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『響きと怒り』 ウィリアム・フォークナー, 1929年 レビュー | 語り手の意識の中に迷い込む



The Sound and the Fury
William Faulkner, 1929
響きと怒り
ウィリアム・フォークナー
464 pages
2024.07 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ まだ奴隷制度もあった南部アメリカの以前は裕福だった家族
✔ 同じ事柄が繰り返し語られる次第にテーマが浮き出てくる
✔ それぞれの語り手の意識の中を覗くかのような表現

★★★★★ かなり難しいので完全にわかったわけではない、でもすごい。いきなり重度の知的障害の弟の視点が描かれていて、同じ事柄をそれぞれの語り手の意識の中を覗くかのように表現されてある。再読必須。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

かなり難しいので完全にわかったわけではない、でもすごい一冊。
第一章からいきなり重度の知的障害の弟の視点から描かれているので、時系列でもないし、重複したり注意があちこちに飛ぶ、その中で明らかなのはお姉ちゃんに対する愛情。
それから他の兄弟の視点へと移り、客観的な説明がないのに同じことについて別の視点で描かれているが、つまりはかつて裕福であったアメリカ南部の一家の崩壊の物語。
知的障害児が身近な私にとっても、その思考の表し方など、そういう意味でも興味深い。

同じ出来事が別の視点で語られることによりその人物の人格を浮き上がらせるが、その事柄自体の説明がないので、途中からウィキペディアのあらすじを頼りに読んだけど、それでもこのリズムがつかめるようになるとページがどんどん進む。
当時のアメリカ南部にきっと多くいたであろう、機能不全家族の悲しい物語。

これはもう一度改めて読んで、そのうえで一つの読書体験とするべき。

ノーベル賞受賞作家


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English review
"The Sound and the Fury" William Faulkner (1929) Review | A difficult read but a masterpiece
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