
祈りの幕が下りるとき
東野圭吾, 2013年
448 ページ
講談社
2017年 読了
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🔽 本の紹介と一言レビュー 🔽
✔ 加賀恭一郎シリーズ第10弾
✔ とある殺人事件が加賀刑事の母親の孤独死につながる
✔ 彼の家族の過去や個人的な思いを前面に出した深く悲しい世界
★★★★★ 手持ちの加賀恭一郎シリーズの最終弾。彼の母親の死を巡るため解かれてゆく事件の謎が今までのものより深く、悲しい。
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
とうとう、手持ちの加賀恭一郎シリーズの最終弾。
終わってしまった...
今回はやはり総集編ということでいつもより面白さが詰まっている。
やっぱり加賀刑事本人の家族の過去や、彼の思いが初めて全面に出てきていること、そして同時に解かれてゆく事件の謎が今までのものより深く、悲しいものだからかもしれない。
加賀刑事のお母さんの存在が背負う悲しさもだけれど、もう一人徐々に浮き上がってくる謎の男性の存在の悲しさも計り知れない。
その背景として東北の冷たい冬があり、水商売やある特殊な作業員のその日暮らしの切なさ、家族の絆と家族の背負う過去、それは読み終わってはっと気づく。
これは松本清張の描く東北だ、と。
冬の海岸で激しく波打つ北の海、正に松本清張の世界。
でもそこに現代的な東野圭吾特有の風が吹き込み、ずっとシリーズを読んできた読者にとっては、スケールに圧倒され、悲しみの中にある愛情と希望に救われ、ちょっとほっとする終わり方だと思う。
シリーズ後半はずっと日本橋エリアだったので、ぜひこの辺りを歩いてみたくなる。橋を見に。
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祈りの幕が下りる時 (講談社文庫 ひ 17-33)
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