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『南アジア 世界暴力の発信源』 宮田律, 2009年 レビュー | なぜ暴力に走るのかを説く


南アジア 世界暴力の発信源 (光文社新書)
南アジア 世界暴力の発信源
宮田 律, 2009年
200 ページ
光文社
2026.05年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ アフガニスタンやパキスタンが暴力的な国だとメディアに植え付けられている現代人
✔ 欧米の政策と無関心によって、なぜ暴力に走るのかという点を説く
✔ 2009年出版と少し古いけれど基本を学べる

★★★★☆ メディアの力は凄いと言うか怖い。それ以上考える隙を与えずにこの国は暴力的な国です、という印象だけを与える。宗教の違いはあっても長い間それなりのバランスで生きてきた人々の生活を壊した欧米とその周辺国。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

アフガニスタンやパキスタンと聞いて思い付く言葉はテロや暴力といったところ。
少なくとも私の世代はそのイメージが子供の頃からテレビで流れていたので、その殻を壊して中を覗くことはほぼない。
というか、多分現実的には思い付く言葉があるだけマシなくらい多くの場合無関心だと言う方が正しい。

メディアの力は凄いと言うか怖い。
それ以上考える隙を与えずに暴力的な国です、という印象だけを与える。

なぜアフガニスタンが暴力的か。
一時期、ソ連に対抗するためアメリカが異常で無差別な経済的支援を行い、ある日ふっと放置したから過激派が急激に成長した。
そう単純に言ってしまうのは語弊はあるとは思うけれど、詳しくはこの本に非常にわかりやすく書いてある。
宗教の違いはあっても長い間それなりのバランスで生きてきた人々の生活を壊したのは欧米、特に近年はアメリカであり、日本人だってその仕組みは知っておかないと一歩間違えれば、というか少しでも軍事的な行動をしてしまうとすぐに暴力のターゲットになる。
普通に考えて、誰だって自分の家に他人が押し掛けて家族を傷つけられたら怒りに身を任せた反応をする。
しかもその人たちの本当の目的はお隣さんで、うちはただの通り道。

この本でも繰り返されているように、暴力を暴力で押さえ込むのは無理があるし、まずは一番マシな方法で彼らが自ら過激派を鎮圧する社会にならないとですね。
言うは易しだけど、まずは理解。
この本が2009年に出版されて16年経っているけれど、そこまでの基盤の勉強になりました。
ここ16年は、単純に暴力的な国です、と言いきることは疑問視され、我々一般人もSNS等を通じ個人レベルで情報収集できるので、また違った世界の方向に向いているのではと考えてしまいます。
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