「片想い」東野圭吾, 2001 >>

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片想い
東野圭吾, 2001
624 ページ
2025.11 読了
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大学時代のアメフト部の仲間たち。
当時のマネージャーが人を殺したと告白してきたので夫婦でかくまうことにした、そこまでは裏表紙にかいてあるけれど、これ以上はネタバレになるので何もいえない。

アメフトという「男の世界」、夫婦間での愛情や信頼、男として女としての暗黙の役割や社会的立場。
そういう所をとことん疑問視する。
今から24年前に書かれたというのは、かなり早い時点でこの問題に向き合っていたと思う。
今でさえ日本は男らしいとか女らしい、白黒はっきりした男女という概念が常識とされ、それに当てはまらない人間は気持ち悪いか、笑いの対象になる。
もちろん男尊女卑は当然。
そこに不満を持っているかどうかでこの本への気持ちの持ち方は変わると思う。

はっきりできない部分、わからない部分、そういうところをテーマに、大学時代の友情やアメフト部のポジション関係を絡ませる。
現実であれば、本人が懸命に隠したい部分はいくら友人でも尊重してあげればとも思うけど。

タイトルがいい。
なるほど、相手に自分のことをわかってほしいという気持ち、それは片想い。
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