
壁
安部公房, 1951年
251 ページ
新潮社
2006年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ ある日突然名前を失った男、会社の自分のデスクには自分の名刺が座っている
✔ 同じように不条理を描くカフカと比べ「はるかに軽く、はるかに明るい」阿部公房の作品
★★★★★ あとがきにも書いてある通り、「カフカ的だけれど、カフカよりはるかに軽く、はるかに明るい」。ある日突然名前を失った男という設定の不条理さ。でも極限までぶっ飛んでて面白い。確かに人を選ぶかもしれないけれど、想像力を刺激され頭の中がピリピリする。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
「砂の女」も何度か読んでいて大好きだけど、こっちの方が極限までぶっ飛んでて面白い!
勉強関係のばかり読んでいるから、ちょっと息抜きに安部公房。
あとがきにも書いてある通り、「カフカ的だけれど、カフカよりはるかに軽く、はるかに明るい」。
軽いというか軽やかで、よって明るい。
すごくイメージしやすいな文章で頭の中で映画化されてるけど、だからといって映画にするなんて不可能では。
でも「砂の女」も映画化されたしできるのかな。
三部あるうち、「バベルの塔の狸」と第三部の「赤いチョーク」が中でも特に想像力を刺激され頭の中がじわじわピリピリくる。
すごいすごいすごいすごい!
皮肉に溢れていて、インテリの揚げ足取りばかりして、主人公「僕」以外みんなアブナくて、愛する人たちはモノになって、自分の体は変化して...
カフカっぽいんだけど、カフカ独特の暗さとは違い、底抜けて明るい。
なんなんだ、この世界は。
(2006年当時ロンドンでの大学時代の)バイトは劇場やコンサートや映画館の案内人なので、いったん始まるとすることがない。
だからその間にこっそり本を読んでる。
見つかると大変なので、日本の文庫本がちょうどよく小さい。
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壁(新潮文庫)