カテゴリー: 2000-2009

  • 『ダイイング・アイ』 東野圭吾, 2007年 感想 | ちょっと怖い東野圭吾 >>

    『ダイイング・アイ』 東野圭吾, 2007年 感想 | ちょっと怖い東野圭吾 >>

    🔽 基本情報 🔽
    ダイイング・アイ
    東野圭吾, 2007
    416 ページ
    2020.02 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ちょっとホラーな感じ。
    ホラーと言えば「人魚の住む家」のようなちょっとサイエンスフィクションで、じわじわとした狂気に溢れている。

    一部の記憶がなくなった主人公が今自分の身に起きている秘密と過去の秘密を同時に謎解きしていくというストーリーで、バーやカクテル、高級マンションなど、ハードボイルドなキーワードもたくさん。
    エンターテイメント性も忘れずに入れてくれる。

    でも、何故、という部分の解決がされてない箇所もあるような。

    とにかく事故は怖い。
    交通違反の取り締まりなどに読ませれば効果あるかも。
    🔽 関連ページ 🔽
    タグ: 東野圭吾
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  • 『陰陽師 付喪神ノ巻』 夢枕獏, 2000 感想 | 古代日本的な包容力 >>

    『陰陽師 付喪神ノ巻』 夢枕獏, 2000 感想 | 古代日本的な包容力 >>

    🔽 基本情報 🔽
    陰陽師 付喪神ノ巻
    夢枕獏, 2000
    352 ページ
    2026.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    シリーズ第三弾。
    短編集なので一つ一つのストーリーについて書くのもなんだけど、女性の恨み系が多いのはやっぱりそうなんだよね、女性の恨みはそう簡単に払えないよということなんだろう。
    ただちょっと長めの「ものや思ふと」は男の恨みでこっちだって容易く解決はしない。

    いや、そういう観点でいうと、多くのストーリーに置いて問題が解決されないのも特徴かも。
    死んでも死にきれない、死んでからも祟ってやる、そういう強い思いを主人公の陰陽師は消し去らないことだってあるのがなんとも人間らしく古代の日本人的な優しさというか暗闇もオッケーだと思う包容力。
    🔽 関連ページ 🔽
    シリーズ 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い
    tag 日本史
    tag 怪談
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  • 『殺人の門』 東野圭吾, 2003 感想 | 著者の幅の広さを感じる人間ドラマ

    『殺人の門』 東野圭吾, 2003 感想 | 著者の幅の広さを感じる人間ドラマ

    🔽 基本情報 🔽
    殺人の門
    東野圭吾, 2003
    624 ページ
    2025.12 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    日本語いままで読んだ東野圭吾の派手さがない。
    凄いトリックもマジカルな要素もない。
    だからその分、この本のストーリーの素晴らしさが強調されている。

    お金持ちに生まれたのに次々と続く不幸で苦しみに溢れた半生の主人公、その影にいつもいる幼馴染み。
    タイトルからも分かるように殺人がテーマでずっとその匂いだけがしているサスペンスの側面と何が起こっているんだろうと想像を巡らさせるミステリーの側面。

    昭和を感じる人間ドラマは松本清張のような面白さがあり、巧みな謎解きミステリーだけではない、東野圭吾の作家としての幅の広さ、奥の深さを確実に掴める一冊。


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    tag 東野圭吾/Keigo Higashino

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  • 『(ケシの海)』アミタヴ・ゴーシュ , 2008 感想 | アヘン戦争直前の奴隷船にて

    『(ケシの海)』アミタヴ・ゴーシュ , 2008 感想 | アヘン戦争直前の奴隷船にて

    🔽 基本情報 🔽
    Sea of Poppies
    Amitav Ghosh, 2008
    (ケシの海)
    アミタヴ・ゴーシュ
    559 ページ
    2025.12 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    噂には聞いていたけど、やっぱり圧倒的に面白かった。

    大英帝国が治めるインド、そこで行われるケシの栽培、そしてアヘン戦争の匂いを受けて奴隷船に乗り込む人々。
    それだけでもう本を開く前から自分好みなのは一目瞭然。

    開けてみると、個性的な登場人物がどんどん出てくる。
    辛い結婚生活から逃げた主人公の女性ディーティ、フランス人ポーレットとインド人ジョドゥの兄妹愛、破綻した繊細なラジャに、秘密を持ったアメリカ人船乗りザッカリー、などなどがそれぞれの思いを胸にモーリシャス諸島へ向かう奴隷船アイビス号に乗り込む。
    その流れだけで分かるよう、壮大なストーリーがこの3部作で描かれるのです。

    女性たちの無謀さと、それについて行ってる男性たちだったり、騙されて人生が一転するラジャの変化などがエンターテインメントを込めて書かれているのでこの後どうなるのか。
    まだ最初の一冊を読んだばかり、先が気になる。

    日本ではまだ翻訳されてないので残念。
    英語はちょっと難しいです、というかインド英語やそれぞれの訛りなどもあり分かりにくい。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review “Sea of Poppies” Amitav Ghosh (2008) Review | Leading up to Opium War
    category 文学 インド 南アジア/Indian S. Asian Lit.
    tag インド/India
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  • 『もっとよくわかる世界の三大宗教』歴史の謎を探る会 編, 2006 感想 | さらっと読む超入門書 >>

    『もっとよくわかる世界の三大宗教』歴史の謎を探る会 編, 2006 感想 | さらっと読む超入門書 >>

    🔽 基本情報 🔽
    もっとよくわかる世界の三大宗教
    歴史の謎を探る会 編 2006
    163 ページ
    2020.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    キリスト教、仏教、イスラム教について浅く書いてあるので超入門本として。

    個別の宗教についてだと分かりにくい、それぞれの関係性などがあるのはいい、けど深くはないのでさらっと読むタイプ。
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  • 『(ザ・ホワイトタイガー) 』アラヴィンド・アディガ, 2008 感想 | 現代インドのエネルギー >>

    『(ザ・ホワイトタイガー) 』アラヴィンド・アディガ, 2008 感想 | 現代インドのエネルギー >>

    🔽 基本情報 🔽
    The White Tiger
    Aravind Adiga, 2008
    (ザ・ホワイトタイガー)
    アラヴィンド・アディガ
    336 ページ
    2021.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ちょうど、ネットフリックスがプリヤンカー・チョープラー制作主演で映画化したので、観る前に読まねばと。

    想像していた通りの面白さ、激しさ、リアルさ。
    淡々と進んでいくようなストーリーなんだけど実はエネルギーに溢れていて、これこそ現代インドの鏡。
    どうしてもインドを神秘な国と決めつけてしまうけれど、現実にはここには人々が生活をしていて、多くの貧しい若者はなんとか自分の親より良い生活がしたいと突き進む。
    それは当たり前の若者のエネルギーなんだけど、ここはそれでもインド。
    物凄い数の人間が絡み合い、その中でも生まれたときから叩きつけられている身分をわきまえるという常識は自分の中からも消えない。
    日本っぽいところがあるというか、アジア全般での文化はやっぱり繋がるところがある。
    ただ、貧困の層が分厚いインドでのこの物語はとてつもない興奮をまとっている。

    主人公が言うように、自分の生きている間にきっと白い男たちは消え、茶色と黄色の男たちが世界を制するようになる、つまり白人の時代は終わりアジア人の時代が来る、というのはそう間違ってもないかも。

    英語はちょっと難しいかも、というのもインド英語も入ってくるし。

    ネットフリックスの映画(日本語あり)もいいです!
    もちろんボリウッド的な歌もダンスもないけれど、代わりにリアルな暴力と音楽がありさらにこのストーリーを盛り上げる。

    🔽 関連ページ 🔽

    English review “The White Tiger” Aravind Adiga (2008) Review | Energy of young India
    tag インド

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    The White Tiger: WINNER OF THE MAN BOOKER PRIZE 2008 (English Edition)
    
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  • 『水辺にて』梨木香歩, 2006 感想 | カヌーで一緒に>>

    『水辺にて』梨木香歩, 2006 感想 | カヌーで一緒に>>

    🔽 基本情報 🔽
    水辺にて
    On the water / Off the water
    梨木香歩, 2006
    Kaho Nashiki
    249 ページ
    2021.02 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    カヤックにはまった作者によるエッセイ集。
    その名の通り、水辺のことについて。

    動物や植物に詳しい作者の小さな動きや発見は読んでいてまるで水辺をさーっと通っていくよう。

    特に印象に残るものがあったというより、これを読んだらなんとなく川や池など水のあるところに行きたくなる。
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  • 『ガール』奥田英朗, 2009 感想 | 女同士の絆>>

    『ガール』奥田英朗, 2009 感想 | 女同士の絆>>

    🔽 基本情報 🔽
    ガール
    奥田英朗, 2009
    320 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    大変だなー、日本で会社勤めする女性。
    仕事の内容も大変なのに、男尊女卑もまかり通り、いつでも男よりも頑張って男より成果を出してないと同等にも見てもらえない。
    その中で迷惑をかけず自分の好きなようにしてると年相応にとか若作りとか、でしゃばってるとか。

    ここの女たちは強い。
    そして、女の味方は女だというのもいい。
    作者が男性であっても、女たちの細かい嫉妬やファッションを描いていて、女同士の絆を軸にしてるっていい。
    奥田英朗って読めば読むほど、いい。
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  • 『片想い』東野圭吾, 2001 感想 | 自分のことをわかってほしい>>

    『片想い』東野圭吾, 2001 感想 | 自分のことをわかってほしい>>

    🔽 基本情報 🔽
    片想い
    東野圭吾, 2001
    624 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    大学時代のアメフト部の仲間たち。
    当時のマネージャーが人を殺したと告白してきたので夫婦でかくまうことにした、そこまでは裏表紙にかいてあるけれど、これ以上はネタバレになるので何もいえない。

    アメフトという「男の世界」、夫婦間での愛情や信頼、男として女としての暗黙の役割や社会的立場。
    そういう所をとことん疑問視する。
    今から24年前に書かれたというのは、かなり早い時点でこの問題に向き合っていたと思う。
    今でさえ日本は男らしいとか女らしい、白黒はっきりした男女という概念が常識とされ、それに当てはまらない人間は気持ち悪いか、笑いの対象になる。
    もちろん男尊女卑は当然。
    そこに不満を持っているかどうかでこの本への気持ちの持ち方は変わると思う。

    はっきりできない部分、わからない部分、そういうところをテーマに、大学時代の友情やアメフト部のポジション関係を絡ませる。
    現実であれば、本人が懸命に隠したい部分はいくら友人でも尊重してあげればとも思うけど。

    タイトルがいい。
    なるほど、相手に自分のことをわかってほしいという気持ち、それは片想い。
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  • 『猫と女たち』群ようこ, 2009 感想 | みんな自由>>

    『猫と女たち』群ようこ, 2009 感想 | みんな自由>>

    🔽 基本情報 🔽
    猫と女たち
    群ようこ, 2009
    223 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    前半は猫と犬のエッセイで、後半は自由な女たちの短編集。
    つまりみんな自由。

    自由に生きるペットや野良猫たちは可愛くて、私どもにぜひお世話をさせてください、とこちらからお願いしたくなる。
    そして女たちのほうもそう、勝手で好きなことしてるのに、ちょっと可愛げがあるので放っておけない。
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  • 『ギリギリデイズ』松尾スズキ, 2005 感想 | 落ち着きのない>>

    『ギリギリデイズ』松尾スズキ, 2005 感想 | 落ち着きのない>>

    🔽 基本情報 🔽
    ギリギリデイズ
    松尾スズキ, 2005
    272 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    風邪でボーっとしてる間に軽く読める本と思っててにしたんだけど、軽いのは軽いけど頭のなかでグルグルかき混ざるようなエッセイ。
    2000年辺りのネット上の日記を本にしたものなので、確かに出てくる事柄は古い。
    でもそんなことは関係ないくらい狂ってる松尾スズキ。

    常に複数の締め切りに追われて、芝居もインタビューもやって自分で自分を追い込んだギリギリなデイズ。
    それからもう20年以上たってるんだ。
    落ち着きそうで落ち着かない。
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    ギリギリデイズ

  • 『インド ミニアチュール幻想』 山田和, 2009 感想 | 宇宙と神々と人の営みが詰まっている >>

    『インド ミニアチュール幻想』 山田和, 2009 感想 | 宇宙と神々と人の営みが詰まっている >>

    🔽 基本情報 🔽
    インド ミニアチュール幻想
    山田和, 2009
    511 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    細密画のなかには宇宙と神々と共同体としての人の営みが詰まっている。
    そしてこの本はそれを我々に伝えようとする。

    細密画を通じてインドを旅行するような本。
    ただここでは、街から街へという移動ではなく、インドという空間と歴史を移動する感じ。
    16世紀から18世紀に渡り栄えたインドの細密画文化はラジャスタンを中心としたヒンドゥー教色の濃いラジプート派と、ムガール帝国時代の華やかな文化を象徴した、ムガール細密画と大きき二つあるよう。

    そして有名なのは筆。
    私が聞いたのはリスを毛を、一匹からは毛一本しか抜かない、というものだったけれど、ここではバサッとハサミで切るそう。
    それでも、一匹からは筆一本しかつくらない。
    もちろんそのリスには危害を加えないように細心の注意を払いつつ。

    そういう全体的なミニアチュールに関する章もあるし、画家個人を追った章、または蒐集家を追った章もある。
    細密画コレクターの友人でありライバルと、骨董屋から安く買い取るやり取りの様子も、蒐集に取り憑かれて犯罪や詐欺にに手を染める男たちもと、とにかく幅広い内容でどんどんよ読み進めてしまう面白さ。
    そして最後の方にはインド思想という壮大な時空の中にある細密画の位置付けと意義とでもいうのか、細密画に見る美の存在自体を追求する。
    最後に参考文献がたくさん並んでいるので、できる限り揃えたい。

    芸術であり宗教的であり、作者一人の人生を越えたもの。
    だから描いた人のサインはされない。
    画家はもちろん画家のカーストに生まれたから、父から祖母から受け継いだ精神で自らの人生全てで細密画に向かう。

    個人という枠を軽々と越え、時間と空間の壁を越え、宇宙と神と一体になるという感覚。
    音や絵を通じてしか伝えられない古代から続く感覚。
    この前読んだのNine Livesに通じるものもあるけれど、同じようにその感覚が近代化のなかでなくなりつつあるという危機感も持ってしまう。
    日本だって音楽や芸術を通じて自然と繋がる感覚がなくなっているように。

    やっぱりラジャスタンいかなきゃなー。
    最近どのインドの本みても、ラジャスタン州が出てくる。
    超観光地だから前回ためらったけど、毎日移動に車で8、9時間という現実を受け入れればまだ近代化してないインドに会えるんだろうなー


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  • 『インド旅行記 1, 2, 3』中谷美紀, 2006 感想 | 行くたびにパワーアップ >>

    『インド旅行記 1, 2, 3』中谷美紀, 2006 感想 | 行くたびにパワーアップ >>

    🔽 基本情報 🔽
    インド旅行記
    1 北インド編
    2 南インド編
    3 東・西インド編
    中谷美紀, 2006
    Miki Nakatani
    359ページ, 229ページ, 240 ページ
    2022.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    1 北インド編
    地味に有名な本。
    インド関係の本ばかり探してたからかもしれないけど。
    ヨガを本格的にしているとは言え、独り身でインドへ向かいしかも1ヶ月以上も滞在するとは。
    バックパッカーではないと批判する人もいるようだけど、別にバックパッカーですと偽ってもないし、ドライバーやガイドがつくのはそんなに大袈裟な事でもない。
    自分をしっかり持ち、でもインドにどっぷり浸かり、なんに対しても過剰にならず、正直で、読み物としても面白い。
    デリー、ヴァラナシ、ヨガの聖地リシケシュ、そしてラジャスターン周遊。
    これを読んだら、やっぱりインドに行きたくなる。

    2 南インド編
    パワーアップという言葉がぴったり。
    北インド帰国から一ヶ月も経たずに南インド。メインはチェンナイとケララ。
    今回はもう慣れてきたのかちょっと地元の人とのコミュニケーションもありで、中谷さん、対インドにてパワーアップしてる。
    さすがに寺院巡りも飽きるよ。インド料理も飽きるよ。インド人にも頭くるよ。
    そういう正直な気持ちも吐き出しつつ、怒りや矛盾や貧困を全部包み込むインド。
    で、やっぱりインドへの愛を隠せない。

    3 東・西インド編
    ミキサンのインドの旅の最終便。
    前よりもパワーアップはしてるけど、疲れてる感じも出ている。
    単純に、移動しまくって疲れるというのもあるだろうし、やっぱりひとりで、ドライバーやガイドと常に会話しながら、行きところ行くところフル回転の説明を消化し、どこに行くにも交渉が必要で重ための料理を食べ、というのはよっぽどの忍耐じゃないと無理。
    カンチェンジュンガが多分一番好きだったのは、きっと本人は基本的に一人が好きだからだろう。
    今回も正直で、ある意味私と同じ位置でインドへの気持ちを抱いている。
    インドに行ったって別に人生が変わるとは思わない。第一そこには普通に人が住んでいるんだから。でも自分の生き慣れた世界と違う世界に行くというのは究極の体験で、やっぱり贅沢。
    バックパッカーでもないし、リゾートに行く気もないけど、無難な寝床とシャワーとトイレは欲しい。その通り。
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    インド旅行記1 北インド編 (幻冬舎文庫)


    インド旅行記2 南インド編 (幻冬舎文庫)

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  • 『喪失の響き』 キラン・デサイ, 2006 感想 | 平等、和解、夢、そんなものは存在するのか / “The Inheritance of Loss” Kiran Desai>>

    『喪失の響き』 キラン・デサイ, 2006 感想 | 平等、和解、夢、そんなものは存在するのか / “The Inheritance of Loss” Kiran Desai>>

    🔽 基本情報 🔽
    The Inheritance of Loss
    Kiran Desai, 2006
    喪失の響き
    キラン・デサイ
    384 ページ
    2022.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    友人に進められるままに買ったので、私がいつも気になっている東ヒマラヤのカリンポンの街が舞台とは知らなかった。

    裕福な家庭の女の子が孤児になり、インド料理もナイフとフォークで食べるような厳格な祖父と暮らすことになる。
    そのころ激しくなっていくグルカ運動(ネパール系独立運動)に生活と人生を翻弄される人々。
    少女の想像と妄想と、そして現実。

    祖父と召使いだけの大きな家で、彼女はある貧しい青年に恋をする。
    同じ頃、召使いのニューヨークに住む自慢の息子は実は底辺を這うような生活をしていた。
    一見繋がりのないそれぞれの人生、でもグルカ運動が過激化するごとに確実に狂っていく。
    人一人の人生なんて一瞬にして壊されるなかで、平等、わかり合い、夢、そんなものは存在するのか。

    激しく変化する生活の中で唯一変わらないもの、ヒマラヤ山脈。
    春には淡い希望を運んできて、雨季にはすべてを腐らせる湿気を運んでくる神の宿る山のもとで、その流れに身を任せる。
    日本の表紙のように明るく可愛いストーリーではないです。

    そういう感覚はインドではかなり身に沁みるというか、自分よりも圧倒的に強いパワーというものが現実にあるインド。
    コミカルな場面が余計に悲劇を浮き立たせる、力強い一冊。
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    ★★★★★+♥ One person is so small and can be crashed in a second, so is there any hope? In spring the Himalaya brings fragile hope, but with the rain it makes everything rotten. We live at the mercy of something we cannot control. Powerful book.

    🔽 log 🔽
    The Inheritance of Loss
    Kiran Desai, 2006
    384 pages
    Read in 2022.01


    🔽 Book review and notes 🔽

    Recommended by a friend so I realised only later that it was in Kalimpong.
    Through eyes of a well to do orphan girl, it looks at Gurkhaland movement in a non-romantic way; how we live in our own imagination - and how the reality bites back in nonchalant tone.

    The orphan girl starts to live with her grandfather, who eats Indian food with a knife and fork, in a big house with his cook/servant.
    She falls in love with a young man amid the violent Gurkha movement, and at the same time on the other side of the world the cook's son is fed up with his life in NY that's going nowhere.
    One person is so small and can be crashed in a second, so in the end, is there any equality, understanding, or hope?

    Everything changes, except for one thing; the Himalayas.
    In spring it brings fragile hope, but the rain makes everything rotten, and we all live at the mercy of something we cannot control.
    It's a feeling you get when you are in India, you physically feel some superior power, something much bigger than life.

    It is comical at times but tragic in a subtle and unkind way. Powerful.

    🔽 Where to buy / Summary and more info 🔽

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    The Inheritance of Loss


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    The Inheritance of Loss

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    Eredi della sconfitta (Italiano)
  • “Anglo-Gurkha Relations” GL Rai-Zimmdar, 2007 / (大英帝国とグルカの関係) >>

    “Anglo-Gurkha Relations” GL Rai-Zimmdar, 2007 / (大英帝国とグルカの関係) >>

    🔽 基本情報 🔽
    Anglo-Gurkha Relations: Historical Account of how the Gurkhas Bestowed upon Queen Victoria the Gift of Indian Empire
    GL Rai-Zimmdar, 2007
    (大英帝国とグルカの関係)
    211 ページ
    2023.12 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    自主出版だと思うけれど、大英帝国とインドの側で歴史を紡いてきたネパールに関する独自の見解で興味深い。

    いままでの大英帝国とグルカ、ネパールの関係や歴史を語る本は間違えている、というところから出発しているので、この本のミッションとしてはそれを正すことのよう。
    なので大英帝国とグルカの関係自体について学ぶ本ではないのが私の希望から外れていた。
    ただ、英国とインドという巨大な渦のせいでネパールの存在が軽視されてきたという点には納得。
    なので、私はまずはオーソドックスにネパールの歴史を学ぶべきです。


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    Anglo-Gurkha Relations: Historical Account of how the Gurkhas Bestowed upon Queen Victoria the Gift of Indian Empire


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    ★★★☆☆ An interesting and original view on the matter of Nepal, its position between Britain and India. Make you realise how important Nepal has been in our history and how it’s been neglected.

    🔽 log 🔽
    Anglo-Gurkha Relations
    Historical Account of how the Gurkhas Bestowed upon Queen Victoria the Gift of Indian Empire
    GL Rai-Zimmdar, 2007
    211 pages
    Read in 2023.12


    🔽 Book review and notes 🔽

    Probably a self published book, but has an interesting and original view on the matter of Nepal, its position between Britain and India.
    The author seems to feel it a mission to correct previous historians' fake stories, or misunderstandings, so I should have known the general or previous understanding of Anglo-Gurkha relations to appreciate this book.

    This doesn't really teach you the general history Anglo-Gurkha Relations, but it does make you realise how important Nepal has been in our history and how it's been neglected.
    It claims that the world has been misled because of the strong Indian and British influences.
    I must find a regular history book on Nepal first.
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    Anglo-Gurkha Relations, New Edition: Historical Accounts of how the Gurkhas bestowed upon Queen Victoria the Gift of Indian Empire


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  • 「老師と少年」南直哉, 2006 >>

    「老師と少年」南直哉, 2006 >>

    🔽 基本情報 🔽
    老師と少年
    南直哉, 2006
    Jikisai Minami
    120 ページ
    2025.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    永平寺で20年修行した曹洞宗のお坊さん、というか、老師。
    テンプルモーニングのポッドキャストで知ったあと、そのお人柄にビックリしていくつか本を入手した中のひとつ。

    自分とは何か、生とは死とはなにか、と少年が老師に色々と聞く、というお話なんだけど、老師は答えをくれるわけではない。
    でもそれが答えなのである。

    こんなに短くて文章も易しいのに、読者の心の、頭の深いところに直接、優しく語りかけてくる。
    気付いていないだけで君は一人じゃない、というところもいい。
    これは何度も開く本になりそう。


    中でも好きだった箇所を二つ。

    「では、『本当の自分』をさがす人はただ愚かなだけですか?」
    「そうだ。しかし、愚かさでしか開けない道もある」

    「『本当の何か』は、見つかったとたんに『嘘』になる。」
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  • 「読書力」齋藤孝, 2002 >>

    「読書力」齋藤孝, 2002 >>

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    人気の本なので何となく気になっていて、そしてさすが話題なだけあって当然面白い。

    なるほど、つまりは読書をするという行為をスポーツのように捉えて、鍛えることができるよ、ということで、現代に生きる私たちにもわかりやすい。

    昔は読書をするということ自体が文化で、学生である=本を読んでいるはず、だった。
    本を読むことで自然と、生きていくことそして対人関係の準備をしていた。
    しかし、本を読むこと自体は自然な行為ではない。
    特に軽くはない本となると、むしろ、訓練がいる行為だ、スポーツのように。

    読書会なんかができると楽しそう。
    まあ環境的に無理だけど、一生のうちにいつかは参加できれば。

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  • 「辺境を歩いた人々」宮本常一, 2005 >>

    「辺境を歩いた人々」宮本常一, 2005 >>

    🔽 基本情報 🔽
    辺境を歩いた人々
    宮本常一, 2005
    Tsuneichi Miyamoto
    296 pages
    2023.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ちょっと久しぶりの宮本常一さん。この口調、文調が相変わらず心地よい。

    今回は「宮本民俗学の先代」とでもいうべき、彼より前の明治時代の4人のついて彼が語る。
    同じように、辺地、辺境を歩いてそれぞれの境遇のなかで調査をした人々。
    それを宮本さんが愛をもって現代の私たちに紹介する。

    彼の本を読むたびに、いかに一般的な歴史というものが本当にごく一部の裕福な支配階級のみに集中しているか、いかにそれが人々の本当の歴史を知る上で間違った方法なのか思い知らされる。

    大衆の貧しい人々の生活に注目した素晴らしい先人に敬意を払う。
    そして現在の私達がそういう宮本常一に対して尊敬の意を示す、そうやって回っていっているのだなあと、じんわりと思うわけです。

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  • “The Book of Man” Osho, 2002 / オショー・ラジニーシ >>

    “The Book of Man” Osho, 2002 / オショー・ラジニーシ >>

    🔽 基本情報 🔽
    The Book of Man
    Osho, 2002
    オショー・ラジニーシ
    226 pages
    2023.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    話にはよく聞くOshoの本を初めて読んだ。
    実際には彼の発言集という形の本。

    よく分かった。なぜ彼がこんなにも、70年代から今現在においても人気であることが。
    誰だって不満を抱えて生きているんだから、中にはカルトにハマる人は絶対にいる。
    宗教的であることは今日でも長い人の歴史においても別に変わったことではない。
    ただ彼の教えでは、盲目的に宗教的であれ、強い力つまり自分に導かれなさい、属しなさい、と。

    70年代。彼は完璧なタイミングで出てきたわけです。
    アメリカなどの欧米社会に、賢くて口がうまくてサイケデリックなインド人グルがエキゾチックなことを言い出したんだから、絶妙なタイミングとしか言いようがない。
    抑制することはよくない、自由に人生を楽しめと彼は説く。
    とりあえずとググってみると彼はもちろん膨大な資金を寄付で稼いでおり、高級車を乗り回し(テレビで93台のロールスロイス)、暴力を推進し、性的にも極端に自由であったのだから、それは人は憧れる。
    しかし忘れてはいけないのは違法薬物を製造し自分の基地の他にも世界中に流通させ、さらには日常的な暴力を奨励し、そして特記する必要があるのは未成年に対する慢性的な性的搾取があったこと。

    と、まあ本に戻ると、多くの人が納得いくことが書いてあります。もちろん意図的に。
    なので研究対象というか、そういう側面から見ると面白いといえるけど、それ以上ではない。

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    ★★☆☆ I now get it, I understand why he was and continues to be so popular. He’s smart and eloquent, very rich and decadent, and encouraged all sorts of violence. His wish from the world was to follow the big power that was him.

    🔽 log 🔽
    The Book of Man
    Osho, 2002
    Osho Rajneesh
    226 pages
    Read in 2023.04


    🔽 Book review and notes 🔽
    Finally read something by Osho, though technically it's not written by him personally, but it's from his talks.

    I now get it, I understand why he was and continues to be so popular.
    It's not like I don't understand at all what he says, but his talent lies and his aim was clear, to make you a follower, he's not hiding that either.
    Becoming religious or spiritual itself is nothing unusual, and most of the times it brings good things.
    But what he says he wishes from the world is to blindly follow the big power that's him.

    Maybe also he came at the right time in the 70s when people, especially American, wanted psychedelic experiences, when the West wanted the exotic East.

    One of his idea was that austerity is bad, and encourages people to enjoy life, which from Googling I understand he had a very luxurious and decadent life, riding around 93 Rolls-Royce just to show off, or manufactured and spread illegal drugs within his communities and beyond, or encouraged violence, where sexual violence towards kids became a norm.
    Definitely scandalous, whether conspiracy or not.

    So back to the book, it's 100% an interesting to read as a book to read, as a study, but I won't go beyond that.
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    Book of Man [Paperback]

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  • 「さるのこしかけ」さくらももこ, 2002 >>

    「さるのこしかけ」さくらももこ, 2002 >>

    🔽 基本情報 🔽
    さるのこしかけ
    さくらももこ, 2002
    Momoko Sakura
    296 pages
    2025.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ずっと気になっていたさくらももこのエッセイ、やっと一つ手にしました。
    楽しくかわいいと勝手に抱いていた想像よりももっと笑える感じでびっくり。

    ここまでハチャメチャな人だったとは、本当にまる子が大きくなっただけとでもいうか、自由。

    小学校の思い出のテレビでみていたまるちゃんそのままで嬉しい。
    他のも探さなきゃ。

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  • “Accabadora” Michela Murgia, 2009 / (アカバドーラ) ミケラ・ムルジア >>

    “Accabadora” Michela Murgia, 2009 / (アカバドーラ) ミケラ・ムルジア >>

    🔽 基本情報 🔽
    Accabadora
    Michela Murgia, 2009
    (アカバドーラ)
    ミケラ・ムルジア
    208 pages
    2024.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    小説「アカバドーラ」現代サルデーニャ文学の最高峰。
    アカバドーラとは、末期患者やその親族の苦しみに終止符を打つ女性のこと、そう、その町で暗黙の了解の中、患者に安楽死をもたらす役目を背負った女性。

    とてもサルデーニャ的でとても地中海文化的。
    土埃の立つ乾いた家の壁、バールに座っている男たち、一日中家事に追われる女たち。
    草原に緑はなく茶色に乾いた草がいつこの地を炎に包もうかと小さな火花を待つ。

    生を与える助産婦が女性なら、生を終わらせるのも女性。
    少女マリアを引き取ってくれた独り身の女性は時折真夜中に黒尽くめの服を着て静かに家を出る。そして翌朝何もなかったかのように帰って来る。

    善か悪か、天使か悪魔か死神か、それはもう問題ではない。
    いま行われるべきか否か。

    サルデーニャでは実際に存在していたと考えられている。
    窒息という方法か、もっと有名なのは槌を使用する方法。
    現在も安楽死の問題は解決しないし、間違いなく客観的に100%正しいという答えは出てこないかもしれない。

    伝統に縛られた厳格な小さな町で、その大きく揺れる心境を圧倒的な力強さと威厳を持って描く一冊。
    日本語もいつか出るといいですね。

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    Accabadora (English Edition)


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    ★★★★★ Accabadora, a woman in Sardinia who ends the suffering of very ill and their families. Is she an angel or a devil? That’s not the point any more to them. A book with an unusual dignity.

    🔽 log 🔽
    Accabadora
    Michela Murgia, 2009
    208 pages
    Read 2024.11


    🔽 Book review and notes 🔽
    The famous Accabadora, the woman who ends it.

    It’s very Sardinian, very Mediterranean.
    You can almost see with your eyes closed of the dry town with stones, men at the bar and women hurrying to go back home to cook, and the dry field that is brown, ready to ignite a fire from any tiny sparkles.

    Maria was adopted by this woman who lives alone since she was small.
    Time to time, she dresses completely in black and leave their house in the night – and comes back in the morning and continues the day.
    It’s not about right or wrong, or justice or injustice, if she was an angel or devil or death – it’s about if it should be done or not.

    In Sardinia it’s understood to be true, that such women did exist.
    Even today the problem of euthanasia is not easily talked about and we probably won’t ever find an answer that’s absolute.
    This is a book that shows the town’s unsettling state of mind with such a powerful dignity.

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    Accabadora: A Novel


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    Accabadora

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    Accabadora [Lingua Italiana]
  • “Power, Politics and Culture, Interviews with Edward W. Said” 2001 / 「権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成」 >>

    “Power, Politics and Culture, Interviews with Edward W. Said” 2001 / 「権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成」 >>

    🔽 基本情報 🔽
    Power, Politics and Culture
    Interviews with Edward W. Said, 2001
    権力、政治、文化
    エドワード・W・サイード発言集成
    512 pages
    2024.11 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    エドワード・サイード教授とのインタビューや彼の発言を集めたもの。
    第一部は文化的な分野、つまり文学、音楽、芸術などに焦点を置いたもので、第二部は政治的な内容の2つのセクション。
    私にはそういうクラシックな教養がないので前半はわかりにくかったというのが正直な感想。
    でも後半は違う。パレスチナ、ガザで起きていることを知らない人はいない。
    彼が何十年も訴え続けたパレスチナの二国家解決は利己的な権力者に継続的に否定され、いま現在、常識的にありえないはずのパレスチナ人のジェノサイドが私達の目の前で起こっている。

    彼自身は自分を救いようのない楽観主義者と呼んでいた。
    一部の人間は彼を敵とみなしテロリストとも呼んでいた。
    しかし世界中の多くの人間は彼の情熱的なヒューマニズムに心を打たれた。
    イスラム教を崇めるわけでもなくユダヤ教を否定するわけでもない。
    彼がとても人間らしいのは、人間は矛盾していることを理解し、それでも互いに寄り添うことを目指したということ。

    キリスト教徒パレスチナ人。
    典型的なアラブの植民地主義的なクラシックな教育を受け、長年コロンビア大学で英文学と比較文学を教えていたサイード教授。
    世界中で何らかのリベラルアーツ、一般教養を学んだ人間には、彼の唱えたオリエンタリズムはあまりにも有名。
    教育の場以外でも生涯をかけてイスラエルとパレスチナの共存を訴え続けた。
    二国家解決以外はありえない、もう誰も覚えていない歴史や神話に執着せず、今現在その土地に住んでいる人の暮らしを尊重するしか道はない、そうすれば共存はできる、と。

    アメリカの問題は、その昔誤ってアラブを野蛮なテロリストだと位置付けしたあと、その間違いを認めずに野蛮人として描写することに意地になっていることだと。
    そしてもちろん、イスラエルがガザを侵略することによって膨大な利益を受けていることも知らない人はいない。

    サイード教授が亡くなって20年ちょっと。
    憎み合うことが当然という社会で生きてきた人々にとっても彼は大切な灯火であり、憎しみを利用する政治家にとって彼は敵だった。
    それでも訴え続けた人生のまっすぐな言葉がこの本に詰まっている。

    「イスラエルだってパレスチナ人を永遠に邪険に扱い、その存在を永遠に否定し続けることは不可能だ。パレスチナ人を完全に抹殺することはありえないんだから」
    世界中が見ているなかで正にそのありえないことが起きている。
    彼のような人間味の溢れた知識人の声はもう届かないのだろうか。
    
    
    
    
    
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    権力、政治、文化(上) エドワード・W・サイード発言集成


    権力、政治、文化(下) エドワード・W・サイード発言集成


    Power, Politics, and Culture (English Edition)



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    ★★★★★ A Palestinian academic in the US, prof. Said. Many admire and are inspired by his passionate humanism. The second half is about political conversations. Two state solution. Geography rather than history or myth. So we should and can coexist.

    🔽 log 🔽
    Power, Politics and Culture
    Interviews with Edward W. Said, 2001
    512 pages
    Read 2024.11


    🔽 Book review and notes 🔽

    Collection of interviews with 2 sections, first focuses on arts and culture, about literature, music or arts, then the second is more political.

    I must be honest, the first part was difficult as I have little knowledge in the field, but the second part is something very, very real to us, who doesn’t see what’s going on in Gaza?
    “They can’t possibly eliminate us all” – what he and many thought impossible is happening today.
    Genocide of Palestinians was out of question for anyone with common sense, yet, it’s happening.

    He calls himself an incurable optimist.
    Some consider him an enemy or a terrorist.
    Many admire and are inspired by his passionate humanism.

    He was not an advocate for Islam, and was not rejecting the right of Jews.
    What is clear and consistent is that he was interested in coexistence of contradictories, he detested the idea of “pure” he dismissed the myth and focused on the lives of people now.
    Geography rather than history or myth. Two state solution.
    He knows that people are more complicated than we seem, exactly as he argues in Orientalism where the Other is depicted in a simplified way, that is simply not true.
    No, we are human, we live, we are complicated, and we must try.

    The curse of the powerful U.S. is that it hates to admit the mistakes and misunderstanding of the past.
    Rather than admitting their error they keep on depicting Arab as terrorist, probably as long as they physically can, because, as we all know, it brings a lot of money to a few in the US.

    It’s been more than 20 years since his death, since we lost the lighthouse of compassion and common sense.
    He said, “Israel can’t keep on kicking us, they have to admit we exist, not like they can kill off all Palestinians”, well, the unimaginable is happening in front of our eyes.
    Can’t we hear the voices of calm and humane intellectuals any more?
    Of common sense?

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    Power, Politics, and Culture: Interviews with Edward W. Said


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  • 『キッチン・コンフィデンシャル』アンソニー・ボーデイン, 2000 感想 | 料理界への愛 / “Kitchen Confidential” Anthony Bourdain >>

    『キッチン・コンフィデンシャル』アンソニー・ボーデイン, 2000 感想 | 料理界への愛 / “Kitchen Confidential” Anthony Bourdain >>

    🔽 基本情報 🔽
    Kitchen Confidential 
    Anthony Bourdain, 2000
    キッチン・コンフィデンシャル
    アンソニー・ボーデイン
    576 pages
    2024.09 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    出版されてすぐにクラシックになったと言える一冊。
    旅行ドキュメンタリー番組でお茶の間でも有名になったシェフ、でもこれは彼のバイオグラフィーではなく、食べ物への愛、料理への愛、料理業界の戦友たちへの愛のバイオグラフィーでそれは軽く国境を超える。

    レストランのキッチンは常に熱気に満ちている。私も少しだけ小さなレストランで働いたけれどそれでも確実に言えることは、チームワークというかここは軍ですかと思うほど大変な仕事で、シェフの言うことは絶対。

    嬉しいことにボーディンさんはドキュメンタリー番組で見る通り、本当に口が悪く、凄まじく正直で、とても優しい人物のよう。

    オーウェルの「パリ・ロンドン放浪記」が出てくるのにニヤリ、ちょうど読んだ本。
    これに続く、料理界を描く古典。

    もし英語で読むならぜひアニバーサリー版を。
    私が読んだエディションは彼の手書きの注意書きやあとがきが載っていて魅力倍増。
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    キッチン・コンフィデンシャル [ アンソニー・ボーデイン ]
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    Kitchen Confidential 25th Anniversary Edition【電子書籍】[ Anthony Bourdain ]


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    キッチン・コンフィデンシャル(新装版)



    Kitchen Confidential: 25th Anniversary Edition (English Edition)


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    ★★★★★  It’s a biography but not about him, it’s about the love of food, love of cooking, of his colleagues and kitchen. It’s really how he was, foul mouth, brutally honest, caring guy. A classic.

    🔽 log 🔽
    Kitchen Confidential
    Anthony Bourdain, 2000
    576 pages
    Read 2024.09


    🔽 Book review and notes 🔽
    Yes, no wonder this is considered a classic.

    It’s a biography but it’s not about him, it’s about the love of food, love of cooking, of his colleagues and kitchen, and as he says, it’s universal.

    Kitchen is a heated place, I have worked briefly at a small restaurant so I had a tiny preview of the kitchen life.
    It’s a difficult job and it’s all about working as a team, not a team, a military.
    What your chef says is absolute, you only say “yes chef”.

    Bourdain was such a loved character from TV shows, and it’s nice to read that it’s really how he was, foul mouth, brutally honest, caring guy.

    Funny he mentions Orwell’s Down and Out in Paris and London, that I recently ready.
    And this books is only second to that classic.

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    Kitchen Confidential Updated Edition: Adventures in the Culinary Underbelly (P.S.)


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    Kitchen Confidential: 25th Anniversary Edition

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    Kitchen Confidential (Italiano)
  • 『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも >>

    『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも >>

    ★★★☆☆  ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。でもこれはよかった。
    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    (English review not yet available)
    🔽 基本情報 🔽
    重力ピエロ
    伊坂幸太郎, 2003
    A Pirouette
    Kotaro Isaka
    496 pages
    2024.08
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    死神の制度から、ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。
    語り口が苦手と思っていたら、あれはあの物語だけの話で、この重力ピエロはもっとよかった。

    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    確かに暴力がずっと付きまとうけれど、それを越える家族愛があり、圧倒的な兄弟愛がある。
    理屈も事実も犯罪も遺伝子だって越えるおおきな家族愛。

    ちょっと他のも読んでみないと。
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  • 「真夜中のマーチ」 奥田英朗, 2006 >>

    「真夜中のマーチ」 奥田英朗, 2006 >>

    ★★★★☆  また奥田英朗、読んじゃった。だってとにかく読みやすい。これも、単純に軽いわけではないけど、明るくハッピーになれる、ハズレがない。
    (English review not yet available)
    🔽 基本情報 🔽
    真夜中のマーチ
    奥田英朗, 2006
    Hideo Okuda
    336 pages
    2024.08
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    また奥田英朗、読んじゃった。だってとにかく読みやすい。

    ちょっと犯罪系でコメディーも入っている、そういう王道の一冊。
    ひょんなことから繋がる三人の強盗ストーリー。

    単純に軽いわけではないけど、明るくハッピーになれる、ハズレがない。
    暗い気分のときはとにかくこの作家の本で解決します。
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  • 「どうもいたしません」 檀ふみ, 2007 >>

    「どうもいたしません」 檀ふみ, 2007 >>

    ★★★★☆  檀ふみさんのこと詳しくもないくせに、読んでるとファンになる。たくさんのことが好きで真面目で心地よく生きてそうな感じが滲み出ていて、楽しく読める。
    (English not yet available)
    🔽 基本情報 🔽
    どうもいたしません
    檀ふみ, 2007
    Fumi Dan
    243 pages
    2024.07
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    短いエッセイがたくさん並んだエッセイ集。
    檀ふみさんのこと詳しくもなくせに、読んでるとファンになる。

    間違いなく大変な子供時代を過ごしたはずなのに、抜けてて、ちょっとかわいくて家族とも仲良くて楽しそう。
    こういう風に小さな事に気付いて、真面目に10年連載をしてるということはやっぱり真面目だから。
    たくさんのことが好きで真面目で心地よく生きてそうな感じが滲み出ていて、楽しく読める。


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  • 「東京島」 桐野夏生, 2008 / “Tokyo Island” Natsuo Kirino >>

    「東京島」 桐野夏生, 2008 / “Tokyo Island” Natsuo Kirino >>

    🔽 基本情報 🔽
    東京島
    桐野夏生, 2008
    Tokyo Island
    Natsuo Kirino
    384 pages
    2024.07
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    無人島に住む、一人の女と31人の男。
    彼女は女である価値をフル活用する、というのが大きな筋となるけれどそんなやわな話ではない。
    5年、6年と、経つうちに各々は崩れていき、各々のストーリーが渦巻いていく。
    ロビンソン・クルーソーを最近読んだばかりだけど、トウキョウがいてホンコンがいて男がいて女がいて、男はみんな出来損ないで、しかもその女は太った40代で徐々に確実に傲慢になっていくとなると、美しい話ではない。
    そういう女の生々しさがさすが桐野夏生。
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    ★★★★☆ 31 men and 1 woman on a remote island. She makes sure to take advantage of being the only woman, but it’s not that simple, she gets old and fat, and gets greedy, too.

    🔽 log 🔽
    Tokyo Island
    Natsuo Kirino, 2008
    Read 2024.7


    🔽 Book review and notes 🔽

    31 men and 1 woman on a remote island.
    She makes sure to take advantage of being the only woman, but it's not that simple, she gets old and fat, and gets greedy, too.

    As time goes on, 5 years, 6 years, they slowly start to fall apart and form their own communities.
    I only recently read Robinson Crusoe, and I'm not sure if he'd prefer years alone, or with these people.

    Men are not to be depended on, but she's so used to be treated like a queen by now, what should she do now that she's getting old and fat?
    It's not a beautiful story, it's the real woman with real problems, even if she's on an island with dozens of men alone.
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    L'Ile de Tokyo (French Edition)

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  • 「無理」 奥田英朗, 2009 >>

    「無理」 奥田英朗, 2009 >>

    ★★★★☆  片田舎のそれぞれいろんな不満がある人たち、それが徐々にじゅんぐりじゅんぐり、絡まってきて。想像していた通りのハチャメチャストーリー。
    (English review not yet available)
    🔽 基本情報 🔽
    無理 上下巻
    奥田英朗 2009
    736 pages (368 + 368)
    Hideo Okuda
    2024年7月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    想像していた通りのハチャメチャストーリー。
    片田舎のそれぞれいろんな不満がある人たち、合併により新しくできた町、共同体意識は薄れ、故郷という感覚も昔のもの、ショッピングセンターが唯一のエンターテイメントで、パート程度しか仕事がない、それは今の日本の多くの住民が共感できること。
    それが徐々にじゅんぐりじゅんぐり、絡まってきて…
    軽くどんどん読める、予定どおり。

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  • “White Teeth” Zadie Smith, 2000 / 「ホワイト・ティース」ゼイディー・スミス >>

    “White Teeth” Zadie Smith, 2000 / 「ホワイト・ティース」ゼイディー・スミス >>

    🔽 基本情報 🔽
    White Teeth
    Zadie Smith, 2000
    ホワイト・ティース
    ゼイディー・スミス 
    464 pages
    2024年7月 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ロンドンに初めて行ったときからずーっと話題の本、を20年経ってやっと読んだ。
    なんとなく難しくて移民の厳しい生活の話と勘違いしていたけど、読んでみると心温まるコメディーっぽくてちょっとびっくり。
    まさに当時まだ残っていたロンドンがこの本にはある、ごちゃごちゃした混沌としたロンドン。
    ロンドンではイズリントン区というどちらかというとトルコ人エリアにほとんどずっと住んでいたのでこの本の人物と人種的には違うけど、当時は階級も人種も入り混じっていることが自然だった。
    段々とロンドンは設備され、汚いものは「カーペットの下に隠されて」いまではお金がないと生活できない街になってしまった。

    みんな違う意見を持ち、肌の色、年齢、世代、伝統、教育、宗教、過去、経験、すべてが違うなかで、ひとつの共同体として呼吸をするということ。
    まとめることも同化することも必要ない、そういう共同体での生活は確かに苦労をするんだけど、その苦労こそがコミュニティの意義であり強みであるとこの本は語っているよう。

    日本人を含む世界のイメージの中のロンドンは現実離れしてびっくりするけど、まあ実はロンドンはそういう幻想を売りにすることで観光業を盛り上げているので、この本で、20年前まであった本当のロンドンに出会ってください。
    汚くて大げさで下品です。いや、でした。過去形。今はこういうコミュニティーは市内から弾かれているのが残念でならない。

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    White Teeth (Vintage International) (English Edition)



    ★★★★★ Love letter to London that’s disappearing. We all have different opinions, skin colour, age, roots, culture, education, faith, or lack of any or all of it, but we try to survive this thing called life as a community.

    🔽 log 🔽
    White Teeth
    Zadie Smith, 2000
    464 pages
    Read 2024.7


    🔽 Book review and notes 🔽
    The most talked about book ever since I arrived in London, for over 2 decades now.
    And only now reading it.
    Somehow I thought it be more, coarse or rough, but it was surprisingly heart warming and this really is the London I loved, the mess and how Londoners coped.

    But I lived mostly in Islington, more clearly a Turkish area, but it is what you'd seen even in 2003 when I arrived, then slowly disappeared, or put under the carpet.

    We all have different opinions, skin colour, age, roots, culture, education, faith, or lack of any or all of it, and it's ok you are not the same, or not in agreement, but we try to survive this thing called life as a community.
    The struggle to survive as a community, as a component of something big and messy, it's the fun, it's worth it.

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    Denti bianchi (Italiano)
  • 『ワイルド•ソウル』 垣根涼介, 2006 感想 | 大迫力の復讐劇 / (Wild Soul) Ryosuke Kakine >>

    『ワイルド•ソウル』 垣根涼介, 2006 感想 | 大迫力の復讐劇 / (Wild Soul) Ryosuke Kakine >>

    🔽 基本情報 🔽
    ワイルド•ソウル
    垣根涼介 2006
    Wild Soul
    Ryosuke Kakine
    1040 pages (512 + 528)
    2024年6月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    上下二巻の壮大なストーリー。
    戦後の日本からブラジルへ渡った4万人のアマゾンでの壮絶な生活、そこから逃げ出した人々の底辺を這うような生活。

    そして下巻へ。
    現在の日本、東京。三人の日系人の男たちの日本政府に対する復讐劇が始まる。

    読んでいる方としてはアマゾンでの大変な生活を知っているから、もちろん完全に三人の男の肩を持つ。彼らの計画は次へ次へと進んでいく。

    この本での何度も出てくる通り、大きな自然を前にして人ひとりなんてちっぽけで、そのちっぽけななかで、一生かけて後悔をしたり、人を愛したりする。
    そういうところも滲み出ていて、全体像でとても面白い。
    アクションもドラマもたっぷりで一気に読める傑作。

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    ★★★★★ After WW2, 40,000 Japanese people crossed the ocean to Brazil to start better lives promised by Japanese government. Instead, they lived and died at the bottom of the society and jungle. Let the revenge start.

    🔽 log 🔽
    (Wild Soul)
    Ryosuke Kakine, 2006
    1040 pages (512 + 528)
    Read 2024.6
    (Not available in English)


    🔽 Book review and notes 🔽
    1000+ pages in Japanese, but it's nonstop explosion of excitement that you can't put the book down.

    After the second world war, Japanese government encouraged people in villages to move to Brazil, assuring them they would have land and work guaranteed.
    Instead the 40,000 people were left in the amazon forest to survive alone.
    Those who did survive and escape, lived at the bottom of various south American towns and cities.

    That's the first book, then, we move on to the second book where they start their revenge.

    Today's Japan, you meet 3 wild men, their faces look like Japanese but their eyes are dangerously bright; they have one mission, one target, the Japanese government.

    You spent one chunk of a book following their horrible lives so you are 100% on the side of these men, and you've also learned that this really was how many of those Japanese lived in Brazil.

    The book also reminds you how small we are in the huge endless nature of the amazon, one person is nothing. The nature would easily swallow you.
    Yet, we still live, we still regret the actions we did in the past, we still love.

    It's an epic and 1000 pages full of drama, action and love. A must read (if it becomes available in English!)


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    Wild Soul [1] [In Japanese Language]


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  • 『The French art of tea』 Mariage Frères, 2006 感想 | マリアージュフレールの歴史とカタログ >>

    『The French art of tea』 Mariage Frères, 2006 感想 | マリアージュフレールの歴史とカタログ >>

    🔽 基本情報 🔽
    The French art of tea
    Mariage Frères, 2006
    L’Art Français du Thé
    104 pages
    2024年6月 読了
    
    
    
    
    

    🔽 楽天ブックス (英語 内容、著者紹介も) 🔽

    The French Art of Tea

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    マリアージュフレールという日本にも支店のある創業1854年のパリのお茶屋さんが出している本、兼カタログ。
    前半は簡単にだけど歴史や伝統、お茶の地理などがある。
    例えば日本では鉄瓶でお茶を淹れるとか、たまに内容は怪しいけど(急須だよねー)その内容の正確さは当てにならなくても、フランス人がお茶、紅茶の価値をどう思っているかがわかる。
    つまり、フランス人にとっての茶は植民地時代の華やかな歴史を物語るものであり、その東洋のエキゾチックさというのが魅力であるわけで、書いてある文章の向う側にあるものが面白い。
    「道は狭く急だったので茶の箱は現地民の青年が担いで運んだ」ことが恰もそのお茶の価値であるかのような、オリエンタリズム全開で100年前に書かれたのかなと思うほど。
    後半はカタログと製品説明。
    紅茶はよく買うのですが、まあそういう視点が売りなので仕方ないのかと。
    
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    The French Art of Tea



    ★★★☆☆ A bit of history, tradition and geography of tea. Interesting aspect from French to see what they value in tea. Then the rest is their catalogue with brief explanations. Full on Orientalism.

    🔽 log 🔽
    The French art of tea
    Mariage Frères, 2006
    L’Art Français du Thé
    104 pages
    Read 2024.6


    🔽 Book review and notes 🔽
    Just a bit of history, tradition and geography of tea, which sometimes is incorrect (like, we use chunky steel pot for tea) but interesting aspect from French to see what they value in tea, that is, its colonial history and its fanciness. (Box of tea can be carried by native youths because the road is narrow and steep, etc.)
    Full on Orientalism.
    I do buy the tea but their selling point is the fanciness and Orientalism so maybe that's just how it is.

    Then the rest is their catalogue with brief explanations.

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    The French Art of Tea


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    The French Art of Tea

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    The French Art of Tea

  • 「世界中の言語を楽しく学ぶ」 井上孝夫, 2004 >>

    「世界中の言語を楽しく学ぶ」 井上孝夫, 2004 >>

    ★★☆☆☆ 今の時代だったらもっともっと楽に学べただろうに、当時はかなりアナログで大変だったはず。
    🔽基本情報🔽
    世界中の言語を楽しく学ぶ
    井上孝夫 2004
    Takao Inoue
     pages
    2024年5月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    サラリーマンが趣味で100ヶ国語も勉強し、その意気込みと、さらっとその勉強法を書いている。
    謙虚な勉強を続けているよ、という、それ以上でもそれ以下でもない。

    ただ、今の時代だったらもっともっと楽に学べただろうに、当時はかなりアナログで大変だったはず。
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    世界中の言語を楽しく学ぶ(新潮新書)【電子書籍】[ 井上孝夫 ]
      
      
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  • “Otherwise Pandemonium” Nick Hornby 2005 / ニック・ホーンビィ>>

    “Otherwise Pandemonium” Nick Hornby 2005 / ニック・ホーンビィ>>

    🔽 基本情報 🔽
    Otherwise pandemonium
    Nick Hornby 2005
    ニック・ホーンビィ
    64 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    サラッと読める本を探してる人に
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ショート2本立ての短い本。多分、初のニック・ホーンビィ。
    最初のSFっぽいショートもいいけど、二本目のNot a Starのほうが好きだった。
    お母さんが自分の息子の秘密の仕事を知るんだけど、でもまあいいや、的ないいお話。

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    Otherwise Pandemonium (Pocket Penguins)




    ★★★★☆ Small book of 2 short stories. 2 very different stories but I liked the second one with the mum. My first Nick Hornby.

    🔽 log 🔽
    Otherwise pandemonium
    Nick Hornby, 2005
    64 pages
    Read 2024.5


    🔽 Book review and notes 🔽
    2 short stories.
    I think it’s the first Nick Hornby book.
    It’s entertaining, the first one is a bit of Sci-fi but I preferred the second one, “Not a star” where a mum finds out her son’s secret but the family is eventually alright and she actually appreciates the effects it brought.
    Nice little stories.

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    Otherwise Pandemonium (Pocket Penguins)


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    Otherwise Pandemonium (Pocket Penguins)

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    --

  • “The interrogative mood” Padgett Powell, 2009 >>

    “The interrogative mood” Padgett Powell, 2009 >>

    ★☆☆☆☆ 直後の感想はひとこと、やっと終わった。ただそれだけ。
    🔽 基本情報 🔽
    The interrogative mood
    Padgett Powell, 2009
    パジェット・パウェル
    165 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    この本が好きな人は想像できない

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    直後の感想はひとこと、やっと終わった…

    160ページにわたる、永遠と続く疑問を文字通り投げつけてくる本。
    頭のいい人たちにはきっと刺激的で興味深いんだろうけど、催眠術にかけられたかの様な後味。
    私の感想はただただ、やっと終わった。

    🔽 original quick note 🔽
    What can I say, glad it's over.
    It's 160 pages of non stop questions, which I'm sure are intellectual and intriguing for intellectual minds...


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    The Interrogative Mood (English Edition)



  • 「お茶のソムリエの日本茶教室」 高宇政光, 2008 >>

    「お茶のソムリエの日本茶教室」 高宇政光, 2008 >>

    ★★★★☆ お茶の本はかなり読んでます。この本の特徴はお茶屋さんの著者が自分で歩いて探索しているところ、それが好き。究極は自分で自分の好きなお茶を探し出せたら最高。
    (English review not yet available)
    🔽基本情報🔽
    お茶のソムリエの日本茶教室
    高宇政光 2008
    Masamitsu Takau
    192 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    日本茶についてあと一歩踏み込んだ知識が欲しい人。

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    日本茶の種類や産地についてさらっと書いてあるけれど、この本の特徴は、お茶屋さんの著者が自分で歩いて探索しているところ。
    いまでも田舎の方では自分たち用に古い独特の作り方をしている地域があるというのは、嬉しい。ちょっと民俗学も入ってる。
    九州でもインドでも、お茶畑というのはなぜか懐かしい風景のような気がする。

    そして、この本も結局は自分の好みのお茶を探し、好きな飲み方をマスターするというところに重点をおいている。
    確かに、お店がどれだけ頑張って好みのお茶を見つけてあげても、淹れ方で風味は変わる。
    そうなると自己責任なところも出てくる。だから面白い。
    
    
    
    
    
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    お茶のソムリエの日本茶教室 (ちくま文庫 た 57-1)




  • 「愛さずにはいられない」 藤田宜永 2003 >>

    「愛さずにはいられない」 藤田宜永 2003 >>

    ★★★☆☆ 60年代を生きた著者の青年時代の私小説一人の女性を愛し、その裏にある母親との葛藤というのも絡み合って複雑にする。好みではないけれど面白くないわけではない。
    (English review not yet available)
    🔽基本情報🔽
    愛さずにはいられない
    藤田宜永 2003
    Yoshinaga Fujita
    784 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    この作家のファンは私なんかより絶対もっと楽しめる

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    60年代を生きた著者の青年時代の私小説。

    この時代というのは、とにかく破滅的。
    それでも生きていけたんだから。

    でもどうもこういうのは苦手ではある。
    最近こういう、60年代の俺の青春時代、っぽいのをなぜかよく読んでる。
    でも、一人の女性をとことん愛したストーリーとしてしっかり軸もあるし、そして実はその裏にある母親との葛藤というのも絡み合って複雑にしている。
    私の趣味と違うけれど面白くないわけではない。
    私がこの著者の作品を知らないことも、この本から私を遠ざけているのかも。

    昔はこういう生き方が出来たし、それがかっこ良くて、まあ若者に活気があった、ということ。
    いまはそんな生き方じゃ生き延びられない。
    
    
    
    
    
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    愛さずにはいられない (新潮文庫)





  • “Sushi & beyond” Michael Booth, 2009 /「英国一家、日本を食べる」マイケル・ブース >>

    “Sushi & beyond” Michael Booth, 2009 /「英国一家、日本を食べる」マイケル・ブース >>

    🔽 ログ 🔽
    Sushi & Beyond: What the Japanese Know About Cooking
    Michael Booth, 2009
    英国一家、日本を食べる
    マイケル・ブース
    307 pages
    2024年4月 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    和訳は「英国一家、日本を食べる」
    イングランド人ジャーナリストが奥さんと子どもの日本に3ヶ月ほど滞在して、とにかく食べまくる。
    これ、本が和訳されただけじゃなくて漫画にもアニメにもなったんですねー
    
    日本人としてもちろん知っていることはあるんだけど、日本人でも知らないこと、体験できないことが多い。例えば辻調理師専門学校に行ったり、ビストロSMAPにSMAPが誰かも知らずにスタジオに行ったり、味の素に行ったり。
    
    でもこの本がやっぱり他の日本マニアのものと違うのは、子どもと一緒に滞在したということ。やっぱり子どもがいると日本のそのへんの近所の人も話しかけやすい。
    あと、彼がいわゆるマニアで日本大好きという感じじゃないのもいい。変に日本オタクっぽくならず、逆に何でも気持ち悪がらない、意外に冷静な感じなのもいい。
    
    ジャーナリストの特権で、普通の人が入れない場所に行ける、遠慮なんてできないくらい好奇心が旺盛、じゃあどうするか。じゃあ入ってみる、食べてみるしかない。
    
    2009年出版ということは、彼の滞在期もコロナ後の異常なまでの日本のオーバーツーリズム状態ではなかったのも良かったかも。今は彼の真似をするかのような旅行者や子連れも多く当時ほど優しく歓迎されなかったかも。
    
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    英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)


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    著:ブース,マイケル
    訳:寺西 のぶ子
    ISBN:9784750513041
    出版社:亜紀書房
    判型:4-6
    ページ数:308ページ



    ★★★★☆ A great and fun book. It’s also nice that although very obviously he fell in love with the food, he’s not religiously admiring everything. He’s British, he’s composed.

    🔽 log 🔽
    Sushi & Beyond: What the Japanese Know About Cooking
    Michael Booth, 2009
    307 pages
    Read 2024.4


    🔽 Book review and notes 🔽
    A great and fun book for foodies who are into Japanese food.

    Of course as a Japanese, it’s not like I didn’t know these things but I didn’t know them that deeply with all the facts, because, an average Japanese cannot have access to many things.

    He travels around Japan with his wife and 2 small boys, though he’d spend a lot of time working, it is true that kids are passports to kindness from locals. So it’s both travel journal and food journal.

    It’s also nice that although very obviously he fell in love with the food, he’s not religiously admiring everything. Or too geeky or too disgusted.
    He knows he had access to special places and with privileges but he’s curious to know, see eat everything, what can he do? He went for it and sharing the story here.

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    Sushi and Beyond: What the Japanese Know About Cooking (English)


  • “Beauty is a wound” Eka Kurniawan, 2002 / 「美は傷」 エカ•クルニアワン >>

    “Beauty is a wound” Eka Kurniawan, 2002 / 「美は傷」 エカ•クルニアワン >>

    
    
    
    
    
    🔽 ログ 🔽
    Beauty is a wound
    Cantik Itu Luka
    By Eka Kurniawan, 2002
    美は傷
    エカ•クルニアワン
    原語=インドネシア語
    読了=英語訳
    480 pages
    2024年4月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    インドネシアの町に死んだはずの売春婦の女性が戻ってきた。

    強く美しい女たちの物語は、いつも男たちによって泥沼にされる。
    その地に宿る魂の苦しみ、植民地としての過去、蔑ろにされる女性の尊厳、生きていくための手段。暴力と愛と呪い。なるほど、マジカルリアリズム。

    女性は自分の美しい娘の成長した姿を確認するまでは死ぬに死にきれず、唯一の醜い娘の幸福を確信する。だって外見の美しさは歴史、人種、宗教や政治、権力を越え、その子の人生の傷でしかないから。

    自分は何とか生き抜いた、でもそれぞれの子にそれぞれの苦しみと呪いがある、まるでマルケスの百年の孤独のような何代にも渡る一族のストーリーを、痛々しくリアルに描く。

    この物語はインドネシアだからこそ生まれてきた物語であり、世界中の人の心を揺さぶった。
    一度ページをめくったらやめられない、強く生きる女たちの壮大な物語。


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    Beauty is a Wound (English Edition) Kindle版



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    著:エカ・クルニアワン
    訳:太田 りべか
    出版社:春秋社
    ISBN:9784806712220
    出版社:築地書館
    判型:4-6
    ページ数:416ページ



    ★★★★★ The mixture of history and race, religions and politics and power, and abuse of all above. A great storytelling, of drama of strong beautiful women who are, as it always happens, cursed by their men. Yes, an epic.

    🔽 log 🔽
    Beauty is a wound
    Cantik Itu Luka
    Eka Kurniawan, 2002
    480 pages
    Read 2024.4


    🔽 Book review and notes 🔽
    It IS a book full of violence, love and curse of the beauty.
    A great storytelling, of drama, an epic, of strong beautiful women who are, as it always happens, cursed by their men.

    One day the town's dead prostitute comes back to life see her daughters.
    She cannot leave this life until she sees them, especially the ugly one, who is leading a happy life, because the outer beauty is nothing but a wound, wound that cannot be healed.

    Survived the colonial past and the invasions, their story and history are so unique that this book could have only emerged from Indonesia.
    The mixture of history and race, religions and politics and power, and abuse of all above. Full of stories, and yes, an epic.

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    Beauty Is a Wound
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    Beauty is a Wound (Pushkin Press Classics)

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    La bellezza è una ferita
    La bellezza è una ferita (Italiano)


  • 「日本の歴史をよみなおす(全)」網野善彦 2005 / “Rethinking Japanese History” Yoshihiko Amino >>

    「日本の歴史をよみなおす(全)」網野善彦 2005 / “Rethinking Japanese History” Yoshihiko Amino >>

    🔽 ログ 🔽
    日本の歴史をよみなおす(全)
    網野善彦 2005 (1991-)
    Rethinking Japanese History
    Yoshihiko Amino
    595ページ
    2024年3月 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    簡単に日本史のおさらいっぽいものかと思っていたら、大間違い。
    正にそういう先入観を捨てよ、というのがテーマ。

    根本的には、日本は島国だから閉鎖的でずっと農業が中心だったんですよ、という教科書に載っている概念がいかに間違っているか、
    そして第一、日本という区切りはなんだ、しかも海を越える文化も技術も中世からちゃんとあったのだよ、ということ。

    百姓と言う言葉がイコール農民でないということは、いままでの常識が覆される。
    いかに中世までの日本が、複雑で、リベラルで、高い技術や商売力があったか。

    少なからず誰もがショックを受けるはず。
    
    
    
    
    
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    日本の歴史をよみなおす (全)
    日本の歴史をよみなおす (全)



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    著:網野 善彦
    ISBN:9784480089298
    出版社:筑摩書房
    判型:文庫



    ★★★★★ Even in Japan, they teach you that “Japan was always isolated and agriculture was the main industry” this book teaches you instead that how that “common sense” is wrong.

    🔽 log 🔽
    Rethinking Japanese History
    Yoshihiko Amino
    Read 2024.3


    🔽 Book review and notes 🔽
    I started reading this thinking it's just another history book.
    How wrong I was.
    This book is actually about how you should forget what they taught you as "common sense"

    We have always been taught in Japan that it's made up of islands, thus isolated, and we only focused on agriculture.
    But when you stop and think about it, how is it possible that Japan was surrounded by the sea but we only ever made rice and vegetables?
    And of course, Japan had culture and technology to go beyond the sea to have trades.
    Japanese culture (or cultures, anyway it was only recently united) was complicated, very liberal with sophisticated technologies and commercial power.
    Oh yeah.
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    rethinking
    Rethinking Japanese History (Michigan Monograph Series in Japanese Studies) (Volume 74)
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    Rethinking Japanese History: Volume 74 (Michigan Monograph Series in Japanese Studies)

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    Rethinking Japanese History: Volume 74 (Michigan Monograph Series in Japanese Studies) (English)
    
    
    
    
    

  • “Tea, the drink that changed the world” John Griffiths, 2007 / (茶:世界を変えた飲み物) >>

    “Tea, the drink that changed the world” John Griffiths, 2007 / (茶:世界を変えた飲み物) >>

    🔽 ログ 🔽
    Tea, the drink that changed the world
    (Tea: A History of the Drink That Changed the World)
    By John Griffiths, 2007
    373 pages
    2024年2月 読了
    
    
    
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    お茶の本というのはとりあえず買う、というのが私の方針です。これはダージリンの街の中心の本屋で買った思い出の本。
    どの紅茶が美味しいとか分類とかそういうことじゃなく(日本はそういう本が多い)、お茶のその興味深く残酷な歴史の本もたくさんある。でもこれは少し違う。
    
    「世界を変えた飲み物」まさに。欧州人は東アジアのお茶に憧れ、南アジアを人工的に産地にし、中国を滅ぼし今はアフリカでもっと安く作っている、お茶。
    
    お茶、紅茶について、その全てが書かれている本。
    著者はお茶の農園をやっていた英国人の息子で政治家ということもあり、内部事情にかなり詳しいし何よりも政治的な面やきちんと数字に表すという面が特徴的。
    どの時代にお茶が何トン売れたか、値段の変動は、とか。
    
    お茶の文化や大変な歴史、そして当時の英国の政情、ここではそういったのも含め観点、テーマごとにまとめられている。
    本の中でその分類の仕方が分かりにくいところもあったけど、それだけ広い視点から書かれているということ。
    
    ワイン学なんかでも英国人が強いのと同じでここでもその生真面目な英国人さが出ている。でもワインよりももっと英国人の心とプライドの近くにいるもの、それがお茶。
    
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    Tea: The Drink That Changed the World




    ★★★★☆ A very thorough book, about tea and all about tea. Very British, it’s just like how they know how to dissect wine, but tea is a lot closer to their hearts and pride.

    🔽 log 🔽
    Tea, the drink that changed the world
    (Tea: A History of the Drink That Changed the World)
    John Griffiths, 2007
    373 pages
    Read 2024.2


    🔽 Book review and notes 🔽
    A very thorough book, about tea and all about tea.
    As the author is a British politician as well as a son of a tea garden manager, it’s detailed, and definitely well researched, it goes into a lot of politics and figures, rather than sensibilities of tea as a culture.

    It talks about tea by topic per chapter, which somehow made it difficult to read for me but it’s justifiable because it touches a lot of aspects.
    Very British, it’s just like how the British know how to dissect wine, but tea is a lot closer to their hearts and pride.

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    Tea: A History of the Drink That Changed the World


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    Tea: A History of the Drink That Changed the World

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