『刺青・秘密』 谷崎潤一郎, 1910年 感想 | すでに確立された谷崎文学

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刺青・秘密
谷崎潤一郎, 1910
日本
336 ページ
2020.04 読了
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谷崎潤一郎の処女作「刺青」、すでにエロティシズム、フェティシズムはテーマとして確立されていて、でも初々しさというか生々しさがある。

足の美しさでその女の真の姿を見出し、目覚めさせる。
さすがとしか言いようがない。

「秘密」の逢引と悲しさも、「少年」の無邪気で偽りのない暗い欲望も、「二人の稚児」の純粋さも、すべてがつながっている。

解説にあった永井荷風の言葉にある通り、谷崎が他と違っていたのはその都会的な雰囲気であるわけで。田舎っぽい貧しさなど一切関係ないかのような、お坊ちゃん、お嬢さん、紳士淑女の生きる世界、その美しい世界に潜む欲望の影。
それが谷崎文学の光。
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タグ: 谷崎潤一郎
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