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『現代語訳 学問のすすめ』 福澤諭吉 齋藤孝, 1872年、2009年 レビュー | 現代にも通じる社会へ出る若者への啓蒙書

現代語訳 学問のすすめ (ちくま新書)
現代語訳 学問のすすめ
福澤諭吉 齋藤孝, (1872年) 2009年
256 ページ
筑摩書房
2015年 読了
アマゾンであらすじと詳細を見る


🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 学問のと言っても実際の学習についてではなく、生き方の指南書
✔ 市民の権利と責任が生まれた、身分にとらわれずに見極め、学んだ分だけ行動に移し、仁愛を貫け、と説く
✔ わかりやすい現代語版で当時の福沢諭吉の熱さもきちんと伝わる

★★★★☆ 誰もが知ってるけど誰も読んだことのない「学問のすすめ」。現代語訳の方がわかりやすいし、さらさらと読めるし。明治維新後に市民の権利と共に責任が生まれた。自分の頭で見極め、社会のために行動せよ、というこの時代の若者への啓蒙書。現代にも通じる。


🔽🔽 読書記録 🔽🔽

なんでこのタイミングでこの本を、というと
「僕は一万円が嫌いです、何故なら福澤諭吉が嫌いだからです」
という知人の一言で、誰もが知ってるけど誰も読んだことのない「学問のすすめ」を読みたくなったから。

実際ほとんどの日本人は読んだことがないそう。
啓蒙書だからこの現代語訳の方がわかりやすいし、さらさらと読めるし。

学問の、と言っても実際の学習についてではなく、生き方の指南書みたいな感じ。

時代は明治維新直後の右も左も分からない赤子のような日本社会、ひたすら西洋の見様見真似で近代化をしてるつもりの日本社会。
基本的には、独立心を持て、ということ。
幕府の不条理な政治は終わり、市民の権利と共に責任が生まれた。
君たち若者は身分にとらわれず、自分の頭で学び、学んだ分だけ行動に移せ、西洋の猿まねではなく社会を見極めよ、偉ぶるな、外に出て交流を増やし、仁愛を貫け。
自分のためだけに働くのではなく、国のために働け。(現代なら社会のために、となるかと)

時代のせいもあり、軍国主義的なところがあるし、中国や朝鮮の文明は軽視するけれど、
まぁこれはご本人が書かれてる通り「時代は流れ、いつかこの文明開化が古臭いと思えるようになること、それこそが文明の進化である」わけで。

基本的に男性に対する指南書で、女性は家にいること自体に反対せず、妻を大事にするモラルについても書いている。
なかなかショッキングなベストセラーだったんだろう。
現代人が読んでどこまで同感できるかは何故だけれど、これくらい当たり前の最低条件として、それ以上のことを問われているのが現代。

ちょっとナショナリスティックなのは時代のせいもありアレですが、現代にもしっかりと通じる。
もし興味があるのならこの齋藤孝版の現代語訳が、おすすめ。

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