『日本の精神』ラビンドラナート・タゴール, 1916年 感想 | 軍事国家へ走る日本への警告

🔽 基本情報 🔽
The Spirit of Japan
Rabindranath Tagore, 1916
日本の精神
ラビンドラナート・タゴール, 1916
ロビンドロナト・タゴール
22 ページ
2023.11 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
タゴールが日本滞在の最後に、1916年に慶應義塾大学で行った講演。
何度も訪日し、日本の文化や芸術また日常の中にある芸術を愛したインドの詩聖タゴール。
しかしこの講演は急激に西洋化しナショナリズムへ走り軍事国家へと変化し始めた日本に対する厳しい批判と警告に溢れていた。

彼の祖国を支配していた大英帝国の醜さを目の当たりにしているタゴールは、誇り高き文化を誇る日本が西洋の猿真似をしている、と強く批判。
しかし彼の批判、警告は普遍的なものでもある。
近代化という道は自己を破滅させる、憎しみを他者に押し付けても必ず自分に戻って来る。
アジア初のノーベル賞を受賞した彼は東洋の力を信じていた。
東洋の力とは、西洋のような技術的なモノを使う力ではなく、東洋哲学という力、和を愛する力。
曇りの日でも太陽はずっとそこにあるように、東洋の力は強く輝き続けると。

日本語では見つけれれなかったけど100年以上前のものだしネットではどこかで読めるかも?
英語でも難しくはないです。
短い文章ではあるけれど非常に率直で意味のある一冊。

(講演だけどエッセイのカテゴリーに)


🔽 関連ページ 🔽
English review “The Spirit of Japan” Rabindranath Tagore (1916) Review | Short but meaningful
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コメント

“『日本の精神』ラビンドラナート・タゴール, 1916年 感想 | 軍事国家へ走る日本への警告” への1件のフィードバック

  1. 『作品集』ラビンドラナート・タゴール 1886年~ 感想 | インドを代表する詩人思想家 – 赤パンの本棚 home のアバター

    […] 🔽🔽 読書記録 🔽🔽タゴールの素晴らしさはどこでも語られる。でも実際に色々と読むまでは本当には実感できない。もう一世紀以上経っているのでタゴールの作品集という名の本はたくさん出ているけれど、これはインド人の友人にもらったインドの出版社のもの。詩や短編小説が多いので、インドでもその時代によってもかなりの本が出ていて、人と話していてその本は読んでないけどその物語は知っている、ということはよくある。この本の中だけをみても、ジャンルがいろいろとある。恋愛もの、幽霊の出る話や、家族、友情と、彼のその取り上げるストーリーの幅の広さに驚かされるけれど、そこで語られる物語の多くが、正直で真面目、謙虚で貧しい人々であるということも忘れてはいけない。100年経っても、時代は変わっても、人々の苦しみの根源は変わらない。だからベンガル地方、インド、アジアという枠を超えて、人はタゴールの物語に心を打たれる。中でも良かった作品は「The river stairs」「The Cabuliwalla」「The son of Rashimani」「The master Mashai」「Living or Dead」「Fair neighbour」リンクは、同じような短編、中編の作品集を張っています。でも可能であれば他の手に取りやすい作品から入るのも良いと思います。アジア初のノーベル賞受賞者、芸術と平和という観点から近代インドと近代日本を繋いだ人でもある、けれど日本では彼の作品はそうどこにでもあるというわけではないようです。🔽 関連ページ 🔽English review 『ギタンジャリ』タゴール, 1910 感想 | インドの偉大な詩人の代表作『日本の精神』ラビンドラナート・タゴール, 1916年 感想 | 軍事国家へ走る… […]

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