
Male Colors: The Construction of Homosexuality in Tokugawa Japan
Gary Leupp, 1995年
(男色;徳川時代における同性愛の構築)
2006年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ 著者は冒頭から「日本研究をする人は、日本史と同性愛の関係に気づかないはずはない」と言い切る
✔ ザビエルの嘆き、一休のつぶやきなども載せられている
✔ 時代とテーマを特定した文献では他に類を見ない
★★★★★ 大英図書館で資料を読み漁っていて発見した、英語で徳川時代の日本と男性同性愛の歴史を研究したもの。ザビエルや一休の言葉なども掲載されていて、絵も図も多く、逆に日本ではここまで詳しく掘り下げたものはないんじゃないか。ザビエル、びっくりしただろうねぇ。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
(大学の卒論で日本の同性愛の歴史について、大英図書館で資料を読み漁っていた2006年)
アメリカの大学から出ている、徳川幕府が治めていた時代の男性同性愛の歴史を研究したもの。
著者は冒頭から「日本研究をする人は、日本史と同性愛の関係に気づかないはずはない」と言い切る。
それだけ明様な歴史であり古代ギリシャ時代の同性愛の文化と並ぶくらいに重要な文化でありながら、ここまで詳しく研究された本はない。
宣教師ザビエルの言葉も載っていて、笑ったのでまずはそれを。
[Japanese Buddhist priests] are drawn to sins against nature and don’t deny it, they acknowledge it openly.
This evil, moreover, is so public, so clear to all, men and women, young and old, and they are so used to seeing it, that they are neither nor depressed nor horrified.
Male Colors, Gary P. Leupp, p11
(日本の仏教の僧侶は)自然に反した罪を犯していてそれを公で認めている。
さらに老若男女皆が知っているばかりか、彼らはすでに慣れていて恐れるどころか気にもしない -簡単赤パン訳
かわいそうにザビエル、びっくりしただろうねぇ。
自分と同じ立場である仏教僧侶が、毎日若い男と寝て暮らしているんだもんねぇ。
日本に同性愛を持ち込んだのは空海だと言う噂があり、この噂を西洋で広めたのもキリスト教の宣教師達だそう。
日本の仏教では女性関係は「罪」だけど、男性との関係は「仕方ないなぁ」程度。
中国は韓国でも似たような歴史はあるが日本ほどではないんだとか。
この本には、神様が他の神様を冒す絵や、七福神の一人が女形の若い役者といる絵なんかも掲載されている。
一休が「男色は疲れたので妻と寝る」と残した文章なんかも載っている。
日本の同性愛はオーラル〇ックスは存在していなかったとか、若い男には何の悦びも与えられない、とか。
遠慮なくはっきりと明確に書かれていて、文章も絵も図も多く、逆に日本ではここまで掘り下げた本は書けないんじゃないかとも思えてきた。
こういう本は英語ではないな、と決め付けていたので、なんじゃこりゃー!な発見だった。
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Male Colors: The Construction of Homosexuality in Tokugawa Japan (English Edition)