★★★★★ 谷崎潤一郎の処女作「刺青」、すでにエロティシズム、フェティシズムはテーマとして確立されていて、でも初々しさというか生々しさがある。その美しい世界に潜む欲望の影。
🔽 基本情報 🔽
刺青・秘密
谷崎潤一郎, 1910
日本
336 ページ
2020.04 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
谷崎潤一郎の処女作「刺青」、すでにエロティシズム、フェティシズムはテーマとして確立されていて、でも初々しさというか生々しさがある。
足の美しさでその女の真の姿を見出し、目覚めさせる。
さすがとしか言いようがない。
「秘密」の逢引と悲しさも、「少年」の無邪気で偽りのない暗い欲望も、「二人の稚児」の純粋さも、すべてがつながっている。
解説にあった永井荷風の言葉にある通り、谷崎が他と違っていたのはその都会的な雰囲気であるわけで。田舎っぽい貧しさなど一切関係ないかのような、お坊ちゃん、お嬢さん、紳士淑女の生きる世界、その美しい世界に潜む欲望の影。
それが谷崎文学の光。
🔽 関連ページ 🔽
English review “The Tattoo” Junichiro Tanizaki (1910) Review | Early Tanizaki
タグ: 谷崎潤一郎
🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽
●●● アマゾン ●●●
刺青・秘密 (新潮文庫)
●●● 楽天 ●●●




コメントを残す