『国宝』 吉田修一, 2018年 感想 | 国家の宝の美

🔽 基本情報 🔽
国宝 上下
吉田修一, 2018
日本
840 pages (408 + 432)
2025.9 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
映画はここでは観れそうもないのでとにかく原作をと思って。
そしてもう読む前からわかっている、国宝は凄いはず。

さて、当然期待は最高峰クラスに高かった、なのにそれ以上だった。
極道と花道という背景も興奮を煽る設定だし、血筋というのもそう、兄弟同然で生涯の友でライバルというのもそう、全てが面白くないわけがない設定。

でもその凄さは喜久雄の成長物語の描き方。

血筋のない一人の人間が運命の気まぐれで底辺に突き落とされ、または拾われて崇められて、堕ちて、を繰り返す中で彼は、その巨大な波に流される人生の中で後ろ楯もplan B代替案がない人生の中で生き延びる最後の砦としての歌舞伎と自らの天才的才能。
人は大事なものを失うごとに成長する、そこで本来の自分を見つける。
ひねくれものなので、やっぱり物語は上がって落ちて、堕ちるところまで堕ちるストーリーが圧倒的に面白い。
でも彼は美そのもの、芸術そのものなのでもう本人の意思は重要ではない。
国宝という究極の人間の人生を小説を通じて私たちが垣間見れる凄い体験。

歌舞伎のことを知らない自分が残念、知っていたら更にもっと堪能できたはず。
芸に生きる、まさに芸を生き抜いた人間の一生。
一気に読んで一気に疲れる。

映画でもいつか観てみたいなー、きっと美しさに圧倒されるんだろうなー。
もちろん吉沢亮と横浜流星の美しさも見たいけど、なによりも素晴らしいであろう田中泯さんの仕草が見たい!
動画を見てると音楽もいいし、いつかちゃんと劇場でみたい。

🔽 関連ページ 🔽
English review
"Kokuho (National Treasure)" Shuichi Yoshida (2018) Review | National Treasure himself
🔽 買えるところ 🔽

  ●●●●● 楽天●●●●●

国宝 上下巻セット [ 吉田修一 ]




●●●●●アマゾン●●●●●

国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)


国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)



【Amazon.co.jp限定】国宝 オリジナル・サウンドトラック - 原摩利彦 (国宝ロゴオリジナルメガジャケット付)


⏩️ Amazonプライム★対象のアニメ・映画・ドラマがぜんぶ見放題 ⏪️

コメント

コメントを残す