた人のサインはされない。
    画家はもちろん画家のカーストに生まれたから、父から祖母から受け継いだ精神で自らの人生全てで細密画に向かう。

    個人という枠を軽々と越え、時間と空間の壁を越え、宇宙と神と一体になるという感覚。
    音や絵を通じてしか伝えられない古代から続く感覚。
    この前読んだのNine Livesに通じるものもあるけれど、同じようにその感覚が近代化のなかでなくなりつつあるという危機感も持ってしまう。
    日本だって音楽や芸術を通じて自然と繋がる感覚がなくなっているように。

    やっぱりラジャスタンいかなきゃなー。
    最近どのインドの本みても、ラジャスタン州が出てくる。
    超観光地だから前回ためらったけど、毎日移動に車で8、9時間という現実を受け入れればまだ近代化してないインドに会えるんだろうなー


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  • 『インド旅行記 1, 2, 3』中谷美紀, 2006 感想 | 行くたびにパワーアップ >>

    『インド旅行記 1, 2, 3』中谷美紀, 2006 感想 | 行くたびにパワーアップ >>

    🔽 基本情報 🔽
    インド旅行記
    1 北インド編
    2 南インド編
    3 東・西インド編
    中谷美紀, 2006
    Miki Nakatani
    359ページ, 229ページ, 240 ページ
    2022.01 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    1 北インド編
    地味に有名な本。
    インド関係の本ばかり探してたからかもしれないけど。
    ヨガを本格的にしているとは言え、独り身でインドへ向かいしかも1ヶ月以上も滞在するとは。
    バックパッカーではないと批判する人もいるようだけど、別にバックパッカーですと偽ってもないし、ドライバーやガイドがつくのはそんなに大袈裟な事でもない。
    自分をしっかり持ち、でもインドにどっぷり浸かり、なんに対しても過剰にならず、正直で、読み物としても面白い。
    デリー、ヴァラナシ、ヨガの聖地リシケシュ、そしてラジャスターン周遊。
    これを読んだら、やっぱりインドに行きたくなる。

    2 南インド編
    パワーアップという言葉がぴったり。
    北インド帰国から一ヶ月も経たずに南インド。メインはチェンナイとケララ。
    今回はもう慣れてきたのかちょっと地元の人とのコミュニケーションもありで、中谷さん、対インドにてパワーアップしてる。
    さすがに寺院巡りも飽きるよ。インド料理も飽きるよ。インド人にも頭くるよ。
    そういう正直な気持ちも吐き出しつつ、怒りや矛盾や貧困を全部包み込むインド。
    で、やっぱりインドへの愛を隠せない。

    3 東・西インド編
    ミキサンのインドの旅の最終便。
    前よりもパワーアップはしてるけど、疲れてる感じも出ている。
    単純に、移動しまくって疲れるというのもあるだろうし、やっぱりひとりで、ドライバーやガイドと常に会話しながら、行きところ行くところフル回転の説明を消化し、どこに行くにも交渉が必要で重ための料理を食べ、というのはよっぽどの忍耐じゃないと無理。
    カンチェンジュンガが多分一番好きだったのは、きっと本人は基本的に一人が好きだからだろう。
    今回も正直で、ある意味私と同じ位置でインドへの気持ちを抱いている。
    インドに行ったって別に人生が変わるとは思わない。第一そこには普通に人が住んでいるんだから。でも自分の生き慣れた世界と違う世界に行くというのは究極の体験で、やっぱり贅沢。
    バックパッカーでもないし、リゾートに行く気もないけど、無難な寝床とシャワーとトイレは欲しい。その通り。
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  • 『喪失の響き』 キラン・デサイ, 2006 感想 | 平等、和解、夢、そんなものは存在するのか

    『喪失の響き』 キラン・デサイ, 2006 感想 | 平等、和解、夢、そんなものは存在するのか

    🔽 基本情報 🔽
    The Inheritance of Loss
    Kiran Desai, 2006
    喪失の響き
    キラン・デサイ
    384 ページ
    2022.01 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    友人に進められるままに買ったので、私がいつも気になっている東ヒマラヤのカリンポンの街が舞台とは知らなかった。

    裕福な家庭の女の子が孤児になり、インド料理もナイフとフォークで食べるような厳格な祖父と暮らすことになる。
    そのころ激しくなっていくグルカ運動(ネパール系独立運動)に生活と人生を翻弄される人々。
    少女の想像と妄想と、そして現実。

    祖父と召使いだけの大きな家で、彼女はある貧しい青年に恋をする。
    同じ頃、召使いのニューヨークに住む自慢の息子は実は底辺を這うような生活をしていた。
    一見繋がりのないそれぞれの人生、でもグルカ運動が過激化するごとに確実に狂っていく。
    人一人の人生なんて一瞬にして壊されるなかで、平等、わかり合い、夢、そんなものは存在するのか。

    激しく変化する生活の中で唯一変わらないもの、ヒマラヤ山脈。
    春には淡い希望を運んできて、雨季にはすべてを腐らせる湿気を運んでくる神の宿る山のもとで、その流れに身を任せる。
    日本の表紙のように明るく可愛いストーリーではないです。

    そういう感覚はインドではかなり身に沁みるというか、自分よりも圧倒的に強いパワーというものが現実にあるインド。
    コミカルな場面が余計に悲劇を浮き立たせる、力強い一冊。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Inheritance of Loss" Kiran Desai (2006) Review | Peace, understanding, dream, no such things here
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  • 『(大英帝国とグルカの関係)』 GL・ライジムダー, 2007年 感想 | 大英帝国とインドの間で

    『(大英帝国とグルカの関係)』 GL・ライジムダー, 2007年 感想 | 大英帝国とインドの間で

    🔽 基本情報 🔽
    Anglo-Gurkha Relations: Historical Account of how the Gurkhas Bestowed upon Queen Victoria the Gift of Indian Empire
    GL Rai-Zimmdar, 2007
    (大英帝国とグルカの関係)
    211 ページ
    2023.12 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    自主出版だと思うけれど、大英帝国とインドの側で歴史を紡いてきたネパールに関する独自の見解で興味深い。

    いままでの大英帝国とグルカ、ネパールの関係や歴史を語る本は間違えている、というところから出発しているので、この本のミッションとしてはそれを正すことのよう。
    なので大英帝国とグルカの関係自体について学ぶ本ではないのが私の希望から外れていた。
    ただ、英国とインドという巨大な渦のせいでネパールの存在が軽視されてきたという点には納得。
    なので、私はまずはオーソドックスにネパールの歴史を学ぶべきです。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review “Anglo-Gurkha Relations” GL Rai-Zimmdar (2007) Review | Britain and Nepal
    タグ: 東ヒマラヤ
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    Anglo-Gurkha Relations: Historical Account of how the Gurkhas Bestowed upon Queen Victoria the Gift of Indian Empire


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  • 『老師と少年』 南直哉, 2006年 感想 | 自分とは何か

    『老師と少年』 南直哉, 2006年 感想 | 自分とは何か

    🔽 基本情報 🔽
    老師と少年
    南直哉, 2006
    Jikisai Minami
    120 ページ
    2025.10 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    永平寺で20年修行した曹洞宗のお坊さん、というか、老師。
    テンプルモーニングのポッドキャストで知ったあと、そのお人柄にビックリしていくつか本を入手した中のひとつ。

    自分とは何か、生とは死とはなにか、と少年が老師に色々と聞く、というお話なんだけど、老師は答えをくれるわけではない。
    でもそれが答えなのである。

    こんなに短くて文章も易しいのに、読者の心の、頭の深いところに直接、優しく語りかけてくる。
    気付いていないだけで君は一人じゃない、というところもいい。
    これは何度も開く本になりそう。


    中でも好きだった箇所を二つ。

    「では、『本当の自分』をさがす人はただ愚かなだけですか?」
    「そうだ。しかし、愚かさでしか開けない道もある」

    「『本当の何か』は、見つかったとたんに『嘘』になる。」
    🔽 関連ページ 🔽
    タグ: 仏教
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  • 『読書力』齋藤孝, 2002年 感想 | 鍛える読書力>

    『読書力』齋藤孝, 2002年 感想 | 鍛える読書力>

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    人気の本なので何となく気になっていて、そしてさすが話題なだけあって当然面白い。

    なるほど、つまりは読書をするという行為をスポーツのように捉えて、鍛えることができるよ、ということで、現代に生きる私たちにもわかりやすい。

    昔は読書をするということ自体が文化で、学生である=本を読んでいるはず、だった。
    本を読むことで自然と、生きていくことそして対人関係の準備をしていた。
    しかし、本を読むこと自体は自然な行為ではない。
    特に軽くはない本となると、むしろ、訓練がいる行為だ、スポーツのように。

    読書会なんかができると楽しそう。
    まあ環境的に無理だけど、一生のうちにいつかは参加できれば。

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  • 『辺境を歩いた人々』宮本常一, 2005年 感想 | 宮本民俗学の先代たち

    『辺境を歩いた人々』宮本常一, 2005年 感想 | 宮本民俗学の先代たち

    🔽 基本情報 🔽
    辺境を歩いた人々
    宮本常一, 2005
    Tsuneichi Miyamoto
    296 pages
    2023.04 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ちょっと久しぶりの宮本常一さん。この口調、文調が相変わらず心地よい。

    今回は「宮本民俗学の先代」とでもいうべき、彼より前の明治時代の4人のついて彼が語る。
    同じように、辺地、辺境を歩いてそれぞれの境遇のなかで調査をした人々。
    それを宮本さんが愛をもって現代の私たちに紹介する。

    彼の本を読むたびに、いかに一般的な歴史というものが本当にごく一部の裕福な支配階級のみに集中しているか、いかにそれが人々の本当の歴史を知る上で間違った方法なのか思い知らされる。

    大衆の貧しい人々の生活に注目した素晴らしい先人に敬意を払う。
    そして現在の私達がそういう宮本常一に対して尊敬の意を示す、そうやって回っていっているのだなあと、じんわりと思うわけです。

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  • 『”The Book of Man”』オショー・ラジニーシ 2002年 感想 | 国際的カルト

    『”The Book of Man”』オショー・ラジニーシ 2002年 感想 | 国際的カルト

    🔽 基本情報 🔽
    The Book of Man
    Osho, 2002
    オショー・ラジニーシ
    226 pages
    2023.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    話にはよく聞くOshoの本を初めて読んだ。
    実際には彼の発言集という形の本。

    よく分かった。なぜ彼がこんなにも、70年代から今現在においても人気であることが。
    誰だって不満を抱えて生きているんだから、中にはカルトにハマる人は絶対にいる。
    宗教的であることは今日でも長い人の歴史においても別に変わったことではない。
    ただ彼の教えでは、盲目的に宗教的であれ、強い力つまり自分に導かれなさい、属しなさい、と。

    70年代。彼は完璧なタイミングで出てきたわけです。
    アメリカなどの欧米社会に、賢くて口がうまくてサイケデリックなインド人グルがエキゾチックなことを言い出したんだから、絶妙なタイミングとしか言いようがない。
    抑制することはよくない、自由に人生を楽しめと彼は説く。
    とりあえずとググってみると彼はもちろん膨大な資金を寄付で稼いでおり、高級車を乗り回し(テレビで93台のロールスロイス)、暴力を推進し、性的にも極端に自由であったのだから、それは人は憧れる。
    しかし忘れてはいけないのは違法薬物を製造し自分の基地の他にも世界中に流通させ、さらには日常的な暴力を奨励し、そして特記する必要があるのは未成年に対する慢性的な性的搾取があったこと。

    と、まあ本に戻ると、多くの人が納得いくことが書いてあります。もちろん意図的に。
    なので研究対象というか、そういう側面から見ると面白いといえるけど、それ以上ではない。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “The Book of Man” Osho (2002) Review | International cult
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

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  • 『さるのこしかけ』さくらももこ, 2002年 感想 | ちびまる子ちゃんそのもの

    『さるのこしかけ』さくらももこ, 2002年 感想 | ちびまる子ちゃんそのもの

    ★★★★☆ 楽しくかわいいと勝手に抱いていた想像よりももっと笑える感じでびっくり。ここまでハチャメチャな人だったとは、本当にまる子が大きくなっただけとでもいうか、自由。

    🔽 基本情報 🔽
    さるのこしかけ
    さくらももこ, 2002
    Momoko Sakura
    296 pages
    2025.10 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ずっと気になっていたさくらももこのエッセイ、やっと一つ手にしました。
    楽しくかわいいと勝手に抱いていた想像よりももっと笑える感じでびっくり。

    ここまでハチャメチャな人だったとは、本当にまる子が大きくなっただけとでもいうか、自由。

    小学校の思い出のテレビでみていたまるちゃんそのままで嬉しい。
    他のも探さなきゃ。

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  • 『 (アカバドーラ) 』ミケラ・ムルジア 2009年 感想 | 終止符を打つ女性

    『 (アカバドーラ) 』ミケラ・ムルジア 2009年 感想 | 終止符を打つ女性

    🔽 基本情報 🔽
    Accabadora
    Michela Murgia, 2009
    (アカバドーラ)
    ミケラ・ムルジア
    208 pages
    2024.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    小説「アカバドーラ」現代サルデーニャ文学の最高峰。
    アカバドーラとは、末期患者やその親族の苦しみに終止符を打つ女性のこと、そう、その町で暗黙の了解の中、患者に安楽死をもたらす役目を背負った女性。

    とてもサルデーニャ的でとても地中海文化的。
    土埃の立つ乾いた家の壁、バールに座っている男たち、一日中家事に追われる女たち。
    草原に緑はなく茶色に乾いた草がいつこの地を炎に包もうかと小さな火花を待つ。

    生を与える助産婦が女性なら、生を終わらせるのも女性。
    少女マリアを引き取ってくれた独り身の女性は時折真夜中に黒尽くめの服を着て静かに家を出る。そして翌朝何もなかったかのように帰って来る。

    善か悪か、天使か悪魔か死神か、それはもう問題ではない。
    いま行われるべきか否か。

    サルデーニャでは実際に存在していたと考えられている。
    窒息という方法か、もっと有名なのは槌を使用する方法。
    現在も安楽死の問題は解決しないし、間違いなく客観的に100%正しいという答えは出てこないかもしれない。

    伝統に縛られた厳格な小さな町で、その大きく揺れる心境を圧倒的な力強さと威厳を持って描く一冊。
    日本語もいつか出るといいですね。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Accabadora" Michela Murgia, (2009) Review | A woman who ends life
    🔽 買えるところ 🔽

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    ★★★★★ Accabadora, a woman in Sardinia who ends the suffering of very ill and their families. Is she an angel or a devil? That’s not the point any more to them. A book with an unusual dignity.

  • 『権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成』2001年 感想 | パレスチナ二国家解決

    『権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成』2001年 感想 | パレスチナ二国家解決

    🔽 基本情報 🔽
    Power, Politics and Culture
    Interviews with Edward W. Said, 2001
    権力、政治、文化
    エドワード・W・サイード発言集成
    アメリカ
    512 pages
    2024.11 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    エドワード・サイード教授とのインタビューや彼の発言を集めたもの。
    第一部は文化的な分野、つまり文学、音楽、芸術などに焦点を置いたもので、第二部は政治的な内容の2つのセクション。
    私にはそういうクラシックな教養がないので前半はわかりにくかったというのが正直な感想。
    でも後半は違う。パレスチナ、ガザで起きていることを知らない人はいない。
    彼が何十年も訴え続けたパレスチナの二国家解決は利己的な権力者に継続的に否定され、いま現在、常識的にありえないはずのパレスチナ人のジェノサイドが私達の目の前で起こっている。

    彼自身は自分を救いようのない楽観主義者と呼んでいた。
    一部の人間は彼を敵とみなしテロリストとも呼んでいた。
    しかし世界中の多くの人間は彼の情熱的なヒューマニズムに心を打たれた。
    イスラム教を崇めるわけでもなくユダヤ教を否定するわけでもない。
    彼がとても人間らしいのは、人間は矛盾していることを理解し、それでも互いに寄り添うことを目指したということ。

    キリスト教徒パレスチナ人。
    典型的なアラブの植民地主義的なクラシックな教育を受け、長年コロンビア大学で英文学と比較文学を教えていたサイード教授。
    世界中で何らかのリベラルアーツ、一般教養を学んだ人間には、彼の唱えたオリエンタリズムはあまりにも有名。
    教育の場以外でも生涯をかけてイスラエルとパレスチナの共存を訴え続けた。
    二国家解決以外はありえない、もう誰も覚えていない歴史や神話に執着せず、今現在その土地に住んでいる人の暮らしを尊重するしか道はない、そうすれば共存はできる、と。

    アメリカの問題は、その昔誤ってアラブを野蛮なテロリストだと位置付けしたあと、その間違いを認めずに野蛮人として描写することに意地になっていることだと。
    そしてもちろん、イスラエルがガザを侵略することによって膨大な利益を受けていることも知らない人はいない。

    サイード教授が亡くなって20年ちょっと。
    憎み合うことが当然という社会で生きてきた人々にとっても彼は大切な灯火であり、憎しみを利用する政治家にとって彼は敵だった。
    それでも訴え続けた人生のまっすぐな言葉がこの本に詰まっている。

    「イスラエルだってパレスチナ人を永遠に邪険に扱い、その存在を永遠に否定し続けることは不可能だ。パレスチナ人を完全に抹殺することはありえないんだから」
    世界中が見ているなかで正にそのありえないことが起きている。
    彼のような人間味の溢れた知識人の声はもう届かないのだろうか。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Power, Politics and Culture, Interviews with Edward W. Said" (2001) Review | Coexist
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    権力、政治、文化(上) エドワード・W・サイード発言集成


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  • 『キッチン・コンフィデンシャル』アンソニー・ボーデイン, 2000年 感想 | 料理界への愛

    『キッチン・コンフィデンシャル』アンソニー・ボーデイン, 2000年 感想 | 料理界への愛

    🔽 基本情報 🔽
    Kitchen Confidential
    Anthony Bourdain, 2000
    キッチン・コンフィデンシャル
    アンソニー・ボーデイン
    576 pages
    2024.09 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    出版されてすぐにクラシックになったと言える一冊。
    旅行ドキュメンタリー番組でお茶の間でも有名になったシェフ、でもこれは彼のバイオグラフィーではなく、食べ物への愛、料理への愛、料理業界の戦友たちへの愛のバイオグラフィーでそれは軽く国境を超える。

    レストランのキッチンは常に熱気に満ちている。私も少しだけ小さなレストランで働いたけれどそれでも確実に言えることは、チームワークというかここは軍ですかと思うほど大変な仕事で、シェフの言うことは絶対。

    嬉しいことにボーディンさんはドキュメンタリー番組で見る通り、本当に口が悪く、凄まじく正直で、とても優しい人物のよう。

    オーウェルの「パリ・ロンドン放浪記」が出てくるのにニヤリ、ちょうど読んだ本。
    これに続く、料理界を描く古典。

    もし英語で読むならぜひアニバーサリー版を。
    私が読んだエディションは彼の手書きの注意書きやあとがきが載っていて魅力倍増。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Kitchen Confidential" Anthony Bourdain (2000) Review | Love of cooking
    🔽 買えるところ 🔽

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  • 『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも

    『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも

    ★★★☆☆  ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。でもこれはよかった。
    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    重力ピエロ
    伊坂幸太郎, 2003
    A Pirouette
    Kotaro Isaka
    496 pages
    2024.08
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    死神の制度から、ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。
    語り口が苦手と思っていたら、あれはあの物語だけの話で、この重力ピエロはもっとよかった。

    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    確かに暴力がずっと付きまとうけれど、それを越える家族愛があり、圧倒的な兄弟愛がある。
    理屈も事実も犯罪も遺伝子だって越えるおおきな家族愛。

    ちょっと他のも読んでみないと。
    🔽 買えるところ 🔽

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  • 『真夜中のマーチ』 奥田英朗, 2006年 感想 | 明るくハッピー

    『真夜中のマーチ』 奥田英朗, 2006年 感想 | 明るくハッピー

    ★★★★☆  また奥田英朗、読んじゃった。だってとにかく読みやすい。これも、単純に軽いわけではないけど、明るくハッピーになれる、ハズレがない。

    🔽 基本情報 🔽
    真夜中のマーチ
    奥田英朗, 2006
    Hideo Okuda
    336 pages
    2024.08
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    また奥田英朗、読んじゃった。だってとにかく読みやすい。

    ちょっと犯罪系でコメディーも入っている、そういう王道の一冊。
    ひょんなことから繋がる三人の強盗ストーリー。

    単純に軽いわけではないけど、明るくハッピーになれる、ハズレがない。
    暗い気分のときはとにかくこの作家の本で解決します。
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  • 『どうもいたしません』 檀ふみ, 2007年 感想 | 読んでるとファンになる

    『どうもいたしません』 檀ふみ, 2007年 感想 | 読んでるとファンになる

    ★★★★☆  檀ふみさんのこと詳しくもないくせに、読んでるとファンになる。たくさんのことが好きで真面目で心地よく生きてそうな感じが滲み出ていて、楽しく読める。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    どうもいたしません
    檀ふみ, 2007
    Fumi Dan
    243 pages
    2024.07
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    短いエッセイがたくさん並んだエッセイ集。
    檀ふみさんのこと詳しくもなくせに、読んでるとファンになる。

    間違いなく大変な子供時代を過ごしたはずなのに、抜けてて、ちょっとかわいくて家族とも仲良くて楽しそう。
    こういう風に小さな事に気付いて、真面目に10年連載をしてるということはやっぱり真面目だから。
    たくさんのことが好きで真面目で心地よく生きてそうな感じが滲み出ていて、楽しく読める。


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  • 『東京島』 桐野夏生, 2008年 感想 | 女の生々しさ

    『東京島』 桐野夏生, 2008年 感想 | 女の生々しさ

    🔽 基本情報 🔽
    東京島
    桐野夏生, 2008
    Natsuo Kirino
    384 pages
    2024.07
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    無人島に住む、一人の女と31人の男。
    彼女は女である価値をフル活用する、というのが大きな筋となるけれどそんなやわな話ではない。
    5年、6年と、経つうちに各々は崩れていき、各々のストーリーが渦巻いていく。
    ロビンソン・クルーソーを最近読んだばかりだけど、トウキョウがいてホンコンがいて男がいて女がいて、男はみんな出来損ないで、しかもその女は太った40代で徐々に確実に傲慢になっていくとなると、美しい話ではない。
    そういう女の生々しさがさすが桐野夏生。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Tokyo Island" Natsuo Kirino (2008) Review | She gets old, fat and greedy
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  • 『無理』 奥田英朗, 2009年 感想 | ハチャメチャストーリー

    『無理』 奥田英朗, 2009年 感想 | ハチャメチャストーリー

    ★★★★☆  片田舎のそれぞれいろんな不満がある人たち、それが徐々にじゅんぐりじゅんぐり、絡まってきて。想像していた通りのハチャメチャストーリー。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    無理 上下巻
    奥田英朗 2009
    736 pages (368 + 368)
    Hideo Okuda
    2024年7月 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    想像していた通りのハチャメチャストーリー。
    片田舎のそれぞれいろんな不満がある人たち、合併により新しくできた町、共同体意識は薄れ、故郷という感覚も昔のもの、ショッピングセンターが唯一のエンターテイメントで、パート程度しか仕事がない、それは今の日本の多くの住民が共感できること。
    それが徐々にじゅんぐりじゅんぐり、絡まってきて…
    軽くどんどん読める、予定どおり。

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  • 『ホワイト・ティース』ゼイディー・スミス, 2000年 感想 | 混沌としたロンドンへのラブレター

    『ホワイト・ティース』ゼイディー・スミス, 2000年 感想 | 混沌としたロンドンへのラブレター

    🔽 基本情報 🔽
    White Teeth
    Zadie Smith, 2000
    ホワイト・ティース
    ゼイディー・スミス
    464 pages
    2024年7月 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ロンドンに初めて行ったときからずーっと話題の本、を20年経ってやっと読んだ。
    なんとなく難しくて移民の厳しい生活の話と勘違いしていたけど、読んでみると心温まるコメディーっぽくてちょっとびっくり。
    まさに当時まだ残っていたロンドンがこの本にはある、ごちゃごちゃした混沌としたロンドン。
    ロンドンではイズリントン区というどちらかというとトルコ人エリアにほとんどずっと住んでいたのでこの本の人物と人種的には違うけど、当時は階級も人種も入り混じっていることが自然だった。
    段々とロンドンは設備され、汚いものは「カーペットの下に隠されて」いまではお金がないと生活できない街になってしまった。

    みんな違う意見を持ち、肌の色、年齢、世代、伝統、教育、宗教、過去、経験、すべてが違うなかで、ひとつの共同体として呼吸をするということ。
    まとめることも同化することも必要ない、そういう共同体での生活は確かに苦労をするんだけど、その苦労こそがコミュニティの意義であり強みであるとこの本は語っているよう。

    日本人を含む世界のイメージの中のロンドンは現実離れしてびっくりするけど、まあ実はロンドンはそういう幻想を売りにすることで観光業を盛り上げているので、この本で、20年前まであった本当のロンドンに出会ってください。
    汚くて大げさで下品です。いや、でした。過去形。今はこういうコミュニティーは市内から弾かれているのが残念でならない。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "White Teeth" Zadie Smith, (2000) Review | Love letter to London


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  • 『ワイルド•ソウル』 垣根涼介, 2006 感想 | 大迫力の復讐劇

    『ワイルド•ソウル』 垣根涼介, 2006 感想 | 大迫力の復讐劇

    🔽 基本情報 🔽
    ワイルド•ソウル
    垣根涼介 2006
    Ryosuke Kakine
    1040 pages (512 + 528)
    2024年6月 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    上下二巻の壮大なストーリー。
    戦後の日本からブラジルへ渡った4万人のアマゾンでの壮絶な生活、そこから逃げ出した人々の底辺を這うような生活。

    そして下巻へ。
    現在の日本、東京。三人の日系人の男たちの日本政府に対する復讐劇が始まる。

    読んでいる方としてはアマゾンでの大変な生活を知っているから、もちろん完全に三人の男の肩を持つ。彼らの計画は次へ次へと進んでいく。

    この本での何度も出てくる通り、大きな自然を前にして人ひとりなんてちっぽけで、そのちっぽけななかで、一生かけて後悔をしたり、人を愛したりする。
    そういうところも滲み出ていて、全体像でとても面白い。
    アクションもドラマもたっぷりで一気に読める傑作。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Wild Soul" Ryosuke Kakine, (2006) Review | Let the revenge begin from Brazil
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  • 『The French art of tea』 Mariage Frères, 2006 感想 | マリアージュフレールの歴史とカタログ >>

    『The French art of tea』 Mariage Frères, 2006 感想 | マリアージュフレールの歴史とカタログ >>

    🔽 基本情報 🔽
    The French art of tea
    Mariage Frères, 2006
    L’Art Français du Thé
    104 pages
    2024年6月 読了
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    The French Art of Tea

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    マリアージュフレールという日本にも支店のある創業1854年のパリのお茶屋さんが出している本、兼カタログ。
    前半は簡単にだけど歴史や伝統、お茶の地理などがある。
    例えば日本では鉄瓶でお茶を淹れるとか、たまに内容は怪しいけど(急須だよねー)その内容の正確さは当てにならなくても、フランス人がお茶、紅茶の価値をどう思っているかがわかる。
    つまり、フランス人にとっての茶は植民地時代の華やかな歴史を物語るものであり、その東洋のエキゾチックさというのが魅力であるわけで、書いてある文章の向う側にあるものが面白い。
    「道は狭く急だったので茶の箱は現地民の青年が担いで運んだ」ことが恰もそのお茶の価値であるかのような、オリエンタリズム全開で100年前に書かれたのかなと思うほど。
    後半はカタログと製品説明。
    紅茶はよく買うのですが、まあそういう視点が売りなので仕方ないのかと。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The French art of tea" Mariage Frères (2006) Review | History and catalogue

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    The French Art of Tea



  • 『世界中の言語を楽しく学ぶ』 井上孝夫, 2004年 感想 | アナログな勉強法

    『世界中の言語を楽しく学ぶ』 井上孝夫, 2004年 感想 | アナログな勉強法

    ★★☆☆☆ 今の時代だったらもっともっと楽に学べただろうに、当時はかなりアナログで大変だったはず。
    🔽基本情報🔽
    世界中の言語を楽しく学ぶ
    井上孝夫 2004
    Takao Inoue
     pages
    2024年5月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    サラリーマンが趣味で100ヶ国語も勉強し、その意気込みと、さらっとその勉強法を書いている。
    謙虚な勉強を続けているよ、という、それ以上でもそれ以下でもない。

    ただ、今の時代だったらもっともっと楽に学べただろうに、当時はかなりアナログで大変だったはず。
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    世界中の言語を楽しく学ぶ(新潮新書)【電子書籍】[ 井上孝夫 ]
      
      
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  • 『(Otherwise Pandemonium)』 ニック・ホーンビィ, 2005年 感想 | 初めてのホーンビィ

    『(Otherwise Pandemonium)』 ニック・ホーンビィ, 2005年 感想 | 初めてのホーンビィ

    🔽 基本情報 🔽
    Otherwise pandemonium
    Nick Hornby 2005
    ニック・ホーンビィ
    64 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    サラッと読める本を探してる人に
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ショート2本立ての短い本。多分、初のニック・ホーンビィ。
    最初のSFっぽいショートもいいけど、二本目のNot a Starのほうが好きだった。
    お母さんが自分の息子の秘密の仕事を知るんだけど、でもまあいいや、的ないいお話。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Otherwise Pandemonium" Nick Hornby (2005) Review | My first Hornby
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    Otherwise Pandemonium (Pocket Penguins)




  • “The interrogative mood” Padgett Powell, 2009 >>

    “The interrogative mood” Padgett Powell, 2009 >>

    ★☆☆☆☆ 直後の感想はひとこと、やっと終わった。ただそれだけ。
    🔽 基本情報 🔽
    The interrogative mood
    Padgett Powell, 2009
    パジェット・パウェル
    165 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    この本が好きな人は想像できない

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    直後の感想はひとこと、やっと終わった…

    160ページにわたる、永遠と続く疑問を文字通り投げつけてくる本。
    頭のいい人たちにはきっと刺激的で興味深いんだろうけど、催眠術にかけられたかの様な後味。
    私の感想はただただ、やっと終わった。

    🔽 original quick note 🔽
    What can I say, glad it's over.
    It's 160 pages of non stop questions, which I'm sure are intellectual and intriguing for intellectual minds...


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    The Interrogative Mood (English Edition)



  • 『お茶のソムリエの日本茶教室』 高宇政光, 2008年 感想 | 自分の好きなお茶を探す

    『お茶のソムリエの日本茶教室』 高宇政光, 2008年 感想 | 自分の好きなお茶を探す

    ★★★★☆ お茶の本はかなり読んでます。この本の特徴はお茶屋さんの著者が自分で歩いて探索しているところ、それが好き。究極は自分で自分の好きなお茶を探し出せたら最高。

    🔽基本情報🔽
    お茶のソムリエの日本茶教室
    高宇政光 2008
    Masamitsu Takau
    192 pages
    2024年5月 読了
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    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    日本茶についてあと一歩踏み込んだ知識が欲しい人。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    日本茶の種類や産地についてさらっと書いてあるけれど、この本の特徴は、お茶屋さんの著者が自分で歩いて探索しているところ。
    いまでも田舎の方では自分たち用に古い独特の作り方をしている地域があるというのは、嬉しい。ちょっと民俗学も入ってる。
    九州でもインドでも、お茶畑というのはなぜか懐かしい風景のような気がする。

    そして、この本も結局は自分の好みのお茶を探し、好きな飲み方をマスターするというところに重点をおいている。
    確かに、お店がどれだけ頑張って好みのお茶を見つけてあげても、淹れ方で風味は変わる。
    そうなると自己責任なところも出てくる。だから面白い。
    
    
    
    
    
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    お茶のソムリエの日本茶教室 (ちくま文庫 た 57-1)




  • 『愛さずにはいられない』 藤田宜永 2003年 感想 | 60年代の青年時代

    『愛さずにはいられない』 藤田宜永 2003年 感想 | 60年代の青年時代

    ★★★☆☆ 60年代を生きた著者の青年時代の私小説。一人の女性を愛し、その裏にある母親との葛藤というのも絡み合って複雑にする。好みではないけれど面白くないわけではない。
    
    
    
    
    
    🔽基本情報🔽
    愛さずにはいられない
    藤田宜永 2003
    Yoshinaga Fujita
    784 pages
    2024年5月 読了
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    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    この作家のファンは私なんかより絶対もっと楽しめる

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    60年代を生きた著者の青年時代の私小説。

    この時代というのは、とにかく破滅的。
    それでも生きていけたんだから。

    でもどうもこういうのは苦手ではある。
    最近こういう、60年代の俺の青春時代、っぽいのをなぜかよく読んでる。
    でも、一人の女性をとことん愛したストーリーとしてしっかり軸もあるし、そして実はその裏にある母親との葛藤というのも絡み合って複雑にしている。
    私の趣味と違うけれど面白くないわけではない。
    私がこの著者の作品を知らないことも、この本から私を遠ざけているのかも。

    昔はこういう生き方が出来たし、それがかっこ良くて、まあ若者に活気があった、ということ。
    いまはそんな生き方じゃ生き延びられない。
    
    
    
    
    
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  • 『英国一家、日本を食べる』マイケル・ブース, 2009年 感想 | 好奇心旺盛だけど冷静

    『英国一家、日本を食べる』マイケル・ブース, 2009年 感想 | 好奇心旺盛だけど冷静

    🔽 ログ 🔽
    Sushi & Beyond: What the Japanese Know About Cooking
    Michael Booth, 2009
    英国一家、日本を食べる
    マイケル・ブース
    307 pages
    2024年4月 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    和訳は「英国一家、日本を食べる」
    イングランド人ジャーナリストが奥さんと子どもの日本に3ヶ月ほど滞在して、とにかく食べまくる。
    これ、本が和訳されただけじゃなくて漫画にもアニメにもなったんですねー

    日本人としてもちろん知っていることはあるんだけど、日本人でも知らないこと、体験できないことが多い。例えば辻調理師専門学校に行ったり、ビストロSMAPにSMAPが誰かも知らずにスタジオに行ったり、味の素に行ったり。

    でもこの本がやっぱり他の日本マニアのものと違うのは、子どもと一緒に滞在したということ。やっぱり子どもがいると日本のそのへんの近所の人も話しかけやすい。
    あと、彼がいわゆるマニアで日本大好きという感じじゃないのもいい。変に日本オタクっぽくならず、逆に何でも気持ち悪がらない、意外に冷静な感じなのもいい。

    ジャーナリストの特権で、普通の人が入れない場所に行ける、遠慮なんてできないくらい好奇心が旺盛、じゃあどうするか。じゃあ入ってみる、食べてみるしかない。

    2009年出版ということは、彼の滞在期もコロナ後の異常なまでの日本のオーバーツーリズム状態ではなかったのも良かったかも。今は彼の真似をするかのような旅行者や子連れも多く当時ほど優しく歓迎されなかったかも。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Sushi & beyond" Michael Booth (2009) Review | He's British, he's composed
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    英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)






  • 『美は傷』 エカ•クルニアワン, 2002年 感想 | その地に宿る魂の苦しみ

    『美は傷』 エカ•クルニアワン, 2002年 感想 | その地に宿る魂の苦しみ

    
    
    
    
    
    🔽 ログ 🔽
    Beauty is a wound
    Cantik Itu Luka
    By Eka Kurniawan, 2002
    美は傷
    エカ•クルニアワン
    原語=インドネシア語
    読了=英語訳
    480 pages
    2024年4月 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    インドネシアの町に死んだはずの売春婦の女性が戻ってきた。

    強く美しい女たちの物語は、いつも男たちによって泥沼にされる。
    その地に宿る魂の苦しみ、植民地としての過去、蔑ろにされる女性の尊厳、生きていくための手段。暴力と愛と呪い。なるほど、マジカルリアリズム。

    女性は自分の美しい娘の成長した姿を確認するまでは死ぬに死にきれず、唯一の醜い娘の幸福を確信する。だって外見の美しさは歴史、人種、宗教や政治、権力を越え、その子の人生の傷でしかないから。

    自分は何とか生き抜いた、でもそれぞれの子にそれぞれの苦しみと呪いがある、まるでマルケスの百年の孤独のような何代にも渡る一族のストーリーを、痛々しくリアルに描く。

    この物語はインドネシアだからこそ生まれてきた物語であり、世界中の人の心を揺さぶった。
    一度ページをめくったらやめられない、強く生きる女たちの壮大な物語。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Beauty is a wound" Eka Kurniawan (2002) Review | Mix of history, religions, power, and abuse


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  • 『日本の歴史をよみなおす(全)』 網野善彦 2005年 感想 | いままでの常識が覆される

    『日本の歴史をよみなおす(全)』 網野善彦 2005年 感想 | いままでの常識が覆される

    🔽 ログ 🔽
    日本の歴史をよみなおす(全)
    網野善彦 2005 (1991-)
    Rethinking Japanese History
    Yoshihiko Amino
    595ページ
    2024年3月 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    簡単に日本史のおさらいっぽいものかと思っていたら、大間違い。
    正にそういう先入観を捨てよ、というのがテーマ。

    根本的には、日本は島国だから閉鎖的でずっと農業が中心だったんですよ、という教科書に載っている概念がいかに間違っているか、
    そして第一、日本という区切りはなんだ、しかも海を越える文化も技術も中世からちゃんとあったのだよ、ということ。

    百姓と言う言葉がイコール農民でないということは、いままでの常識が覆される。
    いかに中世までの日本が、複雑で、リベラルで、高い技術や商売力があったか。

    少なからず誰もがショックを受けるはず。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Rethinking Japanese History" Yoshihiko Amino (2005) Review | "Common sense" was wrong
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  • 『(茶:世界を変えた飲み物) 』ジョン・グリフィス, 2007年 感想 | 生真面目さのお陰で詳しい本

    『(茶:世界を変えた飲み物) 』ジョン・グリフィス, 2007年 感想 | 生真面目さのお陰で詳しい本

    🔽 ログ 🔽
    Tea, the drink that changed the world
    (Tea: A History of the Drink That Changed the World)
    By John Griffiths, 2007
    373 pages
    2024年2月 読了
    
    
    
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    お茶の本というのはとりあえず買う、というのが私の方針です。これはダージリンの街の中心の本屋で買った思い出の本。
    どの紅茶が美味しいとか分類とかそういうことじゃなく(日本はそういう本が多い)、お茶のその興味深く残酷な歴史の本もたくさんある。でもこれは少し違う。

    「世界を変えた飲み物」まさに。欧州人は東アジアのお茶に憧れ、南アジアを人工的に産地にし、中国を滅ぼし今はアフリカでもっと安く作っている、お茶。

    お茶、紅茶について、その全てが書かれている本。
    著者はお茶の農園をやっていた英国人の息子で政治家ということもあり、内部事情にかなり詳しいし何よりも政治的な面やきちんと数字に表すという面が特徴的。
    どの時代にお茶が何トン売れたか、値段の変動は、とか。

    お茶の文化や大変な歴史、そして当時の英国の政情、ここではそういったのも含め観点、テーマごとにまとめられている。
    本の中でその分類の仕方が分かりにくいところもあったけど、それだけ広い視点から書かれているということ。

    ワイン学なんかでも英国人が強いのと同じでここでもその生真面目な英国人さが出ている。でもワインよりももっと英国人の心とプライドの近くにいるもの、それがお茶。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Tea, the drink that changed the world" John Griffiths (2007) Review | Tea, very close to the hearts and pride of British
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    Tea: The Drink That Changed the World




  • 『わたしたちが孤児だったころ』カズオ・イシグロ, 2000年 感想 | 事実は本当に事実なのか

    『わたしたちが孤児だったころ』カズオ・イシグロ, 2000年 感想 | 事実は本当に事実なのか

    🔽 ログ 🔽
    When We Were Orphans
    Kazuo Ishiguro, 2000
    わたしたちが孤児だったころ
    カズオ•イシグロ
    2025年7月 読了
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    🔽 こんな人、ときにおすすめ 🔽
    ミステリー好き、そしてカズオイシグロは切ないけど優しい気持ちになれる
    
    
    
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    カズオ•イシグロ作品ということは文体が美しい、というのは期待どおり。彼の作品はいつもノスタルジアが漂っているけどこの本はノスタルジアこそが大きなテーマ。
    主人公クリストファーは上海での少年時代いつも友人のアキラと遊んでいた。楽しい優しい思い出。
    その後イングランドで有名な探偵となった彼はやっとあるミッションのために上海へ戻る。両親を見つけるために。

    作者はきちんと順序追っては説明してくれない。どこまでが事実でどこからが想像か。
    クリストファーは上海の街を目隠し状態で動き回る。
    固く信じている事実は本当に事実なのか。
    さすがカズオ•イシグロ。

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    "When We Were Orphans" Kazuo Ishiguro (2000) Review | Tender memories, are they?
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