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『マーリ・アルメイダの七つの月』シェハン・カルナティラカ, 2022年 レビュー | 挑発的にスリランカのリアルを描く



The Seven Moons of Maali Almeida
Shehan Karunatilaka, 2022
マーリ・アルメイダの七つの月
シェハン・カルナティラカ
368 pages
2024.09 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ スリランカの歴史と文化を背景とした挑発的なファンタジー
✔ 死んだ戦場カメラマンの主人公が自分の死因を探し求める
✔ モンスターあり、幽霊ありの型にはまらない一冊

★★★★★ 挑発的でファンタジーでありながらスリランカのリアルを描く、何でもありの型にはまらないぶっ飛んだ一冊。ロック音楽が大音量でかかっているかのような読書体験。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

ずっと気になっていたけど、できるだけ前情報無しで読んだ本。
なので、もし何も知りたくなかったら、この本は型にはまらない自由でぶっ飛んだ本ということだけ知ってもらって、あとはこの文章は読まないでください。
こんな私の文章を読んだところで本の方は想像を絶するわけですが。

まず死んだところからスタートする、さて誰が俺を殺したかのストーリー。
幽霊ありモンスターあり、ミステリーで、現代スリランカの複雑な戦争、ということがキーワードだけど、だからといってこのストーリーが想像できるわけではない。
スリランカの現代史を全く知らないと少しだけ出遅れるけれど、どうせぶっ飛んでいるし、徐々に物語の中に引きずり込まれていく。

主人公は二人称youで書かれていて、何も分かっていない主人公と一緒に発見していくのがさらに良い。
ただそのyouはテキトーな戦場カメラマンで、浮気症のゲイで、ギャンブル依存。
絵に書いたアンチヒーローに徹しているのに一緒に7つの月の時間を過ごしていくとそんなに悪いやつじゃない気がしてくる。

挑発的でファンタジーでありながらスリランカのリアルを描くという、型にはまらないマジカルリアルズムの一冊。
ロック音楽かパンクが大音量でかかっているかのような読書体験。

🔽 関連ページ 🔽
English review
"The Seven Moons of Maali Almeida" Shehan Karunatilaka (2022) Review | Provocative and real
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