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『乳と卵』 川上未映子, 2008年 レビュー | 女性の普通をタブー視する社会への挑戦 


乳と卵 (文春文庫 か 51-1)
乳と卵
川上未映子, 2008
144 ページ
2020.05 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽

✔ 主人公と姉とその娘の3人の3日間
✔ 女であること、女の身体のことを新鮮な文体で描く
✔ 世界的にヒットした芥川賞受賞作

★★★★★ 女であること、というテーマから、具体的にツールになる身体のパーツ、女同士を見る事見られる事。実は日常茶飯事だけど、タブーになる女性の普通を、不思議な文章で表す。

🔽🔽 読書記録 🔽🔽

こんな作品は他にない。

女3人の3日間。
女であること、というテーマから、具体的に性的なツールになる胸、生殖のツールになる卵子、その過程である生理、女同士を見る事、見られる事。
男の役割はなんなのか。
そういう実は日常茶飯事だけど、タブーになる女性の普通を、不思議な文章で表す。
読みにくい長文と入り混じる大阪弁で読者を惹きつけて離さない。

本には実は2作品が収められていて、もうひとつの方は繰り返す日常の中で女性が抱く淡い希望について。

二作品とも地に足がついていて、日常の真実を語っていて、テーマや物語は鋭いのに、文体は優しく温かい。

世界中でファンが多い著者、私もロンドンで知って日本語で読む機会を待っていました。
🔽 関連ページ 🔽
English review
"Breasts and Eggs" Mieko Kawakami (2008) Review | Women's normality, society's taboo
tag 女性主体
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乳と卵 (文春文庫 か 51-1)
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