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  • 『家守綺譚』 梨木香歩, 2004年 レビュー | 豊かな自然の不思議の物語 

    『家守綺譚』 梨木香歩, 2004年 レビュー | 豊かな自然の不思議の物語 

    家守綺譚 (新潮文庫)
    家守綺譚
    梨木香歩, 2004
    208 ページ
    2018年 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 100年前、古い家に住むことになった主人公と自然の交流
    ✔ 現実ともおとぎ話ともいえる庭の不思議
    ✔ 独特の世界観とファンタジー

    ★★★★☆ 想像していた以上にファンタジーに溢れた、奇妙なユーモアの一冊。豊かな自然の中にあるちょっと不思議な物語をちょっと覗き見している感覚。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    想像していた以上にファンタジーに溢れた、奇妙なユーモアの一冊。
    時代は100年前、庭のある家に住むことになった主人公。
    一見いたって平凡な生活を送っている主人公のその小さな世界のなかで、この世の色んな生物、この世のものでない色んな生物が繋がって交流している、そんな不思議な物語をちょっと覗き見している感覚。

    好きな作家さんになりました。

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    村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩, 2004年 感想 | かけがえのない日々
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    家守綺譚 (新潮文庫)
    家守綺譚 (新潮文庫)

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  • 『科学者が人間であること』中村桂子, 2013年 レビュー | 科学者も生活者としての自覚を

    『科学者が人間であること』中村桂子, 2013年 レビュー | 科学者も生活者としての自覚を



    科学者が人間であること
    中村桂子, 2013
    256 ページ
    2025.12 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 生命誌研究館を設立した科学者の著作
    ✔ 生命科学をベースにしつつ生活者であるという自覚
    ✔ 目先でなく普遍的な発展をテーマとした一冊

    ★★★★★ 自分と自然に境目はない、だって自分は自然の一部。科学者だけでなく、会社人でも特に政治家もぜひ読んで忘れないでほしい、あなたもわたしも、人間であることを。元来の人間の生活を中心に置いたその向こうに見える未来は輝いている。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    一風変わったこのタイトルの重要さ。
    自分と自然に境目はない、だって自分は自然の一部でしかないのだから。
    科学者だけでなく、会社人でも特に政治家も、ぜひ読んで忘れないでほしい、あなたもわたしも、人間であることを。

    「日本文学の大地」を読んだときにに感じたことが、ここでは現代の科学者からの視点で書かれている。
    17世紀からの近代科学の発展、つまり自然を支配しようという思想のせいで、自然の一部だという人間の本来の感性があたかも古くさいもののように陰に追いやられた。
    でも今こそその感性を思い出す時。
    そう「思い出す」のであって新しいことではない、私たちが本来持っている感性と科学や技術の発展は敵対するものではない。

    元来の人間の生活を中心に置いたその向こうに見える未来は輝いている。
    それは金融資本とか人工知能とか金儲けのための開発とか、人間を置いてけぼりにした死んだ発展ではない。
    技術が進むにつれ知識が増える、でも次のステップ「どう普遍的な文明に繋げるか」にもたどり着くことを皆が意識する。

    彼女のことはお坊さんのポッドキャスト「テンプルモーニングラジオ」で知ったんだけど、DNAを引っ張り出して、血統だとか子孫だとか言うのは間違っていると強く仰っていて、それに惹かれてこの本を探したのでした。

    DNAは生物すべてが共有するものであり、単に親から子へまっすぐと降りてくるものという意識は間違っていると心に留めておくと、自分さえ良ければという考え方が薄れていくと思う。そして今こそ大事な考え方の転換。


    追記ですが、明治から特に海外に出た日本人の偉人が色々と言及されているので、特に南方熊楠は一度しっかり読みたい。

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  • 『水辺にて』梨木香歩, 2006年 レビュー | カヤックで渡る水辺に見えるものたち

    『水辺にて』梨木香歩, 2006年 レビュー | カヤックで渡る水辺に見えるものたち



    水辺にて
    On the water / Off the water
    梨木香歩, 2006
    Kaho Nashiki
    249 ページ
    2021.02 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ カヤックをめぐるエッセイ集
    ✔ 動物や植物の小さな発見や驚き

    ★★★★☆ カヤックにはまった作者によるエッセイ集。その名の通り、水辺のことについて。動物や植物に詳しい作者の小さな動きや発見は読んでいてまるで水辺をさーっと通っていくよう。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    カヤックにはまった作者によるエッセイ集。
    その名の通り、水辺のことについて。

    動物や植物に詳しい作者の小さな動きや発見は読んでいてまるで水辺をさーっと通っていくよう。

    特に印象に残るものがあったというより、これを読んだらなんとなく川や池など水のあるところに行きたくなる。
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    水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫 な 41-1)


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  • 『爆破 モンキーレンチギャング』エドワード・アビー, 1975 レビュー | ヒッピーたちがコミカルに爆破

    『爆破 モンキーレンチギャング』エドワード・アビー, 1975 レビュー | ヒッピーたちがコミカルに爆破



    The Monkey Wrench Gang
    Edward Abbey, 1975
    爆破 モンキーレンチギャング
    エドワード・アビー
    480 pages
    2024.11 読了
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    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 70年代のアメリカの大自然を守るヒッピーたちのテロ
    ✔ 西部劇並みの壮大で乾いた土地

    ★★★☆☆ 70年代のヒッピーなアメリカ人たちが西部劇並みの壮大な景色を背景に、環境保護の名の下、コミカルにあちこちを爆破する。好みじゃないと知っててもきっと真面目に読み続けると思いつつ、やっぱり読み続けた一冊。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    70年代のヒッピーなアメリカ人たちが西部劇並みの壮大な景色を背景に、環境保護の名の下、コミカルにあちこちを爆破する。

    ご想像通りの内容で、多分私の好みじゃないと知っててもきっと真面目に読み続けると思いつつ、やっぱり読み続けた一冊。

    3人の男と1人の女、他人同士だったけれどギャングを組んで、環境を破壊する橋やダムを破壊する、となると、今たまにテレビで見るgen Zの若者が美術館の絵画にペンキを書けるようなものか。
    いや、でも今どきのいたずらは命がけじゃないのでちゃんと真似できてない。
    ギャングにはお金持ちのおじさんがいるけれど、自分で走って汗かいて命もかける。

    この本に戻ると。
    やっぱり自分向けじゃないなと思うのは、やたらトラックや銃の細かいことが並べてあって、キーワードはベトナム戦争だし、ちょっと自分とは離れすぎていた。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “The Monkey Wrench Gang” Edward Abbey (1975) Review | Comically explosive
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    爆破: モンキーレンチギャング



    The Monkey Wrench Gang (English Edition)

    🔽 日本語情報 (「BOOKS」より引用) 🔽
    著:エドワード・アビー
    訳:片岡 夏実
    出版社:築地書館
    ISBN:9784806712220
    出版社:築地書館
    判型:4-6
    ページ数:416ページ


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  • 『(コップの中の嵐 日常の物理)』 ヘレン・チェルスキー, 2016年 レビュー | 何事も偶然ではない

    『(コップの中の嵐 日常の物理)』 ヘレン・チェルスキー, 2016年 レビュー | 何事も偶然ではない


    (コップの中の嵐)
    Storm in a Tea Cup
    The physics of everyday life
    Helen Czerski 2016
    ヘレン・チェルスキー
    282 pages
    2024年5月 読了
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    日本語未出版


    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ 物理学者が日常にひっそりと存在する物理の法則を紹介
    ✔ 物理に興味がある人への一冊

    ★★★★☆ 例えば紅茶を混ぜると液体が動く。何一つ偶然ではない。そういうことは私達がいかにちっぽけな存在かを語っているよう。何事も偶然ではない。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    物理学者が、毎日の些細なことにどう物理が関わっているかを教えてくれる一冊。
    例えば、スプーンで紅茶をかき混ぜると液体が動く、これは物理の方式に従っているわけで何一つ偶然ではない。そういうことは私達がいかにちっぽけな存在かを語っているよう。

    たしかに面白いんだけど私にすべてが理解できたかというとそうではない、もっというと理解しようと努力する日が来るのかさえ怪しい。
    私はただ単にこの素晴らしい世界の中でちっぽけな存在でも十分です。

    ちなみに著者は英国人の女性物理学者、海洋学者でBBCでも見かける人。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Storm in a Tea Cup, The physics of everyday life" Helen Czerski (2016) Review | Nothing is by chance
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    Storm in a Teacup The Physics of Everyday Life【電子書籍】[ Helen Czerski ]


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    Storm in a Teacup: The Physics of Everyday Life (English Edition)




  • 『(世界を変えるのに若すぎるということはない) 』グレタ・トゥーンベリ, 2019年 レビュー | そして世界を変えた少女

    『(世界を変えるのに若すぎるということはない) 』グレタ・トゥーンベリ, 2019年 レビュー | そして世界を変えた少女


    nooneis
    (世界を変えるのに若すぎるということはない)
    No one is too small to make a difference
    Greta Thunberg, 2019
    グレタ・トゥーンベリ
    68 pages
    2024年1月 読了
    アマゾンであらすじと詳細を見る


    🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

    ✔ グレタのスピーチをまとめたもの
    ✔ 文字に起こし彼女の主張にぶれがないことがよくわかる
    ✔ 実際に政界を変えた当時16歳のパワー

    ★★★★☆ 「世界を変えるのに若すぎるということはない」
    グレタのスピーチが文字になっていることで彼女の主張がいかに明確でブレがなく芯が通っているかがわかる。若者は自分たちには社会に変化を与える力があると気付かされた。

    
    
    
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    「世界を変えるのに若すぎるということはない」
    グレタのスピーチを書き起こしたもの。文字になっていることで彼女の主張がいかに明確でブレがなく芯が通っているかがわかる。

    彼女は実際に世界を変えてしまった。
    若者は自分の周りの問題に意識を向けるようになり、自分たちには社会に変化を与える力があると気付かされた。そしてアスペルガー症候群や自閉症の人々が持つパワーも世界に見せつけた。

    そして同時に当時16歳だった彼女を目の敵にして、個人的に名指しで攻撃し、彼女の主張でなく外見を貶しいじめる大の大人がいることも明らかになった。
    それでも、どんなに権力や財力のある大人が騒ごうと密かに彼女を怖がろうと、彼女の目的や言動はコンスタントで未だに辞める様子もない。頼もしい。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "No one is too small to make a difference" Greta Thunberg (2019) Review | And she made a difference

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