★★★★★ 父親の愛情に溢れた一冊で、しかも思春期の難しい時期に入るまでの息子と父の物語。自分に息子がいるとよくわかる。最近はじわじわ息子との接点もなくなって。でも子供が自分を越えていく、それが子育ての成功した証だと思う。
🔽 基本情報 🔽
岳物語
椎名誠, 1989
Gaku Stories
Makoto Shiina
272 ページ
2025.11 読了
Wikipedia says it was published in English but I can’t find it anywhere.
Review not yet available in English.
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
小説というか、ほぼエッセイというのか。
でも小説ということらしい。
父親の愛情に溢れた一冊で、しかも思春期の難しい時期に入るまでの息子と父の物語。
自分に息子がいるとよくわかる。
こうでした。
私は母親だしプロセス技もかけないけれど、長男はは家庭内だけでなく社会で育つべきと思っていたし、家族でない人との交流をさせてもらえることがありがたくてしょうがない。
13歳のときに長い夏休みに日本の私の実家に3ヶ月送り込んだときと、作中におとう(椎名誠)が3ヶ月半の海外での仕事から帰宅した時とが重なる。
少年として送り出したのに帰ってきたときは青年になっていた。
単純に身長も抜かれたし、何よりも親がいない、知らない時間を経験をした、ということ。
普段は学校は片道バスで2時間の街にあるから部活もスポーツも何もしないのに家ではご飯食べて寝るだけ、いよいよ息子との接点もなくなる。
子供が自分を越えていく、それが子育ての成功した証だと思う。
岳さんは椎名誠よりシーナ的とも言われてこの本のイメージが強すぎてそれが迷惑な時期もあったそうだけど、家族ってそれぞれで、そんなものなんですね。
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