★★★★☆ 自分が若い頃に読んでたら憧れていただろうけど、今インドに行って数十円を一時間かけて値切る根気は全くない。友達の結婚式でインド旅行に行った直前に読んだのでした。読み物として絶対的に面白い。皆本当はインドに行きたいんですよ。
🔽 基本情報 🔽
深夜特急 3
インド ネパール
沢木耕太郎, 1986
211 pages
2023.01 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
青年時代インド北部とネパールを回った作家のエッセイ。
まず読み物として絶対的に読んでて面白い。
70年代のはずなので、ヒッピー絶頂期でインドも今より生々しいところだったはず。
しかもそういうところを結果的に廻ってるので、いわゆる王道のインドなスポット。
自分が若い頃に読んでたら憧れていただろうけど、今インドに行って、数百円、数十円を一時間かけて値切る根気は全くない。
予定を決めない旅行もできそうにない。
(実はこの後の2023年2月から友人の結婚式を始めインドを何箇所か回ってきたので、その直前に読んだのでした)
やっぱりインドというのは誰にとっても特殊。
最近India Syndrome というのを目にしたけれど、インドに行って精神的に感化されまくってもう私は一生ここで生きていく、と極端にインドに異常にベタ惚れすることだそう(きっと少なからず薬物なども関わってると思うけど)
生と死が渦巻いていて、特にアメリカや日本など飽和社会からインドの貧しいエリアに行くと脳天に物凄いパンチを受けることになるのはわかる。
私は冷めてるのかもしれないけど、インドだって人が生活しているんだから、大人になって上から目線で己の人生を変えようとインドに行って本当はお金があるのにわざと貧しい生活を短期間して、それで気安く人生変えなくても、と思う。
きっと長年多くのインド人と働いたから、自分の現実の世界と離して考えられないんだろう。
著者のように若いときに行くのは別にして、大人でお金があるなら、もし人生変えてもらったんなら寄付でもすれば良いのに。
自分は溺れないようにしようと心に決めたまでです。
どこで読んだか、人間には二種類あるそうで。
インドに行きたくて、行ける人間と
インドに行きたくても行けない人間。
つまり皆インドに行きたい。
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深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】




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