
オカルト ロンドン
Merlin Coverley, 2000年
Occult London
193 ページ
Oldcastle Books 出版社
2026年10月 読了
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日本語未出版
🔽 一言レビュー 🔽
★★★★☆ ロンドンにおけるオカルト関連の歴史や場所を紹介する一冊。私自身が歴史的にも色々詰まってる中心地から北東部にかけたエリアで住んだり働いたりしたので、知ってる教会や通りの名前が次々と出てきてロンドンのヤバさを改めて実感する。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
文字通り、ロンドンにおけるオカルト関連の歴史や場所についてを比較的簡潔に紹介。
観光客向けのガイド本的な本と勘違いしてはいけない。
これはもっと普通に読みやすい歴史書、だけど追ってる歴史のトピックは魔女とか呪いとか。
ロンドンは計10年以上住んでいたので人生で一番親しみのある街ではあるが、住んでるとやっぱりわざわざ調べないのよね、もったいない。
イギリスは国としてカトリックではないしイギリス国教の信者ではない人も当然いて、そういう行き場のない人たちが集まって来てしまったということも関係してそう。
カトリックだったら儀式が大事なのでオカルトチックな人たちはメインストリームにのめり込めるけど、その欲求が満たされない人がロンドンのオカルトの組織に行く、のかと想像したり。
Psychogeographyというのが面白い、超ロンドン。
70年代にニューエイジ思想のもと再度盛り上がってきたそうで、いや絶対そう、いまだにいるもん。
ロンドンは暗いしジメジメしてるし、実は古代の歴史ははっきりしてないし、最適だ。
私自身が歴史的にも色々詰まってる中心地から北東部にかけたエリアで住んだり働いたりしたので、知ってる教会や通りの名前が次々と出てきてロンドンのヤバさを改めて実感する。
作家のデフォーはよく行っていた公園の近くでロビンソン・クルーソーを書いていて、死後は通勤に使っていたバス停の裏の繁華街なのに暗い墓地に眠っているなんて、全然知らなかった。
霊界を体感したスウェーデンボリの協会の前を実は毎日通ってたり、昼休みに散歩がてらベンチでランチを食べてたセントポール大聖堂も当然オカルト話の中心地だったり。
なんだかんだとそういうオカルトの聖地近辺で転々と働いていたのは、そういう磁力だったのか、それともロンドンはどこに行ってもオカルトなのか。
たぶん後者、あちこちがオカルト。
この本をロンドンに住んでいるときに読んでいれば昼休みの散歩がソロミステリーツアーになってただろうに。
まあでも読んでたらあまりにも日常にオカルトが張り巡らされていて怖くて散歩できなくなってたかもしれない。
当時の仕事の関係で現在は高級ホテルになっている建物のとある地下室に案内されたことが忘れられない。
あの空間は異様だった。
そこはなんと何十年も閉め切られ人々に忘れ去られていた幻のフリーメーソン神殿。
(Masonic Temple Andazでぜひ検索)
幽霊とかそういう怖さではないし、本当は別に悪いことを企てていたという訳でもないかもしれないんだけど、秘密に包まれ何十年も閉ざされていた特異なオーラに包まれた息苦しい錯覚になる目を奪うほどの綺麗な天井の下、幾何学的模様の床にずらっと並んだ椅子、あの空間であの時、人生で最大級にオカルトを感じた。
オカルトの視点からイギリスの歴史をもっと読んだら面白そう。
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Occult London (Pocket Essential series) (English Edition)