タグ: ミステリー

  • 『ラプラスの魔女』 東野圭吾, 2015年 感想 | 彼女の魔力と著者の魔力 

    『ラプラスの魔女』 東野圭吾, 2015年 感想 | 彼女の魔力と著者の魔力 

    🔽 基本情報 🔽
    ラプラスの魔女
    東野圭吾, 2015
    496 ページ
    2019.06 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    そりゃー映画化してヒットもするよね。
    エンターテイメント性があり、きちんとミステリーで、ちょっと不思議なのに現実的に辻褄があってると思ってしまう、思わせる。
    
    珍しく温泉地なんていう、こてこてミステリーの定番のロケも出るし不倫もあるし殺人もある。
    でもその奥底は冷たくて暗い。
    
    確かに、普段の東野圭吾作品よりエンターテイメント重視っぽいのは、ネタが極端に超能力だからかな。
    彼の作品によくある、辛い生き方、辛い人生を送らされる者同士の連帯感というか愛情というか、それはなかった。
    でもスーパーヒーローものが流行るいまの時代にあってる。
    映画はキャストもクルーも凄いから面白いんだろうなー。
    
    
    
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  • 『花の鎖』 湊かなえ, 2013年 感想 | 強い女性 強い繋がり 強いストーリーテリング 

    『花の鎖』 湊かなえ, 2013年 感想 | 強い女性 強い繋がり 強いストーリーテリング 

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    最初は短篇集かと思うほど、それぞれが独立してるようなんだけど、段々と繋がりが見えてくる。
    時代背景が最初は分からないので商店街の繋がりのみでは想像できないけど、後半は、なるほど、と何度も頷いてしまう。
    
    強い女性。強い繋がり。強いストーリーテリング。
    凶悪犯罪はないけど、確かにミステリー。
    そしてきっと誰もが、きんつばが食べたくなる。
    
    
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    花の鎖 (文春文庫 み 44-1)
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  • 『疑惑』 松本清張, 1982年 感想 | 人間社会って怖い

    『疑惑』 松本清張, 1982年 感想 | 人間社会って怖い

    🔽 基本情報 🔽
    疑惑
    松本清張, 1982年
    212 ページ
    2020.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    「疑惑」「不運な名前」の二本立て。

    「疑惑」の方は起こってしまった事件について、鬼嫁が殺したのかしてないのか、というミステリー。
    と思っていると、段々とこのタイトル「疑惑」の本当の意味がわかってくる。

    「不運な名前」は歴史上のとある偽札事件の謎を解く、ちょっと細かい所では小難しい作品。

    どちらも、実は不運な名前から生まれた世間一般の思い込みからどう深く知りしていくかというのが鍵。
    人間社会って怖い。
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    tag 松本清張
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  • 『ダイイング・アイ』 東野圭吾, 2007年 感想 | ちょっと怖い東野圭吾 >>

    『ダイイング・アイ』 東野圭吾, 2007年 感想 | ちょっと怖い東野圭吾 >>

    🔽 基本情報 🔽
    ダイイング・アイ
    東野圭吾, 2007
    416 ページ
    2020.02 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ちょっとホラーな感じ。
    ホラーと言えば「人魚の住む家」のようなちょっとサイエンスフィクションで、じわじわとした狂気に溢れている。

    一部の記憶がなくなった主人公が今自分の身に起きている秘密と過去の秘密を同時に謎解きしていくというストーリーで、バーやカクテル、高級マンションなど、ハードボイルドなキーワードもたくさん。
    エンターテイメント性も忘れずに入れてくれる。

    でも、何故、という部分の解決がされてない箇所もあるような。

    とにかく事故は怖い。
    交通違反の取り締まりなどに読ませれば効果あるかも。
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    タグ: 東野圭吾
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  • 『聞かなかった場所』 松本清張, 1970 感想 | 不幸の連鎖と復讐劇 >>

    『聞かなかった場所』 松本清張, 1970 感想 | 不幸の連鎖と復讐劇 >>

    🔽 基本情報 🔽
    聞かなかった場所
    松本清張, 1970
    Seicho Matsumoto
    256 ページ
    2020.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    有名どころではないけど、松本清張らしいドロドロの人情味のある復讐劇。
    若い後妻が突如死んでしまう、そこから始まる不幸の連鎖。

    といっても、主人公も何度も、妻をそこまで愛しているわけではないと言い切るし、どちらかというと自分のプライドを傷付かれたから復讐に血走りさらには小心者だから墓穴を掘るという、悲劇的な喜劇とも取れる。

    こういうのもいい。

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  • 『沈黙のパレード』 東野圭吾, 2018 感想 | 沈黙は究極の守り>>

    『沈黙のパレード』 東野圭吾, 2018 感想 | 沈黙は究極の守り>>

    🔽 基本情報 🔽
    沈黙のパレード
    東野圭吾, 2018
    496 ページ
    2020.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ガリレオシリーズですから、やっぱり面白い。
    湯川、草薙コンビと内海さんその他の警察関係者と、町の人々というシリーズの人間関係の型にきれいにはまっていて、今回もトリックとちょっとドラマチックな展開、そしてぴったりすぎるタイトル。 

    相変わらず寝ずにあっという間に読める。
    今回のキーワードは「沈黙」。黙っていれば罪に問われないという究極の守り。
    あと、「世代の差」。世代によって感覚が違う。
    復讐のためにだけに生きる人、何年も苦しみを背負って生きる人、友のために全てを賭けて行動する人、さらっと諦める人、あと少し我慢して待ってあげられなかった人。
    わたしたち。
    (抽象的だけど、ネタバレ防止対策です)

    どこかに書いてたけど、どこから見ても著者がまた福山雅治に主演してほしいと猛アタックしてるしか思えないシーンがたっぷりだとか。
    映画もドラマもみたことないけれど、なるほど、そういう風に映画とも絡ませている感じが高度な遊びで嬉しくなる。

    徹底的なエンターテイメントミステリー。
    さすが、ガリレオシリーズ。

    🔽 関連ページ 🔽

    English review “Silent Parade” Keigo Higashino (2018) Review | Stay silent
    tag 東野圭吾
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  • 『ロートレック荘事件』筒井康隆, 1990 感想 | このトリックあり?>>

    『ロートレック荘事件』筒井康隆, 1990 感想 | このトリックあり?>>

    🔽 基本情報 🔽
    ロートレック荘事件
    筒井康隆, 1990
    199 ページ
    2021.03 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    一見、よくあるセッティング。
    でも最初の章が大事。
    会話の不自然さは気づいていたけど、こういうことなのかというトリック。
    ずるいといえばずるいのかもしれないし、フェアかアンフェアか、といえばギリギリ。
    コンプレックスを柔らかく隠してあげるんじゃなくて曝け出す。
    守られる対象のものの自己主張。捻くれた運命。
    なるほどね、となる一冊。
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  • 『(バンガロール探偵クラブ) 』ハリニ・ナジェンドラ, 2022  | インド好きのためのミステリー >>

    『(バンガロール探偵クラブ) 』ハリニ・ナジェンドラ, 2022 | インド好きのためのミステリー >>

    🔽 基本情報 🔽
    The Bangalore Detective Club
    Harini Nagendra, 2022
    (バンガロール探偵クラブ)
    ハリニ・ナジェンドラ
    292 ページ
    2022.12 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    1920年代のインド、医者と結婚したばかりで主婦として静かな生活を送るはずの主人公が南インドのベンガルール(バンガロール)の街で起こる犯罪を推理する、という可愛い感じの推理小説。
    シリーズ物の第一弾。
    主人公Kaveriが好奇心旺盛で強くて、そうなのインドの都会の女の子ってこんな感じっていう楽しさと、権力を持つイギリス人との衝突もあったり。
    若い奥さん、主婦であっても、白い目で見られても趣味の水泳はやめないし、好きに外を歩き回る。

    著者が実は生態学者という変わった経歴なのも面白いので続編も読んでみる。

    ベンガルールの街のスポットが色々出てきて旅行予習になったし美味しそうな料理も出てくる。
    インド好きな人が軽く楽しく読める。

    英語も比較的簡単なので英語の勉強にも。

    🔽 関連ページ 🔽

    English review “The Bangalore Detective Club” Harini Nagendra (2022) Review | Nice mystery for India lovers
    tag インド
    tag 女性主体

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  • 『片想い』東野圭吾, 2001 感想 | 自分のことをわかってほしい>>

    『片想い』東野圭吾, 2001 感想 | 自分のことをわかってほしい>>

    🔽 基本情報 🔽
    片想い
    東野圭吾, 2001
    624 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    大学時代のアメフト部の仲間たち。
    当時のマネージャーが人を殺したと告白してきたので夫婦でかくまうことにした、そこまでは裏表紙にかいてあるけれど、これ以上はネタバレになるので何もいえない。

    アメフトという「男の世界」、夫婦間での愛情や信頼、男として女としての暗黙の役割や社会的立場。
    そういう所をとことん疑問視する。
    今から24年前に書かれたというのは、かなり早い時点でこの問題に向き合っていたと思う。
    今でさえ日本は男らしいとか女らしい、白黒はっきりした男女という概念が常識とされ、それに当てはまらない人間は気持ち悪いか、笑いの対象になる。
    もちろん男尊女卑は当然。
    そこに不満を持っているかどうかでこの本への気持ちの持ち方は変わると思う。

    はっきりできない部分、わからない部分、そういうところをテーマに、大学時代の友情やアメフト部のポジション関係を絡ませる。
    現実であれば、本人が懸命に隠したい部分はいくら友人でも尊重してあげればとも思うけど。

    タイトルがいい。
    なるほど、相手に自分のことをわかってほしいという気持ち、それは片想い。
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    片想い

  • 『透明な螺旋』東野圭吾, 2021 感想 | ガリレオの真実>>

    『透明な螺旋』東野圭吾, 2021 感想 | ガリレオの真実>>

    🔽 基本情報 🔽
    透明な螺旋
    東野圭吾, 2021
    368 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ガリレオシリーズ最新作。
    宣伝通りです、「今、明かされるガリレオの真実」。

    面白いのはもう当然というか、読者はみんな異常に期待してるのに、新しさを入れながらクオリティをキープしてるすごさ。
    表紙からも分かるように子供や家族がテーマ、それ以上はネタバレなのでいえないけど、やっぱり捻ってきてくれるのが東野圭吾。

    登場人物も歳を重ねていくわけで、でもその度にさすがとしか言いようがないテーマや背景が出てきて。
    すごいなあ。
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  • 『火神被殺』松本清張, 1973 感想 | 神話の深さ>>

    『火神被殺』松本清張, 1973 感想 | 神話の深さ>>

    🔽 基本情報 🔽
    火神被殺
    松本清張, 1973
    298 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    5つの作品を含む短編集。
    表題作「火神被殺」ともう一作品を「神の里事件」は古代史というか神話がベース。
    神話のドロドロさを語っていて、それと物語と何が関係あるんだろう、と思わせておいて、という流れ。
    神の里は新興宗教についてでもある。

    ほかの作品は、松本清張得意の悪い奴らを中心とした短編集。
    どれも男と女のドロドロドラマ。

    短編集だし、とてつもなく面白いといわないにしても、短い故のテンポの良さもあり、全て読み終わると後味の悪い感じでやっぱり読みごたえがある。
    (かしんひさつ)
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  • 『マスカレード•ゲーム』 東野圭吾, 2022 感想 | ファンのためのエンターテイメント

    『マスカレード•ゲーム』 東野圭吾, 2022 感想 | ファンのためのエンターテイメント

    🔽 基本情報 🔽
    マスカレード•ゲーム
    東野圭吾, 2022
    Keigo Higashino
    416 ページ
    2025.05 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    期待を裏切らない、極上のエンターテイメント。
    シリーズ最新作(5月当時)でしかもいつもの顔ぶれも皆さん久しぶりにホテルに集まるということで同窓会っぽい雰囲気もあり楽しい。
    新しい相棒の若い女性刑事も嫌なやつな雰囲気がいい。

    ストーリーの方もしっかりしていて人間ドラマがちゃんとあり、さすが東野圭吾はファンを分かってくれていて、期待の上を回るものを提供してくれる。
    さすがです。


    🔽 関連ページ 🔽
    タグ: 東野圭吾
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  • 『真昼の悪魔』 遠藤周作, 1980年 感想 | 悪魔とは何か

    『真昼の悪魔』 遠藤周作, 1980年 感想 | 悪魔とは何か

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    悪と言うのは比較的わかりやすい。では、悪魔とはなにか。

    誰かを憎む結果殺してしまうと言うのも分かりやすいし、悪魔ではない。
    ここでは、自分は果たして罪悪感を感じるのか、ただ試してみたい悪魔なやつも出てくる。
    そして、その悪魔は現代の乾ききった心を持つ人々がいきる社会のなかで、罰を受けることもなく悠々と行き続ける。

    推理もの、ミステリーというより、これはむしろホラーでは。心理ホラー?人間怖い。
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  • 『カラマーゾフの兄弟』フョードル・ドストエフスキー, 1880年 感想 | 最高傑作

    『カラマーゾフの兄弟』フョードル・ドストエフスキー, 1880年 感想 | 最高傑作

    🔽 基本情報 🔽
    The Karamazov Brothers
    Fyodor Dostoevsky, 1880
    ратья Карамазовы
    Фёдор Достоевский
    カラマーゾフの兄弟
    フョードル・ドストエフスキー
    896 ページ
    2023.11 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    世界最高峰の小説、最高傑作。
    たしかに長編だし、最初の方は宗教的でゆっくり始まる、でも段々といろいろな事柄が絡み合い、謎を生み出し、謎が解かれていき、と次に今度は何が起こるかをドキドキしながらページをめくってしまう自分がいる。
    だからドストエフスキーは素晴らしい語り手、ストーリーテラーなんですね。

    世界中の人が読み、再読し、研究されているので私がわざわざ意見を書くまでもないんですが、単刀直入にいうと、物凄いものに出会ってしまった、ということ。
    読み直して、他に読んだ人とも感想を交換して、その上で浮かび上がる自分の意見を書き出して、となんだかこれからの一生についてきそうな本。
    続編があるはずだったから未完だということもあるだろうけど、未完なのに完全。

    ミステリーであり、恋愛小説であり、宗教についても、家族についても、貧困についても、一つ一つのテーマは誰もが分かるシンプルなものでありながら、とにかく広く深い、そんな壮大な小説。
    というか正にそこで、今後色んな本を読んでここまで衝撃を受けるものはあるか不安にすらなる。

    素晴らしい、傑作、ここまで来ると人類の宝でもあり、本という媒体でなければ博物館に飾られるレベル。
    全体的にずっと暗いし重たいのに、実は未来に向かっているという点も素晴らしいとしか言いようがない。

    読むだけでも一つの到達点でもあるんですよ、長いしややこしいし。
    でも読んでみる、その行動だけにもすでに価値がある。
    その上で読み直してもっと分かればより良い読書体験になると思う。ので少し時間を置いて再読必須。


    ちなみに相関図はあったほうがいい。
    ロシア文学はころころと呼び名を変える上に登場人物が多い。
    で、日本語で読んでないけれど、出版社によってページ数がぜんぜん違うみたい。
    下にリンクを張っている光文社は全5巻で約2500ページ、新潮文庫は上下あわせて1400ページ。
    どれが良いとなると個人の好みもあるけれど、光文社が読みやすいそう。
    1000ページの差が気になるけれど、しっかりと理解しながら読めたほうが良いと思うので、いつか光文社の日本語版も読むことにする。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review “The Karamazov Brothers” Fyodor Dostoevsky (1880) Review | The greatest

    『罪と罰』フョードル・ドストエフスキー, 1866年 感想 | プライドまみれの青春
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  • 『冬の夜ひとりの旅人が』イタロ・カルヴィーノ, 1979年 | 本好きの天国と地獄

    『冬の夜ひとりの旅人が』イタロ・カルヴィーノ, 1979年 | 本好きの天国と地獄

    🔽 基本情報 🔽
    If on a Winter's Night a Traveller
    Italo Calvino, 1979
    Se una notte d'inverno un viaggiatore
    冬の夜ひとりの旅人が
    イタロ・カルヴィーノ
    272 ページ
    2025.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    なんて本なんだろう。
    これは他にない読書体験、試験的読書体験。
    読者、作者、翻訳者、出版社、翻訳者、政府も本の中の人物も全部ひっくるめて、時空も日常も現実もすべてを超越して地獄と天国がこの一冊に詰まっている。

    主人公である「あなた」が本を読み始めるけれど、途中から印刷が乱れる乱丁本だったようで、仕方なく本屋に戻る。
    新しい本もどうも違う本らしい、しかもこっちも乱丁本、そしてそれが何度も続き。
    毎回、やっと背景や人物像を把握し面白くなってきたところで読めなくなる、なんとしてでも続きが読みたい、そこから「あなた」の異様な冒険が始まる。

    余談だけど「夜は短し歩けよ乙女」って絶対これに影響受けてるよね。
    読書という側面じゃなくて、どこにいっても結局ある女性にたどり着くという側面で。

    これは一体何なのか。
    どうやってこれらの物語は終わるのか、終わりとはなにか。
    読書という地味な日常の体験。一人なはずの体験。
    この本はそこにいろんな疑問をガンガンぶつけてくる。
    そして答えは?
    本を通じて時空を超えて繋がってくる人々、登場人物、作者、その他諸々と実際に読んでいる「あなた」、最後にはなんとなくニヤニヤしてきます。
    なるほど、これこそが文学の魔術師、イタロ・カルヴィーノ。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review "If on a Winter's Night a Traveller" Italo Calvino (1979) Review | Paradise and hell for readers
    タグ: イタリア
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    冬の夜ひとりの旅人が (白水Uブックス) [ イタロ・カルヴィーノ ]
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  • 『ババヤガの夜』 王谷晶, 2020年 感想 | 爆発する新しい世界に踏み込む

    『ババヤガの夜』 王谷晶, 2020年 感想 | 爆発する新しい世界に踏み込む

    🔽 基本情報 🔽
    ババヤガの夜
    王谷晶, 2020
    208 pages
    2025.10 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    噂通りにバイオレンス爆発、アクション爆発、シスターフッド爆発。

    女性が主人公でここまでスッキリと細かく暴力的なのは他に読んだことない。
    ヤクザものもどうしても女性は弱い立場か、悪女か、トラウマがあるか(つまり可哀想にこの女はだから暴力に走ったんだね、という言い訳つき)、または無駄に男っぽいかになる。そう、典型的な「女嫌い」男尊女卑になってしまうところを、これは違う。
    依子は非常に暴力的なでありながら、きちんと堂々と一人の女性であるということがすてき。

    女性は揃いも揃って弱い女、もしくは悪い女、男性目線でよしよし、とされるそんな小説も物語ももういらない。
    女同士の強い絆、シスターフッド sisterhood。
    主人公が自分の足で、腕で、憧れの存在に近づくかっこよさ。

    いやー、これをただのバイオレンス小説と読まないで、もったいない。
    エンターテイメントに徹していながら新しい世界に踏み込んでいく、大事な一冊。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Night of Baba Yaga" Akira Otani (2020) Review | Sisterhood and violence
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  • 『薔薇密室』 皆川博子, 2012年 感想 | 理想の美の追求

    『薔薇密室』 皆川博子, 2012年 感想 | 理想の美の追求

    ★★★★ 「薔薇密室」4文字が象徴するかのような格式張った美が称えられ、理想とする美を追求する、理想とする物語を追求する悲しい人々。いや悲しいのか。内容は知らないほうがいいので、とりあえず読んでみてほしい。
    🔽 基本情報 🔽
    薔薇密室
    皆川博子 2012
    Hiroko Minagawa
    557 pages
    2024.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ドイツ、ポーランド、ナチス、世界大戦、という堅苦しい厳格な環境のなかに埋めく異常な美の世界。

    そこには、「薔薇密室」という4文字が象徴するかのような格式張った美が称えられ、理想とする美を追求する、理想とする物語を追求する悲しい人々がある。
    ある、というのも、それは彼らの意思でなく厳しい環境がそうさせているかのよう。

    冷たく強い薔薇の香りに包まれた場所、操作された記憶と現実、それぞれの密室。
    格式美。喜んではいけないような美。

    内容は知らないほうが絶対いいので書けることが少ないので短くなるけれど、本当は言いたいことはたくさんある。
    もっと彼女の他の作品もどんどん読まなければ。
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  • 『一次元の挿し木』 松下龍之介, 2025 感想 | 壮大でありえなくても面白い

    『一次元の挿し木』 松下龍之介, 2025 感想 | 壮大でありえなくても面白い

    🔽 基本情報 🔽
    一次元の挿し木
    松下龍之介 2025
    256 pages
    2025.08
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    公募小説新人賞の作品とは知らなかった。しかも大賞じゃない。
    なのに安定感があって面白い。

    上から目線はここまでにして、何が面白いかって、ありえないよね、と分かっているのにストーリーが面白くてテンポが良くてあっという間に読んでしまうこと。
    つまり面白いと現実味があるはイコールではない。

    貧乏ポスドクの小ネタに始まり、笑わない美青年という設定、健気な美少女、暇な主婦にギリシャ神話と、エンターテイメント性たっぷり。
    その上であらすじが「インドの古人骨と失踪した妹のDNAが一致」という壮大なことになってる。それが全然空回りしない。

    まだ若いのできっとこれから熟していくんでしょう。
    東野圭吾のように理系で人間味があってしかもどんどん書いてくれれば、楽しみが増えるわ。
    誰でも惹き付けられるミステリー。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "(Labyrinth of Hortensia and Minotaur)" Ryunosuke Matsushita (2025) Review | Exciting and entertaining, most loved mystery

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  • 『鳥人計画』 東野圭吾, 1989年 感想 | 野望は収まるところを知らない

    『鳥人計画』 東野圭吾, 1989年 感想 | 野望は収まるところを知らない

    ★★★★☆  ウィンタースポーツのミステリーかと思っていたら、テクノロジーも入ってくる、東野ミステリー。手段は選ばず超人を作るという野望は収まるところを知らない。どんなものも東野作品は十分に面白いので嬉しい限りです。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    鳥人計画
    東野圭吾 1989
    Keigo Higashino
    400 pages
    2024年7月 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ウィンタースポーツのミステリーかと思っていたら、テクノロジーも入ってくる、東野ミステリー。
    この頃の日本はウィンタースポーツ黄金時代、確かにオリンピックでの日本チームの大活躍をテレビでやっていたのを覚えてる。
    その頃にちょうど出てきた一冊。

    天才と、努力家たちと、凡人たち、その周辺で支えるコーチや家族。
    努力よりさらに上を、手段は選ばず超人を作るという野望は収まるところを知らない。

    彼の作品は、めちゃめちゃ面白い!というのでなくても、ミステリー要素以外にもみん現模様がちゃんと描かれていて、十分に面白いので嬉しい限りです。

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  • 『ブルータスの心臓』 東野圭吾, 1993年 感想 | ミステリーxテクノロジー

    『ブルータスの心臓』 東野圭吾, 1993年 感想 | ミステリーxテクノロジー

    ★★★★☆  東野圭吾 x テクノロジー。カッコウと続けて読んでるせいで印象が弱くなってるのは否めないけど、少し複雑なせいでスリルはカッコウほどないかも。

    🔽 基本情報 🔽
    ブルータスの心臓
    東野圭吾 1989
    Keigo Higashino
    264 pages
    2024.07
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    東野圭吾 x テクノロジー
    冒頭でロボットが意思を持ったかのような序章があり、それからは主人公にくっついてストーリーが進む。

    彼の思惑のはずが、なにが起きてるのか、誰が、どうして、が最後まで分からない。

    カッコウと続けて読んでるせいで印象が弱くなってるのは否めないけど、少し複雑なせいでスリルはカッコウほどないかも。
    いやこれも私のせい、いつもほぼ100%同じ作家や同じテーマのものは続けてみないようにしてるのについ。

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  • 『カッコウの卵は誰のもの』 東野圭吾, 2013年 感想 | ウィンタースポーツと人間臭さ

    『カッコウの卵は誰のもの』 東野圭吾, 2013年 感想 | ウィンタースポーツと人間臭さ

    ★★★★☆  久しぶりの東野圭吾。やっぱり面白い。今回は著者の好きなウィンタースポーツが背景になっていてそこの細かさもさすが。人間臭さが好き。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    カッコウの卵は誰のもの
    東野圭吾 2013
    Keigo Higashino
    392 pages
    2024年7月 読了
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    久しぶりの東野圭吾。
    やっぱり面白い。全ての辻褄があっていて、謎解きミステリーとして面白いのと、人間関係が面白いのと、なにより人間臭さがいつもきちんと残されていて感動も与える。
    今回は著者の好きなウィンタースポーツが背景になっていてそこの細かさもさすが。
    才能とは、家族とは、血とは。

    やっぱり東野圭吾はエンターテイメントとして最高峰に面白い。

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  • 『太陽がいっぱい』 パトリシア・ハイスミス, 1955年 感想 | 冷淡で神経質

    『太陽がいっぱい』 パトリシア・ハイスミス, 1955年 感想 | 冷淡で神経質

    🔽 ログ 🔽
    The Talented Mr. Ripley 
    By Patricia Highsmith, 1955
    太陽がいっぱい
    パトリシア・ハイスミス
    252 pages
    2024年4月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    「太陽がいっぱい」
    この和訳のタイトルもいい、オリジナルもいい。

    有名な映画の原作。映画は古いアラン・ドロンのもアメリカのマットディロンのも見てストーリーは知っているのにそれでもハラハラドキドキで面白い。「キャロル」を書いた同じ女性作家ということは知らず、これはシリーズというのも知らなかった。

    リプリーの頭の中のことでいっぱい、いかに彼が冷淡で神経質で、そしていかにイタリアの青い空と対照的か、それがわかる読了後には日本語タイトルがピッタリだとわかる。
    追い詰められ、さらりと逃げ、また繰り返す。まさに心理スリラーの傑作、最近もネットフリックスでリメイクがあったはずだけど、これは何度も語り継がれる物語。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Talented Mr. Ripley" Patricia Highsmith (1955) Review | Cold and nervous
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  • 『美は傷』 エカ•クルニアワン, 2002年 感想 | その地に宿る魂の苦しみ

    『美は傷』 エカ•クルニアワン, 2002年 感想 | その地に宿る魂の苦しみ

    
    
    
    
    
    🔽 ログ 🔽
    Beauty is a wound
    Cantik Itu Luka
    By Eka Kurniawan, 2002
    美は傷
    エカ•クルニアワン
    原語=インドネシア語
    読了=英語訳
    480 pages
    2024年4月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    インドネシアの町に死んだはずの売春婦の女性が戻ってきた。

    強く美しい女たちの物語は、いつも男たちによって泥沼にされる。
    その地に宿る魂の苦しみ、植民地としての過去、蔑ろにされる女性の尊厳、生きていくための手段。暴力と愛と呪い。なるほど、マジカルリアリズム。

    女性は自分の美しい娘の成長した姿を確認するまでは死ぬに死にきれず、唯一の醜い娘の幸福を確信する。だって外見の美しさは歴史、人種、宗教や政治、権力を越え、その子の人生の傷でしかないから。

    自分は何とか生き抜いた、でもそれぞれの子にそれぞれの苦しみと呪いがある、まるでマルケスの百年の孤独のような何代にも渡る一族のストーリーを、痛々しくリアルに描く。

    この物語はインドネシアだからこそ生まれてきた物語であり、世界中の人の心を揺さぶった。
    一度ページをめくったらやめられない、強く生きる女たちの壮大な物語。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Beauty is a wound" Eka Kurniawan (2002) Review | Mix of history, religions, power, and abuse


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  • 『黄昏の彼女たち』サラ・ウォーターズ, 2014 感想 | 女性二人の恋愛と犯罪

    『黄昏の彼女たち』サラ・ウォーターズ, 2014 感想 | 女性二人の恋愛と犯罪

    🔽 ログ 🔽
    The Paying Guests
    By Sarah Waters, 2014
    黄昏の彼女たち
    サラ・ウォーターズ
    595ページ
    2024年3月 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    サラ•ウォーターズだから期待どおりハラハラドキドキの一冊。
    描写も細かくて、どんどん爆走が続いてこっちまで、いやちょっとそれはまずいんじゃない、と突っ込みたくなる。

    「荊の城」よりストーリーを追いやすいけど、浅い物語というわけではない。
    ここでも、一筋縄では行かない女性が中心。

    第一次大戦後、ロンドン郊外で保守的な母親と静かに暮らしていくはずだった女性。
    裕福な家庭だったのに戦争で男手を失くし、唯一の収入源として部屋を貸し出すことになり下宿人としてやってきた若い夫婦。
    そして女性は美しい妻の方に惹かれてゆく。そして徐々に良くない方向に。
    これは操りなのか純粋の愛なのか。誰が誰を操っているのか。

    控えめな下宿人の妻、「荊の城」のように仕方がない私が守ってやろう的な心構えだったのに、なんというか結局翻弄され振り回される、のだけどそこにはきっと愛がある。きっと。

    馴染めないロンドン郊外の敵意のある冷淡な社会の渦のなか、二人は自分達だけの無垢な世界を作れるのか。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Paying Guests" Sarah Waters (2014) Review | But who manipulates who
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  • 『傲慢と善良』 辻村深月, 2019年 感想 | 社会が突きつけてくる物差し

    『傲慢と善良』 辻村深月, 2019年 感想 | 社会が突きつけてくる物差し

    🔽 ログ 🔽
    傲慢と善良
    辻村深月 2019年
    Mizuki Tsujimura
    504ページ
    2025年7月 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    人気の小説というのは知っていたけど、実は読んだことない作者だし、第一、日本の現代文学は自分の好みではないと決めつけている私がいて。
    それじゃいけないと読む幅を広げるという意味で手にした本。
    自分の固定観念に挑戦した結果、この本が読めた。でかした、自分。

    社会という暗い大きな闇が突きつけてくる物差し。
    いい子は誉められます、きちんと親のいうことを聞いて、嘘をつかずに、でしゃばらずに。
    それが今のこの日本社会で子供のときから受ける教育。
    一昔前はそうだったんだから、あなたもそうしなさいという上の世代からの教育。

    私自身はさっさと国外に出たので自分の境遇とは違う、だけど、だからといってこれを読んで心が痛まないわけはない。

    恋愛小説でありながら、突如いなくなる婚約者、真実(まみ)のあとを追うミステリー風でもある。つまり読みごたえがある。
    ちょっとずつ彼女の過去や思考の霧が晴れていく中で、これはいま結婚を「するべき年齢」といわれる日本の若者誰もが痛く感じさせられる現実であると思い知らされる。
    家族ぐるみのお見合いではない、自分が定めた数ある基準から相手の点数を見定める婚活。
    そこで見定められるものは本当は何なのか。

    ヨーロッパでは親からの結婚の期待はあるのはあるけど、私の自由です放っておいて、と突き放すもしくは宥めることの方が多い。
    それは、日本のようながんじがらめのレールを敷く社会を思春期で体感しないから。
    間違っていようが自分の意見をいうことが奨励される社会で育つとそこまで多くの人は彼女に自分を投影しない。
    そして他のアジアの国の多くは未だに家族が決めるお見合いも多い。よくも悪くも結婚とは家庭とはそういうものという考え方もある。
    つまり日本はそのどちらからも外れた、自分の意見も主張できず家族の提供する安心感も浅い中でプレッシャーと疲労感だけが高まる孤独な活動となる。

    でも、それでも、ネタバレ阻止で詳しくは言えないけど、彼女は確実にいわゆる大人の階段を上る。
    遅いか早いかは、周りから見れば遅いかもしれない。しかし遅すぎることはない。

    まだ間に合う、まだ失敗しても大丈夫、人生はいつだって方向転換ができる、まだここが終わりじゃない。よかった。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "(Arrogance and Virtue)" Mizuki Tsujimura (2019) Review | Not so comical "Pride and Prejudice" in Japan
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  • 『火と汐』松本清張, 1967年 感想 | 60年代の新しさも

    『火と汐』松本清張, 1967年 感想 | 60年代の新しさも

    🔽 ログ 🔽
    火と汐
    松本清張 1967年
    336 pages
    Seicho Matsumoto
    2024年1月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    4つの短編。
    松本清張らしい、男と女のもつれ、金銭のもつれ、男のプライド、そういう大好きな要素がちゃんと入った佳作集と言った感じ。

    ここでもとにかく、旅行と言う、普段と違う空間と言うのがキーとなる。
    もしくは戦争と言う異空間も。
    あとがきにあってなるほどと思ったのは、松本清張は常にその時の新しいことを用いると言うこと。
    ヨットと言うお金持ちの新しい趣味、離島への国内線の飛行機など。
    当時はきっともっとブームになり、社会現象になったんだろうけど、いまだってレトロ感を残しつつも面白さもまだそのまま。
    とにかく、外れがない。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "(The Fire and the Sea)" Seicho Matsumoto (1967) Review | A trip to a remote island, so 60s
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    火と汐 (文春文庫 ま 1-136)






  • 『わたしたちが孤児だったころ』カズオ・イシグロ, 2000年 感想 | 事実は本当に事実なのか

    『わたしたちが孤児だったころ』カズオ・イシグロ, 2000年 感想 | 事実は本当に事実なのか

    🔽 ログ 🔽
    When We Were Orphans
    Kazuo Ishiguro, 2000
    わたしたちが孤児だったころ
    カズオ•イシグロ
    2025年7月 読了
    🔽 こんな人、ときにおすすめ 🔽
    ミステリー好き、そしてカズオイシグロは切ないけど優しい気持ちになれる
    
    
    
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    カズオ•イシグロ作品ということは文体が美しい、というのは期待どおり。彼の作品はいつもノスタルジアが漂っているけどこの本はノスタルジアこそが大きなテーマ。
    主人公クリストファーは上海での少年時代いつも友人のアキラと遊んでいた。楽しい優しい思い出。
    その後イングランドで有名な探偵となった彼はやっとあるミッションのために上海へ戻る。両親を見つけるために。

    作者はきちんと順序追っては説明してくれない。どこまでが事実でどこからが想像か。
    クリストファーは上海の街を目隠し状態で動き回る。
    固く信じている事実は本当に事実なのか。
    さすがカズオ•イシグロ。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "When We Were Orphans" Kazuo Ishiguro (2000) Review | Tender memories, are they?
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    わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Kindle版