★★★★★ 欧米向けで理論的に説明されている。ミニマリズムであり自然を愛する精神と言うのは日本人の芸術や生活に染み込んでいて、日本的であるとはつまり禅であると。しかしそれは現代の日本人を表す際に未だに正しいのか考えてしまう。
🔽 ログ 🔽
禅と日本文化
鈴木大拙
北川桃雄 訳 1940
196 pages
2024年4月 読了
🔽🔽 読書記録 🔽🔽
鈴木大拙のZen and Japanese culture。
1938年に外国人向けに英語で講演された英語の本を1940年に和訳したもの。
当時、欧米に日本を紹介する本として一世を風靡、現在に至るまで禅そして日本文化を知るための重要な一冊。つまり私なんかはもっと前から読むべき本でした。
文章は古いのでその点は努力のいる本だけど、元々が日本人に向けていなかったので理論的に説明されていると言う点できちんと理解しやすい。
いわゆる入門書でもないし、簡単という意味でもない、でもネットとかで調べようと思ったんだけどどうも禅と言うものが分からないと言う人向け。
日本人向けだとどうも雰囲気で分からせようとする感じがあるけど、それは通用しない人たち向けなので、こっちの方が分かりやすい日本人も多いと思う。
直感的であり、言葉よりも墨画や俳句、茶の湯を通じて表すことのできる禅。
ミニマリズムであり自然を愛する精神と言うのは日本人の芸術や生活に染み込んでいて、日本的であるとはつまり禅であると。
でもこれが書かれて80年以上たった今、ふと思うのはそのステートメントは現代の日本人を表す際に未だに正しいといえるのか。
逆にそれは日本マニアの外国人が抱くイメージ上の憧れの日本、想像上の日本でしかないのかも知れない。
けど、高度成長期からもうすでに一周回って、また禅が日常に近付いたかもしれない。もしくは、年を取れば日本人は禅に近付くのかも知れない。
そうするとやっぱり禅は日本人の根っこ、いや、無意識の中にある。
🔽 関連ページ 🔽
English review
"Zen and Japanese culture" Daisetz T. Suzuki (1940) Review | Japanese means zen
🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽
●●●●●楽天●●●●●
●●●●●アマゾン●●●●●

禅と日本文化 (岩波新書 赤版 75)




コメントを残す