投稿者: akapan

  • 『YouTube大全』 小山竜央, 2023年 感想 | 本気な人はまずこれ

    『YouTube大全』 小山竜央, 2023年 感想 | 本気な人はまずこれ

    🔽 基本情報 🔽
    【超完全版】YouTube大全
    6ヶ月でチャンネル登録者数を10万人にする方法
    小山竜央 2023
    Tatsuo Koyama
    400 pages
    2025.7 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    本というか教科書。
    しっかりとした内容で曖昧なことじゃなくて実践的な方法の記載。

    ビジネス相手でYouTubeで自社の顧客というかファンを増やしたい、というのが目的で、YouTubeの収益ということではない。
    リサーチして真似して自分色を足す、面白おかしく話す、というのが原則で、やっぱりそこができないとYouTubeは絶対できない。

    全体的に読んでやっぱり、ここまでしっかり根気強くできるかどうかはわからない(というか今のところその必要もない)。
    でも本気で初めたい人には非常に役に立つし、私も必要になればこの本のとおりに実践します。
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  • 『遺伝学者、レイシストに反論する』アダム・ラザフォード, 2020 感想 | 事実は事実

    『遺伝学者、レイシストに反論する』アダム・ラザフォード, 2020 感想 | 事実は事実

    🔽 基本情報 🔽
    How to argue with a racist
    Adam Rutherford, 2020
    遺伝学者、レイシストに反論する
    差別と偏見を止めるために知っておきたい人種のこと
    アダム・ラザフォード
    224 pages
    2023.01 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    人種差別の理論がいかに科学的でないか、という本。

    著者の専門は遺伝子で、一般的に「人種」ということで、肌の色の違いで人類がさらにカテゴリー別に存在するように思われがちだけど、遺伝子という観点でもそうではないということを分野別にきちんと説明している一冊。

    人種差別主義者、レイシストは「人種的に」黒人はああだ、中国人はどうだ、という言い方をする。
    そして100年、200年前に奴隷制度や白人至上主義を肯定するためなんかに言われていた古い考えを何度も繰り返したり、また根拠のない理論を用いる。

    DNAや遺伝子、歴史、古代史など難しくなりがちなものを分かりやすく、興味深くかいている。

    ほんと、よくあることだけど彼らの主張は自分に都合の良い言葉にしがみついて、自分が気分が良くなるためだけのものであり、そういう人に事実を語っても無駄と思ってしまうことは多い。
    でも、だからといっても事実は事実であり、根拠のない差別的な発言はつまりは嘘。
    そこを知らされない人(差別は無知から)に対して、でも言っても無駄だから、そんなの常識だからわかるはず、と放っておいた結果がまたトランプが大統領になった大きな理由だったりするわけで。

    事実を淡々と伝え、嘘の中で生きる差別主義者を言い負かせ、その事実を受け入れてもらえるようにする、やっぱり一般教育は大事なんですね。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “How to argue with a racist” Adam Rutherford (2020) Review | Facts are facts
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    遺伝学者、レイシストに反論する 差別と偏見を止めるために知っておきたい人種のこと


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  • 『だれでも書ける最高の読書感想文』 齋藤孝, 2012年 感想 | 中高生へ

    『だれでも書ける最高の読書感想文』 齋藤孝, 2012年 感想 | 中高生へ

    ★★★★☆  中高生向きの本。高校生にもなるときちんとクリティカルな視線で書くべきだし書けるだろうに、なぜ「感想文」で留まるのだろう。自由に書けと強制する日本。頑張れ学生、実は世界は広い。
    🔽 基本情報 🔽
    だれでも書ける最高の読書感想文
    齋藤孝 2012
    256 pages
    2025.9 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    中高生向きの読書感想文の書き方。
    読書感想文なんて書かされて面倒だよね、嫌だよね、と柔らかい口調(文調か)で、でもこうすれば楽しくなるし自分の最高な文が書けるよ、という本。

    確かに小学生の頃から何かあるごとに読書感想文を書かされる日本の学校。
    自由に書けと言いつつ自由にさせてくれない。
    コンクールの審査員なんかもする著者、そこを理解した上でのアドバイス。
    こういう風に先生が話したら読書感想文を苦にする子は減るのかも。

    でも読書「感想文」ってなんなんでしょう。
    高校生にもなるときちんとクリティカルな視線で書くべきだし書けるだろうに、なぜ「感想文」で留まるのか。
    いっそのこと、もっと書評っぽく書くノウハウを教えればいいのに。
    自由に書けと強制する、というのがまさに日本の教育らしい。

    頑張れ日本の学生、卒業すれば世界は広い。
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  • 『あの家に暮らす四人の女』 三浦しをん, 2018年 感想 | 現代版細雪

    『あの家に暮らす四人の女』 三浦しをん, 2018年 感想 | 現代版細雪

    ★★★★☆  同じ年代の女性なら思うだろう、「なんか、いいなあ」。正しい家族はない。家族は普遍的ではない。みんな違ってみんないい、は個人だけじゃなく家族にも当てはまる。本物の女の絆ほど強いものはない。
    🔽 基本情報 🔽
    あの家に暮らす四人の女
    三浦しをん 2018
    Shion Miura
    368 pages
    2025.9 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    同じ年代の女性なら思うだろう、「なんか、いいなあ」
    なるほど、谷崎潤一郎の細雪をベースにしたものなのか。

    最近は家族という概念についてよく考える。
    どうも家族というのは揺るぎないもので理想の形があってみんな同じような「家族」を作り上げるべきで、そうじゃない人たちが変わってる、と思いがちなことについて。
    みんな違ってみんないい、は個人だけじゃなく家族にも当てはまる。
    正しい家族はない。家族は普遍的ではない。
    血が繋がってたらもちろんいいよね、でもそれは一つの要因。
    第一そんなことにこだわっていられるほど人生は長くない。
    なんとなく手に取ったこの本も、前に読んだ「汝、星のごとく」もそうで、いわゆる理想じゃない家族の形を肯定する。
    きっと今の日本は特にそう言ってくれるものが必要なのかもしれない。
    社会が定めた理想なんて、もう無理。

    細雪は大昔に読んだので記憶が定かじゃないけど、こんな感じで女たちが忙しそうにうろうろしてる話だった。
    本物の女の絆ほど強いものはない。
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  • 『爆破 モンキーレンチギャング』エドワード・アビー, 1975 感想 | コミカルに爆破

    『爆破 モンキーレンチギャング』エドワード・アビー, 1975 感想 | コミカルに爆破

    🔽 基本情報 🔽
    The Monkey Wrench Gang
    Edward Abbey, 1975
    爆破 モンキーレンチギャング
    エドワード・アビー
    480 pages
    2024.11 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    70年代のヒッピーなアメリカ人たちが西部劇並みの壮大な景色を背景に、環境保護の名の下、コミカルにあちこちを爆破する。

    ご想像通りの内容で、多分私の好みじゃないと知っててもきっと真面目に読み続けると思いつつ、やっぱり読み続けた一冊。

    3人の男と1人の女、他人同士だったけれどギャングを組んで、環境を破壊する橋やダムを破壊する、となると、今たまにテレビで見るgen Zの若者が美術館の絵画にペンキを書けるようなものか。
    いや、でも今どきのいたずらは命がけじゃないのでちゃんと真似できてない。
    ギャングにはお金持ちのおじさんがいるけれど、自分で走って汗かいて命もかける。

    この本に戻ると。
    やっぱり自分向けじゃないなと思うのは、やたらトラックや銃の細かいことが並べてあって、キーワードはベトナム戦争だし、ちょっと自分とは離れすぎていた。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “The Monkey Wrench Gang” Edward Abbey (1975) Review | Comically explosive
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    爆破: モンキーレンチギャング



    The Monkey Wrench Gang (English Edition)

    🔽 日本語情報 (「BOOKS」より引用) 🔽
    著:エドワード・アビー
    訳:片岡 夏実
    出版社:築地書館
    ISBN:9784806712220
    出版社:築地書館
    判型:4-6
    ページ数:416ページ


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  • 『落日燃ゆ』 城山三郎 1974年 感想 | 東京裁判

    『落日燃ゆ』 城山三郎 1974年 感想 | 東京裁判

    🔽 基本情報 🔽
    落日燃ゆ
    城山三郎 1974
    464 pages
    2024.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    東京裁判にて死刑を受けた、唯一軍人ではなかった元総理、元外相の広田弘毅の一生。
    知らなかった。

    福岡の石屋に生まれ、苦学の後に総理大臣にまでなる彼は、外交官として戦争を始めないように努力した人物。
    でも当時の日本人の官僚つまり軍人を押さえることができず結局は自らも認めるよう、戦争を阻止できなかったという罪によって、死刑。

    平和へのどんな苦労も、結局はノリに乗った軍人の前では無駄で、さらには勝利を手にしたアメリカ人に対しても無駄である。
    さらにさらに、当時の日本政府だって、戦後のゴタゴタでそれどころではない。

    歴史は勝利したものによって書かれるとは正にこの事で。
    今の世界の傾向を見ていても考えさせられる所が多い。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "War Criminal" Saburo Shiroyama (1974) Review | Tokyo Trial
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  • 『(比較文学)』 ベン・ハッチンソン, 2018年 感想 | つかみどころのない学問

    『(比較文学)』 ベン・ハッチンソン, 2018年 感想 | つかみどころのない学問

    🔽 基本情報 🔽
    Comparative Literature
    A very short introduction
    Oxford University Press
    Ben Hutchinson, 2018
    (比較文学)
    ベン・ハッチンソン
    160 pages
    2025.9 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    比較文学って掴みどころのない学問だったけど、ちょっとわかった。
    つまり私のやった映画学と同じ感じだ。

    勉強する分野は気の遠くなるほど広い。歴史、言語、技術、コロニアリズム、ショー者リズム、フェミニズム、コンシューマリズム、西洋、東洋、思い浮かぶものすべてを駆使。
    いろんな「イズム」が生まれる度にまたそれを拾う。

    あと、比較文学が分かりづらかったもう一つの原因は私がアングロサクソン系の国に生まれなかったから、にも関わらずアングロサクソン系の社会で高校から教育を受けたので、比較することはあまりにも普通で、わざわざ強調することがピンとこなかったからだ。
    そうじゃなくても日本は常に文化の違う中国や欧米を比べることが当たり前なのもある。
    それは、似たような文化の西欧が一番と思って暮らす人々とは感覚として違う。

    そういう掴みどころのない学問のことを、簡潔に説明してくれる一冊。

    人間は、比べる生き物。
    何かを知ると、他の何かと比べてしまう、非常にシンプルな思考。
    で、それで?
    今からの比較文学に求められているものは、比較することで何が生まれ、何を得るのか。
    そして、どこまで比較の対象となるのか。
    ちょっと昔はインターネットの時代と言われ、今はもうAIの時代。
    比較文化、映画学、また同じような一般教養、リベラルアーツの未来はどうなっていくんだろう。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “Comparative Literature” Ben Hutchinson (2018) Review | Comp. Lit.
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    Comparative Literature A Very Short Intr...
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    Comparative Literature: A Very Short Introduction (Very Short Introductions) (English Edition)


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  • 『 (アカバドーラ) 』ミケラ・ムルジア 2009年 感想 | 終止符を打つ女性

    『 (アカバドーラ) 』ミケラ・ムルジア 2009年 感想 | 終止符を打つ女性

    🔽 基本情報 🔽
    Accabadora
    Michela Murgia, 2009
    (アカバドーラ)
    ミケラ・ムルジア
    208 pages
    2024.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    小説「アカバドーラ」現代サルデーニャ文学の最高峰。
    アカバドーラとは、末期患者やその親族の苦しみに終止符を打つ女性のこと、そう、その町で暗黙の了解の中、患者に安楽死をもたらす役目を背負った女性。

    とてもサルデーニャ的でとても地中海文化的。
    土埃の立つ乾いた家の壁、バールに座っている男たち、一日中家事に追われる女たち。
    草原に緑はなく茶色に乾いた草がいつこの地を炎に包もうかと小さな火花を待つ。

    生を与える助産婦が女性なら、生を終わらせるのも女性。
    少女マリアを引き取ってくれた独り身の女性は時折真夜中に黒尽くめの服を着て静かに家を出る。そして翌朝何もなかったかのように帰って来る。

    善か悪か、天使か悪魔か死神か、それはもう問題ではない。
    いま行われるべきか否か。

    サルデーニャでは実際に存在していたと考えられている。
    窒息という方法か、もっと有名なのは槌を使用する方法。
    現在も安楽死の問題は解決しないし、間違いなく客観的に100%正しいという答えは出てこないかもしれない。

    伝統に縛られた厳格な小さな町で、その大きく揺れる心境を圧倒的な力強さと威厳を持って描く一冊。
    日本語もいつか出るといいですね。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Accabadora" Michela Murgia, (2009) Review | A woman who ends life
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    ★★★★★ Accabadora, a woman in Sardinia who ends the suffering of very ill and their families. Is she an angel or a devil? That’s not the point any more to them. A book with an unusual dignity.

  • 『九州バカ 地元創生企業論』 村岡浩司 2018年 感想 | 地域密着型

    『九州バカ 地元創生企業論』 村岡浩司 2018年 感想 | 地域密着型

    ★★★☆☆ 著者の半生とどうやって地元というキーワードでビジネスを展開したかというお話で、地元密着型のビジネスを始めたい人は軽く読める本。ただし本の情報自体はすでに古い
    🔽 基本情報 🔽
    九州バカ 地元創生企業論
    村岡浩司 2018
    557 pages
    2024.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    タイトルだけで選んだと思う。ずっと読まずにいたけど手にとってみる。

    基本はこの村岡氏の半生とどうやって地元というキーワードでビジネスを展開したかというお話で、地元密着型のビジネスを始めたい人は軽く読める本。
    イメージは私がかつでやりたい願っていたものと近く、九州というキーワードで国外をみるというテーマ。寧ろ東京や日本国内はついで。
    ただこれは九州にすんでいないと難しい。

    回りの人のために走り回るというイメージも理想に近い、本としては所々に入る村岡さん万歳なコメントはちょっとネガティブに写ってしまうけど、自分一人の成功じゃないんだということなんでしょう。
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    九州バカ 世界とつながる地元創生起業論


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  • 『権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成』2001年 感想 | パレスチナ二国家解決

    『権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成』2001年 感想 | パレスチナ二国家解決

    🔽 基本情報 🔽
    Power, Politics and Culture
    Interviews with Edward W. Said, 2001
    権力、政治、文化
    エドワード・W・サイード発言集成
    アメリカ
    512 pages
    2024.11 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    エドワード・サイード教授とのインタビューや彼の発言を集めたもの。
    第一部は文化的な分野、つまり文学、音楽、芸術などに焦点を置いたもので、第二部は政治的な内容の2つのセクション。
    私にはそういうクラシックな教養がないので前半はわかりにくかったというのが正直な感想。
    でも後半は違う。パレスチナ、ガザで起きていることを知らない人はいない。
    彼が何十年も訴え続けたパレスチナの二国家解決は利己的な権力者に継続的に否定され、いま現在、常識的にありえないはずのパレスチナ人のジェノサイドが私達の目の前で起こっている。

    彼自身は自分を救いようのない楽観主義者と呼んでいた。
    一部の人間は彼を敵とみなしテロリストとも呼んでいた。
    しかし世界中の多くの人間は彼の情熱的なヒューマニズムに心を打たれた。
    イスラム教を崇めるわけでもなくユダヤ教を否定するわけでもない。
    彼がとても人間らしいのは、人間は矛盾していることを理解し、それでも互いに寄り添うことを目指したということ。

    キリスト教徒パレスチナ人。
    典型的なアラブの植民地主義的なクラシックな教育を受け、長年コロンビア大学で英文学と比較文学を教えていたサイード教授。
    世界中で何らかのリベラルアーツ、一般教養を学んだ人間には、彼の唱えたオリエンタリズムはあまりにも有名。
    教育の場以外でも生涯をかけてイスラエルとパレスチナの共存を訴え続けた。
    二国家解決以外はありえない、もう誰も覚えていない歴史や神話に執着せず、今現在その土地に住んでいる人の暮らしを尊重するしか道はない、そうすれば共存はできる、と。

    アメリカの問題は、その昔誤ってアラブを野蛮なテロリストだと位置付けしたあと、その間違いを認めずに野蛮人として描写することに意地になっていることだと。
    そしてもちろん、イスラエルがガザを侵略することによって膨大な利益を受けていることも知らない人はいない。

    サイード教授が亡くなって20年ちょっと。
    憎み合うことが当然という社会で生きてきた人々にとっても彼は大切な灯火であり、憎しみを利用する政治家にとって彼は敵だった。
    それでも訴え続けた人生のまっすぐな言葉がこの本に詰まっている。

    「イスラエルだってパレスチナ人を永遠に邪険に扱い、その存在を永遠に否定し続けることは不可能だ。パレスチナ人を完全に抹殺することはありえないんだから」
    世界中が見ているなかで正にそのありえないことが起きている。
    彼のような人間味の溢れた知識人の声はもう届かないのだろうか。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Power, Politics and Culture, Interviews with Edward W. Said" (2001) Review | Coexist
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    権力、政治、文化(上) エドワード・W・サイード発言集成


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  • 『国宝』 吉田修一, 2018年 感想 | 国家の宝の美

    『国宝』 吉田修一, 2018年 感想 | 国家の宝の美

    🔽 基本情報 🔽
    国宝 上下
    吉田修一, 2018
    日本
    840 pages (408 + 432)
    2025.9 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    映画はここでは観れそうもないのでとにかく原作をと思って。
    そしてもう読む前からわかっている、国宝は凄いはず。

    さて、当然期待は最高峰クラスに高かった、なのにそれ以上だった。
    極道と花道という背景も興奮を煽る設定だし、血筋というのもそう、兄弟同然で生涯の友でライバルというのもそう、全てが面白くないわけがない設定。

    でもその凄さは喜久雄の成長物語の描き方。

    血筋のない一人の人間が運命の気まぐれで底辺に突き落とされ、または拾われて崇められて、堕ちて、を繰り返す中で彼は、その巨大な波に流される人生の中で後ろ楯もplan B代替案がない人生の中で生き延びる最後の砦としての歌舞伎と自らの天才的才能。
    人は大事なものを失うごとに成長する、そこで本来の自分を見つける。
    ひねくれものなので、やっぱり物語は上がって落ちて、堕ちるところまで堕ちるストーリーが圧倒的に面白い。
    でも彼は美そのもの、芸術そのものなのでもう本人の意思は重要ではない。
    国宝という究極の人間の人生を小説を通じて私たちが垣間見れる凄い体験。

    歌舞伎のことを知らない自分が残念、知っていたら更にもっと堪能できたはず。
    芸に生きる、まさに芸を生き抜いた人間の一生。
    一気に読んで一気に疲れる。

    映画でもいつか観てみたいなー、きっと美しさに圧倒されるんだろうなー。
    もちろん吉沢亮と横浜流星の美しさも見たいけど、なによりも素晴らしいであろう田中泯さんの仕草が見たい!
    動画を見てると音楽もいいし、いつかちゃんと劇場でみたい。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Kokuho (National Treasure)" Shuichi Yoshida (2018) Review | National Treasure himself
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    国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)
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  • 『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎, 1933年 感想 | トイレのことを書いても美しい

    『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎, 1933年 感想 | トイレのことを書いても美しい

    🔽 基本情報 🔽
    陰翳礼讃
    谷崎潤一郎 1933
    日本
    288 pages
    2024.11 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    最近さんざんこの本の話をしてるので再読。

    いんえいらいさん、In praise of shadows とその通りなんだけど、陰のみが素晴らしいんだということでなく、東洋的、日本的な感覚のことで、潔癖に白くて清潔なタイル張りでは醸し出せない古い木目の深い暖かみのある美しさということ。

    日本人は室内の暗さに慣れていて、それを西洋人のように文明によって明るくしようとするのでなく、暗さのなかで美を見いだそうとする。
    暗いから、女性のほんのすこし見える肌が白く、またそれを強調するかのようなお歯黒がある、と。
    いまの明々とした電灯の下ではけばけばしいもの、例えば歌舞伎やそういった芸能も本来のろうそくの灯火の元ではじんわりと美しい。

    約100年たった今、現代に住む日本人はたしかにその感覚はなくなっているかもしれない、でもまだ完全に忘れてはいない。
    実は世界に誇れるぜひ残したい文化、感覚。
    陰を美しいと思える感覚、新しくないものを美しいと思える感覚。

    エッセイ集なので、その他にも旅行についてや客ぎらい、また最後は厠についても。
    口うるさい谷崎氏の話を聞いているような、読んでいてなんかニヤリと笑いが込み上げてくるような、実はそんなに堅苦しくはない一冊。

    そしてやっぱり、谷崎潤一郎の文章なのでトイレのことを書いていても美しい。ニヤリ。


    いんえいらいさん

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "In Praise of Shadows" Junichiro Tanizaki (1933) Review | Finding beauty even in toilet
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  • 『薔薇密室』 皆川博子, 2012年 感想 | 理想の美の追求

    『薔薇密室』 皆川博子, 2012年 感想 | 理想の美の追求

    ★★★★ 「薔薇密室」4文字が象徴するかのような格式張った美が称えられ、理想とする美を追求する、理想とする物語を追求する悲しい人々。いや悲しいのか。内容は知らないほうがいいので、とりあえず読んでみてほしい。
    🔽 基本情報 🔽
    薔薇密室
    皆川博子 2012
    Hiroko Minagawa
    557 pages
    2024.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ドイツ、ポーランド、ナチス、世界大戦、という堅苦しい厳格な環境のなかに埋めく異常な美の世界。

    そこには、「薔薇密室」という4文字が象徴するかのような格式張った美が称えられ、理想とする美を追求する、理想とする物語を追求する悲しい人々がある。
    ある、というのも、それは彼らの意思でなく厳しい環境がそうさせているかのよう。

    冷たく強い薔薇の香りに包まれた場所、操作された記憶と現実、それぞれの密室。
    格式美。喜んではいけないような美。

    内容は知らないほうが絶対いいので書けることが少ないので短くなるけれど、本当は言いたいことはたくさんある。
    もっと彼女の他の作品もどんどん読まなければ。
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  • 『ダロウェイ夫人』ヴァージニア・ウルフ, 1925年 感想 | 壊れる寸前の意識の流れ

    『ダロウェイ夫人』ヴァージニア・ウルフ, 1925年 感想 | 壊れる寸前の意識の流れ

    🔽 基本情報 🔽
    ダロウェイ夫人
    ヴァージニア・ウルフ, 1925
    Mrs. Dalloway
    Virginia Woolf
    イギリス
    240 pages
    2024.10 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    初のヴァージニア・ウルフ。

    確かに簡単な本ではない。
    一日の出来事だけを追うんだけど、外側ではイギリスらしいお上品な行動が起こりつつも、主人公を含め彼らの頭の中ではものすごくたくさんのことが起こっている。
    本当は何を考えているのか、何を思い出しているのか。
    「意識の流れ」というやつだそうですべてが内面に向かっていて、流れは止まらない。

    (ちょっとネタバレです。100年前の小説なのでもう知られているとは思いますが)
    主人公クラリッサはギリギリの精神状態、自分の義務と希望の間でもなんとか一日を過ごそうとする。
    一方、知人セプティムスは、別のところでついに精神をやられてしまうが、そのことがクラリッサにも影響を及ぼす。
    遠くで起こっている死、その死へと向かう彼の道のり。
    その日の一日の出来事としては全くもって無関係なのに、不思議なことに意識の中ではしっかりと絡み合っている。
    そのギリギリのところの意識の描写がすごい。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Mrs. Dalloway" Virginia Woolf (1925) Review | Stream of consciousness
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  • 『アメリカひじき 火垂るの墓』 野坂明之 1968年 感想 | 消えていく罪悪感

    『アメリカひじき 火垂るの墓』 野坂明之 1968年 感想 | 消えていく罪悪感

    🔽 基本情報 🔽
    アメリカひじき
    火垂るの墓
    Grave of the Fireflies
    野坂明之 1968
    Akiyuki Nozaka
    288 pages
    2024.10 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    映画は辛くなりそうで見れないけど、原作をと思い。

    やっぱり辛い。貧しいなんてレベルじゃなく餓えて病んで死んでいく。
    それはこの短編集のテーマというか底にあるもので、家族なんて綺麗事もなく、少年時代、少女時代という綺麗であるはずの青春もない。
    というか青春の前の12、3歳の時点でどう自分がその日を生き延びるかが大事である戦時中。

    火垂るの墓の場合は、生き抜けなかったのだけど、他の短編集の人物は生き抜いてその後に待つ矛盾した社会との葛藤に悩む。
    アメリカ人への生々しいコンプレックス、きょうだいで自分のみが生き残った罪悪感や傷、そして作者自身が戦後に犯罪を犯していくことで生き延びたこともあり、そういった少年の心情の描写はリアルで心に突き刺さる。

    消えていく罪悪感、空腹、淡々と語られる文章からダイレクトに伝わるおぞましい情景と死の匂い、他人に頼らないと生きれないまだ子供であるコンプレックス、あまりにも身近な、なんというか、生々しい死。

    一番想像していなかったのは、性に関する描写、アメリカひじきでは買春も本番ショーも出てくるけど、それ以上に全身やけどの包帯の下で始まる生理や卵巣を取るということなど妊娠や育児の女性の心理など、女性特有のいわゆる男性が扱いにくい話題も出てくる。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Grave of the Fireflies" Akiyuki Nozaka (1968) Review | Guilt disappears
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  • 『ポリー氏の人生』H.G.ウェルズ, 1910年 感想 | 人生終わらせるつもりが始まった

    『ポリー氏の人生』H.G.ウェルズ, 1910年 感想 | 人生終わらせるつもりが始まった

    🔽 基本情報 🔽
    The History of Mr. Polly
    H. G. Wells, 1910
    Herbert George Wells
    ポリー氏の人生
    H.G.ウェルズ
    アメリカ
    318 pages
    2024.10 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ミッドライフクライシス、中年の危機、日本語では第二の思春期とも言うんですか。
    まさに人生におけるその数年の葛藤を描いた一冊。
    しかも著者は「SFの父」や「SFの巨人」と呼ばれ、しかも晩年は国際連盟の樹立を提唱したりと幅広く活躍した人物、そこ彼の描く中年の危機のストーリー。

    人生の半ば、多くの人は自分の人生は面白くはない、大したことはないと思う。
    特に大きな選択などもしなくても物事は決まっていき、全部が嫌になる。
    変わりたい、そう思ってももう体力的にも精神的にも疲れていて、もう終わりにしたい…と思ったら!そこで人生がスタートするんです。

    最初の方は読んでいてもダラダラとした感じで当に主人公の人生そのもの。
    でも「もう全部終わりにしたい」からが文章も楽しさやワクワク感が出てきて、いつも観ていた風景にちょっと感動したりそんな些細なことに喜びを感じ、満足感や静かな幸せをきちんと感じ取れるようになる。
    だからそういう面白くない箇所もあっていい。
    人生は先は見えないもので、大概の場合は最後にちゃんと満足できる。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The History of Mr. Polly" H. G. Wells(1910) Review | Life started late

    前に読んだ中年の危機の本
    “Midlife crisis” Kieran Setiya, 2017 / (中年の危機への哲学的な対応)>>
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  • 『外套』ニコライ・ゴーゴリ, 1842年 感想 | 人生はフェアではない

    『外套』ニコライ・ゴーゴリ, 1842年 感想 | 人生はフェアではない

    🔽 基本情報 🔽
    The Overcoat
    Nikolai Gogol, 1842
    Шине́ль
    外套
    ニコライ・ゴーゴリ
    112 pages
    2024.10 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ロシア(ゴーゴリは現ウクライナ出身)文学をちょっとずつ広げています。
    確かに、ドストエフスキー的なものがところどころに見える。
    人生はフェアではない、悲劇なのに滑稽で悲しい笑劇。
    官僚主義に人生を左右される人生。

    代表作「外套」、下級役人の主人公が節約してやっと買ったコート、それが盗まれる。
    たったそれだけと言えばそれだけかもしれない、けれど必要以上にストーリーや感情の揺れを抑えて抑えて描くことで、彼の感じているであろうその揺れを読者は全身で感じることができる。
    どの国でどの時代どの社会で生きていようが、それは行場のない普遍的な怒りと絶望。

    滑稽で信じられない、なのに普遍的とは。
    ロシア文学は底なし沼。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Overcoat" Nikolai Gogol (1842) Review | Life is unfair
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  • 『おそろし』宮部みゆき 2012 感想 | 変わった話

    『おそろし』宮部みゆき 2012 感想 | 変わった話

    ★★★★☆ 宮部みゆきの江戸時代もので女の子が変わった話を次々と聞いていく、そんなストーリーで面白くないわけがない。またシリーズを始めないといけないものが増えた。
    🔽 基本情報 🔽
    おそろし
    三島屋変調百物語
    宮部みゆき 2012
    Miyuki Miyabe
    496 pages
    2024.10 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    宮部みゆきの江戸時代もので女の子が変わった話を次々と聞いていく、そんなストーリーで面白くないわけがない。

    最近、不思議なもの系妖怪系ばかり読んでるのでインパクトという点では薄れてしまうけど、間違いなく安心して面白い。
    犯罪者の方の辛さや、その人を犯罪者と造り上げてしまった家族や身内の後悔、そういう現実的な点もしっかりと描かれている。

    これもシリーズもの。またシリーズを始めないといけないものが増えた。
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  • 『子供の未来を変えるお母さんの教室』 吉野加容子, 2018 感想 | 発達障害の子のお母さんへ >>

    『子供の未来を変えるお母さんの教室』 吉野加容子, 2018 感想 | 発達障害の子のお母さんへ >>

    ★★★★☆ この系統は読んでるけど、これは「お母さんの」と限定している。日本の場合は特に強烈にお母さんが一人で育児して当然という空気。社会が改善されるまで、子どもを守るお母さんたちを守ってください。
    🔽 基本情報 🔽
    子供の未来を変えるお母さんの教室
    吉野加容子 2018
    Kayoko Yoshino
    224 pages
    2024.09
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    全体の内容としては今川ホルンさんの本と同じ。
    それもそのはず、今川さんはこの著者の脳発達の研究によって考え方を変え、脳に働く方法で、子供にも家族にも優しいしかも効果のある方法を自閉症のケース限定で伝授するから。
    こっちの本は自閉症だけでなく、発達障害色々とグレーゾーンの子にも、もっと言えばどんな子にも効くという。

    なので内容は「おうち療育」と違わないんだけど、こっちで気になるのは「お母さんの」と限定している点。
    つまりはなんだかんだ言って、誰よりも、父親よりも、母親の方が本当にプラクティカルに興味を持っているという現実。
    もっというと父親は幻想のなかで自分勝手にもがいていることが多い。
    日本の場合は特に強烈にお母さんが一人で育児して当然という社会なので、お母さんのプレッシャーとストレスが半端ない。
    そのお母さんと子供を、社会からだけでなく家族や夫からも精神面で守るという意味合いもこもってる。
    日本社会も変化しているとは言え、働いていようが、子どもに障害があろうが一般的に女が子育てをするのが当たり前、という空気がなくならない日本。
    だから「お母さんの」と題名が限定されるというヨーロッパではありえない現象が起こる。そしてその需要はなくならない。
    社会が改善されるまで、子どもを守るお母さんたちを守ってください。
    また違った苦労を強いられている、子供を守るお父さんも守ってください。
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    🔽 関連本のページ 🔽
    「ことばが遅い自閉症児のおうち療育」 今川ホルン, 2024 >>
  • 『血の婚礼』フェデリコ・ガルシーア・ロルカ, 1932 感想 | 名誉の地中海文化

    『血の婚礼』フェデリコ・ガルシーア・ロルカ, 1932 感想 | 名誉の地中海文化

    🔽 基本情報 🔽
    Blood wedding
    Federico García Lorca, 1932
    Bodas de sangre
    血の婚礼
    フェデリコ・ガルシーア・ロルカ
    スペイン
    80 pages
    2024.09 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    密かに有名なスペインの悲劇、戯曲。
    今も地中海文化に根強く居座る、恋人たちと母親の苦悩、名誉と復讐に命を捧げる男たち、力強い感情に溢れたストーリー。
    演劇のために書かれているのでやっぱ文章で読むより、舞台の上の演技を観てこそ十分にその良さがわかるんだろうし、もちろん人間臭いスペイン語でなく英語で読むことでその本当の色は褪せているかもしれない。
    いつか演劇として見れるときは来るのだろうか。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Blood wedding" Federico García Lorca (1932) Review | Honour and revenge
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    Blood Wedding


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  • 『黄色いマンション 黒い猫』 小泉今日子, 2016 感想 | 小泉さんのあの声で読んでしまう

    『黄色いマンション 黒い猫』 小泉今日子, 2016 感想 | 小泉さんのあの声で読んでしまう

    ★★★★☆ 彼女の魅力は色褪せない。それは間違いなく彼女が芯を持って人生を楽しもうとしているから。外に流されない、自分で流れている。常に輝きが増している小泉今日子、やっぱりいいですね。
    🔽 基本情報 🔽
    黄色いマンション 黒い猫
    小泉今日子 2016
    Kyoko Koizumi
    208 pages
    2025.09
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    最近ずっと、ポッドキャストの「ホントのコイズミさん」を聞いているので本も。

    ポッドキャストもこのエッセイも、もちろんその演技も彼女の魅力は色褪せない。
    それは間違いなく彼女が芯を持って人生を楽しもうとしているから。
    10代からアイドルとして大人気な人生なのに、外の流れに流されていない。
    自分で流れている。
    エッセイ集を読んでると、ポッドキャストでもそうだったけど、なんか東京もいいのかも、と思う。
    きっと感受性豊かな小泉さん、自分の小さな心の動きもきちんと受け止め、文章にしている。

    10代の頃も60代の今もずっと輝いている、いや、輝きが増している小泉今日子、やっぱりいいですね。
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  • 『(シャタード・ランド)』 サム・ダルリンプル, 2025年 感想 | 5つのアジア分離独立

    『(シャタード・ランド)』 サム・ダルリンプル, 2025年 感想 | 5つのアジア分離独立

    🔽 基本情報 🔽
    Shattered Lands
    Five Partitions and the Making of Modern Asia
    Sam Dalrymple, 2025
    シャタード・ランド
    5つの分離独立と現代アジアの誕生 (日本語訳なし)
    サム・ダルリンプル
    528 pages
    2025.09 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    現代アジアを造り上げた分離独立、パーティション。
    その背景は日本人だけでなく、当事者のインド周辺の現地の人にも、英国人にも世界中でも知られていない。
    バングラデシュ、ミャンマー、カシミヤ、そういうニュースで見る地域の問題は、自然発生したものではなく、もちろん現地の人が単純に暴力的だからでもない。
    何事にも理由がある。

    日本での第二次世界大戦の終戦日のぴったり2年後、インド帝国が英国から独立。
    それは有名だけれど、そのインド帝国、つまり現在のイエメンからミャンマーまでの壮大なエリアがその前後にどう分けられていったかはあまり知られていない。
    というか、イエメンからミャンマーまで、その間に現在のカタール、アラブ首長国連邦、ブータン、など無数の藩王国があったのすら知られていない。
    5つの分離、つまりミャンマーの独立、アラビア半島の独立、インド・パキスタン分離独立、印パによる500ほどの藩王国の吸収、バングラデッシュの独立。

    「知られていない」と繰り返し書いているけれど本当にそうなのだから仕方がない。
    英国はインド帝国の利益によって支えられていたけれど、大英帝国の人口は当時の世界の人口の25%!
    戦争により経済が崩れ世界の4分の1の人口を支えきれなくなった英国はできるだけ早く撤退することをモットーに、アジアなんて行ったこともないロンドンの役人が駆り出されどんどん地図上に線を引いていき、しかもインド帝国に借りていたお金もほぼ無視で、しかも「せっかくなら日本を敗戦させた8月15日に独立させよう」と言い出し、十分な準備もなく独立。大英帝国といえば、どこにいっても嘘をつき続け、右に左に騙し続け、最後は自分の手は汚さずさっさと逃げ出す、いつも同じパターン。
    私もそこは知っていた。エリザベス女王の旦那フィリップ殿下の叔父、インド総監マウントバッテンの当時の適当さも知っていた。そこまでは有名。
    それ以外のすべてが「知られていない」、知らなかった。

    Shattered Lands、粉々になった土地、というタイトルの通り。
    戦時中にまずミャンマーが分離。(しかも当時ミャンマーの現ヤンゴンが世界で人の出入りが激しい港、つまりニューヨークなんか追い越した大都会だったと。なんと。)
    当時人口の16%いたインド系の人間はミャンマー人じゃない、と追い出される。
    この本は5つの独立分離について非常に詳しく描かれているけれど、5つとも現地の人々の反応、待遇、対応、残酷さはすべて似ている。
    民族や宗教の枠を超えてコスモポリタンな社会に生きていた人々。
    今まで近所付き合いのあった人びとが突然、民族が違うから、宗教が違うから、という理由で追い出し合い、憎み合い、殺し合う。
    その度に何百万という人間が新しく引かれた国境を超え、もちろん多くは難民となり、少なくない数の人が虐待、強姦、そして殺された。
    粉々になった土地、ばらばらに引き裂かれた人々。
    カシミア紛争を含むインド・パキスタン情勢、ロヒンギャ難民問題などその多くは解決していない。
    他のところで聞いたことだけど(彼のお父さんのポッドキャストで)、この時代を生きた人は、それこそ戦争に駆り出された日本のおじいちゃんたちもそうかも知れないけれど、多くを語りたがらない。
    彼らはその恐怖と過ちと恥を墓まで持っていくつもりで口は開かない。
    その子どももなんとなく聞きづらくて追求しない。
    でも今、孫の代になって初めて真相が明らかになっているという現象が起きているらしい。

    細かく言うと色々とあるんだけど、それはいつかきっとこの本が日本語に訳され日本でも多くの人の手にわたることを願い省くとして(ミャンマーには日本もかなり関わってきます)、全体として印象深かったのは、分離独立前は各々の地域によって生活習慣も違っていたのに、セキュラ―な社会、非宗教的な社会だったということ。
    完全に平和かといえばそうじゃなかったにしてもギリギリのバランスは保たれていた。
    それが突如、超宗教的で、国民主義的、ナショナリズムに走ったはっきりいって差別的で軍事的で暴力的な社会を次々と生み出してしまった。
    英国の下で植民地化された社会が良いとは言えないけれど、じゃあ紛争のないアジアを目指したとき、人々はセキュラ―であることを目指し宗教や伝統を蔑ろにしたほうがいいのか。
    共同体が与えてくれる安心感は過去の産物になるのか。
    伝統は狂暴なのか。

    この本には毎ページに驚きが隠されている。
    素晴らしい歴史本は大概まるで物語を読んでいるように感じるけれど、この本もそう。
    28歳の著者サム・ダルリンプル氏はヒューマニズムに溢れ人間的で、情熱を持った人物だと言うのが手に取るようにわかる。
    これだけ残酷な歴史を語る本の中にも、それでも宗教の違う友人が命をかけて助け合った話をきちんと残してくれるし、彼自身も独立分離によって故郷に帰れない人の代わりに国境を超えて代理で会いに行くという活動もしている。

    もちろん父親がウィリアム・ダルリンプルということはプラスに働いているけれど、彼は20代にして初出版にして、もう自分の足で立っている歴史家の一人。
    インドでもダルリンプル親子がベストセラーのチャートにずっと上ってたし、インド史周辺はなかなか面白いことになりそう。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Shattered Lands" Sam Dalrymple(2025) Review | Making of new Asia
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  • 『汝、星のごとく』 凪良ゆう, 2022 感想 | 純粋にまっすぐ、強く生きる

    『汝、星のごとく』 凪良ゆう, 2022 感想 | 純粋にまっすぐ、強く生きる

    ★★★★☆ 純粋にまっすぐ、強く生きる。若い人が例えば読書を好きになるきっかけになる素敵な綺麗なストーリー。話題作なはず。良いですね。
    🔽 基本情報 🔽
    汝、星のごとく
    凪良ゆう 2022
    Yu Nagira
    348 pages
    2025.09
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    話題作。
    前はいつも自分好みの作家ばかり選んでいたので、意識的に話題作もちゃんと読んでる。
    これも本屋大賞を獲る作家、凪良ゆう (といっても名前も聞いたことがあるくらいだったけど、それは私が日本にいないという地理的な問題。)

    タイトルや表紙からもわかる綺麗なラブストーリー。
    自分勝手な親に振り回される高校生の恋から、ぐるぐると回る環境に巻かれ、するりと大人になってしまう二人の物語。

    純粋にまっすぐ、強く生きる。

    意地を張りながら、仕方がないと思いながら、打ちのめされながら、忘れずに自由を望みながら、愛と生をしっかり抱えながら。
    若いって素晴らしいとは言わない。そんなに人生は楽じゃないし、環境や境遇はそう簡単には変えられないし変わらない。

    続編があるそうで、ということはちゃんと他のも読まないと大きな事は言えないけど、若い人が例えば読書を好きになるきっかけになる素敵な綺麗なストーリー、それに尽きると思う。
    私のツボから離れているのは、私がターゲット層じゃないからでストーリーは素敵、おすすめできる。
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  • 『塗仏の宴』 京極夏彦, 1998 感想 | 2000ページあっという間

    『塗仏の宴』 京極夏彦, 1998 感想 | 2000ページあっという間

    ★★★★★ 初の京極作品、想像以上に引き込まれるので2000ページあっという間。妖怪という概念のサイドストーリーなど、とにかく妖怪を知らない私には驚きばかり。最初から読んでみなければ。
    🔽 基本情報 🔽
    塗仏の宴
    宴の支度 宴の始末
    京極夏彦, 1998
    Nuribotoke no Utage, Kyogokudo Series
    Natsuhiko Kyogoku
    2082 pages (994 + 1088)
    2024.09
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    この二冊で2000ページを越える長編だけど、初の京極作品、想像以上に引き込まれるのであっという間。

    妖怪などのかなり詳しい説明の箇所が多く突き放されそうになるけど、ストーリーの流れはエンターテイメントで登場人物も面白い。
    面白いし、何よりもシリーズなので積み重ねていく楽しみがあるに違いない。
    これだけを読んですでに主要な人物が味があってとっても良い。

    妖怪は「妖怪な現象」をビジュアル表現したもの、というけれど、当時の最新の技術を持った人々、つまりコミュニティーの外にいる異人をまるで魔法使いのように崇めて、それが妖怪という対象に変化した、というのは凄い。そういうサイドストーリーもなるほどと驚きの連続。

    シリーズの途中から読んでしまったけど、最初から読んでみなければ。
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  • 『陰陽師』 夢枕獏, 1988年 感想 | なに本当に面白い

    『陰陽師』 夢枕獏, 1988年 感想 | なに本当に面白い

    ★★★★★ これだけ有名なのに読んだことも見たこともなかった。こういう怨霊ストーリーはドラマチックでメロドラマチックで面白い。もちろん、このシリーズも面白いのがやっとわかったので全部読みたい。

    🔽 基本情報 🔽
    陰陽師
    夢枕獏, 1988
    336 pages
    2024.09 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    これだけ有名なのに、読んだこともなく関連の映画やドラマもみたことがなかった。
    たぶん妖怪や幽霊の出る怖いホラーだと思っていたから。
    実際は伝奇小説なので出てくるんだけど、まあもう怖さはなくなっているし、第一怖いだけじゃなくて、こういう怨霊ストーリーはドラマチックでメロドラマチックで面白い。
    二人の男の友情も清々しくていい。

    もちろん、このシリーズも面白いのがやっとわかった、ので全部読みたくなる。
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  • 『マーリ・アルメイダの七つの月』シェハン・カルナティラカ, 2022 感想 | 挑発的にスリランカのリアルを描く

    『マーリ・アルメイダの七つの月』シェハン・カルナティラカ, 2022 感想 | 挑発的にスリランカのリアルを描く

    🔽 基本情報 🔽
    The Seven Moons of Maali Almeida
    Shehan Karunatilaka, 2022
    マーリ・アルメイダの七つの月
    シェハン・カルナティラカ
    368 pages
    2024.09 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ずっと気になっていたけど、できるだけ前情報無しで読んだ本。
    なので、もし何も知りたくなかったら、この本は型にはまらない自由でぶっ飛んだ本ということだけ知ってもらって、あとはこの文章は読まないでください。
    こんな私の文章を読んだところで本の方は想像を絶するわけですが。

    まず死んだところからスタートする、さて誰が俺を殺したかのストーリー。
    幽霊ありモンスターあり、ミステリーで、現代スリランカの複雑な戦争、ということがキーワードだけど、だからといってこのストーリーが想像できるわけではない。
    スリランカの現代史を全く知らないと少しだけ出遅れるけれど、どうせぶっ飛んでいるし、徐々に物語の中に引きずり込まれていく。

    主人公は二人称youで書かれていて、何も分かっていない主人公と一緒に発見していくのがさらに良い。
    ただそのyouはテキトーな戦場カメラマンで、浮気症のゲイで、ギャンブル依存。
    絵に書いたアンチヒーローに徹しているのに一緒に7つの月の時間を過ごしていくとそんなに悪いやつじゃない気がしてくる。

    挑発的でファンタジーでありながらスリランカのリアルを描くという、型にはまらないマジカルリアルズムの一冊。
    ロック音楽かパンクが大音量でかかっているかのような読書体験。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Seven Moons of Maali Almeida" Shehan Karunatilaka (2022) Review | Provocative and real
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    SEVEN MOONS OF MAALI ALMEIDA,THE(C) [ SHEHAN KARUNATILAKA ]



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  • 『キッチン・コンフィデンシャル』アンソニー・ボーデイン, 2000年 感想 | 料理界への愛

    『キッチン・コンフィデンシャル』アンソニー・ボーデイン, 2000年 感想 | 料理界への愛

    🔽 基本情報 🔽
    Kitchen Confidential 
    Anthony Bourdain, 2000
    キッチン・コンフィデンシャル
    アンソニー・ボーデイン
    576 pages
    2024.09 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    出版されてすぐにクラシックになったと言える一冊。
    旅行ドキュメンタリー番組でお茶の間でも有名になったシェフ、でもこれは彼のバイオグラフィーではなく、食べ物への愛、料理への愛、料理業界の戦友たちへの愛のバイオグラフィーでそれは軽く国境を超える。

    レストランのキッチンは常に熱気に満ちている。私も少しだけ小さなレストランで働いたけれどそれでも確実に言えることは、チームワークというかここは軍ですかと思うほど大変な仕事で、シェフの言うことは絶対。

    嬉しいことにボーディンさんはドキュメンタリー番組で見る通り、本当に口が悪く、凄まじく正直で、とても優しい人物のよう。

    オーウェルの「パリ・ロンドン放浪記」が出てくるのにニヤリ、ちょうど読んだ本。
    これに続く、料理界を描く古典。

    もし英語で読むならぜひアニバーサリー版を。
    私が読んだエディションは彼の手書きの注意書きやあとがきが載っていて魅力倍増。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Kitchen Confidential" Anthony Bourdain (2000) Review | Love of cooking
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  • 『モンスター』 百田尚樹, 2012 感想 | 女は見た目重視のモノとする male gaze

    『モンスター』 百田尚樹, 2012 感想 | 女は見た目重視のモノとする male gaze

    ★★★☆☆ 過去の屈辱を忘れられず一生を振ってまで愛に復讐に命も金も体も使い尽くす。いわゆるmale gaze、女はモノ。女性を徹底的に見下すという意思がストーリーの裏側でしっかり根付いているので、もう少し面白くなれないままで残念
    🔽 基本情報 🔽
    モンスター
    百田尚樹 2012
    Naoki Hyakuta
    397 pages
    2024.09
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    女は怖い。
    いくつもの顔を持ち、過去の屈辱を忘れられず一生を振ってまで愛にまたは復讐に命も金も体も使い尽くす。
    醜い女の子が整形で美貌を手に入れるその他だひとつの目標は学生時代の憧れの人を振り向かせること。
    結果がどうあれ、彼女は幸せだった。

    さて、どうしても腑に落ちないのは、ストーリーがショッキングだからじゃない。
    それはカモフラージュ。
    女を主人公としつつ、gazeまたはregard(ルガール、視点)が結局は男性視線、男性のまなざしであるというのが腑に落ちないんです。
    映画学では「映画において女性が男性の欲望の対象として描かれる男性中心的な視点やその表現」といわれるけど、ここでも主人公はモノであり所詮は男が書いた男のためのモノなんですね。
    ちなみにこの系統のストーリー、女性キャラクターはほぼ全てにおいて最後に罰せられます。
    もし同じ物語を女性が書いていたら(もしくは男尊女卑でない作家が書いていたら)、ほぼ間違いなく主人公はエンディングで高笑いしてます。


    (以下少しネタバレ)
    女性を徹底的に見下すという意思がストーリーの裏側でしっかり根付いているので、もう少しグルグルどろどろと面白くなれるはずが、結局浅めになり、結局は男視線でしかなく、最後は典型的に女が罰せられるという普通の終わりかた。

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  • 『(グルカの娘)』Prajwal Parajuly, 2013年 感想 | ネパールとディアスポラ

    『(グルカの娘)』Prajwal Parajuly, 2013年 感想 | ネパールとディアスポラ

    🔽 基本情報 🔽
    (グルカの娘)
    The Gurkha's daughter
    Prajwal Parajuly, 2013
    280 pages
    2024.09 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ネパール人またはネパールに関わる人々のストーリーの短編集。

    ネパールは貧しさや紛争により昔から外に出ていく人が多くディアスポラの問題が後を絶たない。
    自分の住んでいる土地に、生まれた土地に属している感覚がないという問題。
    インドのダージリンはネパール系が過半数で彼らの故郷の意識は統一されていない。
    ブータンに住む故郷ネパールから追い出された難民。
    カリンポンに住むビハール出身のムスリムの商人。
    ニューヨークにすむネパールに行ったことがない移民の子。

    彼らの物語は辛くて悲しい、でもドラマチックには描かれない。
    だって彼らの人生はリアルで、大袈裟なドラマではない。
    遠くなっていく伝統としきたり、強くなっていく故郷への思いという避けようのない物語を背負っている。

    日本にも多くのネパール人が住んでいるということも忘れてはいけない。

    じんわりと心に残る短編集。


    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “The Gurkha’s daughter” Prajwal Parajuly (2013) Review | Nepal and Diaspora
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  • 『自閉症は津軽弁を話さない』 松本敏治, 2017年 感想 | 方言のその機能こそが苦手

    『自閉症は津軽弁を話さない』 松本敏治, 2017年 感想 | 方言のその機能こそが苦手

    ★★★★★ そもそも方言にはどういう社会的機能があるのかという点へ流れて、その機能こそが自閉症の苦手とする分野である、だからこそ方言が話せないと。うちの場合は3.5の言語も常時家庭内にあるので、そりゃー難しい。
    🔽 基本情報 🔽
    自閉症は津軽弁を話さない
    自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く
    松本敏治 2017
    Toshiharu Matsumoto
    288 pages
    2024.09
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    面白い視点で、表紙などのパッと見の軽さとは裏腹にかなり学問的な研究の発表、その過程というかたちの本。

    イントネーションの問題ではという視点から、そもそも方言とはどういう社会的機能があるのかという点へ流れて、その社会的機能こそが自閉症の苦手とする分野である、だからこそ、方言が話せない、もしくは方言と共通語を使い分けれない、と。

    方言は生活のなかで習得し、相手の様子を伺いつつ上達し、地域の人との繋がりの象徴としても存在する。
    逆に共通語はテレビやビデオを繰り返しみることで記憶して、そのフレーズを生活のシチュエーションに合わせて使うことができる(とても不自然な仕上がりになるけど)そっちの方が社会的コミュニケーションを苦手とする自閉症には楽。
    なるほど。

    そうなるとやっぱり、イタリアで暮らしているけれどテレビやビデオは全部英語の我が子にとって、イタリア語は非常に習得しにくいはず。

    方言に関してだけでなく、言語の裏にある意図のコミュニケーションのことも面白かった。
    相手の意図とは、単にこう思ってるだろうと予想するだけでなく、だからこの人はこういう行動に出るだろうという先のことまで想像すること。
    普段なにげないコミュニケーションは実は物凄く複雑で、そこを知識としてだけで習得し生活で活用するのは難しい。
    自閉症という観点からでなくても言語のしくみという観点からも面白い。

    続編もあるようで、そっちは日本語を話さない自閉症も出てくるそう。読まなきゃ
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    自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く (角川ソフィア文庫)


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  • 『略奪の帝国』ウィリアム・ダルリンプル, 2019年 感想 | 暴力で制した東インド会社

    『略奪の帝国』ウィリアム・ダルリンプル, 2019年 感想 | 暴力で制した東インド会社

    🔽 基本情報 🔽
    The Anarchy
    The relentless rise of East India Company 
    William Dalrymple 2019
    略奪の帝国 東インド会社の興亡
    ウィリアム・ダルリンプル
    576 pages
    2024.08 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    最高な一冊。歴史本で私の中では最高峰。
    まさにずっと気になっていたトピック、どうやって小さな島国イングランドが巨大で裕福な亜大陸を植民地化することができたか。
    
    簡単に言えばつまりはムガール帝国がライオンで、東インド会社はハイエナというところ。
    裕福な帝国ムガール帝国が少し崩れてきたところに、無作法でアグレッシブで便乗主義者で嘘つきで自分勝手で成金趣味の数人の商人が行った、自分の利益のためだけの略奪。自国英国の政府にも王室にも逆らって。
    つまり、現地インドの帝国も自国の王室をも無視した無政府主義(Anarchy)の一企業による略奪の歴史。
    
    東インド会社は商人としてではなく、ひたすら暴力と嘘で財力を得て、結局はイギリスの経済はこのチンピラ集団が治めるインドなしでは維持できなくなり、英国王室も危機を感じ会社を国営化、そして英国は引き継ぐ形でインドを植民地化する、というのが歴史の流れ。
    
    事実は小説よりも奇なり、歴史はフィクションよりも面白いとはこのことで、しかもダルリンプル氏の手にかかればドキドキハラハラの壮大な物語のようにあっという間に読んでしまう。
    
    彼の情熱的でヒューマニズムに溢れた文章は、この本をただの歴史本ではなく力強い文化財に変えてしまったと言える。
    
    この本はインド国内の、今まで誰も見ていなかった資料を引っ張り出して整理することできちんと整理された実際に起きたことを細かく伝えてくれる。
    そして事実は厳しい。
    特に大英帝国は華やかで誇らしいものだと学校で教えられてきたイギリス人にとって、史実は目を向けたくなるもので、実際にダルリンプル氏はイギリスの右派からイギリスを貶すなと批判されまくり。
    
    特に気になった人物はウォーレン・ヘースティングズという、ベンガル知事、初代インド総監。
    通常東インド会社の社員はインド文化には興味がないなか、彼は唯一インドの言語、芸術、文学を愛した珍しい存在。
    ただ、いつの時代もそういう繊細でまともな人は貪欲な組織の中で叩かれる。
    
    で、ダルリンプル氏のファンになり、ポッドキャストも全部聞いてます。
    スコットランドの貴族の家系に生まれ、先祖がよく歴史上の出来事に出てくると苦笑し、裕福な子供時代を過ごすも中東の歴史や文化に惹かれ、現在はデリーでヤギと農場で暮らしている彼。
    最近は特に、イギリスの学校はイスラエル、パレスチナ、中東全般の間違った歴史を教えていると声を上げている。
    (ちなみに彼の息子のサム・ダルリンプル君の本を現在読んでるけど、息子もきっとお父さんと同じ道を進んでくれるだろう)
    
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Anarchy" William Dalrymple(2019) Review | A gang of thugs

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    略奪の帝国 上: 東インド会社の興亡


    略奪の帝国 下: 東インド会社の興亡


    The Anarchy: The Relentless Rise of the East India Company (English Edition)



  • 『ただ坐る』 ネルケ無方, 2012 感想 | ドイツ人僧侶のまっすぐな坐禅

    『ただ坐る』 ネルケ無方, 2012 感想 | ドイツ人僧侶のまっすぐな坐禅

    ★★★★☆ 著者のドイツ人僧侶自身が納得するまで自分に厳しく答えを追求した本来のオーソドックスな禅の姿。自他認める屁理屈な著者。だからこそのまっすぐな坐禅に日本人も学ぶ。
    🔽 基本情報 🔽
    ただ坐る ~生きる自信が湧く 一日15分坐禅~
    ネルケ無方 2012
    Noelke Muho
    273 pages
    2024.09
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ふつうポピュラーな仏教の教えみたいな本は、優しくてありがたい感じであったり、応援してくれる感じがある。
    この本は、かなり厳しい。特に日本人にたいして厳しい。

    著者のドイツ人僧侶も自分でいう通り屁理屈で納得するまで自分に厳しく答えを追求し、禅の本来の姿、坐禅の本来の姿、オーソドックスな姿を追求する。
    そして、読者にも同じ気持ちで臨むように促す。

    さすがヨーロッパ人、「経典にかいてあるから」だけの説明では納得しない。
    その代わり禅の教本を読者も納得するレベルまで噛み砕いてくれる。
    坐禅のやり方も、曖昧なところであってもできるだけ細かく方法論として説明されている。
    禅は生活の軸は坐禅であるけれど、坐禅だけでなく調理担当の心構えも意外と詳しくかかれている。
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    ただ坐る~生きる自信が湧く 一日15分座禅~ (光文社新書)



  • 『服従』 ミシェル・ウエルベック, 2015年 感想 | 大きな力に跪く

    『服従』 ミシェル・ウエルベック, 2015年 感想 | 大きな力に跪く

    🔽 基本情報 🔽
    服従
    ミシェル・ウエルベック
    Michel Houellebecq 2015
    Submission
    Soumission
    328 pages
    2024.08 読了

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    実はあまり読まないフランス現代文学。
    フランスは着々とムスリム化していき、街からミニスカートは消え、政治家だけでなく大学教授などインテリもイスラム教へと改宗していくという近未来の予言的小説ということだけど、あり得なくはない。

    ヨーロッパは疲れている。
    キリスト教から離れ、個人主義のむなしさや、社会主義的な正義のなか何十年もたち、いま本当は宗教などの強い力に跪き、女性の平等な権利なんか無視して、自分中心の楽な方にいきたいと思っている。


    たとえ、それが何世紀の間敵視してきたイスラム教に服従するという方法であっても。
    そのギリギリの線にいるヨーロッパ。
    イスラム教に走るというのが難しいと思うかもしれないけど、確実にファシズム化はしている。どちらがいいのか。

    もちろん、それはイスラム教を、本来の複雑で深い歴史のあるものを、利益のために単純化しているに過ぎず、読んでいて気持ちが悪くなるということも追記しておきたい。
    この小説の中のイスラム教は単純化されたイデオロギーに変えられて挑発しているので、そこが非常に問題になったのには納得。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Submission" Michel Houellebecq (2015) Review | Bow to something big
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

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  • 『ことばが遅い自閉症児のおうち療育』 今川ホルン, 2024年 感想 | 楽しく脳を育てる

    『ことばが遅い自閉症児のおうち療育』 今川ホルン, 2024年 感想 | 楽しく脳を育てる

    ★★★★★ 自閉症児の子育て。子供の脳に楽しいこととして伝え、脳を育てて言葉を引き出すというメソッドの入門書。実践的。
    🔽 基本情報 🔽
    ことばが遅い自閉症児のおうち療育
    今川ホルン 2024
    Horn Imakawa
    252 pages
    2024.08
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    偶然インスタグラムで見つけて。
    専門書は一杯あるけど、この本は入門書レベルで就学する前後の言葉が出にくい子へのアプローチなので、正にストライクなテーマ。

    癇癪を起こす子が多いのは仕方ないようで、なんとか仕方なくなくなる方法がある。
    我が家の場合は落ち着いてる方だけど、やっぱりどこの本も専門家も無視しましょうとある。

    子供の脳に楽しいこととして伝え、脳を育てるというメソッド、この本は入門書としてはぴったりで深堀はしないので、今後はもうちょっとその方面の専門書を読んでみたい。
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    脳を育てれば会話力がみるみる伸びる! ことばが遅い自閉症児のおうち療育



  • 『台所太平記』 谷崎潤一郎, 1963年 感想 | 愛らしい女中さんたちの記録

    『台所太平記』 谷崎潤一郎, 1963年 感想 | 愛らしい女中さんたちの記録

    🔽 基本情報 🔽
    台所太平記
    谷崎潤一郎, 1963
    The Maids
    Junichiro Tanizaki
    240 pages
    2024.08
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    谷崎潤一郎が描く、とある老人の家にやってくる女中さんの記録。
    といっても、谷崎の筆にかかれば全ての女が独特で愛らしくて、それを一歩下がってみている主人の様子など、まさに谷崎文学。

    戦前からの数十年つまり一昔前の女中は現代でいうお手伝いさんではない。
    若い彼女たちは田舎から出てきて住み込みで働くが、主人の方も自分の娘のように案じ、世話もする。そういう関係はやっぱり今ではそうはいかない。

    主人の若い女好きが転じて女中だらけの家にいるのは一目瞭然で、いつものように足フェチなのも伺えるし、女中の自由な恋愛にだって、女中同士の同性愛へだって比較的おおらかに描かれる。
    でもそれも今は昔、良いことか悪いことかデモクラシーとはそういうもので。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Maids" Junichiro Tanizaki (1963) Review | All his lovable maids
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  • 『(黒水仙)』ルーマー・ゴッデン, 1939年 感想 | じんわりと崩れる修道女たち

    『(黒水仙)』ルーマー・ゴッデン, 1939年 感想 | じんわりと崩れる修道女たち

    🔽 基本情報 🔽
    Black Narcissus
    Rumer Godden, 1939
    黒水仙
    ルーマー・ゴッデン
    258 pages
    2024.08 読了
    (日本未出版、日本では映画のみ)
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    イギリス領ダージリン近辺の山の中、元ハーレムだった建物が孤独な修道院に改築され、そこへ移ってきた修道女たちのストーリー。
    それだけでもうヒステリックでダークな展開が想像できるけど、その通り、彼女たちの慎ましい生活は少しずつ狂っていく。

    地元の人はだれも望んでないのに、勝手にやってきて勝手にキリストの教えを説くというおこがましさは当時どこでも見た風景だけど、誰からも反対されるそんな空気の中で貞節の誓いを立て清く正しく生きるという決意はいいんだけど、長く続くはずはなかった。当然。

    地元の将軍の言う通り「神様であるカンチェンジュンガの山に近づきすぎると精神を崩しますよ」

    ダークで性的な緊張感や白人至上主義とキリスト教の博愛主義の葛藤、さらには大英帝国帝国の崩壊、モラルの崩壊、など確かにベストセラーになるにはダークすぎる。
    でも人間として、女としてのネガティブな部分がじんわりと滲み出ていて、どんどん落ちていく彼女たちのモラルに、読んでいてドキドキ、ハラハラ、そわそわする。
    インド独立の年のタイミングで映画化までされたようで、すごい。

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    English review
    "Black Narcissus" Rumer Godden (1939) Review | Nuns slowly go mad
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  • 『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも

    『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも

    ★★★☆☆  ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。でもこれはよかった。
    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    重力ピエロ
    伊坂幸太郎, 2003
    A Pirouette
    Kotaro Isaka
    496 pages
    2024.08
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    死神の制度から、ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。
    語り口が苦手と思っていたら、あれはあの物語だけの話で、この重力ピエロはもっとよかった。

    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    確かに暴力がずっと付きまとうけれど、それを越える家族愛があり、圧倒的な兄弟愛がある。
    理屈も事実も犯罪も遺伝子だって越えるおおきな家族愛。

    ちょっと他のも読んでみないと。
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  • 『(屋根の上の部屋)』 ラスキン・ボンド, 1956年 感想 | 繊細な少年時代

    『(屋根の上の部屋)』 ラスキン・ボンド, 1956年 感想 | 繊細な少年時代

    🔽 基本情報 🔽
    The Room on the Roof
    Ruskin Bond, 1956
    (屋根の上の部屋)
    ラスキン・ボンド
    184 pages
    2024.08 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    ラスキン・ボンド、日本ではあまり知られてないんですね。
    インド生まれ、インド育ちのイギリス系白人の彼はインドではその優しい文章と切ないノスタルジアに包まれたストーリーで人気。その彼が17歳の時に書いたデビュー作。

    彼自身の少年時代を描いたような小説で、イギリス系インド人の主人公の少年の英国人の保護者やインド人の友人との生活、なんだけど、典型的白人主義の家庭には馴染めず、かといって明らかに見た目も階級も違う自分は地元の友だちと同じ生活ができない。

    少年時代というのは誰もが「ここに馴染めない」と思うんだけど、彼の場合はその悩みはリアルで明確で、どれだけ彼自身が望んでも変えることはできない。

    いつかきっとと思っていた願いは非現実的に見えた。
    著者本人はイギリスに移住するも結局インドに帰ってくる。
    彼の愛する故郷はインドしかない。

    繊細な少年時代を描く一冊。

    日本では下記の作品集に含まれています

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "The Room on the Roof" Ruskin Bond (1956) Review | Sense of belonging
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    小学館世界J文学館 青い傘ほか ラスキン・ボンド作品集

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  • 『真夜中のマーチ』 奥田英朗, 2006年 感想 | 明るくハッピー

    『真夜中のマーチ』 奥田英朗, 2006年 感想 | 明るくハッピー

    ★★★★☆  また奥田英朗、読んじゃった。だってとにかく読みやすい。これも、単純に軽いわけではないけど、明るくハッピーになれる、ハズレがない。

    🔽 基本情報 🔽
    真夜中のマーチ
    奥田英朗, 2006
    Hideo Okuda
    336 pages
    2024.08
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    また奥田英朗、読んじゃった。だってとにかく読みやすい。

    ちょっと犯罪系でコメディーも入っている、そういう王道の一冊。
    ひょんなことから繋がる三人の強盗ストーリー。

    単純に軽いわけではないけど、明るくハッピーになれる、ハズレがない。
    暗い気分のときはとにかくこの作家の本で解決します。
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    真夜中のマーチ (集英社文庫)



  • 『ギタンジャリ』タゴール, 1910 感想 | インドの偉大な詩人の代表作

    『ギタンジャリ』タゴール, 1910 感想 | インドの偉大な詩人の代表作

    🔽 基本情報 🔽
    Gitanjali
    Rabindranath Tagore, 1910
    ギタンジャリ
    ギーターンジャリ
    ラビンドラナート・タゴール
    48 pages
    2024.07 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    アジア初のノーベル賞受賞のインド人詩人タゴールの有名な「歌のささげもの」。

    詩集なので、訳されるとどうしても本来の美しさはなくなってしまうものだと思う。
    日本語訳のをちらっと見たけど、日本語のほうがしっくりする。
    読むときはできれば解説付きがいい。

    神々に捧げる歌なので、その宗教観を持っていないと実感できないところはあるけれど、翻訳を通じ出てもその美しさに惹かれる。
    神秘な世界というか、普段の生活とは違う空間に連れて行かれるような。
    今度は日本語で読んでみよう。

    ちなみに当時の日本のアーティストとも親交があり何度も訪日するも、日本の国家主義を批判、晩年は日本へは訪れていない。

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    English review
    "Gitanjali" Rabindranath Tagore (1910) Review | India's grand poet
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    ギタンジャリ 新装版: タゴール詩集 歌のささげもの



    Gitanjali (English Edition)