『深い河』遠藤周作, 1996 感想 | 生と死を受け止める

🔽 基本情報 🔽
深い河
遠藤周作, 1993
400 ページ
2020.02 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽

宗教関係、宗教にまつわる積読をまとめて読む読書月間を勝手に開催した。

当時70歳のカトリックの著者遠藤周作による、登場人物たちがインドへ向かう一冊。
偶然一緒の仏跡訪問ツアーになった数人の日本人それぞれが後悔や喪失の中の淡い期待を胸にインド、ガンジス川へ。
ベナレス(バラナシ、ヴァラナシ)は聖地でありガンジスに向かうことは死に向かうこと。
彼らがそれぞれの過去を胸に、生と死が共存するベナレスで想うこととは。

神という大きな力の信じ、ことごとく生活を否定されても、信念強く生きる青年の背負うものとは。
色々なストーリーが、母なるガンジスに向かい、生と死を含むその母性が全ての人を隔たりなく抱き抱える。
遠藤周作らしい、壮大であり静粛な一冊。

70歳という年齢を迎え、きっと本人も死を意識しながら生きていく上で、彼の永遠のテーマである「日本人でありキリスト教信者であること」をもう一度振り返ってみたんだと思う。
そしてその答えは、インドの深い河であった。


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English review “Deep River” Shusaku Endo (1996) Review | Embracing life and death >>
tag 宗教/Religion
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コメント

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