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『台所太平記』 谷崎潤一郎, 1963年 レビュー | 愛らしい女中さんたちの記録



台所太平記
谷崎潤一郎, 1963
Junichiro Tanizaki
240 ページ
2024.08 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 次々とやってくる愛らしい女中さんたちの記録
✔ 女中も家族という感覚の時代
✔ 谷崎らしい、主人の女の子の足フェチも垣間見れる

★★★★★ とある老人の家にやってくる女中さんの記録。谷崎の筆にかかれば全ての女が独特で愛らしくて、それを一歩下がってみている主人の様子など、まさに谷崎文学。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

谷崎潤一郎が描く、とある老人の家にやってくる女中さんの記録。
といっても、谷崎の筆にかかれば全ての女が独特で愛らしくて、それを一歩下がってみている主人の様子など、まさに谷崎文学。

戦前からの数十年つまり一昔前の女中は現代でいうお手伝いさんではない。
若い彼女たちは田舎から出てきて住み込みで働くが、主人の方も自分の娘のように案じ、世話もする。そういう関係はやっぱり今ではそうはいかない。

主人の若い女好きが転じて女中だらけの家にいるのは一目瞭然で、いつものように足フェチなのも伺えるし、女中の自由な恋愛にだって、女中同士の同性愛へだって比較的おおらかに描かれる。
でもそれも今は昔、良いことか悪いことかデモクラシーとはそういうもので。
🔽 関連ページ 🔽
English review
"The Maids" Junichiro Tanizaki (1963) Review | All his lovable maids
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