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『SPQR ローマ帝国史』 メアリー・ビアード, 2015年 レビュー | ユーモアもありで古代ローマを楽しく学ぶ

SPQR ローマ帝国史I――共和政の時代
SPQR ローマ帝国史I――共和政の時代
SPQR ローマ帝国史II――皇帝の時代
メアリー・ビアード, 2015年
SPQR
A History of Ancient Rome
Mary Beard, 2015
2026年6月 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 伝説レベルのローマ王政時代から西暦200年辺りまでをカバーする古代ローマ史のベストセラー
✔ テレビでも活躍する著者のユーモアあふれる語り口で楽しく学べる
✔ 一般市民や貧しい住民、イングランドの外れまで幅広くローマをカバー

★★★★★ ロムルスとレムスの伝説から西暦200年辺りまで、内容はしっかりしているけれど物語っぽくそしてブリティッシュユーモアを交えた歴史書。2000年経ってもあまり人間は変わらないとつくづく痛感する。帝政ローマ時代の学者が王政時代のことを盛って記録してるから何が真実か分からないんだそう。さすが。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

イタリアに住んで計10年、やっと古代ローマ史を学ぶ。
ヨーロッパでは小学校からずっと学ぶ一般常識なのに何も知らないままはさすがにまずいと。
オオカミに育てられたロムルスとレムスの伝説から西暦200年辺りまでをカバーする一冊(日本語は二冊)。

でも教科書のようにしっかりと学習するんじゃなくて、物語っぽくブリティッシュユーモアを交え苦笑しながら読む本。
皇帝やローマ法などかっちりした歴史だけじゃなく一般のローマ市民や貧しい住民、さらにはイングランドの果てまで幅広いローマ帝国についてもできるだけ語られているのがうれしい。

著者はBBCなどテレビでも、最近はポッドキャストでも出てくる歴史家なのでどうしても彼女の本をまず読みたかった。
メディアに出ているときのようなあのユーモラスな印象がそのまま本にも表れている。
ローマについてもちろん詳しいけれど真面目になりすぎずに、というか例えば壁の落書きとか嫌いな奴に排泄物を投げるという習慣について書いているときは真面目になれない。

帝政ローマ時代の学者が王政時代のことを盛って記録してるから何が真実か分からないんだそう。
さすがイタリア。
何よりも笑ってしまうのは、イタリア人は2000年以上経ってもあまり変わってないこと。
いまだにべらべらしゃべって論破した人が偉い、という風潮がある。
そして相変わらず公園に似たような落書きしてるし、和訳ではこの突っ込み具合がどう訳されてるか。

大げさというかドラマチックなローマ。
2000年前から人間は人間くさかった。


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SPQR ローマ帝国史I――共和政の時代
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