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『黒革の手帖』 松本清張, 1980年 レビュー | 銀座のママの座までのし上がる


黒革の手帖(上) (新潮文庫)
黒革の手帖
松本清張, 1980年
710 ページ (384 + 326)
新潮社
2017年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 平凡な女性銀行員が勤務先から横領、銀座のクラブのママの座までのし上がる
✔ きらびやかな世界の裏側にある人間の欲望を描く社会はミステリーの王道
✔ ドラマのような美しい元子じゃなく原作の平凡な元子だからこそのドロドロなドラマ

★★★★★ 怒濤の元子の物語。別に目立たない元銀行員が、経験もない銀座の世界でまわりを蹴り落としながら上へ上へ上がっていくのが醍醐味。緊張感と人間ドラマ、まさに松本清張サスペンス。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

怒濤の元子の物語、終わってしまった...
何度かドラマ化されてるようだけど観たことはないですが、それだけあってやはりストーリーとして面白い。
もちろん松本清張は読んでて緊張感があるのでなんでも面白いけど。

銀座という特殊な世界で、クラブのママという特殊な職業で、利害を基本にした特殊な人間関係。
ドラマでは、綺麗な女優が演じてるけど、元子は別に若くもなく美しくもない、というのがキーだと思う。
そんな別に目立たない元銀行員が、経験もない銀座の世界でまわりを蹴り落としながら上へ上へ上がっていこうとするのがストーリーであって醍醐味である。

(ちょっとネタバレ)
ここからは結末に関してですが、やっぱりファムファタルの運命。
男を利用するファムファタルの最後は、常に罰。
若くも美しくもない身の程知らずの女、もう潮時じゃないかね、と言われちゃうんですね、結局は。
男も女もどんどん利用して、じゃんじゃんお金を巻き上げて、そして恐怖のエンディング。

🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

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黒革の手帖(上) (新潮文庫)
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