「茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会」角山栄, 1980 >>

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茶の世界史
緑茶の文化と紅茶の社会
角山栄, 1980
Sakae Tsunoyama
239 pages
2023.06 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽

サブタイトルがまさに的を得ている。
経済学という視点から出発しているので、よくあるただ歴史を辿る本とは違う。
なぜ茶は欧米で受け入れられ、なぜ紅茶が圧倒的に広がったのか、なぜ砂糖をいれるのか。

当時の世界的ブームのスタート地点は日本の茶道であったにも関わらず、近代において日本の茶は売れなかった。
そこには元々、西洋の東洋に対する優れた文化に対するコンプレックスがあった。
しかし西洋はあっという間に優れた技術と社会を作り出し、もう盗用に対し引け目を感じなくなった。
そして茶を得るためにそれと平行して発達した近代工業化。
つまり、プランテーションに負けた中国と日本。

やっぱり茶の文化、歴史は面白い。
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茶の世界史 改版 - 緑茶の文化と紅茶の世界 (中公新書 596)


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