『狐狸庵閑話』 遠藤周作, 1965年 レビュー | どうでもいいことに一生懸命のエッセイ 

狐狸庵閑話
狐狸庵閑話
遠藤周作, 1965年
423 ページ
新潮社
2017年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 遠藤周作の裏の顔、狐狸庵上人のエッセイ集
✔ 人の為にはならない、でも黙っていられない好奇心の塊
✔ 愚痴を並べても愛がある、偉い大作家なのに笑ってしまう一冊

★★★★☆ 狐狸庵上人のことを知らずに読んでしまい、驚きと笑いの連鎖。どうでもいいことを一生懸命考える生産性はないおじいさんの愚痴や笑い話なんだけど、なぜか温かさがあるエッセイ。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

初の狐狸庵先生。
著者の小難しい小説しか読んだことなかったので、この生産性のないおじいさんの小言的なエッセイが余計に魅力的でした。

為にはならないけどちょっといいことを言ってたり、可愛い孫が十分に遊べない愚痴を並べたり、政治的な話も挟んだり、偉い小説家なのに偉そうじゃなかったり、オチもなかったり。

ウンベルト・エコーのエッセイに似てるとこがあるんですね。
どうでもいい(と周りは思ってること)を一生懸命になって考えて、文句を言ってる割には愛に溢れていて、とにかく好奇心の塊のような方々。
で、文章にしたらやっぱり面白い。
狐狸庵山人じいさんの他のエッセイも読んでみなきゃ。

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