★★★★★ 多分この分野では日本で一番読まれている本なのでは。とてもわかりやすく、淡々と語られている。学校などで誰もがこういう本を一度読む機会があれば、世の中はもっと多くの人にとって住みやすいものになるのに。
🔽 基本情報 🔽
自閉症スペクトラム
10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体
本田秀夫, 2013
Hideo Honda
248 pages
2023.06 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
ずっと読みたかった本。
多分この分野では日本で一番読まれている本なのでは。
とてもわかりやすく、淡々と語られている。
ASD、自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder)は当事者じゃない人が思っているよりも身近にある。
殆どの場合は見えないところにいる、というか、一般社会の見えないところに押しのけられているが、確実に存在する。
この本はもうすでに古典といえる。
何よりも重要な点として、ドラマチックでない。
この本でも何度か触れられているけど、自閉症の当事者の自伝や、医者の武勇伝にならない、普通に生きているの人々のことが大事であり、意外にも多い「少数派の、障害のある」人々にとっての生きやすさ、生きづらさを教えてくれる。
少数派といっても10人に一人となると、当事者や家族でなくても生きていく中で絶対に対面することになるのだから。
特に日本でよく思うのは、じゃあ彼らはどこにいるのか、なぜ見えないのか、ということ。
あなたの町にも絶対に住んでいます、ただ外に出にくい社会だから見えないだけで。
少数派にとって住みにくい社会とは、結局は自分にとって住みにくい社会になるという意識が薄い。
シンプルでわかりやすいので、学校などで誰もがこういう本を一度読む機会があれば、世の中はもっと多くの人にとって住みやすいものになるのに。
🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽
●●● 楽天 ●●●
●●● アマゾン ●●●

自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)
⏩️ Amazonプライム★対象のアニメ・映画・ドラマがぜんぶ見放題 ⏪️




コメントを残す