『あん』ドリアン助川, 2015 感想 | 暖かくてそっと甘い >>

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あん
ドリアン助川, 2015
260 ページ
2025.12 読了
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暖かくて甘くてそっと抱きしめるような物語、とでもいうのか、じんわりとした幸せを感じる。
でも幸せはいつもわかりやすいの形をしていない。

社会の役に立つことが生きる意味だと言われることを最近よく考える。
それは生きる意味じゃないとつくづく思う、どちらかというと意義だよね。
生きる意味自体は「あぁ、よかった」って思えることじゃないかな、と最近は思う。

徳江さんも、店長さんも、ワカナちゃんも、それぞれ辛い思いをしてきたなかでお互いに会えた。
ハンセン病という病気に苦しみ完治後は偏見に苦しんだ徳江さん。
私も療養施設が90年代まであったなんていうことも知らなかったけれど、差別をする側の無知の怖さ。

偶然にも去年初めて自分であんこを作り、その後何度かどら焼きも作った。
簡易レシピであったにも関わらず、もちろん乾燥小豆を前の日から水に浸し、数時間かかる。
そして、自分で作ったちょっと固めになってしまったあんこの美味しさ。
その時に感じたのは、間違いなく幸福感だった。
お菓子が運んできてくれる小さな幸せ。
時間をかけた割には一瞬で食べてしまう美味しいもの。
そんなときにも「あぁ、よかった」と思うようだ。

暖かくて甘くてそっと抱きしめるような物語、とでもいうのか、じんわりとした幸せを感じる。


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