台湾: 四百年の歴史と展望
伊藤潔, 1993年
252 ページ
中央公論新社
2016年 読了
アマゾンであらすじと詳細を見る
🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ 台湾の歴史を一冊にまとめたわかりやすい入門書
✔ 勤勉で他人に頼らないという性質、培った教養を盾にアンチ共産党を突っ走る自由を大切にする国民性の背景
✔ 公平で忠実でありながらも台湾への故郷愛に溢れた一冊
★★★★☆ 台湾の歴史を一冊にまとめてた入門書。常に外来の力にそして何よりも大陸の中国に左右されてきた小さな島。培った教養を盾にアンチ共産党を突っ走る自由を大切にする国民性の背景を学べる。永遠に我が故郷台湾が世界に存在するようにという著者の願いもこめ、”終章”を設けていないという一冊。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
近くて遠い、遠くて近い、台湾。
その歴史を一冊にまとめてある本で、まずは手始めにさらっとお勉強というのに最適な一冊。
フォルモサ、美しい島、と呼ばれる台湾。
大航海時代に西洋に”発見”され、アジアの海賊たちの支配、中国(清)と日本の侵略、植民地化と戦争を生き抜いて、本当の中国は我々だ!と主張する近代を超え、今は全体的に台湾独立運動に向かっている
という、常に外来の力に左右されてきた小さな島。
そういう歴史を辿った地域に特有な、勤勉で他人に頼らないという性質に加え、
日本の植民地時代に培った教養を盾にアンチ共産党を突っ走る、アジアではまれに見る民主主義を掲げる台湾の国民性の背景がよくわかります。
(国民と呼ぶか否かという単純なことで政治的問題になるというデリケートさ)
そういう過去からか、現在も台湾では外国人が極度に優遇されるんだとか。
この本が書かれたのは93年なので、それからも台湾はどんどん変化しているし、(当時)年始にあった選挙では独立派の民進党が総統に選ばれたりと、とにかくいつも怒涛な政治が続く。
現在も過去もキーポイントはとにかく対PRC(中華人民共和国)。
オリンピックでも、台湾選手はタイペイ選手として出場しているんですよね。
台湾人の友人曰く、その大会で中国がどこまで発言権を持っているかで、台湾として出場できるか否かが決まるそう。
世界中が本当は開けた台湾(中華民国)と正式に交流したいのに、中華人民共和国に遠慮して、できない。
今後、台湾はどこへ向かうのか。
タイトルにある通り、その歴史を辿り、未来へ向かう歴史本。
永遠に我が故郷台湾が世界に存在するようにという著者の願いもこめ、”終章”を設けていない。
公平で忠実でありながらも台湾への故郷愛に溢れた一冊です。
🔽 関連ページ 🔽
🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽
●●● アマゾン ●●●
台湾: 四百年の歴史と展望 (中公新書 1144)
●●● 楽天 ●●●




















