
The Raj at Table: A Culinary History of the British in India
David Burton, 1993年
(イギリス領インド帝国の食卓)
256 ページ
2026年7月 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ インドを統治していたイギリス人の当時の食習慣とその歴史
✔ 当時の日記やレシピも多く掲載されていてリアルな雰囲気がよくわかる
✔ イギリス人根性丸出しの滑稽さとインドの複雑さをユーモアたっぷり
★★★★★ ラージ、イギリス領インド帝国時代の食卓の様子。当時のイギリス人の滑稽さと野蛮さをさらけ出しつつもユーモアがあり楽しく食の歴史を学べる。最初のころはインド人の生活やムガール帝国の支配層の豪華さを真似していたイギリス人がどう変化していったのか。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
ラージ、イギリス領インド帝国時代の食卓の様子。
食事の様子や何を食べていたか、どう変わっていったか、当時のレシピなど、ユニークなテーマでありながら濃い。
当時のイギリス人の野蛮さは、世界の歴史を大きく変えた要因であるけど、テーブルマナーからそれが見えてなんとも笑ってしまう。
パンを小さく丸めて投げて遊ぶのが流行っていたとき(小学生並み)マジギレして決闘になって刺されたり、七面鳥がないから孔雀を食べてたり、なんとかイギリス風の食事をしたくて不味い缶詰めの野菜を食べてたり。
紳士の国と言いつつも彼らは17世紀まで基本的に手掴みで食事をしていたので、つまりインドに行った当時は手掴み。
そんな彼らもインドに行ってすぐは現地の食べ物を食べ、現地の気候にあった軽装だったのに、だんだんイギリス人根性が出てきてインドのあの暑さでもジャケットを着た正装で食事をしていたそうで、涙ぐましいイギリス人ぶり。
または豪華なムガル帝国の支配層の見よう見まねでおびただしい数の使用人を使ってみたりの試行錯誤。
何もすることがないから朝から酒を飲む生活だわ、肉といえば普段は鶏肉しかないわ、暑さで食材はすぐダメになるわ。
そんなイギリス人ではあるが彼らとその前のポルトガル人たちのお陰でインドに普及している野菜や果物があるし、インドの料理が辛くて美味しいのも唐辛子やトマト、じゃがいも、豆などが運ばれて普及していたからで。
イギリスはいまも続く食事や習慣の面でインドに大きな影響をもたらした。
各制度、クリケット、共通語としての英語、そして卵料理(確かに私もインドで朝はオムレツをよく食べた)、ビール、チャイはもちろん、野菜や果物は定着した。
逆にインドはいまも続く習慣というものをイギリスにはほぼ与えていない、ただ唯一イギリス人は無意識のレベルでイギリス風インド料理は大好きということ以外は。
やっぱり食の歴史はきれいごとで隠せないので面白い。
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