カテゴリー: 1980-1989

  • 『疑惑』 松本清張, 1982年 感想 | 人間社会って怖い

    『疑惑』 松本清張, 1982年 感想 | 人間社会って怖い

    🔽 基本情報 🔽
    疑惑
    松本清張, 1982年
    212 ページ
    2020.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    「疑惑」「不運な名前」の二本立て。

    「疑惑」の方は起こってしまった事件について、鬼嫁が殺したのかしてないのか、というミステリー。
    と思っていると、段々とこのタイトル「疑惑」の本当の意味がわかってくる。

    「不運な名前」は歴史上のとある偽札事件の謎を解く、ちょっと細かい所では小難しい作品。

    どちらも、実は不運な名前から生まれた世間一般の思い込みからどう深く知りしていくかというのが鍵。
    人間社会って怖い。
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    tag 松本清張
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  • 『葡萄が目に染みる』林真理子, 1984 感想 | 現実に近い青春>>

    『葡萄が目に染みる』林真理子, 1984 感想 | 現実に近い青春>>

    🔽 基本情報 🔽
    葡萄が目に染みる
    林真理子, 1984
    240 ページ
    2025.12 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    キラキラしない青春の物語。

    片田舎の地味な女の子。
    できるだけ存在を隠すようにしたり、好きでもない子と親友になったり、そして圧倒的なスターと言える学生を全校生徒と共に見つめる、という学生生活。
    それは小説や漫画にあるなにか起こりそうな雰囲気ではなく、多くの人が傍観する限りなく現実に近い空気。

    そんな高校生活にある、ちょっとしたざわめき、周囲のちょっとしたセコさ、自分のセコさを細かく描いている。
    片田舎の学生生活は過ぎ去ったあとに懐かしさと共にちょっと切なくなったりする。

    出版から40年以上、作者が自分をかなり重ねたんだろうとも分かるけど、でも個人的だからこそ、やっぱり今読んでも読者には通じるものがある。
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  • 『岳物語』椎名誠, 1989 感想 | 息子と父の物語>>

    『岳物語』椎名誠, 1989 感想 | 息子と父の物語>>

    🔽 基本情報 🔽
    岳物語
    椎名誠, 1989
    Gaku Stories
    Makoto Shiina
    272 ページ
    2025.11 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    小説というか、ほぼエッセイというのか。
    でも小説ということらしい。
    父親の愛情に溢れた一冊で、しかも思春期の難しい時期に入るまでの息子と父の物語。

    自分に息子がいるとよくわかる。
    こうでした。
    私は母親だしプロセス技もかけないけれど、長男はは家庭内だけでなく社会で育つべきと思っていたし、家族でない人との交流をさせてもらえることがありがたくてしょうがない。
    13歳のときに長い夏休みに日本の私の実家に3ヶ月送り込んだときと、作中におとう(椎名誠)が3ヶ月半の海外での仕事から帰宅した時とが重なる。
    少年として送り出したのに帰ってきたときは青年になっていた。
    単純に身長も抜かれたし、何よりも親がいない、知らない時間を経験をした、ということ。
    普段は学校は片道バスで2時間の街にあるから部活もスポーツも何もしないのに家ではご飯食べて寝るだけ、いよいよ息子との接点もなくなる。
    子供が自分を越えていく、それが子育ての成功した証だと思う。

    岳さんは椎名誠よりシーナ的とも言われてこの本のイメージが強すぎてそれが迷惑な時期もあったそうだけど、家族ってそれぞれで、そんなものなんですね。
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  • 「真昼の悪魔」遠藤周作, 1980 >>

    「真昼の悪魔」遠藤周作, 1980 >>

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    悪と言うのは比較的わかりやすい。では、悪魔とはなにか。

    誰かを憎む結果殺してしまうと言うのも分かりやすいし、悪魔ではない。
    ここでは、自分は果たして罪悪感を感じるのか、ただ試してみたい悪魔なやつも出てくる。
    そして、その悪魔は現代の乾ききった心を持つ人々がいきる社会のなかで、罰を受けることもなく悠々と行き続ける。

    推理もの、ミステリーというより、これはむしろホラーでは。心理ホラー?人間怖い。
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  • 『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド・カーヴァー, 1981 感想 | 静かでモダンで村上春樹な世界感 /”What We Talk About When We Talk About Love” Raymond Carver >>

    『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド・カーヴァー, 1981 感想 | 静かでモダンで村上春樹な世界感 /”What We Talk About When We Talk About Love” Raymond Carver >>

    🔽 基本情報 🔽
    What We Talk About When We Talk About Love
    Raymond Carver, 1981
    愛について語るときに我々の語ること
    レイモンド・カーヴァー
    (村上春樹 日本語訳)
    176 pages
    2023.06 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    80年代アメリカのショートストーリー。

    アメリカの郊外で起こるストーリー、というか何も起こらないといったほうが正しいかも。
    静かで、モダンな雰囲気、そうまるで村上春樹の作品のような。
    と思っていたら、日本語訳はなんと村上春樹だそう。

    私のタイプの一冊ではないけれど、もちろんそれは悪いというわけではない。
    村上ファンなら日本語訳をダブルで楽しめますね。

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    ★★★☆☆ A bit like Haruki Murakami, of American suburbs, nothing really happens, it’s subtle and modern – and who knew, Murakami actually translated this book into Japanese. A nice little read.

    🔽 log 🔽
    What We Talk About When We Talk About Love
    Raymond Carver, 1981
    176 pages
    Read in 2023.06


    🔽 Book review and notes 🔽
    Short stories from 80s.

    A bit like Haruki Murakami, of American suburbs, nothing really happens, it's subtle and modern - and who knew! Murakami actually translated this book into Japanese.
    So you might enjoy twice if you are a Japanese Murakami fan.

    I didn't know what to expect I just picked it up randomly from a book shop, though not my type, it was a nice little read.
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  • 「茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会」角山栄, 1980 >>

    「茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会」角山栄, 1980 >>

    🔽 基本情報 🔽
    茶の世界史
    緑茶の文化と紅茶の社会
    角山栄, 1980
    Sakae Tsunoyama
    239 pages
    2023.06 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    サブタイトルがまさに的を得ている。
    経済学という視点から出発しているので、よくあるただ歴史を辿る本とは違う。
    なぜ茶は欧米で受け入れられ、なぜ紅茶が圧倒的に広がったのか、なぜ砂糖をいれるのか。

    当時の世界的ブームのスタート地点は日本の茶道であったにも関わらず、近代において日本の茶は売れなかった。
    そこには元々、西洋の東洋に対する優れた文化に対するコンプレックスがあった。
    しかし西洋はあっという間に優れた技術と社会を作り出し、もう盗用に対し引け目を感じなくなった。
    そして茶を得るためにそれと平行して発達した近代工業化。
    つまり、プランテーションに負けた中国と日本。

    やっぱり茶の文化、歴史は面白い。
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  • “The First Principle, Talks on Zen” Osho 1981 / オショー・ラジニーシ >>

    “The First Principle, Talks on Zen” Osho 1981 / オショー・ラジニーシ >>

    🔽 基本情報 🔽
    The First Principle
    Talks on Zen
    Osho, 1981
    (第一原則 禅について)
    オショー・ラジニーシ
    288 pages
    2023.04 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    このすぐ前に読んだOshoのThe Book of Manよりもっと苦痛だった。
    スピーチなどを集めたもので、読むというより聞くためのものだっただろうけれど、どっちみち私の好みではない。

    「私が聞いた話では」ばかりが集められていて、面白いというか噂話のレベルでしかないというか、人の注意を引くためにこなれたジョークをとばす、というのが全体的な印象。

    昔からある、古代から守られてきた宗教や習慣がお気に召さないようで、というか憎いようで極度に批判する。
    つまりカルトでありヒッピーカルチャーである。

    もう2冊も彼の本を読んだので、もう他は読まないでもいいですか…
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    -

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    The First Principle: Talks On Zen


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    ★★☆☆ His “stories I’ve heard” are spread around the book and sure it is fun to read, but I cannot help but think, yeah but this is just to get attention.

    🔽 log 🔽
    The First Principle
    Talks on Zen
    Osho, 1981
    288 pages
    Read 2023.04


    🔽 Book review and notes 🔽

    This one is much more painful to read than the first one I read earlier, The Book of Man.
    It is a compilation of talks so taking that into account, so I'm sure listening to it live is more captivating, but as always not my thing anyways.

    His "stories I've heard" are spread around the book and sure it is fun to read, but I cannot help but think, yeah but this is just to get attention, to keep the attention to him, and throw in some smart jokes here and there.

    He disliked unnecessary disciplines from the established religions.
    No he hated them, so he would go against them, it's like a mixture of cult and hippie life, it probably was.

    Not sure if I'll ever read anything else by him or about him.

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    -
  • 「深夜特急 3 インド ネパール」沢木耕太郎, 1986>>

    「深夜特急 3 インド ネパール」沢木耕太郎, 1986>>

    🔽 基本情報 🔽
    深夜特急 3
    インド ネパール
    沢木耕太郎, 1986
    211 pages
    2023.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    青年時代インド北部とネパールを回った作家のエッセイ。

    まず読み物として絶対的に読んでて面白い。
    70年代のはずなので、ヒッピー絶頂期でインドも今より生々しいところだったはず。
    しかもそういうところを結果的に廻ってるので、いわゆる王道のインドなスポット。

    自分が若い頃に読んでたら憧れていただろうけど、今インドに行って、数百円、数十円を一時間かけて値切る根気は全くない。
    予定を決めない旅行もできそうにない。
    (実はこの後の2023年2月から友人の結婚式を始めインドを何箇所か回ってきたので、その直前に読んだのでした)

    やっぱりインドというのは誰にとっても特殊。
    最近India Syndrome というのを目にしたけれど、インドに行って精神的に感化されまくってもう私は一生ここで生きていく、と極端にインドに異常にベタ惚れすることだそう(きっと少なからず薬物なども関わってると思うけど)
    生と死が渦巻いていて、特にアメリカや日本など飽和社会からインドの貧しいエリアに行くと脳天に物凄いパンチを受けることになるのはわかる。

    私は冷めてるのかもしれないけど、インドだって人が生活しているんだから、大人になって上から目線で己の人生を変えようとインドに行って本当はお金があるのにわざと貧しい生活を短期間して、それで気安く人生変えなくても、と思う。
    きっと長年多くのインド人と働いたから、自分の現実の世界と離して考えられないんだろう。
    著者のように若いときに行くのは別にして、大人でお金があるなら、もし人生変えてもらったんなら寄付でもすれば良いのに。

    自分は溺れないようにしようと心に決めたまでです。
    どこで読んだか、人間には二種類あるそうで。
    インドに行きたくて、行ける人間と
    インドに行きたくても行けない人間。
    つまり皆インドに行きたい。
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  • 『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い / “Onmyoji” Baku Yumemakura >>

    『陰陽師』 夢枕獏, 1988 感想 | なに本当に面白い / “Onmyoji” Baku Yumemakura >>

    ★★★★★ これだけ有名なのに読んだことも見たこともなかった。こういう怨霊ストーリーはドラマチックでメロドラマチックで面白い。もちろん、このシリーズも面白いのがやっとわかったので全部読みたい。
    (English review not yet available)
    🔽 基本情報 🔽
    陰陽師
    夢枕獏, 1988
    Baku Yumemakura
    336 pages
    2024.09
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    これだけ有名なのに、読んだこともなく関連の映画やドラマもみたことがなかった。
    たぶん妖怪や幽霊の出る怖いホラーだと思っていたから。
    実際は伝奇小説なので出てくるんだけど、まあもう怖さはなくなっているし、第一怖いだけじゃなくて、こういう怨霊ストーリーはドラマチックでメロドラマチックで面白い。
    二人の男の友情も清々しくていい。

    もちろん、このシリーズも面白いのがやっとわかった、ので全部読みたくなる。
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  • “Criminal Islington” Islington Archeology & History Society, 1989 >>

    “Criminal Islington” Islington Archeology & History Society, 1989 >>

    🔽 基本情報 🔽
    Criminal Islington 
    The Story of Crime and Punishment in a Victorian Suburb
    Islington Archeology & History Society, 1989
    90 pages
    2024.07 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ロンドン北東部と言いつつほぼ中心にあるイズリントン区のヴィクトリア朝における犯罪、警備、刑務所の歴史エッセイ集。
    
    ロンドンの中心地は現在の金融街シティで、そのすぐ北にあるイズリントン区は今も昔も悪名高きエリア。まさにオリバー・ツイストの世界を今でも垣間見ることができる。
    興味深かったのは、当時シティ以外には警察や警備の組織が存在しなかったという点、そしてその当時から、窃盗などの軽犯罪は貧困からくるものなので住宅問題に取り組んだという点。
    もちろん、イズリントン区内だけでも5つもあったという刑務所システムも街の掃除に貢献した。
    
    当時は大英帝国の最盛期、英国は世界の四分の一を牛耳っていたのに、蓋を開けてみると首都ロンドンの市民の大半は貧困に苦しんでいたという皮肉な現実。
    
    ロンドンに住んでいた10年以上ほとんどをこのイズリントン区で過ごしたので、この狭いエリアの歴史は、誇れるものではないけれど奥深い。
    
    🔽 買えるところ 🔽

    なし



    ★★★★☆ Record of crimes, policing and prisons in Islington, my home in London. This is when British Empire was at its peak, yet, citizens of London lived in poverty. Hypocrisy.

    🔽 log 🔽
    Criminal Islington
    The Story of Crime and Punishment in a Victorian Suburb
    Islington Archeology & History Society, 1989
    90 pages
    Read 2024.7


    🔽 Book review and notes 🔽
    Collection of essays related to criminals, policing and prisons.
    Being so closed to the City, Islington, especially Clerkenwell had a pretty bad history.
    It’s interesting that there was no “police” outside of the City, and at the same time people realised that the petty crimes are born out of poverty so the policing and the housing improved the situation.

    Crazy to think that the alleys in London were so poor yet they had the Empire.

    In any case, interesting to know the area I know so well has such an interesting (but not very proud) history.

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    Criminal Islington, The Story of Crime and Punishment in a Victorian Suburb

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    Criminal Islington: The story of crime and punishment in a Victorian suburb

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    --
  • “An Artist of the Floating World” Kazuo Ishiguro, 1986 / 「浮世の画家」カズオ・イシグロ >>

    “An Artist of the Floating World” Kazuo Ishiguro, 1986 / 「浮世の画家」カズオ・イシグロ >>

    🔽 基本情報 🔽
    An Artist of the Floating World
    Kazuo Ishiguro, 1986
    浮世の画家
    カズオ・イシグロ
    206 pages
    2024.07 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    過去を思い出し、後悔を思い出し、明るい未来を願う。
    イシグロらしさが滲み出す、日本人らしいことに閉じ込められた老人のお話。

    老後の静かな生活の中で戦時中の自分を思い返し、当時は当たり前だった日本精神のプライドなどを少しずつ見直す主人公の気持ちの変化は、後悔や哀愁、ノスタルジアをいつもうまく突き刺してくるイシグロらしい静かなエレガントさに包まれている。

    ノーベル賞受賞作家
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    An Artist of the Floating World: As heard on BBC Radio 4 Book at Bedtime (English Edition)



    ★★★★★ Remembering the past, remembering the regrets and hoping for a bright content future. Classic Ishiguro here, perfectly capturing the Japanese sentiment. Elegant.

    🔽 log 🔽
    An Artist of the Floating World
    Kazuo Ishiguro, 1986
    206 pages
    Read 2024.7


    🔽 Book review and notes 🔽
    Remembering the past, remembering the regrets and hoping for a bright content future.
    Classic Ishiguro here, with an old man as the protagonist, perfectly capturing the Japanese sentiment.

    He revisits and reviews his life as he gets old, old enough to have others around him die, and slowly sees his mistakes of being too nationalistic, though that was the norm, and for his daughter's sake he acknowledges the mistakes.

    Slow and elegant and all you expect from Ishiguro.

    Nobel prize winner
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    An Artist of the Floating World


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    An Artist of the Floating World: As heard on BBC Radio 4 Book at Bedtime

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    Un artista del mondo fluttuante (Italiano)

  • 「鳥人計画」 東野圭吾, 1989 >>

    「鳥人計画」 東野圭吾, 1989 >>

    ★★★★☆  ウィンタースポーツのミステリーかと思っていたら、テクノロジーも入ってくる、東野ミステリー。手段は選ばず超人を作るという野望は収まるところを知らない。どんなものも東野作品は十分に面白いので嬉しい限りです。
    (English review not yet available)
    🔽 基本情報 🔽
    鳥人計画
    東野圭吾 1989
    (Chojin keikaku / Project Bird-man)
    Keigo Higashino
    400 pages
    2024年7月 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ウィンタースポーツのミステリーかと思っていたら、テクノロジーも入ってくる、東野ミステリー。
    この頃の日本はウィンタースポーツ黄金時代、確かにオリンピックでの日本チームの大活躍をテレビでやっていたのを覚えてる。
    その頃にちょうど出てきた一冊。

    天才と、努力家たちと、凡人たち、その周辺で支えるコーチや家族。
    努力よりさらに上を、手段は選ばず超人を作るという野望は収まるところを知らない。

    彼の作品は、めちゃめちゃ面白い!というのでなくても、ミステリー要素以外にもみん現模様がちゃんと描かれていて、十分に面白いので嬉しい限りです。

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  • 「茶の話 茶事遍路」陳 舜臣, 1988 >>

    「茶の話 茶事遍路」陳 舜臣, 1988 >>

    ★★★★☆ 普通は茶の歴史はヨーロッパが関係してくる前のことは簡潔にしか語られないなか、これは中国の西暦500年辺りまで遡る。中国の歴史の偉大さを見せつけられる。

    🔽 ログ 🔽
    茶の話 茶事遍路
    陳 舜臣 1988
    Chin Shun Shin
    2024年4月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    茶の歴史の本、でもフォーカスは中国の古い歴史。
    初めて行った憧れの神保町で偶然見つけた本。やっぱりこういうのは大手にはない。
    
    私は残念ながら中国の歴史に疎いので詳しい話になるとついていけない。ただ、壮大なロマンが広がっているということはてにとって分かる。
    
    普通は茶の歴史といっても大体がヨーロッパが関係してくる前のことは簡潔にしか語られないなか、これは中国の西暦500年辺りまで遡る。
    
    何代もの皇帝が愛した茶、上質なものがあると聞くと自分の為に作らせ、運ばせる。もちろん無償で。
    その傍らで儒教や仏教と深い関わりのある茶、その仏教を通じ日本にやってきた茶、その詩的なシンプルさとのギャップは中国だけでなく世界中に広がる。
    
    そして不幸にも中国にとって最大の嗜好品であり、輸出品である。
    東インド会社がやってくる以前から、茶を売り、馬を買っていた中国は、結局茶に関するアヘン戦争によってその権威を奪い取られる。
    
    とにかくドラマチック。中国の歴史の偉大さを見せつけられる。
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    茶の話: 茶事遍路 (朝日文庫 ち 2-7)

    🔽 日本語情報 (「BOOKS」「楽天ブックス」「アマゾン」より引用) 🔽
    著:陳 舜臣
    出版社:朝日新聞出版
    ISBN:9784022558596
    判型:A5変
    ページ数:240ページ



  • 「哀愁の町に霧が降るのだ 上下」椎名誠, 1981 >>

    「哀愁の町に霧が降るのだ 上下」椎名誠, 1981 >>

    ★★★★☆ 椎名誠は面白い、それにつきる。
    彼の青年時代の話が中心だけど、やっぱりこの時代は活気があった。楽しくて切なくて、突っ走る。風邪でダウンしていたので軽く読める本として。
    実際、上下一日で読んでしまう

    🔽 ログ 🔽
    哀愁の町に霧が降るのだ 上下
    椎名誠 1981年
    Makoto Shiina
    416 + 400 pages
    2024年1月 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    椎名誠は面白い、それにつきる。
    彼の青年時代の話が中心だけど、やっぱりこの時代は活気があった。楽しくて切なくて、突っ走る。
    でもそういう外界の影響と言うのもあるだろうけど、やっぱり彼の回りにいた人間が面白いやつだった、そして現在も友人関係が続いていると言う羨ましい話。

    まあ残念なことに風邪と熱で、しっかり読んだわけでもないし、大した読書感想文も書けない。
    言えるのは、ただ純粋に面白かった。
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    哀愁の町に霧が降るのだ(上) (小学館文庫) Kindle版
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    著:椎名 誠
    出版社:新潮社
    ISBN:9784101448060
    判型:文庫



  • “Bisexuality in the Ancient World” Eva Cantarella, 1988 / (古代世界のバイセクシュアリティ) >>

    “Bisexuality in the Ancient World” Eva Cantarella, 1988 / (古代世界のバイセクシュアリティ) >>

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    Bisexuality in the Ancient World
    Eva Cantarella, 1988
    Secondo natura
    (古代世界のバイセクシュアリティ)
    エヴァ・カンタレラ
    286 pages
    2025年6月読了
    
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    こんなにアカデミックな内容とは知らず、ミラノ大学のローマ法、ギリシャ法の教授の本。
    日本では出ていないのでここでは内容もかなり触れます。
    
    ここでいうバイセクシャリティの定義は今の一般的な定義とは違う。
    古代ローマ、古代ギリシャでは男性は社会義務として女性と結婚をし、ギリシャでは教育として、ローマでは強さの象徴として青年と関係を持つ。
    男性と女性を同じように愛するというものではない。
    
    この本は古代ローマ、ギリシャの事について知識がある想定でバイセクシャル文化が語られるので、全然予習が足りなかった。
    ギリシャでは行為を通じて年上の男性が青年を教育する。ローマでは男性ローマ市民の強さを示すために青年、女性、奴隷を性的にも支配下に置く。
    
    いずれの場合も極端に女性蔑視で超マッチョイズム(machismo)。そして当時(男性によって作られ広げられた)キリスト教がやってくる。
    女性蔑視の強い宗教ではあるけれど観点が代わり「男性優位の社会を守るために、子供をたくさん産む女性と結婚して繁殖だけに重点を置きましょう」となった。
    そして現在に続く。
    
    でも著者が言うには、キリスト教が人々の考えを変えたのではなく、実はみんなマッチョに構えるのに疲れていたときに都合がいい思想が広がったから、キリスト教を利用しただけ、と。
    
    時代は変わり考え方も変わる。
    でも何千年たっても、なんとか男性優位の社会を維持しようという基本はあまり変わらないようです。
    
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    Bisexuality in the Ancient World: Second Edition (Yale Nota Bene)
    







    ★★★★★ A man marries woman as a social obligation, a man has a relationship with a younger man for education in Greece, and for his manliness in Rome – and the societies get tired. Fascinating to see we’ve always suffered from the same things, patriarchy and machismo.

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    Bisexuality in the Ancient World
    Eva Cantarella, 1988
    Secondo natura
    286 pages
    Read 2025.06
    
    
    🔽 Book review and notes 🔽
    I've had this for long, but didn't really realise it was so academic, written by a university professor in Milan.
    
    Bisexuality here is not the same definition as today, as in, loving men and women at the same level.
    It means that men are socially obliged to marry women, but also to love men, for different reasons in Greece and Rome. 
    
    In Greece it was about education and sophistication, and only men could educate boys via semen. 
    Rome was about machismo, men conquer at wars and in life they conquer women and other men.
    In the end both cultures were extremely misogynistic.
    It's all about how men should be higher than women.
    In Rome, then came the religion (made by men of course, then it spread to Greece) misogynistic as ever, but this time to protect men's superiority they told people to focus on reproduction, just marry and have sex with women who will give more births.
    She argues that, however it was not Christianity that changed this attitude of loving men, men were already a bit tired of being forced to be macho constantly, times change, people change, so it was more that Christianity came at the right time. 
    
    The book expects you to know the basics of the ancient world which I don't so I now need further readings, especially Sappho.
    
    But even after 1000s of years, we're still suffering from the same problems - patriarchy and machismo. 
    
    
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    Bisexuality in the Ancient World
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    Bisexuality in the Ancient World 2e: Second Edition (Nota Bene)


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    second natura
    Secondo natura

    
    
  • “A Pale View of Hills” Kazuo Ishiguro, 1982 /「遠い山なみの光」カズオ•イシグロ >>

    “A Pale View of Hills” Kazuo Ishiguro, 1982 /「遠い山なみの光」カズオ•イシグロ >>

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    A Pale View of Hills
    Kazuo Ishiguro, 1982
    カズオ•イシグロ
    遠い山なみの光
    183 pages
    2025年2月読了
    
    🔽🔽読書記録🔽🔽
    カズオ•イシグロの最初の長編小説。読んだのは2月だけどここを更新する7月にはちょうど日本の映画が公開されたばかり。
    
    彼の物語の特徴である、すごく日本的でありながらもすごく英国的という点がよく出ていて、やっぱり彼のようにすごく上手に二つのセンチメントを操る人はいない。
    
    イシグロ作品にはいつもちょっと普通の人の嫌みや僅かな悪意という隠し味がある。それって人間的でいたって当たり前。ここではサチコと娘の些細な狂気が常に漂っていて、そして周囲のお行儀の良い人たちの自分勝手さなんかがそう。
    
    戦時中、戦後の空しさと苦しみ。過去と未来。女たちと後悔。女たちと終わるべき過去。
    エツコは何度も自分の記憶の頼りなさをつぶやく。年老いて十分に苦労した自分をもう傷つけないために、思い出が曖昧になる。でもそれの何が悪いのか、彼女は十分に自分を苦しめた、ちょっと位曖昧にしたって、いい。
    
    やっぱりイシグロ作品は面白い。静かでありながらしっかりと人間の内面をしぼりだしている。
    
    
    
    
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    遠い山なみの光〔新版〕 (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ]
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    遠い山なみの光〔新版〕 (ハヤカワepi文庫)
    
    



    ★★★★★ Ishiguro’s stories always have some subtle sarcasm and slight malice of seemingly “normal” kind people. Here you get some madness. It’s quiet but it squeezes out our bad intentions we’d like to hide.

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    A Pale View of Hills
    Kazuo Ishiguro, 1982
    183 pages
    Read in 2025.02


    🔽 Book review and notes 🔽
    His debut novel. Actually they just released a Japanese film based on this book as I write this post.

    As always his books are both so Japanese and so English at the same time and there is nobody else in the world who can write with this mixed sentiment.
    His stories are always slightly twisted with a hint of evil of ordinary people.
    Here there’s a small madness of Sachiko and her daughter always hanging in the air, while everyone else is perfectly polite, but all slightly selfish. Brilliant, I mean that’s how we all are, aren’t we.
    The struggle of loss and the post war, past and present. Women with regrets. Women trying to close their past, Etsuko trying to come to terms with her past.

    True, like Etsuko the narrator says, memories are not reliable. Her memories are vague, for her sanity, to comfort herself. And what is wrong with that, she hurt herself enough, she struggled enough.

    A book by Ishiguro, always a pleasure to read. They are quiet, but they squeeze out who we are deeply inside.

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    A Pale View of Hills
    A Pale View of Hills Paperback
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    Pale View of Hills Paperback - English

    Un pallido orizzonte di colline Paperback
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  • “Smash and Grab” Sunanda K. Datta-Ray 1984 >>

    “Smash and Grab” Sunanda K. Datta-Ray 1984 >>

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    Smash and Grab
    Annexation of Sikkim
    Sunanda K. Datta-Ray, 1984
    433 pages
    読了=2025年1月
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    何年も探した結果やっとデジタル本で友人に送ってもらった。結局紙媒体の本はインド政府に出版停止された本なので、探してもない。
    いやというか発売禁止にすると余計に盛り上がるから、印刷停止命令を出したそう。結果は同じこと。
    (追記;アマゾンで今年2025年から電子書籍として入手できます。リンクは↓)

    別のシッキムについての本で完全に魅了され2023年にシッキムまで行きました。
    あの辺は本当に不思議。ヒンドゥー教徒が過半数なのに(ヒンドゥー教のネパール系は80%以上)、寺院は仏教のお寺が多い。

    インド政府が出版後にすぐ停止させた理由は良くわかる。
    これは絶対に読んでもらいたくない。

    チョギャル(チベット系シッキム国王)を個人的に知っていたジャーナリストが書いたいわゆる暴露本で、彼が聞いたこと、見たこと、交わした会話、肌で感じたこと、当時の新聞記事など、この数年間の様子がこと細かく記録されている。

    シッキム王国の歴史の基本的な知識がないとこの本は難しい。
    その歴史自体についてちょっと簡単にいうと。
    シッキムはインドの北東部、ネパール、チベット、そしてダージリンのあるインド西ベンガル州、ブータンと各国に囲まれている、すごい立地。ヒマラヤ山脈の麓で冬は厳しいけれど豊かな地。
    長い間チベット系をトップに現地民レプチャ族と静かに暮らしていたけど、英国の紅茶産業がダージリンで始まり、18世紀に働き手としてものすごい数のネパール人が流れ込んできて、上流階級が少数民族となり、大半を占めるネパール系が差別されるという不思議な形に。(これはいまでもグルカ運動が続いていて解決されていない問題)
    1947年インド独立時にダージリンやカリンポンなどはインド西ベンガル州になるが、シッキムはそのままシッキム王国を維持。
    チョギャルが若いアメリカ人女性と再婚し東洋のグレース・ケリーと話題になったことで知られているかも。

    シッキム王国がインド、シッキム州になったのは1975年。
    インドは英国の植民地主義に苦しみ、独立を勝ち取って30年もしないうちに、インド自らがシッキム王国を植民地化したわけで、この史実は非常に都合が悪い。
    嘘、マインドコントロール、偽りの約束、賄賂にフェイクニュースになんでもあれ。
    そして圧倒的で一方的な暴力。
    Smash=ぶち壊して、grab=奪え。
    道徳的にまずいことは全部あった。
    インドはメディアをコントロールしてシッキム国王を悪者に仕立て上げ、増え続けるネパール系と権力を持つチベット系の社会問題を悪用し、慎んだ生活をしていた人々を騙して、インド側は見事に嘘に嘘を重ね、反対派を暴力で押さえつける。
    ふと気がつけば、シッキム国民たちは自分達が進んでインドに吸収されることを望んでいるかのようになってしまい、最後はインドが軍隊を送り込み、あっという間に国はなくなった。
    まさに植民地主義の鏡の様なやり方。少数の外国人が強すぎる権力を振りかざす。
    インドの政治は複雑で私は勉強不足の部分も多かったけど、それでもあからさま。
    シッキム国王は確かにネパール系を差別していたけれど、シッキム王国内で解決方法はあったかもしれない。
    でも、それでも、インドはシッキム王国のあの立地が欲しかった。数年かけて重要人物たちを手懐け、確実にインドのものにしたかった。
    どんな手を使ってでも。
    このインドの暗い現代史を今のインド人はどこまで知っていて、どう思っているのか。
    多分知らない。シッキム国民たちは自らの意思で正当な方法で素晴らしい国インドの一部になれた、と教えられているから。
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    Smash and Grab: Annexation of Sikkim (English Edition)









    🔽 basic info 🔽
    Smash and Grab
    Annexation of Sikkim
    Sunanda K. Datta-Ray, 1984
    433 pages
    Read 2025.01

    🔽 Book review and notes 🔽
    The book I had to look for everywhere but couldn't find as a physical book as it was practically banned as soon as it was published.

    And, no wonder it was banned (well not banned, as that would be too scandalous, they just did not allow to print any more) it is by a journalist who personally knew the Chogyal, the king, so it's detailed and it's what he saw, heard, conversed and felt, as well as collection of newspaper articles.

    And it doesn't look good for India.
    India, who had until recently suffered the Imperialism is now putting Imperialism on Sikkim.
    Lies, manipulations, false promises, guaranteeing personal gains, not to mention violence. Anything you can think of that is morally wrong, was done to Sikkim.
    Cleverly manipulating the media to make people believe the Chogyal was the bad guy. They then tricked the modest simple people - you don't like the monarchy, this bad guy, then vote to be annexed by India.
    The Indian officer in Sikkim already had all the power he wished, and the last blow was easy, just lie.

    As mentioned in this book, the snap referendum was based on manipulations and physically impossible to run it in the remote area so quickly. Of course, if you vote against the annexation you'd likely beaten up, too.

    It's very detailed and was difficult to follow for me who had no basic understanding of Indian politics.
    But what was happening was clear, you cannot believe what you are reading with your eyes, it's incredibly similar to what British did to India; concentration of power in the hands of foreigners and dirty politics.
    Yes the Chogyal was hostile towards Nepali, but there was certainly a room for compromise and he probably would have been the Chogyal for all.
    It could have been a republic, also.
    But no, India wanted it, the perfect location at the border, and took time to absorb it slowly but surely.
    Now I'd like to know how Indian people think if this today, or maybe first of all if they are at least taught everything.

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    SMASH AND GRAB:ANNEXATION OF SIKKIM
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