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  • 『天国と地獄』 赤川次郎, 2008年 感想 | 誤った正義で失う 

    『天国と地獄』 赤川次郎, 2008年 感想 | 誤った正義で失う 

    🔽 基本情報 🔽
    天国と地獄
    赤川次郎, 2008
    423 ページ
    2018年 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    初めての赤川次郎。
    全くどんな感じか想像もできなかったけど、なるほどね、ずんずん読める。
    愛する人を誤った正義で失った女の子の復讐の恐ろしさに思い知らされる。
    同時に正義に生きていたはずの男の人間として落下していくモロさ。
    まさに些細なことで転がり続ける、誰に求められない地獄。


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  • 『葡萄が目に染みる』林真理子, 1984 感想 | 現実に近い青春>>

    『葡萄が目に染みる』林真理子, 1984 感想 | 現実に近い青春>>

    🔽 基本情報 🔽
    葡萄が目に染みる
    林真理子, 1984
    240 ページ
    2025.12 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    キラキラしない青春の物語。

    片田舎の地味な女の子。
    できるだけ存在を隠すようにしたり、好きでもない子と親友になったり、そして圧倒的なスターと言える学生を全校生徒と共に見つめる、という学生生活。
    それは小説や漫画にあるなにか起こりそうな雰囲気ではなく、多くの人が傍観する限りなく現実に近い空気。

    そんな高校生活にある、ちょっとしたざわめき、周囲のちょっとしたセコさ、自分のセコさを細かく描いている。
    片田舎の学生生活は過ぎ去ったあとに懐かしさと共にちょっと切なくなったりする。

    出版から40年以上、作者が自分をかなり重ねたんだろうとも分かるけど、でも個人的だからこそ、やっぱり今読んでも読者には通じるものがある。
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  • 『桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ, 2012 感想 | 高校という小宇宙>>

    『桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ, 2012 感想 | 高校という小宇宙>>

    🔽 基本情報 🔽
    桐島、部活やめるってよ
    朝井リョウ, 2012
    256 ページ
    2025.11 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    タイトルだけはずっと知ってて内容は全く知らなかったので、こういう感じとは想像もできなかった。

    高校時代、17歳のそれぞれの想い、部活を通じての人間関係や生活そのもの。
    確かに中学や高校にいる間は高校だけが宇宙で、自分のすぐ周りだけが世界。
    なにか大きな事が起こるのではない、なにかの筋の通ったストーリーがあるわけではない、ただその小宇宙で生きている不安定なまだ幼い人間たちの小さな揺れを、当時ほぼ同年代の朝井リョウが描く。
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  • 『(ダージリンにまっすぐな道はない)』 Parimal Bhattacharya, 2017年 感想 | ヒマラヤを見上げる

    『(ダージリンにまっすぐな道はない)』 Parimal Bhattacharya, 2017年 感想 | ヒマラヤを見上げる

    🔽 基本情報 🔽
    (ダージリンにまっすぐな道はない)
    No path in Darjeeling is straight
    Memories of a Hill Town
    Parimal Bhattacharya, 2017
    200 ページ
    2022.02 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    1990年代にダージリン地区で勤務していたベンガル人教師の回想録。
    一応は同じ「西ベンガル州」になるけれど、ダージリンやあの辺りの山の人間と、ベンガル人は習慣も原語も歴史も違う。
    ダージリンのあたりの歴史などの本はよく読むけれど、これは個人的な回想録なので違った面白さがある。
    外部の人間として、その複雑なダージリンの問題、政治、生き様をしっかりと見つめる一冊。

    日本語版しかないけど、この辺りに興味がある人はぜひ。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review “No path in Darjeeling is straight” Parimal Bhattacharya (2017) Review | Complicated history
    タグ: 東ヒマラヤ
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  • 『デミアン』ヘルマン・ヘッセ, 1919年 感想 | 普遍的な物語

    『デミアン』ヘルマン・ヘッセ, 1919年 感想 | 普遍的な物語

    🔽 ログ 🔽
    Demian
    By Hermann Hesse, 1919
    デミアン
    ヘルマン・ヘッセ
    135 pages
    2024年4月 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    「デミアン」はある少年シンクレールSinclairが友人デミアンを通じて、安全を保証された親元その光りに包まれた生活を離れ、悪意や暗闇を知りおとなになる物語。

    最初からリアルな生活が描かれるんだけど、徐々に決定的なリアル、戦争の中での生活となる。
    でも大丈夫、シンクレールは友情を通じて自分を見つけ出すことができていたから。友情がもたらす影響力、そしてまたその影響下を離れて彼は自分を確立していった。

    子供の頃は善と悪と二手に分かれていただけだった。でもこの世は実はどちらでもあり、そして自分の居場所もその中にある、確実に。

    本としては短いけれど、シンクレールが少年から青年となる成長をじっくりと追っていく。急がない、成長するのに急ぐ必要はない。だからこれは普遍的で出版から100年経っても未だに心を打たれる。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Demian" Hermann Hesse, (1919) Review | Growing up, so universal


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  • 『何様』 朝井リョウ, 2012年 感想 | 真面目で不器用で滑稽な人たち

    『何様』 朝井リョウ, 2012年 感想 | 真面目で不器用で滑稽な人たち

    🔽 ログ 🔽
    何様
    朝井リョウ 2012
    Ryo Asai
    416ページ
    2025年3月 読了
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    🔽🔽読書記録🔽🔽
    初の朝井リョウ。
    貰い物なのでなにも知らずだったけど、6つの物語の短編集。
    前作の何者というのがあるようなので順番は間違えたのかも。

    今時の就職についてがメインで、就職したばかりだったり、大学生だったり、就職セミナーの講師だったり。最初のは高校最後のストーリーだけど、ここも大きな変化のなかのできごと、という共通点。
    こういう人、いるよね、という感じの普通の人たちの葛藤。

    最初の高校生のラブストーリーは新鮮だった。二つ目のゆらゆら揺れまくってる、姉の代わりのアパートシェアをする人を探す女の子には呆れるけど、いる、こういう人。
    真面目すぎて不器用で滑稽な人たちのストーリー。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “Nanisama” Ryo Asai (2012) Review | Unintentionally funny
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