カテゴリー: 2020-2029

  • 『パチンコ』 ミン・ジン・リー, 2017 感想 | 韓国から日本へ>>

    『パチンコ』 ミン・ジン・リー, 2017 感想 | 韓国から日本へ>>

    🔽 基本情報 🔽
    Pachinko
    Min Jin Lee, 2017
    パチンコ
    ミン・ジン・リー
    512 ページ
    2021.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    韓国に生まれ日本に渡った一人の女性、彼女の人生で耐えることなく続く苦労と小さな幸せ。

    一人の女性の焦点を当てることで、より戦時中のリアルな苦しみが浮かび上がり、かえって普遍的なストーリーとなっていく。
    日本と韓国の歴史、もしくは日本人と韓国人の歴史といったほうが正しいのか、その関係は簡単には概要を掴めない、というのも今日もまだ続き変わり続けているから。
    戦争は間違いなく関係悪化の要素の一つだけれどそれだけでもない。

    この本はいかに一瞬の不運やタイミングの違いでその後の人生が大きく揺らされるかを豊かな表現で描く。
    アジア人でないと分かりにくいところはあると思うけれど、アメリカ出版で世界中でベストセラー(むしろ日本の反応が遅くて鈍かった)

    韓国はドラマもそうだけどストーリーテリングが上手。
    ドラマチックな流れで、でも実際に戦時中や戦後はこんなスピードで人生は流れていったんだろう。

    フェデリコ•フェリーニは、人生は祭りだというけれど、この本は、「いや、人生はパチンコだ」といっている。
    フェアじゃない。負けると決まっている勝負。それでも続けてしまう。

    AppleTVのシリーズも観てみたい。



    🔽 関連ページ 🔽

    English review “Pachinko” Min Jin Lee (2017) Review | Korean-Japanese epic
    tag 日本史
    tag 植民地主義
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  • 『(カレドニアンロード) 』アンドリュー・オヘイガン , 2024 感想 | ダークでリアルなロンドン>>

    『(カレドニアンロード) 』アンドリュー・オヘイガン , 2024 感想 | ダークでリアルなロンドン>>

    🔽 基本情報 🔽
    Caledonian Road
    Andrew O'Hagan, 2024
    カレドニアンロード
    アンドリュー・オヘイガン
    657 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ロンドンって住むにはどんなところ?と聞かれたら、とりあえずこれを読んでと言う。
    完全にお金持ちの遊び場と化したロンドンが近年抱えている問題はここに詰まっている。

    人々はより良い生活を求めてロンドンに行くけれど、すぐにそんなものは存在しないと気づかされる。
    ここ数年で特に急激にお金がないとマシな生活はできない街となった。
    未だに階級の問題は根強く残っているし、桁違いの金持ちの生き方は一般人からは見えないほどにきっぱりと区別されている。
    (もちろん旅行者に見えることは絶対にない)
    金、権力、悪意の中で生きる人々が皆抱えている思い、それは寂しさ。

    仲間と敵、それは政治上あったり利益であったり郊外に住むギャングであったり。

    主人公の美術史の歴史家兼教授である生徒との関係がメインだけど、貴族階級の伝統的な富裕層、ロシアの富裕層、その子どもたち、犯罪も厭わない若者ギャングなどの視点からも描かれていてまるでロンドンの街の生活そのままの複雑なサスペンス。

    このエリアは実は私は合計10年近く住んでいたので、知ってる道の名前が出てきて嬉しい。
    この辺は貧しい通りと裕福な通りが本当に隣り合わせ。

    英語レベルで言うとロンドンのスラングなども入ってくるのでちょっと難しめ。
    しかもみっちり657ページ。
    🔽 関連ページ 🔽

    English review “Caledonian Road” Andrew O’Hagan (2024) Review | Dark reality of London today
    tag ロンドン

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  • 『(バンガロール探偵クラブ) 』ハリニ・ナジェンドラ, 2022  | インド好きのためのミステリー >>

    『(バンガロール探偵クラブ) 』ハリニ・ナジェンドラ, 2022 | インド好きのためのミステリー >>

    🔽 基本情報 🔽
    The Bangalore Detective Club
    Harini Nagendra, 2022
    (バンガロール探偵クラブ)
    ハリニ・ナジェンドラ
    292 ページ
    2022.12 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    1920年代のインド、医者と結婚したばかりで主婦として静かな生活を送るはずの主人公が南インドのベンガルール(バンガロール)の街で起こる犯罪を推理する、という可愛い感じの推理小説。
    シリーズ物の第一弾。
    主人公Kaveriが好奇心旺盛で強くて、そうなのインドの都会の女の子ってこんな感じっていう楽しさと、権力を持つイギリス人との衝突もあったり。
    若い奥さん、主婦であっても、白い目で見られても趣味の水泳はやめないし、好きに外を歩き回る。

    著者が実は生態学者という変わった経歴なのも面白いので続編も読んでみる。

    ベンガルールの街のスポットが色々出てきて旅行予習になったし美味しそうな料理も出てくる。
    インド好きな人が軽く楽しく読める。

    英語も比較的簡単なので英語の勉強にも。

    🔽 関連ページ 🔽

    English review “The Bangalore Detective Club” Harini Nagendra (2022) Review | Nice mystery for India lovers
    tag インド
    tag 女性主体

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  • 『A Sense of Direction』ギデオン ルイス=クラウス, 2012 感想 | 自分を見つける巡礼の旅>>

    『A Sense of Direction』ギデオン ルイス=クラウス, 2012 感想 | 自分を見つける巡礼の旅>>

    🔽 基本情報 🔽
    A Sense of Direction: Pilgrimage for the Restless and the Hopeful
    Gideon Lewis-Kraus, 2012
    ギデオン ルイス=クラウス
    352 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    最初は普通の旅行記にもとれる。
    30歳のライターでベルリンに自由気ままに文句をたれながら暮らしていたけれど、あるきっかけからキリスト教の巡礼の地カミーノ・デ・サンティアゴでスペインへ、そして四国のお遍路四国八十八ヶ所霊場、最後はユダヤ教の巡礼でウクライナのウマンへと次々と巡礼の地を回る。
    そしてこの旅の本当の目的は、自分の父親との関係を修復することだと気づく、といった感じ。

    世界中を回って結局自分の求めていたものはいつも出発地点にあったという典型的な旅ではあるけれど、やっぱりきつくて苦しい思いをすることでそこにたどり着くのです。
    ユダヤ教の指導者ラビであった父親が、ある日若い男の恋人を作って家を出た。
    その父親を許せるのか、許すのか、自分は父親を愛しているのか、父親は自分を愛してくれていたのか。

    そういう彼自身の葛藤を別にしても巡礼を回る旅行記としても面白い。
    宗教心もスピリチュアルな思いも全くなし、でも現代人はそういう人が多い。
    それでも巡礼をする意味はやっぱりある。
    サンティアゴは友人と(友人や恋人と巡礼する人たちは多くが分かれるらしいけど彼はなんとか友情を保ちつつ)、四国は一人きりで、そしてウクライナは弟と父親と。

    ユダヤ人らしいユーモアもちらほら見えて読み物として面白い。
    ただ足の裏がぼろぼろになり寒くて辛くて心も折れるこの旅行記を読んで自分も巡礼に行こう、とは思わないかも。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review “A Sense of Direction” Gideon Lewis-Kraus, (2012) Review | Pilgrimages to yourself
    タグ: 宗教

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  • 『透明な螺旋』東野圭吾, 2021 感想 | ガリレオの真実>>

    『透明な螺旋』東野圭吾, 2021 感想 | ガリレオの真実>>

    🔽 基本情報 🔽
    透明な螺旋
    東野圭吾, 2021
    368 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ガリレオシリーズ最新作。
    宣伝通りです、「今、明かされるガリレオの真実」。

    面白いのはもう当然というか、読者はみんな異常に期待してるのに、新しさを入れながらクオリティをキープしてるすごさ。
    表紙からも分かるように子供や家族がテーマ、それ以上はネタバレなのでいえないけど、やっぱり捻ってきてくれるのが東野圭吾。

    登場人物も歳を重ねていくわけで、でもその度にさすがとしか言いようがないテーマや背景が出てきて。
    すごいなあ。
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  • 『女が死ぬ』 松田青子, 2021 感想 | 屈しない女性像 >>

    『女が死ぬ』 松田青子, 2021 感想 | 屈しない女性像 >>

    🔽 基本情報 🔽
    女が死ぬ
    松田青子, 2021
    224 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    おお、なんかすごいのを読んでしまった。
    はじめての松田青子、噂からもタイトルからも女が強そうでしたが、ただそうじゃない、怒りに溢れている。
    でも爆発する怒りじゃなく、沸々とする怒り。
    「あなたの好きな少女が嫌い」「男性ならではの感性」のように性懲りもなく突きつけてくる男性中心視線の社会に怒り、「女が死ぬ」をまたは「ミソジニー解体ショー」をしちゃいそうな怒り。
    日本ぐらいですよ、「女性ならでは」とか公で言うの。
    広告や雑誌で普通に「女性ならではの感性」なんて恐ろしい言い方して男も女も納得してるの。

    屈しない。
    周りが何を言おうが、現代のティンカーベルのように自分の好きな方に飛んでいく。
    好き勝手にトイレに吐き出す。
    ステキ。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review “BUTTER” Asako Yuzuki (2017) Review | Her life her food her body
    tag フェミニズム/Feminism
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  • 『インド ミニアチュール幻想』 山田和, 2009 感想 | 宇宙と神々と人の営みが詰まっている >>

    『インド ミニアチュール幻想』 山田和, 2009 感想 | 宇宙と神々と人の営みが詰まっている >>

    🔽 基本情報 🔽
    インド ミニアチュール幻想
    山田和, 2009
    511 ページ
    2025.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    細密画のなかには宇宙と神々と共同体としての人の営みが詰まっている。
    そしてこの本はそれを我々に伝えようとする。

    細密画を通じてインドを旅行するような本。
    ただここでは、街から街へという移動ではなく、インドという空間と歴史を移動する感じ。
    16世紀から18世紀に渡り栄えたインドの細密画文化はラジャスタンを中心としたヒンドゥー教色の濃いラジプート派と、ムガール帝国時代の華やかな文化を象徴した、ムガール細密画と大きき二つあるよう。

    そして有名なのは筆。
    私が聞いたのはリスを毛を、一匹からは毛一本しか抜かない、というものだったけれど、ここではバサッとハサミで切るそう。
    それでも、一匹からは筆一本しかつくらない。
    もちろんそのリスには危害を加えないように細心の注意を払いつつ。

    そういう全体的なミニアチュールに関する章もあるし、画家個人を追った章、または蒐集家を追った章もある。
    細密画コレクターの友人でありライバルと、骨董屋から安く買い取るやり取りの様子も、蒐集に取り憑かれて犯罪や詐欺にに手を染める男たちもと、とにかく幅広い内容でどんどんよ読み進めてしまう面白さ。
    そして最後の方にはインド思想という壮大な時空の中にある細密画の位置付けと意義とでもいうのか、細密画に見る美の存在自体を追求する。
    最後に参考文献がたくさん並んでいるので、できる限り揃えたい。

    芸術であり宗教的であり、作者一人の人生を越えたもの。
    だから描いた人のサインはされない。
    画家はもちろん画家のカーストに生まれたから、父から祖母から受け継いだ精神で自らの人生全てで細密画に向かう。

    個人という枠を軽々と越え、時間と空間の壁を越え、宇宙と神と一体になるという感覚。
    音や絵を通じてしか伝えられない古代から続く感覚。
    この前読んだのNine Livesに通じるものもあるけれど、同じようにその感覚が近代化のなかでなくなりつつあるという危機感も持ってしまう。
    日本だって音楽や芸術を通じて自然と繋がる感覚がなくなっているように。

    やっぱりラジャスタンいかなきゃなー。
    最近どのインドの本みても、ラジャスタン州が出てくる。
    超観光地だから前回ためらったけど、毎日移動に車で8、9時間という現実を受け入れればまだ近代化してないインドに会えるんだろうなー


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  • 『(ハイヒールを履いた僧侶) 』西村宏堂, 2022 感想 | メイクアップと仏教という使命 >>

    『(ハイヒールを履いた僧侶) 』西村宏堂, 2022 感想 | メイクアップと仏教という使命 >>

    🔽 基本情報 🔽
    This Monk Wears Heels: Be Who You Are
    Kodo Nishimura, 2022
    (ハイヒールを履いた僧侶)
    西村宏堂
    224 ページ
    2022.09 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    お坊さんでありながらメイクアップアーティストであるユニークな人物。
    ユニークで強い使命感を持った人物。

    若い人にとって大きな励みになる自己啓発の本、ゲイであろうがなかろうが、根本的なメッセージは変わらない。
    自分に自信を持って、誇りを持って。

    メイクアップは自分の美をより強めるものであり、その裏に隠れるためのものではない。
    そして仏教は真実を追求するものである。
    そういう見方で考えると、一見無関係な2つのことが同じ目的を持っていて、それこそが彼の目的、ミッション。
    🔽 関連ページ 🔽

    English review “This Monk Wears Heels” Kodo Nishimura (2022) Review | Make-up and Buddhism
    tag 仏教
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  • 『(ダージリン 世界最高の茶)』Jeff Koehler, 2015 感想 | 植民地主義と高級茶>>

    『(ダージリン 世界最高の茶)』Jeff Koehler, 2015 感想 | 植民地主義と高級茶>>

    🔽 基本情報 🔽
    Darjeeling: A History of the World’s Greatest Tea
    Jeff Koehler, 2015
    (ダージリン 世界最高の茶)
    286 ページ
    2022.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ダージリン茶に関するすべての背景、なぜダージリンに茶が植えられたか、どういった植民地的な歴史を抱えているのかなどをかなり掘り下げた一冊。
    英国人が始めインド人経営者が受け継いだ茶園、そこに住み働く代々慎ましい生活をする人々の様子など人にまつわることも。

    多くの人にとってダージリンのお茶の風味はユニークな優雅さだったり高級感を象徴するけれど、ダージリンの抱える問題は別のユニークさがある。
    世界有数の高級な飲み物でありながら、つくり手の問題や生活環境は厳しく、いまだに植民地的な搾取によって生産されている。
    お茶を摘む作業を担う人間の一日の給料は、一杯のダージリンの値段以下。

    同じく世界有数の飲み物であるシャンパーニュやウィスキー、抹茶などと違い現地の国民、インド人は口にしないダージリンティー。
    数え切れない問題を抱えるダージリン茶産業、今後も人々はダージリンを飲み続けるのか、そして作り続けることはできるのか。

    🔽 関連ページ 🔽

    English review “Darjeeling: A History of the World’s Greatest Tea” Jeff Koehler (2015) Review | Colonial history and Darjeeling
    tag
    tag 東ヒマラヤ
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    Darjeeling: The Colorful History and Precarious Fate of the World's Greatest Tea


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  • 『マスカレード•ゲーム』 東野圭吾, 2022 感想 | ファンのためのエンターテイメント

    『マスカレード•ゲーム』 東野圭吾, 2022 感想 | ファンのためのエンターテイメント

    🔽 基本情報 🔽
    マスカレード•ゲーム
    東野圭吾, 2022
    Keigo Higashino
    416 ページ
    2025.05 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    期待を裏切らない、極上のエンターテイメント。
    シリーズ最新作(5月当時)でしかもいつもの顔ぶれも皆さん久しぶりにホテルに集まるということで同窓会っぽい雰囲気もあり楽しい。
    新しい相棒の若い女性刑事も嫌なやつな雰囲気がいい。

    ストーリーの方もしっかりしていて人間ドラマがちゃんとあり、さすが東野圭吾はファンを分かってくれていて、期待の上を回るものを提供してくれる。
    さすがです。


    🔽 関連ページ 🔽
    タグ: 東野圭吾
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  • 『老子道徳経』 老子 感想 | 中国思想というフィルター / “Tao Te Ching” Laozi >>

    『老子道徳経』 老子 感想 | 中国思想というフィルター / “Tao Te Ching” Laozi >>

    🔽 基本情報 🔽
    Tao Te Ching
    Laozi
    老子道徳経
    老子
    78 ページ
    2023.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    道教のメインの書物。
    老子が書いたとされるけれど、いや怪しいとか、老子自体が存在したかとか言う点も議論になるらしい。
    これは英訳と、それぞれの章のあとにコメンタリーがついているものだったけれど、もちろん出版社や時期によって全然変わってくると思う。
    なにも予習せずにいきなりメインの書を読んでも分かりづらいというのが正直な感想で私のせい。

    興味深いのはもちろんだけど、なるほど仏教が日本にたどり着いたときはもうインドの仏教とはぜんぜん違うものだったのもよくわかる。
    中国の思想はとても強いので、このフィルターを通したことでそうなったんですね。

    ちゃんと勉強して何度も読み返すべき本。
    そしてできれば詳しい解説付きで…

    (年代カテゴリーに紀元前はないので、1-1699年のカテゴリーに)
    (日本語でも色々出てますが、2つランダムにピックアップ)
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    ★★★★☆ The book of Taoism written in 400 BCE. A very short version with the translation and short commentary for each passage. Something to come back to time to time in life, with more knowledge.

    🔽 log 🔽
    Tao Te Ching
    Laozi
    78 pages
    Read in 2023.11


    🔽 Book review and notes 🔽

    The book of Taoism written in 400 BCE.
    This edition is very short, with the translation and short commentary for each passage.
    It's said to be written by Laozi around that time, but there's an ongoing argument about if it was written by him, or if he actually even existed.

    It makes more sense now that Japanese Buddhism turnout out to be different from the original version, the antient Chinese philosophy is very strong and great.
    With the Chinese filter, of course it's evolved by the time it got to Japan.

    It's something to come back to time to time in life, with more knowledge for sure.

    (I don't have BCE in the published year so I just added this to 1-1699)
    🔽 Where to buy / Summary and more info 🔽

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    Tao Te Ching


    ●●● Amazon.co.uk (UK) ●●●
    Tao Te Ching (Penguin Classics)
    (couldn't find the edition I read for picked the Penguin)

    ●●● Amazon.it (Italy) ●●●
    Tao Te Ching (Italiano)
  • 『星月夜』李琴峰, 2023 感想 | 外国籍の二人の女性の東京物語 >>

    『星月夜』李琴峰, 2023 感想 | 外国籍の二人の女性の東京物語 >>

    🔽 基本情報 🔽
    星月夜
    李琴峰, 2023
    Li Kotomi
    192 ページ
    2025.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    外国籍の二人の女性の東京物語。
    静かにひんやりとした、新鮮さがある。

    ウイグルから来た学生と台湾からきた日本語教師。
    その設定も絶妙でいわゆる狭い意味での中国に対しネガティブなイメージを持って育った二人が日本という外国で、中国語(Mandarin)で会話する。
    端から見るとそれで心は通じ合えると見えるが実はそうでもないし、あまりにも故郷の環境が違う。
    それぞれ自由になるために日本に来た、その代償は小さくない。

    彼女らの日本での生活の物語だけど、それは完全なフィクションではない。
    日本のように外国人に対し厳しい社会では、外国人であることはまず圧倒的に不利であり、しかも白人でないとなると日本人より優れた才能や能力があるぐらいでは対等にすらなれない。
    いろんな側面の言葉の問題が何度も出てくるのが面白い、よく分かる。
    その一人が言う通りで日本語が話せてもわずかな発音で差別される悔しさは、差別される側の人間しか分からない。
    そしてその悔しさも差別も一日に何十回もある。

    外国人という生きづらさを背景に、宗教やセクシュアリティという個人レベルの葛藤、また他文化に抑圧される故郷への想い、そういったものの上に、自分の未来への希望や不安を、ひんやりと描く。

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  • 『クスノキの番人』 東野圭吾, 2020 感想 | 大きな木の普遍的な不思議な力 / “The Camphorwood Custodian” Keigo Higashino >>

    『クスノキの番人』 東野圭吾, 2020 感想 | 大きな木の普遍的な不思議な力 / “The Camphorwood Custodian” Keigo Higashino >>

    🔽 基本情報 🔽
    クスノキの番人
    東野圭吾, 2020
    The Camphorwood Custodian
    Keigo Higashino, 2020
    456 ページ
    2023.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    東野圭吾の、ちょっとファンタスティックな感動系。
    とにかく彼の本は面白い。
    エンターテイメント、読みごたえ、というか、ふわふわしていないストーリー性がありどんなときでも読みたくなるし、読んでいて面白いし嬉しいというか。

    これもナミキ雑貨店系のドラマで、最後にガツンと感動させられる。
    大きな木というのはきっと不思議な力を持っていると誰もが思っているほど普遍的な力がある。
    そういう安心感が本から滲み出てる。ストーリーからも本自体からも。

    小難しくせずひたすら面白さを追求する、ある意味職人的な小説家。
    いや難しくないわけじゃないんだけど、それでもエンターテインメントの要素をきちんと考えてくれている。

    今回もやっぱり、やられた。
    お、映画化もするんだ、楽しみ。

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  • 「正欲」朝井リョウ, 2021 / “(Ab)Normal Desire” Ryo Asai >>

    「正欲」朝井リョウ, 2021 / “(Ab)Normal Desire” Ryo Asai >>

    🔽 基本情報 🔽
    正欲
    朝井リョウ, 2021
    528 ページ
    2025.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    確かにズシンと重みがあって、後味も悪い一冊。
    なぜかと考えると。
    やっぱり最大の理由はこの本にずばりと「あんたもそうなんでしょ」と言われているからだ。
    「あんたも気持ち悪いと思ってるでしょ」
    「あんたも都合のいい多様性だけには寛容なんでしょ」
    「あんたも本当は人に言えないことあるでしょ」

    多様性、言うは易し。
    外国で暮らすと当然のことながら自分の価値観はマイノリティになる。
    (価値観どころか自分の存在自体がマイノリティになるし、酷ければ虐げられるけど)
    でも実は国境を越えなくても、じゃあ同じ町で生まれた人はみな同じ感覚か、教室ではみな分かち合えるのか、きょうだい間では。
    そうつまり、理解してもらうことは超レア。
    でも学校では日本は特に正しい答えを復唱することだけを教えられてきて、表面だけではみんな正常で安心して同じ製品として大きくなっていく。
    人は自分と違うという意識がないので想像力が培われない。
    ただし、根本的な欲望が人と違う人間の場合は別。
    人と違う不良品と思い込んで生きていくしかない状況に陥りやすくなる。

    結局人間の喜びは繋がること、理解してもらえること。
    主人公たちが実際に出会えた幸せというのは、本当は図りきれない奇跡。

    人それぞれに興奮する対象が違うというのは当たり前で、人に言えないことがあるのも、程度や頻度は違ってももうここで人生終わりたいと思うことも当たり前。
    人生で知らないことばかりなのも、ほとんどの場面で自分が間違っているのも当たり前。
    つまりみんな正解のない中で生きているんだな、と分かれば自分も他人も楽になるのでは。

    多様性は大事。
    多様性のない社会は滅びます。
    たぶんずっと正しい答えは見つからず、しかも現在正しいとされていても時代が変われば正義も変わるし、永久に議論は続くと思う。
    でも議論ができるというのは違う意見が立場が存在するからで、社会はすこーしずつ良くなる。
    つまり、たまには大声を出しあってでも議論が永久に続くことが少なくとも私たちができる最良な選択でもあるのでは。

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    正欲 (新潮文庫 あ 78-3)


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    ★★★★★ A heavy read, because it’s saying to you “I know you are thinking the same”. Sure it’s easy to accept and celebrate the diversity that’s within your imagination, but what if someone’s desire is way beyond what you can possibly imagine?

    🔽 log 🔽
    正欲
    朝井リョウ, 2021
    (Ab)Normal Desire
    Ryo Asai
    528 pages
    Read in 2025.10


    🔽 Book review and notes 🔽
    It's a heavy read.
    And I was thinking why, and it's not merely because you don't really understand their (ab)normal desires and how they are treated by others.
    But it's because the book is saying to you "I know you are thinking the same"
    "I know you think I'm gross"
    "I know you only tolerate diversity that's convenient to you"
    "I know you too have a secret you can't tell anyone"

    The title seiyoku, normally means "sexual desires".
    The author applied the word "correct" so the title now means "correct desires".

    It's easy to accept and celebrate the diversity that's within your imagination.
    What if someone's desire is way beyond what you can possibly imagine?
    Would you be able to accept that it exists?
    Would the society be able to accept it as a possibility?

    After all happiness of us people is to connect with others, whoever you are.
    To be understood.
    In this cruel world, it was a miracle that the main characters met, and they found someone with whom they didn't have to hide their true selves.

    Within our little lives and in history, we keep making mistakes by not accepting others, but we keep working on it, it's the best we can do.


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    正欲 (新潮文庫 あ 78-3) (Japanese)


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  • 『ババヤガの夜』 王谷晶, 2020 感想 | 爆発する新しい世界に踏み込む / “The Night of Baba Yaga” Akira Otani >>

    『ババヤガの夜』 王谷晶, 2020 感想 | 爆発する新しい世界に踏み込む / “The Night of Baba Yaga” Akira Otani >>

    🔽 基本情報 🔽
    ババヤガの夜
    王谷晶, 2020
    208 pages
    2025.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    噂通りにバイオレンス爆発、アクション爆発、シスターフッド爆発。

    女性が主人公でここまでスッキリと細かく暴力的なのは他に読んだことない。
    ヤクザものもどうしても女性は弱い立場か、悪女か、トラウマがあるか(つまり可哀想にこの女はだから暴力に走ったんだね、という言い訳つき)、または無駄に男っぽいかになる。そう、典型的な「女嫌い」男尊女卑になってしまうところを、これは違う。
    依子は非常に暴力的なでありながら、きちんと堂々と一人の女性であるということがすてき。

    女性は揃いも揃って弱い女、もしくは悪い女、男性目線でよしよし、とされるそんな小説も物語ももういらない。
    女同士の強い絆、シスターフッド sisterhood。
    主人公が自分の足で、腕で、憧れの存在に近づくかっこよさ。

    いやー、これをただのバイオレンス小説と読まないで、もったいない。
    エンターテイメントに徹していながら新しい世界に踏み込んでいく、大事な一冊。

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    ★★★★★ Full of violence, full of actions, full of sisterhood. Yoriko is extremely violent, but she is unapologetically a woman. Very entertaining, yet it’s stepping into the new, unknown world. An important book.

    🔽 log 🔽
    The Night of Baba Yaga
    Akira Otani
    208 pages
    Read 2025.10


    🔽 Book review and notes 🔽
    Full of violence, full of actions, full of sisterhood.

    Having a woman as the protagonist, with such detailed description of violence, of physical, sexual, verbal violence - this is unique.

    These yakuza or mafia stories tend to have women who are usually weak, or bad, or traumatised (therefore an excuse of her violence) or too masculine.
    So even though they have a woman as the main character it's full of (sometimes hidden) hatred towards the woman or women in general.

    Not here.
    Yoriko is extremely violent, but she's a woman, she is unapologetically a woman.

    We don't need only these weak women, or bad women, just to please male readers.
    We need strong bond, strong sisterhood.
    We need stories where she want to be the happy kick ass monster.

    I kind of worry about how it's sold in the West though, it's not a new Kill Bill (full of revenge and trauma) it's neither queer novel as they want to portrait it.
    Ultimately it's a story of a women who finds a happy life.

    It'd be a pity to read this only as a violent novel.
    It's without a doubt very entertaining, yet it's stepping into the new, unknown world.
    An important book.
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    The Night of Baba Yaga: the multi-award winning cult Japanese thriller


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    The night of Baba Yaga (English)

  • 「YouTube大全」 小山竜央, 2023 >>

    「YouTube大全」 小山竜央, 2023 >>

    🔽 基本情報 🔽
    【超完全版】YouTube大全
    6ヶ月でチャンネル登録者数を10万人にする方法
    小山竜央 2023
    Tatsuo Koyama
    400 pages
    2025.7 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    本というか教科書。
    しっかりとした内容で曖昧なことじゃなくて実践的な方法の記載。

    ビジネス相手でYouTubeで自社の顧客というかファンを増やしたい、というのが目的で、YouTubeの収益ということではない。
    リサーチして真似して自分色を足す、面白おかしく話す、というのが原則で、やっぱりそこができないとYouTubeは絶対できない。

    全体的に読んでやっぱり、ここまでしっかり根気強くできるかどうかはわからない(というか今のところその必要もない)。
    でも本気で初めたい人には非常に役に立つし、私も必要になればこの本のとおりに実践します。
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    【超完全版】YouTube大全 6ヶ月でチャンネル登録者数を10万人にする方法


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  • “How to argue with a racist” Adam Rutherford, 2020 / 「遺伝学者、レイシストに反論する」アダム・ラザフォード >>

    “How to argue with a racist” Adam Rutherford, 2020 / 「遺伝学者、レイシストに反論する」アダム・ラザフォード >>

    🔽 基本情報 🔽
    How to argue with a racist
    Adam Rutherford, 2020
    遺伝学者、レイシストに反論する
    差別と偏見を止めるために知っておきたい人種のこと
    アダム・ラザフォード
    224 pages
    2023.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    人種差別の理論がいかに科学的でないか、という本。

    著者の専門は遺伝子で、一般的に「人種」ということで、肌の色の違いで人類がさらにカテゴリー別に存在するように思われがちだけど、遺伝子という観点でもそうではないということを分野別にきちんと説明している一冊。

    人種差別主義者、レイシストは「人種的に」黒人はああだ、中国人はどうだ、という言い方をする。
    そして100年、200年前に奴隷制度や白人至上主義を肯定するためなんかに言われていた古い考えを何度も繰り返したり、また根拠のない理論を用いる。

    DNAや遺伝子、歴史、古代史など難しくなりがちなものを分かりやすく、興味深くかいている。

    ほんと、よくあることだけど彼らの主張は自分に都合の良い言葉にしがみついて、自分が気分が良くなるためだけのものであり、そういう人に事実を語っても無駄と思ってしまうことは多い。
    でも、だからといっても事実は事実であり、根拠のない差別的な発言はつまりは嘘。
    そこを知らされない人(差別は無知から)に対して、でも言っても無駄だから、そんなの常識だからわかるはず、と放っておいた結果がまたトランプが大統領になった大きな理由だったりするわけで。

    事実を淡々と伝え、嘘の中で生きる差別主義者を言い負かせ、その事実を受け入れてもらえるようにする、やっぱり一般教育は大事なんですね。
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    ★★★★★ A very interesting book about how racism doesn’t make sense scientifically. The author is enjoying seeing racists defeated by the truth. But it is important to keep saying the truth, sharing the truth.

    🔽 log 🔽
    How to argue with a racist
    Adam Rutherford, 2020
    224 pages
    Read 2023.01


    🔽 Book review and notes 🔽
    A very interesting book about how racists don't make sense scientifically.

    His studies focus on genes, so he dismantles how races are not based on genetics (that it's not as simple as saying some one is scientifically different) and racism has no scientific backings, racists simply repeat the incorrect use of science or some outdated arguments that has no scientific evidence.

    Though it talks about difficult topics (DNA, genes, history and prehistory) it is incredibly easy to read, and entertaining.

    You can tell how the author is enjoying seeing racists defeated by the truth.
    But it is important to keep saying the truth, sharing the truth.
    There are people who are not informed well, who cling to comments that are lies but "feel good" to them, but they have the same right to at least know the truth.
    If we overlook it, as we saw in the U.S. we end up with a racist president who repeat his lies that are only convenient for his friends, and lies that his supporters feel good - and even more sadly the uninformed voters actually get nothing than temporary "feel-good".
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    How to Argue With a Racist: History, Science, Race and Reality


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    Cosa rispondere a un razzista. Storia, scienza, razza e realtà (Italiano)

  • “Shattered Lands” Sam Dalrymple, 2025 / (シャタード・ランド) サム・ダルリンプル >>

    “Shattered Lands” Sam Dalrymple, 2025 / (シャタード・ランド) サム・ダルリンプル >>

    🔽 基本情報 🔽
    Shattered Lands
    Five Partitions and the Making of Modern Asia
    Sam Dalrymple, 2025
    シャタード・ランド
    5つの分離独立と現代アジアの誕生 (日本語訳なし)
    サム・ダルリンプル
    528 pages
    2025.09 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    現代アジアを造り上げた分離独立、パーティション。
    その背景は日本人だけでなく、当事者のインド周辺の現地の人にも、英国人にも世界中でも知られていない。
    バングラデシュ、ミャンマー、カシミヤ、そういうニュースで見る地域の問題は、自然発生したものではなく、もちろん現地の人が単純に暴力的だからでもない。
    何事にも理由がある。

    日本での第二次世界大戦の終戦日のぴったり2年後、インド帝国が英国から独立。
    それは有名だけれど、そのインド帝国、つまり現在のイエメンからミャンマーまでの壮大なエリアがその前後にどう分けられていったかはあまり知られていない。
    というか、イエメンからミャンマーまで、その間に現在のカタール、アラブ首長国連邦、ブータン、など無数の藩王国があったのすら知られていない。
    5つの分離、つまりミャンマーの独立、アラビア半島の独立、インド・パキスタン分離独立、印パによる500ほどの藩王国の吸収、バングラデッシュの独立。

    「知られていない」と繰り返し書いているけれど本当にそうなのだから仕方がない。
    英国はインド帝国の利益によって支えられていたけれど、大英帝国の人口は当時の世界の人口の25%!
    戦争により経済が崩れ世界の4分の1の人口を支えきれなくなった英国はできるだけ早く撤退することをモットーに、アジアなんて行ったこともないロンドンの役人が駆り出されどんどん地図上に線を引いていき、しかもインド帝国に借りていたお金もほぼ無視で、しかも「せっかくなら日本を敗戦させた8月15日に独立させよう」と言い出し、十分な準備もなく独立。大英帝国といえば、どこにいっても嘘をつき続け、右に左に騙し続け、最後は自分の手は汚さずさっさと逃げ出す、いつも同じパターン。
    私もそこは知っていた。エリザベス女王の旦那フィリップ殿下の叔父、インド総監マウントバッテンの当時の適当さも知っていた。そこまでは有名。
    それ以外のすべてが「知られていない」、知らなかった。

    Shattered Lands、粉々になった土地、というタイトルの通り。
    戦時中にまずミャンマーが分離。(しかも当時ミャンマーの現ヤンゴンが世界で人の出入りが激しい港、つまりニューヨークなんか追い越した大都会だったと。なんと。)
    当時人口の16%いたインド系の人間はミャンマー人じゃない、と追い出される。
    この本は5つの独立分離について非常に詳しく描かれているけれど、5つとも現地の人々の反応、待遇、対応、残酷さはすべて似ている。
    民族や宗教の枠を超えてコスモポリタンな社会に生きていた人々。
    今まで近所付き合いのあった人びとが突然、民族が違うから、宗教が違うから、という理由で追い出し合い、憎み合い、殺し合う。
    その度に何百万という人間が新しく引かれた国境を超え、もちろん多くは難民となり、少なくない数の人が虐待、強姦、そして殺された。
    粉々になった土地、ばらばらに引き裂かれた人々。
    カシミア紛争を含むインド・パキスタン情勢、ロヒンギャ難民問題などその多くは解決していない。
    他のところで聞いたことだけど(彼のお父さんのポッドキャストで)、この時代を生きた人は、それこそ戦争に駆り出された日本のおじいちゃんたちもそうかも知れないけれど、多くを語りたがらない。
    彼らはその恐怖と過ちと恥を墓まで持っていくつもりで口は開かない。
    その子どももなんとなく聞きづらくて追求しない。
    でも今、孫の代になって初めて真相が明らかになっているという現象が起きているらしい。

    細かく言うと色々とあるんだけど、それはいつかきっとこの本が日本語に訳され日本でも多くの人の手にわたることを願い省くとして(ミャンマーには日本もかなり関わってきます)、全体として印象深かったのは、分離独立前は各々の地域によって生活習慣も違っていたのに、セキュラ―な社会、非宗教的な社会だったということ。
    完全に平和かといえばそうじゃなかったにしてもギリギリのバランスは保たれていた。
    それが突如、超宗教的で、国民主義的、ナショナリズムに走ったはっきりいって差別的で軍事的で暴力的な社会を次々と生み出してしまった。
    英国の下で植民地化された社会が良いとは言えないけれど、じゃあ紛争のないアジアを目指したとき、人々はセキュラ―であることを目指し宗教や伝統を蔑ろにしたほうがいいのか。
    共同体が与えてくれる安心感は過去の産物になるのか。
    伝統は狂暴なのか。

    この本には毎ページに驚きが隠されている。
    素晴らしい歴史本は大概まるで物語を読んでいるように感じるけれど、この本もそう。
    28歳の著者サム・ダルリンプル氏はヒューマニズムに溢れ人間的で、情熱を持った人物だと言うのが手に取るようにわかる。
    これだけ残酷な歴史を語る本の中にも、それでも宗教の違う友人が命をかけて助け合った話をきちんと残してくれるし、彼自身も独立分離によって故郷に帰れない人の代わりに国境を超えて代理で会いに行くという活動もしている。

    もちろん父親がウィリアム・ダルリンプルということはプラスに働いているけれど、彼は20代にして初出版にして、もう自分の足で立っている歴史家の一人。
    インドでもダルリンプル親子がベストセラーのチャートにずっと上ってたし、インド史周辺はなかなか面白いことになりそう。
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    Shattered Lands: Five Partitions and the...
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    Shattered Lands: INTERNATIONALLY BESTSELLING AND PRIZE SHORTLISTED NEW HISTORY OF FIVE PARTITIONS AND THE RESHAPING OF MODERN ASIA (English Edition)


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    ★★★★★  5 Partitions, not just one. From Yemen to Myanmar, The British India was one entity where cosmopolitan people had lived in a sort of harmony. An important history that was until now “forgotten”, and an important book.

    🔽 log 🔽
    Shattered Lands
    Five Partitions and the Making of Modern Asia
    Sam Dalrymple, 2025
    528 pages
    Read 2025.09


    🔽 Book review and notes 🔽
    A great book on the topic that is shamefully unknown to a lot of us, even though it’s not so long time ago and even though it totally shaped Asia today.
    All the problems in Asia that we see on the news today are not simply because the local people are “naturally” violent, of course not, there is always a cause.

    And the cause is, this. The British Empire had ruled and gained much from the British India and local Princely States (so very wide, from modern day Yemen to Burma, to Qatar. Qatar! And British Empire had 25% of the world population back then) until one day they couldn’t financially support it so they dropped the ball, without thinking of the very probable consequences, namely, the shattered lands and shattered people.

    The book carefully follows 5 Partitions, rather than only the more widely known THE Partition between today’s India and Pakistan.
    Myanmar, Arabian peninsula, India-Pakistan, Princely States, and Bangladesh.
    People like me who knew so little would be surprised at how everything fell apart quickly, and be utterly shocked how millions of people crossed newly drawn borders each time. And every one experienced some horror; the violence, looting, rape, and many killing.
    The consequences of the relocation, the migration, and of course of refugees like Rohingya people still remains as huge problems. 


    Stereotypically, British officers’ works were full of lies and betrayals, their selfishness with their strong interesting in keeping their hands clean.
    As a predicable result, people who lived in cosmopolitan societies, were suddenly put in various corners of Shattered Lands, and they turned against their neighbours because they now became their enemies.

    What got me thinking most throughout my reading was how pre Partitions era things were more secular, and as the lands got divided it firmly became a matter of religions and ethnicity, it was all about nationalism, of the new nations that were born out of the shattered lands – again and again in the each phase of the Partitions.
    Not that the colonisation era was good, but you cannot stop wondering, if we now want to end the fighting in Asia would we have to eliminate the notions of religion and ethnicity?
    Letting go of the sense of community or tradition? The peace of mind it provides?
    Is it really a dangerous thing to have a tradition?

    I heard somewhere that people who experienced the Partitions, probably just like our grandfathers in Japan who were sent to the war, have preferred to keep quiet.
    They chose to take the horror, errors and shame to their graves, and their children also kind of hesitated to insist.
    However, now that it’s their grandchildren’s generation, things are now becoming uncovered and dusted off because they are finally opening their mouths to tell us.
    And this might be one of the reasons why this book is written now at this moment in time, by this brilliant author who is in his 20s, and this is one of the reason this book will remain in the history to come.

    The book has great details with wonderful storytelling skills, and most notably it has the marvelous sense of humanity, just like his father, Sam Dalrymple is such a humane human full of compassion and passion, with giggles – but he is already on his own feet, and how exciting is it that two Dalrymples are on the chart? Very.

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    Shattered Lands: Five Partitions and the Making of Modern Asia


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  • 『汝、星のごとく』 凪良ゆう, 2022 感想 | 純粋にまっすぐ、強く生きる >>

    『汝、星のごとく』 凪良ゆう, 2022 感想 | 純粋にまっすぐ、強く生きる >>

    ★★★★☆ 純粋にまっすぐ、強く生きる。若い人が例えば読書を好きになるきっかけになる素敵な綺麗なストーリー。話題作なはず。良いですね。
    🔽 基本情報 🔽
    汝、星のごとく
    凪良ゆう 2022
    Yu Nagira
    348 pages
    2025.09
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    話題作。
    前はいつも自分好みの作家ばかり選んでいたので、意識的に話題作もちゃんと読んでる。
    これも本屋大賞を獲る作家、凪良ゆう (といっても名前も聞いたことがあるくらいだったけど、それは私が日本にいないという地理的な問題。)

    タイトルや表紙からもわかる綺麗なラブストーリー。
    自分勝手な親に振り回される高校生の恋から、ぐるぐると回る環境に巻かれ、するりと大人になってしまう二人の物語。

    純粋にまっすぐ、強く生きる。

    意地を張りながら、仕方がないと思いながら、打ちのめされながら、忘れずに自由を望みながら、愛と生をしっかり抱えながら。
    若いって素晴らしいとは言わない。そんなに人生は楽じゃないし、環境や境遇はそう簡単には変えられないし変わらない。

    続編があるそうで、ということはちゃんと他のも読まないと大きな事は言えないけど、若い人が例えば読書を好きになるきっかけになる素敵な綺麗なストーリー、それに尽きると思う。
    私のツボから離れているのは、私がターゲット層じゃないからでストーリーは素敵、おすすめできる。
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  • 『マーリ・アルメイダの七つの月』シェハン・カルナティラカ, 2022 感想 | 挑発的にスリランカのリアルを描く /”The Seven Moons of Maali Almeida” Shehan Karunatilaka >>

    『マーリ・アルメイダの七つの月』シェハン・カルナティラカ, 2022 感想 | 挑発的にスリランカのリアルを描く /”The Seven Moons of Maali Almeida” Shehan Karunatilaka >>

    🔽 基本情報 🔽
    The Seven Moons of Maali Almeida
    Shehan Karunatilaka, 2022
    マーリ・アルメイダの七つの月
    シェハン・カルナティラカ
    368 pages
    2024.09 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ずっと気になっていたけど、できるだけ前情報無しで読んだ本。
    なので、もし何も知りたくなかったら、この本は型にはまらない自由でぶっ飛んだ本ということだけ知ってもらって、あとはこの文章は読まないでください。
    こんな私の文章を読んだところで本の方は想像を絶するわけですが。
    
    まず死んだところからスタートする、さて誰が俺を殺したかのストーリー。
    幽霊ありモンスターあり、ミステリーで、現代スリランカの複雑な戦争、ということがキーワードだけど、だからといってこのストーリーが想像できるわけではない。
    スリランカの現代史を全く知らないと少しだけ出遅れるけれど、どうせぶっ飛んでいるし、徐々に物語の中に引きずり込まれていく。
    
    主人公は二人称youで書かれていて、何も分かっていない主人公と一緒に発見していくのがさらに良い。
    ただそのyouはテキトーな戦場カメラマンで、浮気症のゲイで、ギャンブル依存。
    絵に書いたアンチヒーローに徹しているのに一緒に7つの月の時間を過ごしていくとそんなに悪いやつじゃない気がしてくる。
    
    挑発的でファンタジーでありながらスリランカのリアルを描くという、型にはまらないマジカルリアルズムの一冊。
    ロック音楽かパンクが大音量でかかっているかのような読書体験。
    
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    The Seven Moons of Maali Almeida: Winner of the Booker Prize 2022 (English Edition)


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    ★★★★★+♥ Provocative and rock and roll. It’s a fantasy, a magical realism that really tells the reality of Sri Lanka, through the eyes of this dead unreliable photographer/lover/gambler. It’s a loud music in a book.

    🔽 log 🔽
    The Seven Moons of Maali Almeida
    Shehan Karunatilaka, 2022
    368 pages
    Read 2024.09


    🔽 Book review and notes 🔽
    The book I've been looking forward to read, though I tried not to know the plot in advance.
    So if you don't want to know anything else, just know that you will love it, and don't read further, even if you do, it'll be beyond your imagination anyway though.

    So, first you are dead, and you need to find out why and who did it.
    There are ghosts and monsters, it's a mystery, in modern Sri Lanka, in a messy war - you can have these key words and still it's way over what you might expect.

    It's difficult to get into the story without some knowledge of Sri Lanka but it slowly takes you to its world.

    It addresses the protagonist as "you" so it feels like you're discovering it all with him. Him being a lousy war photographer, gambler and a unfaithful lover who's gay; he is an anti-hero who is rather hateful, but, somehow becomes not so hateful after you spend 7 moons with him.

    It's provocative, anything can happen here.
    It's a fantasy as much as it's the reality in Sri Lanka.
    Non stop greatness that you can't pigeon hole it, a reading experience that's similar to being in a room with loud rock music, or whatever your favourite music is.

    Booker Prize winner

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    The Seven Moons of Maali Almeida


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    The Seven Moons of Maali Almeida: Winner of the Booker Prize 2022

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    Le sette lune di Maali Almeida (Italiano)
  • 「ことばが遅い自閉症児のおうち療育」 今川ホルン, 2024 >>

    「ことばが遅い自閉症児のおうち療育」 今川ホルン, 2024 >>

    ★★★★★ 自閉症児の子育て。子供の脳に楽しいこととして伝え、脳を育てて言葉を引き出すというメソッドの入門書。実践的。
    🔽 基本情報 🔽
    ことばが遅い自閉症児のおうち療育
    今川ホルン 2024
    Horn Imakawa
    252 pages
    2024.08
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    偶然インスタグラムで見つけて。
    専門書は一杯あるけど、この本は入門書レベルで就学する前後の言葉が出にくい子へのアプローチなので、正にストライクなテーマ。

    癇癪を起こす子が多いのは仕方ないようで、なんとか仕方なくなくなる方法がある。
    我が家の場合は落ち着いてる方だけど、やっぱりどこの本も専門家も無視しましょうとある。

    子供の脳に楽しいこととして伝え、脳を育てるというメソッド、この本は入門書としてはぴったりで深堀はしないので、今後はもうちょっとその方面の専門書を読んでみたい。
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    脳を育てれば会話力がみるみる伸びる! ことばが遅い自閉症児のおうち療育



  • “Autismo Cosa fare (e non)” Marco Pontis, 2021 / (自閉症、することとすべきでないこと) >>

    “Autismo Cosa fare (e non)” Marco Pontis, 2021 / (自閉症、することとすべきでないこと) >>

    🔽 基本情報 🔽
    Autismo. Cosa fare (e non)
    Guida rapida per insegnanti. Scuola primaria
    (自閉症、することとすべきでないこと 小学校の教師のための入門書)
    Marco Pontis, 2021
    150 pages
    2024.07 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    続けて今度はイタリア語の自閉症関連。
    この本は、学校の先生のために書かれた本。
    日本では見つけられなかったのでリンクなし。
    
    特にここから学ぶものは特にないけれど、自閉症の子の対応を何も知らない先生が、クラスルームのなかですぐに実践的に使えるものばかりで、ぜひそういう立場の人には読んでもらいたい。
    強いていえば、日本、アメリカ、イギリス、イタリア、と大体同じことを言ってるのでそれを確認したことがよかった。日本は多くの障害のある子は別の学校に行くので一般的に先生もこういうことを知る必要はないんだろうけど、イタリアは支援学校はないので、一般の学校であってもどんな障害がある子でも勉強し生活する環境が必要。
    
    In English というカテゴリーしかないのでここに押し込んでます。
    
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    なし



    ★★★☆☆ American modern classic. In the wild wild west, hippies roam around to bomb bridges and dams, to save the environment. It’s comical and awkward. I knew it was not my cup of tea but marched on.

    🔽 log 🔽
    Autismo. Cosa fare (e non)
    Guida rapida per insegnanti. Scuola primaria
    Marco Pontis, 2021
    150 pages
    Read 2024.8
    (English not available)


    🔽 Book review and notes 🔽
    For Italian teachers.
    Written for assistant teachers at school, so not home or therapist, but useful even for parents.

    Nothing new specifically to note (it doesn't go deep, and assumes it's for a classroom) but good to read in Italian and normally what they suggest is consistent in various books.

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    Autismo - Cosa fare (e non): Guida rapida per insegnanti - Scuola primaria (Italian Edition)


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    Autismo - Cosa fare (e non) - Scuola dell'infanzia: Guida rapida per insegnanti (Italian Edition)

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    Autismo. Cosa fare (e non). Scuola dell'infanzia. Guida rapida per insegnanti
  • 『一次元の挿し木』 松下龍之介, 2025 感想 | 壮大でありえなくても面白い / (One-Dimensional Cutting) Ryunosuke Matsushita >>

    『一次元の挿し木』 松下龍之介, 2025 感想 | 壮大でありえなくても面白い / (One-Dimensional Cutting) Ryunosuke Matsushita >>

    🔽 基本情報 🔽
    一次元の挿し木
    松下龍之介 2025
    256 pages
    2025.08

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    公募小説新人賞の作品とは知らなかった。しかも大賞じゃない。
    なのに安定感があって面白い。

    上から目線はここまでにして、何が面白いかって、ありえないよね、と分かっているのにストーリーが面白くてテンポが良くてあっという間に読んでしまうこと。
    つまり面白いと現実味があるはイコールではない。

    貧乏ポスドクの小ネタに始まり、笑わない美青年という設定、健気な美少女、暇な主婦にギリシャ神話と、エンターテイメント性たっぷり。
    その上であらすじが「インドの古人骨と失踪した妹のDNAが一致」という壮大なことになってる。それが全然空回りしない。

    まだ若いのできっとこれから熟していくんでしょう。
    東野圭吾のように理系で人間味があってしかもどんどん書いてくれれば、楽しみが増えるわ。
    誰でも惹き付けられるミステリー。

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    一次元の挿し木 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)



    ★★★★★ What’s so fab about it is that you know it’s impossible, but it’s so good that you let that go and you can’t stop reading it. Exciting and entertaining.

    🔽 log 🔽
    (Ichijigen no sashiki / One-Dimensional Cutting)
    (Labyrinth of Hortensia and Minotaur)
    Ryunosuke Matsushita
    256 pages
    Read 2024.8
    (Not available in English)


    🔽 Book review and notes 🔽
    The author is in his mid-20s and it was only his debut novel.
    It's so entertaining that all bibliophiles have read it in Japan.

    The DNA of an ancient bones found in India matches the DNA of his missing sister.
    And there are evil organisations and scientific secrets that are bigger than life; so you know it's impossible, there is no reality to it, but, but! you let that go because the story is so good.
    Who cares if it's the story is unlikely, but not even SF, if it's entertaining, people will read and get addicted to it.

    The protagonist is a beautiful lone young man who never smiles, his younger sister is a quiet pretty girl, there are also a bored housewife and poor students and Greek mythology, Frankenstein's monster, then the sound of mysterious liquid splashing - all the good ingredients are there.

    We're all waiting for his future books now.
    (And I'm sure it will soon be available in English)
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    One-Dimensional Cutting (Japanese Edition)


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    One-Dimensional Cutting (Japanese Edition) (Giapponese)

  • “Afterlives” Abdulrazak Gurnah, 2020 / アブドゥルラザク・グルナ >>

    “Afterlives” Abdulrazak Gurnah, 2020 / アブドゥルラザク・グルナ >>

    🔽 基本情報 🔽
    Afterlives
    Abdulrazak Gurnah, 2020
    アブドゥルラザク・グルナ
    288 pages
    2024年7月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    戦争や植民地化という残酷で暴力的な環境の中で語られる美しい物語。

    人々の生活や愛情は、戦争という外部の環境によってボロボロに破壊されるということを忘れてはいけない。
    アフリカの人々の人生は、ヨーロッパ人が勝手に始めた戦争、つまりアフリカに住む人々とは全く関係のない殺し合いビジネスによって左右される。
    それでも彼らは確実に自分たちのものである小さな幸せや悲しみをしっかりと握りしめる。
    そんな狂暴な環境でも、植民地主義上の植民者と先住民でありながらも少しマジカルなでも一人間同士の関係も描かれていて少し希望を持つこともできる。

    2021年ノーベル賞受賞
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    Afterlives: By the winner of the Nobel Prize in Literature 2021



    ★★★★★ A beautiful story told in a cruel and violent environment that was war and colonisation. They must cling to little happiness or sadness that are their own.

    🔽 log 🔽
    Afterlives
    Abdulrazak Gurnah, 2020
    288 pages
    Read 2024.7


    🔽 Book review and notes 🔽
    A beautiful story told in a cruel and violent environment; war and colonisation.

    It's a reminder that people's loves get messed up by the external horrible business of war, like African lives affected by wars that are happening in Europe, "nothing to do with us"
    But importantly, their lives can continue they can have little happiness or sadness that are their own, they must cling to them.
    And a little magical and personal relationships with the coloniser and colonised makes the story hopeful, despite the violence that's surrounding them.

    BY THE WINNER OF THE 2021 NOBEL PRIZE IN LITERATURE

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    Afterlives: A Novel


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    Afterlives: By the winner of the Nobel Prize in Literature 2021

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    Afterlives: By the winner of the Nobel Prize in Literature 2021

  • “Chasing a blazing fire in the Himalayas” Anmol Mukhia, 2020 >>

    “Chasing a blazing fire in the Himalayas” Anmol Mukhia, 2020 >>

    🔽 基本情報 🔽
    Chasing a blazing fire in the Himalayas
    A brief sketch of the (un)noticed Kalimpong Pentecostal revival
    Anmol Mukhia, 2020
    146 pages
    2024年5月 読了
    
    
    
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    雰囲気で買ってしまったけど、前半は良かった。
    カリンポンはインド北東部の西ベンガル州の北部、ダージリン近くの街。
    ここは英国人が紅茶栽培で住み着いて以来キリスト教布教が盛んで、当時はインド全土にいた英国人が子どもをカリンポンやダージリンのキリスト教系の学校に送っていた。
    なのでそこまでは知っていたけれど、この本は特にペンテコステ派とカリンポンの繋がりについて詳しく書いてある。
    そう、前半は。
    最後の方になると、トーンが変わって良いキリスト教徒になるには、という結論で終わる。
    タイトルともカリンポンの街とも関係ない説教で終わるので、かなり飛ばしながら読んだけど、最初が面白かっただけに残念。
    
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    Chasing A Blazing Fire In The Himalayas (English Edition)



    ★★☆☆☆ It was interesting for the first half, exactly what I hoped. Then, it gradually changes the tone and he starts to preach.

    🔽 log 🔽
    Chasing a blazing fire in the Himalayas
    A brief sketch of the (un)noticed Kalimpong Pentecostal revival
    Anmol Mukhia, 2020
    146 pages
    Read 2024.5


    🔽 Book review and notes 🔽
    It was interesting for the first half, exactly what I hoped. (Though I didn’t really know when I bought it)
    It actually talks about the history and the background of the Christianity in Kalimpong and the area.
    Then, it gradually changes the tone and he starts to preach.
    The conclusion chapter has nothing to do with Kalimpong but just how to be a good Christian.
    Not what it says on the tin, I skipped through towards the end.

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    Chasing A Blazing Fire In The Himalayas

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    Chasing A Blazing Fire In The Himalayas

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    --
  • “Tokyo Redux” David Peace, 2021 / 「下山迷宮」デイヴィッド・ピース>>

    “Tokyo Redux” David Peace, 2021 / 「下山迷宮」デイヴィッド・ピース>>

    🔽 基本情報 🔽
    Tokyo Redux
    David Peace, 2021
    下山迷宮
    デイヴィッド・ピース
    480 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    戦後のゴタゴタに見え隠れするレトロなハードボイルドに興味がある人、ぜひ

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    トーキョー三部作なのに三部作目から読んでしまった。
    でも大丈夫、面白かった。
    戦後のゴタゴタの中にある男のロマンっぽい雰囲気がどのページにも漂っていて、あの活気と勢いとアメリカニズムの中で、未解決の国鉄総裁殺人の実際の事件を扱ったミステリー。
    英国人が描く、アメリカ占領下の東京というミステリアスでノスタルジックな街を舞台に、アメリカ風のハードボイルドな物語。
    逆に日本人じゃないからこそ描けるトーキョー。
    
    作品の中で言われるように私も「下山病にかかるよ」、つまりこの未解決事件の魔力に取り憑かれたのかも。
    
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    TOKYO REDUX 下山迷宮 (文春e-book)



    Tokyo Redux: A novel (Tokyo Trilogy Book 3) (English Edition)





    ★★★★☆ A fiction based on Japan’s most mysterious unresolved case from 1949. Nostalgic and mysterious like Japan and hardboiled-cool like America. . You too will catch “Shimoyama disease”.

    🔽 log 🔽
    Tokyo Redux
    David Peace, 2021
    480 pages
    Read 2024.5


    🔽 Book review and notes 🔽
    What is “Shimoyama case”?
    It’s a fiction based on Japan’s most mysterious unresolved case from 1949.

    It’s full of masculine romanticism, throughout Japan’s Showa era, basen in Tokyo that everyone fantacises.

    Nostalgic and mysterious like Japan and hardboiled-cool like America.

    As they say, you catch “Shimoyama disease”.
    The writer is not Japanese, but precisely because of that it is good and is such a page turner, I now need to find the other 2 of the trilogy.

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    Tokyo redux


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    Tokyo Redux

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    Tokyo Redux (English)

  • “Klara and the sun” Kazuo Ishiguro, 2021 /「クララとお日さま」カズオ・イシグロ >>

    “Klara and the sun” Kazuo Ishiguro, 2021 /「クララとお日さま」カズオ・イシグロ >>

    🔽 基本情報 🔽
    Klara and the sun
    Kazuo Ishiguro, 2021
    クララとお日さま
    カズオ・イシグロ
    307 pages
    2024年5月 読了
    🔽 こんな人、こんなときにおすすめ 🔽
    ディストピア小説好き。切ないです。
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    発売当時の特別版カバー。
    カズオ・イシグロ作品はいつもちょっと哀しい。劇的な悲しさというより小さな寂しさ。
    AF(人工親友)は感覚で言えば未来のペットのような。子供の友達になるようなわんちゃん、でも違いは、AFはどれだけ知能、経験、感情を学んでも所詮はモノ。
    
    AFクララを購入する少女の家族のことや周りの状況が、純粋なモノであるクララの目からのみ描かれる。
    この家族は利己的なのか。いや多分そういうことじゃない。彼らはただ単にこういう世界で生きていて、これがもう普通であり、悪気なんてない。
    
    AFには子どもたちを幸せにする義務、ミッションがあり、そのために学び、迷い、存在する、そして最終目的のためには手段を選ばないという選択だってする。
    じゃあAFクララは我々にとって脅威か。
    でも人間より誰よりも純粋なのはクララしかいないのに。
    
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    クララとお日さま (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ]
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    Klara and the Sun The Times and Sunday Times Book of the Year【電子書籍】[ Kazuo Ishiguro ]


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    クララとお日さま (ハヤカワepi文庫)




    Klara and the Sun: The Times and Sunday Times Book of the Year (English Edition)



    ★★★★★ As always his stories are sad. Not too dramatic but subtly and surely sad. Artificial Friends; are they friends, or pets or toys? Surely not just things?

    🔽 log 🔽
    Klara and the sun
    Kazuo Ishiguro, 2021
    307 pages
    Read 2024.5


    🔽 Book review and notes 🔽
    As always his stories are sad. Not too dramatic but a bit sad.

    Artificial Friends are there, maybe a bit like pets, puppies, except they are things, regardless of their intelligence.

    A lot happens around her but we only see it from her point of view.
    So we’re not able to see the intention behind the actions from human.
    Are they selfish?
    Maybe not so much, it’s just how things are, and for us how things will be soon.

    She has her mission and asks the Sun for guidance and eventually in order to pursue she is willing to be violent simply because that is her mission.
    So is she a threat? But really, it seems like she’s the only one to remain innocent, or “human”

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    claraandthesun
    Klara and the Sun: A GMA Book Club Pick: A novel (Vintage International)


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    Klara and the Sun: The Times and Sunday Times Book of the Year

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    Klara e il Sole (Italiano)

  • 「インド文化入門」辛島昇, 2020 >>

    「インド文化入門」辛島昇, 2020 >>

    ★★★★☆ インドのことをある程度は知ってから読む本。
    古代からその時代その土地で必要とされるラーマ物語ができるように、数あるインドはそれぞれが存在しつつ、なおかつひとつのインドというのも存在する。素敵な矛盾。

    🔽 ログ 🔽
    インド文化入門
    辛島昇 2020
    Noboru Terashima
    288 pages
    2024年4月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    2000年に放送大学の映像のお供のテキストとして書かれたものの文庫化。
    入門と言いつつ実は超入門書ではないし、テーマごとなのでインドのことをある程度は知っておかないと話についていけない。

    歴史、逸話、言語、宗教、映画、タゴール、カースト制、女性の二極化、ガンジー。
    厳しさに包まれたその歴史、そこから生まれた古く豊かで複雑に入り込んだ文化、保守的な社会。

    でも彼の伝えたいことは、最初の章にしっかりと書いてある。
    それは、インドが誇るラーマ物語の存在に象徴される。
    時代や土地が変わるにつれラーマ物語も少しずつ姿を変え、その土地で必要とされるラーマ物語ができる。
    同じようにそれぞれが存在しつつ、なおかつひとつのインドがある。

    いや、かつてはあった。
    20年たったいま、インドはどこへ向かうのか。
    
    
    
    
    
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    インド文化入門 (ちくま学芸文庫)

    🔽 日本語情報 (「BOOKS」「楽天ブックス」「アマゾン」より引用) 🔽
    著:辛島 昇
    ISBN:9784480510259
    出版社:筑摩書房
    判型:文庫
    ページ数:288ページ



  • 「傲慢と善良」辻村深月, 2019 / (Gouman to Zenryou) Mizuki Tsujimura >>

    「傲慢と善良」辻村深月, 2019 / (Gouman to Zenryou) Mizuki Tsujimura >>

    🔽 ログ 🔽
    傲慢と善良
    辻村深月 2019年
    Gouman to Zenryou
    (Arrogance and Virtue)
    Mizuki Tsujimura
    504ページ
    2025年7月 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    人気の小説というのは知っていたけど、実は読んだことない作者だし、第一、日本の現代文学は自分の好みではないと決めつけている私がいて。
    それじゃいけないと読む幅を広げるという意味で手にした本。
    自分の固定観念に挑戦した結果、この本が読めた。でかした、自分。

    社会という暗い大きな闇が突きつけてくる物差し。
    いい子は誉められます、きちんと親のいうことを聞いて、嘘をつかずに、でしゃばらずに。
    それが今のこの日本社会で子供のときから受ける教育。
    一昔前はそうだったんだから、あなたもそうしなさいという上の世代からの教育。

    私自身はさっさと国外に出たので自分の境遇とは違う、だけど、だからといってこれを読んで心が痛まないわけはない。

    恋愛小説でありながら、突如いなくなる婚約者、真実(まみ)のあとを追うミステリー風でもある。つまり読みごたえがある。
    ちょっとずつ彼女の過去や思考の霧が晴れていく中で、これはいま結婚を「するべき年齢」といわれる日本の若者誰もが痛く感じさせられる現実であると思い知らされる。
    家族ぐるみのお見合いではない、自分が定めた数ある基準から相手の点数を見定める婚活。
    そこで見定められるものは本当は何なのか。

    ヨーロッパでは親からの結婚の期待はあるのはあるけど、私の自由です放っておいて、と突き放すもしくは宥めることの方が多い。
    それは、日本のようながんじがらめのレールを敷く社会を思春期で体感しないから。
    間違っていようが自分の意見をいうことが奨励される社会で育つとそこまで多くの人は彼女に自分を投影しない。
    そして他のアジアの国の多くは未だに家族が決めるお見合いも多い。よくも悪くも結婚とは家庭とはそういうものという考え方もある。
    つまり日本はそのどちらからも外れた、自分の意見も主張できず家族の提供する安心感も浅い中でプレッシャーと疲労感だけが高まる孤独な活動となる。

    でも、それでも、ネタバレ阻止で詳しくは言えないけど、彼女は確実にいわゆる大人の階段を上る。
    遅いか早いかは、周りから見れば遅いかもしれない。しかし遅すぎることはない。

    まだ間に合う、まだ失敗しても大丈夫、人生はいつだって方向転換ができる、まだここが終わりじゃない。よかった。

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    傲慢と善良 (朝日文庫)




    🔽 日本語情報 (「BOOKS」「楽天ブックス」他より引用) 🔽
    著:辻村深月
    出版社:朝日新聞出版
    ISBN:9784022650597
    判型:文庫
    ページ数:504ページ



    ★★★★★ “Arrogance and Virtue” Japan, where the society has a very strict “standard”. And you realise you also measure people with those yardsticks. The reality of everyone who has ever been told “you should be married by now”

    🔽 log 🔽
    Gouman to Zenryou
    (Arrogance and Virtue)
    Mizuki Tsujimura, 2019
    Read 2025.7


    🔽 Book review and notes 🔽
    I had never read books by her, but glad I did.

    Japan has a very strict "standard".
    Be a good boy, a good girl, listen to your parents, don't like, don't stand out.
    This is how you get educated since you are little - "when I was young this is how it was, so you should do the same"

    It seems to be a modern love story, at least at the beginning, then his fiancée disappears completely.
    Slowly we learn about her way of thinking and her past, and I'd dare say any Japanese young people "at the marriageable age" will understand both sides, that THIS is the reality they are forced to live in.

    Until our parents' age, it was not unusual to have arranged marriage in Japan, but today they have to go on their "konkatsu" a marriage hunting (rather than a job hunting), using websites, seminars, or apps without help from family or community - what exactly are we looking for in someone you wish to marry?

    It might be difficult for people who grew up in the West to completely understand, because they did not receive the similar education when they were 14, or 8 or 5 years old.
    Or it might be difficult for people from other Asian countries where arranged marriage might be still normal, because you have a backup from both families.
    In Japan, it doesn't belong to either. You cannot stand up for your opinions, or you cannot reply on the safety your family provides.
    Konkatsu is a lonely battle.

    I can't say much without revealing the plot, but just one thing, no you don't need to give up.

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  • 「動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ」福岡伸一, 2023 >>

    「動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ」福岡伸一, 2023 >>

    ★★★★★やっぱり面白い。副題もいい。
    物はいつかボロくなる、命も同じ。我々はその運命を生き抜くために、できるだけ対応するために、やわやわの鎧で立ち向かう

    🔽 ログ 🔽
    動的平衡3
    チャンスは準備された心にのみ降り立つ
    福岡伸一 2023
    Dynamic Equilibrium 3
    Shinichi Fukuoka, 2023
    2024年1月読了
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    どうもシリーズらしい。多分母ががうちにおいていった本。
    福岡教授って日本ではテレビに出たりもするんですね。いいなあ。

    やっぱり福岡教授の本は面白い。すごく難しいことが書いてあるはずなのに、易しく書かれているので、なんかわかった気になる。
    このシリーズは、メインの研究テーマである、生き物は常に動いて変化しつつ生き延びている、というもの。

    物はいつかボロくなる、命も同じ。ただ、我々はその運命を生き抜くために、できるだけ対応するために、やわやわの鎧で立ち向かう。
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    新版 動的平衡: チャンスは準備された心にのみ降り立つ (3) (小学館新書 444)



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    著:福岡 伸一
    出版社:小学館
    ISBN:9784098254446
    判型:新書
    ページ数:272ページ



  • “Piglet” Lottie Hazell, 2024 >>

    “Piglet” Lottie Hazell, 2024 >>

    🔽 ログ 🔽
    Piglet
    Lottie Hazell 2024
    ロッティ・ハゼル
    282 pages
    2025年7月 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    現代女性の怒りのストーリー。頑張りすぎて、人の意見や期待に合わせてばかりな彼女。そして食、食べることについて。
    
    結婚2週間前のテンションマックスのピグレットというあだ名の女性は相手の男性から裏切りの告白を受ける。頑張って作り上げた自分像をこの期に及んで壊すか、それとも頑張り続けるか、嫌いだった実家に戻るか。
    
    いや、高級スーパーで買い物するわたしを見て。おしゃれな料理を作るわたしを認めて。
    
    今の働く女性、頑張ってる女性、期待に応えようと走り続ける女性はやっぱり共感してしまう。
    
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    Piglet: ‘If I owned a bookstore, I’d hand-sell Piglet to everyone’ New York Times Book Review (English Edition)





    ★★★★★ Your fiancé tells you he has betrayed you. 2 weeks to your wedding, will you break the perfect life you have created, or will you cling to it? A woman struggling with the expectation of others and her own. Girl, we hear you.

    🔽 log 🔽
    Piglet
    Lottie Hazell 2024
    Read 2025.7


    🔽 Book review and notes 🔽
    A book about female rage. About trying too hard and about creating life based on others. And eating.
    It’s a story of a woman who is about to get married, so the tension is at its peak when he confesses his betrayal, what now?
    The need to show you’re up to their expectations, because you carefully fabricated that image. And godforbid she lives the life of her own lower class family. It’s all represented in the food and eating.
    Look at me buying good stuff from waitrose. Look at me cooking and baking fancy stuff.
    Very real, it’s what womanhood is today.

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    Piglet: A Novel


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    Piglet: ‘If I owned a bookstore, I’d hand-sell Piglet to everyone’ New York Times Book
    Review

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    Piglet: ‘If I owned a bookstore, I’d hand-sell Piglet to everyone’ New York Times Book Review
    (English)


  • “Yellowface” Rebecca F Kuang, 2023 / イエローフェイス >>

    “Yellowface” Rebecca F Kuang, 2023 / イエローフェイス >>

    🔽ログ🔽
    Yellowface
    Rebecca F Kuang, 2023
    イエローフェイス
    R. F. クァン
    319 pages
    2025年6月 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    すごい人気があるのは知ってたけど、確かに圧倒的に面白かった。
    
    最初はAthena視線の人種差別的な話かなと思ってたら、そうじゃなくてJuneの話だった。
    ジューンという平凡な白人の女の子が、綺麗で才能豊かなアジア人アテナにちょっと異常なまでに執着、嫉妬してしまった。
    
    ネタバレせずにいるには、面白い、と漠然に言うことしかできない。
    どういうジャンルとか枠組みかとかが難しいストーリーだけど、つまりは今のこの世の中そのもので、正にそう!と言いたくなって、そしてまるで週刊紙を読むかのように、いけないものを見るかのような心境でページをめくることをやめられない。
    
    皆が皆で皆を貶して陥れようとして利用して、SNSが一番大事で真実はそう大事じゃなくて、つまり私たちが住むのこの世の中の鏡のような、で、どうせ流行はどうぜどんどん入れ替わっていく。
    
    著者Kuangの新作も出たばかり。
    読まなきゃー
    
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    ★★★★★ I knew it was super popular, and I agree, it’s an absolute gem. Facts are not important, what’s important is what they can show, just like over here in the society we live in. It’s like I’m watching (peeking) something I shouldn’t, and addictive, can’t stop it.

    🔽 log 🔽
    Yellowface
    Rebecca F Kuang, 2023
    319 pages
    Read 2025.06


    🔽 Book review and notes 🔽
    I knew it was very popular but I didn’t know anything about the story, and it was not what I expected from the title (not that revealing except it’s to do with Asian) and definitely better than what I expected.
    I thought it’d be more simple, more like a story from Athena’s point of view, but no, it’s June’s story, how the white average girl envied the beautiful and talented Asian girl, and went too far and caused such a mess.

    It’s exciting, it’s difficult to pigeon hole, and it’s so now, so true and so entertaining.
    It’s a story of a bunch of narcissists bitching about everyone else, the facts are no longer important but that’s life and life moves on.

    And I know Kuang’s new book, Katabasis, is out, and I have to reduce my tsundoku (tbr) to at least 100 to get even more books… if I can resist.

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    Yellowface: A Reese's Book Club Pick
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    Yellowface - Italiano Mondadori

    
    
  • 「教養としての茶道」竹田理絵, 2021 >>

    「教養としての茶道」竹田理絵, 2021 >>

    ★★★☆☆ タイトルの通り日本のビジネスマンが知っておくべきものとしての茶道。ただしエリート層と対話するという前提が重要。
    これらを覚えれば茶道について日本好きエリート外国とも安心して会話ができる
    (English review not yet available)
    🔽ログ🔽
    教養としての茶道
    竹田理絵 2021
    211 ページ
    2025年5月読了
    🔽こんな人、ときにおすすめ🔽
    仕事などで自分の意思とは別のところで日本文化を紹介することになった人、これを丸暗記でいけます
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    世界のビジネスエリートが知っている 教養としての茶道 [ 竹田 理絵 ]
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    世界のビジネスエリートが知っている、というサブタイトルとメインタイトルの通り、日本のビジネスマンが知っておくべきものとしての茶道。
    ただし、エリート層と対話するという前提が重要。

    海外の人はこんなにも日本に憧れているんだから日本人として知っておきましょうという雰囲気はちょっと古い気もするけど、実際にそうなんだから仕方がない。エリート層でない場合は日本をディズニーランドのような夢の国と思ってるのも事実。
    いずれにしろ、海外に出るときは自国の事は知っておくべき。

    この本は少し古いので触れていないけれど、今の世界の抹茶ブームはヨロシクナイくらいに盛り上がってるので、matchaというものは「甘みたっぷりの抹茶ラテ。しかも日本産は高いから別の国の抹茶、多分しかも臼で引いていない偽物をベースに、しかも牛乳じゃないミルクで飲むドリンク」が抹茶だという認識が主流ということも忘れずに。
    私はそのレベルからの話を何百回と繰り返す人生です。

    日本の茶道に憧れてお茶というアジアの文化に近寄ってきたヨーロッパ人、何百年も前から変わらずと茶道は憧れてあり、超ニッポンな、どニッポンな文化。
    実際にここに書いてあることを覚えれば茶道についてエリート外国人とも安心して会話できる。
    
    
    
    
    
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    世界のビジネスエリートが知っている 教養としての茶道 [ 竹田 理絵 ]




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    世界のビジネスエリートが知っている 教養としての茶道



    🔽 日本語情報 (「BOOKS」「楽天ブックス」他より引用) 🔽
    著:竹田 理絵
    出版社:自由国民社
    ISBN:9784426127299
    判型:4-6
    ページ数:240ページ







  • “Small Worlds” Caleb Azumah Nelson, 2023 >>

    “Small Worlds” Caleb Azumah Nelson, 2023 >>

    🔽 ログ 🔽
    Small Worlds
    Caleb Azumah Nelson, 2023
    ケイレブ・アズマー・ネルソン
    256 pages
    2025年5月 読了
    🔽 こんな人、ときにおすすめ 🔽
    移民の集まる南ロンドンカルチャー好き、90年、2000年の音楽好き。
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    Small Worlds THE TOP TEN SUNDAY TIMES BESTSELLER【電子書籍】[ Caleb Azumah Nelson ]
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    今人気の最近の小説をまとめてロンドンで買った中の1つ、なので相変わらず内容も知らないまま購入。でもそれがよかった。

    とても詩的。パッと表紙を見ただけでは予想できない雰囲気。
    表紙のエッジーな雰囲気は背景で、移民、黒人文化、南ロンドン、音楽、そういうものからは暴力的で騒がしいものを連想するけど、でもこれはそういう社会の渦の中にある、彼らの住む小さなスモールワールド。
    愛情に溢れ、優しさに包まれ、自由、家族、夢や悲しみの小さな世界。

    主人公は幼馴染みをひたすら想い続け、保守的な父親との関係に苦しむ、つまり誰もが共感できる誰もが住んでいる各々のスモールワールド。

    背景に聞こえるリズムと静かで深い愛、読み終わったあともその柔らかい気持ちが長く続く。
    
    
    
    
    
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    Small Worlds【電子書籍】[ Caleb Azumah Nelson ] 価格:2,193円 (2025/10/1時点)

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    ★★★★★ Very poetic. His big world is loud and violent, but not his small world, it’s a place of love, tenderness, freedom, family, dream and grieve. It leaves you with a great soft feeling of understanding and belonging.

    🔽 log 🔽
    Small Worlds
    Caleb Azumah Nelson, 2023
    256 pages
    Read 2025.05


    🔽 Book review and notes 🔽
    Very poetic.
    From a quick glance of the cover, you don't expect it - immigrants, Black, south London, music, you'd expect something loud and violent.

    Loudness and violence are there, but it's the big world they lived in.
    While in his small world, it's a place of love, tenderness, freedom, family, dream and grieve.
    He is in love with his childhood friend, he struggles in his relationship with his father who seems to be closed up, it's the story we all share, but the story is told in a mix of rhythm and tenderness.

    It leaves you with a great soft feeling of understanding and belonging.

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  • 「オードリー•タン 自由への手紙」オードリー・タン クーリエ・ジャポン, 2020 >>

    「オードリー•タン 自由への手紙」オードリー・タン クーリエ・ジャポン, 2020 >>

    ★★★★☆ タンの戦いには自由であり幸福であることを全ての人にという目的がある
    内側も外側もきちんと深く見つめ、温故知新の精神が知識に繋がり自由に繋がる。
    🔽 ログ 🔽
    オードリー•タン 自由への手紙
    オードリー・タン
    クーリエ・ジャポン編集チーム, 2020
    Audrey Tang, Courier Japon
    2025年5月 読了
    

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    オードリー・タン 自由への手紙 [ オードリー・タン ]
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    クーリエ・ジャポンのインタビューの書籍化。
    世界で一番、自由と平等を国をあげて目標とする国、台湾の若き天才、若きLGBTQ+政治家、という肩書きの人物。台湾ファンの私としてもこの人はとても気になる。

    オードリー•タンの戦いは人間の希望の基準にあるものを全ての人へという願いから生まれる、つまり、自由であり幸福であることを全ての人に。
    ITやAIはそのためのものであり、また政治家はオープンであることに徹底すべきという姿勢。

    自身も男に生まれ、若いうちから女として生き、今は男にも女にも縛られない、自分はどちらも経験したことによりどちらも共感できると言う。そう多様性は強みでしかない。
    これは台湾であったから称えられ活躍できる、羨ましいこと。
    天才であるからもう学校で学ぶことはない、じゃあどうするか。台湾の原住民俗を訪ねる。欧米に行くんじゃなくて、国内の台湾の深さを学ぶという行動力。

    でもそれも彼女は幼いときのヨーロッパの体験が影響しているというし、やっぱり内側も外側もきちんと深く見つめ、温故知新の精神であることが知識に繋がり自由に繋がる。

    残念ながら日本ではあり得ない。男尊女卑が今日も普通の考え方で、古い頭を守るために新しいものを受け入れない日本。
    やっぱり台湾はリードする。
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    

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    オードリー・タン 自由への手紙 [ オードリー・タン ]
      
      
    
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    オードリー・タン 自由への手紙
    
    
    







  • “Hunted” Abir Mukherjee, 2024 感想 | 追いかけ追いかけられて >>

    “Hunted” Abir Mukherjee, 2024 感想 | 追いかけ追いかけられて >>

    🔽 ログ 🔽
    Hunted
    Abir Mukherjee, 2024
    アビール・ムカジー
    468 pages
    2025年5月 読了
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    Hunted Discover the new pulse-pounding, twist-packed thriller【電子書籍】[ Abir Mukherjee ]
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    アクション映画のような本。
    イスラムのテロリズムが軸になってるとは知らなかった。

    英国地方都市で静かに暮らしていたムスリム男性の娘にテロリスト容疑がかかり彼の世界が一転。そこに遠く離れたアメリカから白人女性がやって来て一緒に子供を救おうと言い放つ。
    警察が捕まえる前にテロリスト容疑の子供たちを見つける、無謀だけれどそれが親というもの。
    そしてその警察の組織から外れたある警察官も彼女自身の問題を抱えてあとを追う。

    じっくり考えるストーリーではないけれど、アドレナリン大放出でどんどんとページをめくれる。
    あと一歩、また逃げられた。すれ違った。
    テロリスト行為がいかに宗教とは関係が薄く、誰かの利益のためだけに多くを犠牲にする行為かを訴えている雰囲気もある。
    唯一ちゃんとキャラ設定がしっかりしているのはそのお父さんSajid。
    ムスリムのお父さん、今までの価値観をぶっ壊されて、娘のために走ります。

    長距離フライト用に選んだけど、読んだり寝たりにピッタリだった、良い選択。

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    Hunted Discover the new pulse-pounding, twist-packed thriller【電子書籍】[ Abir Mukherjee ]
      
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    Hunted: Discover the new pulse-pounding, twist-packed thriller (English Edition)
    







    ★★★★☆ It demands you to keep reading. Kids “seeing wrong people” and become extremists. A Muslim dad whose life turned upside down but would still run, to save his daughter. Adrenaline full throttle. A page-turner.

    🔽 log 🔽
    Hunted
    Abir Mukherjee, 2024
    468 pages
    Read 2025.05


    🔽 Book review and notes 🔽
    Action movie type of book.
    Parents chasing after their each of their kids before police catch them as they're "misled" to join terrorist actions.
    Police officer who is also a mother also joins the chase from her own perspective.

    Probably the most interesting character is the father, Sajid.
    A Muslim dad whose life turned upside down but keeps running for his daughter.

    But I was right to pick this as a partner of the long flight. A page-turner.

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    Hunted: A Thriller


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    Hunted: Discover the new pulse-pounding, twist-packed thriller






  • “The Dream-Pedlars Parade” Mark Bowsher, 2025 >>

    “The Dream-Pedlars Parade” Mark Bowsher, 2025 >>

    🔽ログ🔽
    The Dream-Pedlars Parade
    Mark Bowsher, 2025
    594 pages
    2025年4月 読了
    
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    The Dream-Pedlars' Parade Book 2 in the exhilarating Myrthali series【電子書籍】[ Mark Bowsher ]
    🔽🔽読書記録🔽🔽
    ロンドン映画会社時代の友人の本、Myrthaliシリーズ第2作目。最初のも良かったけどこの続編もいい。

    作者曰く、もっとダークな雰囲気とのことで確かにそう。前回から成長した主人公、1作目はもっと体力的にきつい冒険だったのが今度は精神的きつい冒険に。対面する人物や挑戦に対し、そして自分に対し不安や疑問を抱く。真夜中の世界で夢の中での自分の弱さとの戦い。

    このYA(ヤングアダルト、ティーン向け)の本が好きな理由はもうひとつ、いわゆる典型的な人物像に静かに挑戦していること。主人公はインド系イギリス人の少年だったり、パッと見分からない障害をもっていたり、ジェンダー、年齢、能力など、読者が勝手にステレオタイプを想定している要素に反抗している。でも決してそれ自体はストーリーに無関係であくまでバックグラウンドとして。

    珍しくe bookで読んだ一冊、500ページ越えの長編だけど面白いのでどんどん進める。シリーズ第3作も楽しみ

    🔽 original quick note 🔽
    
    
    
    
    
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    The Dream-Pedlars' Parade Book 2 in the exhilarating Myrthali series【電子書籍】[ Mark Bowsher ]




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    The Dream-Pedlars' Parade: Book 2 in the exhilarating Myrthali series (English Edition)
    (電子書籍)







    ★★★★★ Second Myrthali book. The first was more physically challenging and about finding his stronger self, and the second is more about doubting, the scenes are darker.

    🔽 log 🔽
    The Dream-Pedlars Parade
    Mark Bowsher, 2025
    594 pages
    Read 2025.04


    🔽 Book review and notes 🔽
    Second Myrthali book.
    The first was great, and this second one is even better.
    As it was suggested, this is certainly darker, and it makes sense as Krish has grown up since his first adventure.
    The first was more physically challenging and about finding his stronger self, and the second is more about doubting, the scenes are darker (also literally, it’s the endless nighttime) and the protagonist more mature.
    Must say, I simply love that his partner came back!

    I love the fact that the story background subtly challenges the “typicalness” – his own race (though importantly, this is not a story of “a journey of an Indian boy” it is a “journey of a boy who wants to save his mother”) or that disability of some characters are clearly stated, and it quietly challenges the gender stereotype, as well as other stereotypes like age or ability, without making it about it.

    It’s full of imagination, I’d say more than the book 1, it is rather long-ish being over 500 pages, but doesn’t feel like it, it’s full of thoughts and actions… and well, we’ll all have to wait for the book 3!

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    The Dream-Pedlars' Parade: Book 2 in the exhilarating Myrthali series
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    The Dream-Pedlars' Parade: Book 2 in the exhilarating Myrthali series
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  • “The Golden Road” William Dalrymple, 2024 /「ゴールデン・ロード」ウィリアム・ダルリンプル >>

    “The Golden Road” William Dalrymple, 2024 /「ゴールデン・ロード」ウィリアム・ダルリンプル >>

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    The Golden Road
    How ancient India transformed the world
    William Dalrymple, 2024
    ゴールデン・ロード
    古代インドはどう世界を変えたか
    ウィリアム・ダルリンプル, 2024
    432 pages
    2025.03 読了

    🔽🔽読書記録🔽🔽
    世界で一番好きな歴史家の最新作。

    イタリアでだってアマゾンで通常版買えるけどそうじゃなくてロンドンの本屋さんでサイン付き特別版を予約して友人に取りに行ってもらってやっと我が家まで運んでくれたという超アナログな購入手段で入手。

    彼のツイートもインスタもポッドキャストも全部フォローして内容も事前に全部分かってて、当然何ヵ月も待ったことで期待が高まったけど、見事にそんな期待をも越えた。歴史的な本と言い切れる。

    日本で出るとしたら多分「ゴールデン•ロード、古代インドはどう世界を変えたか」概要は古代インドのソフトパワー、それは幅広くて各々が重要すぎて途方にくれるほど。1ページ1ページが驚きの史実、そしてその史実は今まで世界には知られていなかったというのも更に驚き。

    インド人とっては、「そうだよ中国のシルクロードはつまりインドのが膨大な利益を得た貿易だよ」とか「アラビア数字はインドで2000年前から使ってたよ、ヨーロッパ人はやっとアラブ圏を通じて11世紀くらいにうちらのシステムを使いだしたんだよね」なんて常識。でも常識を世界に広げることが、機会がなかった。あと例えば、昔々、毎年律儀にやってくる季節風を利用し海を渡って東南アジアを宗教や文化を広げたり、はたまたインドの宗教である仏教は確実にアジアに広がり中国も両手を広げて招き入れたり、西側のアラブやペルシャ圏もインドのその豊かな文化と頭脳を崇拝した。その重大さについて世界は十分に把握していない。シルクロードも大事だけど金を運んだインドのゴールデンロードも凄いよ、と。

    そうやって世界の経済を回していたインドは当時のムガール帝国に訪れた混乱の際に悪徳なチンピラ集団の東インド会社に騙されつけこまれ、一気に落ちていくその時に輝かしい歴史も地中深くに埋められてしまった。

    ロックスター•ヒストリアンとも呼ばれるダルリンプルは20代からアラブ圏や南アジアに魅せられデリーに住み着いたスコットランド人歴史家。彼の本は私たちが触れることができなかった南アジアの歴史を掘り出して惜しみなくシェアしてくれる、けど彼がここまで愛される理由は彼のその情熱にある。とにかく探求欲が旺盛で、凄い発見をすると黙っていられない、ポッドキャストでも知らないことがあれば「知らなかったもっと教えて」とまるで子供のように(見えないけどきっと)目をキラキラしている。頭が良くて博学なのにそこで満足しない。ポッドキャストでもよくネタバレしていつも共演者に怒られ、計算が苦手で、実は有名な家系で先祖がよく歴史上に出てきたり、ポッドでたまに泣いてしまう、ちょっとかわいい歴史家。そして徹底的に弱者の側につく。

    彼自身が大好きで仕方がない事を本にして書いているから読む方も心踊らされる。ただの歴史上の事実を並べた本ではない、愛情と情熱と好奇心に溢れたインド激推し歴史家の一種のラブレターともいえる。



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    The Golden Road: How Ancient India Transformed the World (English Edition)
    (電子書籍)



    ★★★★★+♥ My favourite historian, absolute. It proudly shows off the soft power of Ancient India. It’s so vast geographically and in the topics that it leaves you speechless. Like why we don’t learn this at school? Powerful and exciting.

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    The Golden Road
    How ancient India transformed the world
    William Dalrymple, 2024
    432 pages
    Read in 2025.03


    🔽 Book review and notes 🔽
    My favourite historian. How lucky are we to have a favourite?
    The signed special edition that I finally got my hands on, sure I could buy a regular one on Amazon in Italy, but no, it had to come through the whole long process.

    So naturally I had a very high expectation, and, it completely exceeded it

    I follow his podcast, tweets and instagram, yeah stalking him, so I knew what kind of things would be in the book, yet, every single page contains mind blowing facts.
    How is it that I or we didn’t know this history, why was it hidden?
    How is it that we didn’t know India’s soft power spread around south east Asia in an efficient way and the famous ancient Chinese trades were actually via India? Silk road? Yeah it was India who made a huge profit.
    Or that “Arabic numerals” are as a matter of fact, “Hindu-Arabic numerals”?
    That it originated in India in the first century and Europe only started to use it in 11th, 12th century?

    As always the history and facts that Dalrymple uncovers for us are fascinating but it’s his sheer enthusiasm that is the gem of his work, and the reason he is admired and loved. Who else can be called “rock star historian”? Aren’t historian supposed to be boring people?
    He’s so intelligent and intellectual yet he gets told off for spilling beans on the podcast, that he’s not great at simple maths, and that he sometimes gets emotional and cry on the podcast. Rock star yes, but kawaii yes too.
    He simply loves history, and can’t help to share it with us. And if he didn’t know something, he’d go “oh I didn’t know that, tell me more” with (I can easily imagine) his twinkling eyes.

    Eye opening, mind blowing, brain exploding, curiosity fulfilled, he writes what he loves, so us readers can’t help but be fascinated. His books have that power.
    It’s a love letter to India from a historian who’s completely in love and unapologetically curious.
    Did I say he was my favourite historian yet? I did, but I’d repeat again and again.

    🔽 Where to buy / Summary and info 🔽

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    La via dell'oro. Come l'India antica ha trasformato il mondo