★★★★☆ フランスは着々とムスリム化していき各界のリーダーもイスラム教へと改宗していくという近未来の予言的小説。虚しさを感じている現代ヨーロッパは大きな力に跪きたがっている。十分ありえる未来。ファシズムかイスラムか。
🔽 基本情報 🔽 服従 ミシェル・ウエルベック Michel Houellebecq 2015 Submission Soumission 328 pages 2024.08 読了
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実はあまり読まないフランス現代文学。
フランスは着々とムスリム化していき、街からミニスカートは消え、政治家だけでなく大学教授などインテリもイスラム教へと改宗していくという近未来の予言的小説ということだけど、あり得なくはない。
ヨーロッパは疲れている。
キリスト教から離れ、個人主義のむなしさや、社会主義的な正義のなか何十年もたち、いま本当は宗教などの強い力に跪き、女性の平等な権利なんか無視して、自分中心の楽な方にいきたいと思っている。
たとえ、それが何世紀の間敵視してきたイスラム教に服従するという方法であっても。
そのギリギリの線にいるヨーロッパ。
イスラム教に走るというのが難しいと思うかもしれないけど、確実にファシズム化はしている。どちらがいいのか。
もちろん、それはイスラム教を、本来の複雑で深い歴史のあるものを、利益のために単純化しているに過ぎず、読んでいて気持ちが悪くなるということも追記しておきたい。
この小説の中のイスラム教は単純化されたイデオロギーに変えられて挑発しているので、そこが非常に問題になったのには納得。
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English review
"Submission" Michel Houellebecq (2015) Review | Bow to something big
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服従 (河出文庫 ウ 6-3)




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