『父と暮らせば』井上ひさし, 1998 感想 | 戦争で残された人々の痛み

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父と暮らせば
井上ひさし, 1998
128 ページ
2025.12 読了
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前書きで著者はずっと命の限り広島と長崎のことを書いていくという強い意思を示している。
絶対に絶やしてはいけないことだから。

その思いで書かれたこの作品。

ここにじんわりと写された苦しみと痛さと、自分なんかが幸せになってはいけないという葛藤。
父の生と死を越えた愛情と、娘の方からも深い愛情があり、原爆で命を奪われた人と「死ねなかった人」の次元を越える慈悲に溢れていて、短いながらもその深さに、読む人の心にずっと残るものになる。

ユーモアに溢れていて、広島弁でゆっくりと進んでいく物語。
私はまだ原爆の巨大な被害にあった人の話を直接聞けた世代。
その次に続く高度成長期のあとの明るい未来を知らない世代。

忘れないための大切な一冊。

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tag 戦争/War 
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