
The Dark Heart of Italy
Tobias Jones, 2003年
399 ページ
2007年 読了
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✔ イタリアの現状を英国人ジャーナリストの目で追ったノンフィクション
✔ 嫌味なくらいイタリア人を観察しているので同感するところは多い。
★★★★☆ イタリアの現状を英国人ジャーナリストの目で追ったノンフィクション。歴史、マフィア、ベルルスコーニ、サッカー、食文化、美学、何でも語る彼はよっぽどイタリアに惚れていたんだと思う。もう20年経っているので流行の点では変わっているけれど根本的には変わっていない現代イタリア論。
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イタリアの現状を英国人の目で追ったもの。
現状と言っても2003年出版(プローディ政権前)なので今日のイタリアとは違う面も結構ある。
基本的に政治的なのは著者がジャーナリストであることと、そして彼が言う通りイタリアの毎日の生活が政治的であることから。
歴史、マフィア、ベルルスコーニ、サッカー、食文化、美学、何でも語る彼はよっぽどイタリアに惚れていたんだと思う。
嫌味なくらいイタリア人を観察しているので同感するところは多い。
たとえば、イタリア人は形のないものを信用しないところとか、常に物事の裏には何らかの陰謀が隠されていると信じて疑わないところとか。
長年ベルルスコーニが国のリーダーだったんだからその直感的感覚は間違っていないけど。
それでも声を大にして言いたいのは社会主義な国民が大半を占めるイタリアと言う国は、ハタから見るよりもよっぽど知的な国民。
同時に何も考えなくていい金持ちや、ベルルスコーニにぶら下がっているビジネスマンが大半を占めていたり、カトリック教の力が異常に強かったり、今でもファシズムが図太く政治に参加していたりするので物事がややこしいけれど、半々というか、どちらの面も持っているのがイタリア。
聖母であり娼婦である、というやつ。
自国の問題を棚に挙げて人の批評ばかりする英国人の書いたものなので偏見もかなりあるけど(それに一つ一つを掘り下げるのではなく浅く広く書いてある)、「イタリアに観光に行きたい」以上の好奇心を持ってイタリアを知りたい人にはオススメのイタリア入門書。
何はともあれ、著者もイタリアと言う「色気たっぷりの娼婦」に恋をした外国人の一人ということなんだろう。
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The Dark Heart of Italy: Travels through Space and Time across Italy (English Edition)