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『How to See the World』 Nicholas Mirzoeff, 2015年 レビュー | 猛スピードで進化する視覚文化

How to See the World (Pelican Books) (English Edition)
How to See the World
Pelican Books
Nicholas Mirzoeff, 2015
301 ページ
2015年 読了
アマゾンであらすじと詳細を見る
日本語未出版


🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 「都会的で若者的」という社会の流れと猛スピードで変化し続ける視覚文化
✔ 見ているのか、見られているのか、見せているのか、見せられているのか
✔ 見るという行為とともに、見られるということも意識する社会での「見ること」ガイド

★★★★★ 情報過多の社会において猛スピードで変化し進化する視覚文化。とても高度なコミュニケーションを取っている私たち。見るという力、見せるという力。見るという行為とともに、見られるということも意識しなければいけない私たちの「見ること」ガイド。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

Visual Culture、文字通り視覚文化。

現代の視覚文化は、例えば10年前とは全く違うもので、5年前とも、2年前とも違う。
もの凄いスピードで変化し進化するのは、これだけ視覚的な情報が日常にあふれていると、誰でもエキスパートになるわけで。

先日、食品パッケージのセミナーに行った時に確かにと思ったのは、都会に住む人間は商品のパッケージデザインだけで商品を「読める」ということ。一瞬で。
消費者の読みと違うデザインをしてしまったら、どんなに美味しくても売れないし、期待ハズレという事で文句を言われる。
そう考えると視覚文化の中でとても高度なコミュニケーションを取っている私たち。

この本はまず人々が都会に住むようになった、ということから始まり、
「都会的で若者的」という社会の流れがいかに猛スピードで進化しているかを語る。

都市に住むということは、日々見るという行為とともに、見られるということも意識する。
おしゃれと、防犯カメラの監視。

見る、見せるという行為はコントロールする意味もある。
見ることでその対象をコントロールしたつもりになれる。
そして見せたいものだけを見せる。
うーん、そうなると、見ているのか、見られているのか、見せているのか、見せられているのか。

本の最後にビジュアルアクティビストという概念を掘り下げる。
若い活動家はスマホのカメラがある限り活動を続ける。
ペンがある限り、ではない。カメラがある限り。
見る力と見せる力が凝縮された現代の視覚文化。
まさしく百聞は一見にしかず、ですね。

あともちろん今はフェイクニュースが当たり前の世の中。
大統領だってAIでフェイクを作りシェアする世の中。

今は次のフェーズではあるけれど、その基礎を学べる、10年前の本であっても色褪せない一冊。
🔽 関連ページ 🔽
English review



🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

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