「だれでも書ける最高の読書感想文」 齋藤孝, 2012 >>

★★★★☆  中高生向きの本。高校生にもなるときちんとクリティカルな視線で書くべきだし書けるだろうに、なぜ「感想文」で留まるのだろう。自由に書けと強制する日本。頑張れ学生、実は世界は広い。
🔽 基本情報 🔽
だれでも書ける最高の読書感想文
齋藤孝 2012
256 pages
2025.9 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
中高生向きの読書感想文の書き方。
読書感想文なんて書かされて面倒だよね、嫌だよね、と柔らかい口調(文調か)で、でもこうすれば楽しくなるし自分の最高な文が書けるよ、という本。

確かに小学生の頃から何かあるごとに読書感想文を書かされる日本の学校。
自由に書けと言いつつ自由にさせてくれない。
コンクールの審査員なんかもする著者、そこを理解した上でのアドバイス。
こういう風に先生が話したら読書感想文を苦にする子は減るのかも。

でも読書「感想文」ってなんなんでしょう。
高校生にもなるときちんとクリティカルな視線で書くべきだし書けるだろうに、なぜ「感想文」で留まるのか。
いっそのこと、もっと書評っぽく書くノウハウを教えればいいのに。
自由に書けと強制する、というのがまさに日本の教育らしい。

頑張れ日本の学生、卒業すれば世界は広い。
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