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  • 『良寛』 松本市壽, 2009年 感想 | 自然と人の間で今を生きた人禅僧

    『良寛』 松本市壽, 2009年 感想 | 自然と人の間で今を生きた人禅僧

    🔽 基本情報 🔽
    良寛 旅と人生
    松本市壽, 2009
    274 ページ
    2026.02 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    子供と手まりで遊ぶ姿が有名な江戸時代の禅僧、良寛。
    この本はストレートに彼の伝記ではなく、彼が残した多くの漢詩と和歌を通して考える彼の人柄、生きざま、そして、なによりその人間臭さを伝える。

    彼の人生のステップのそれぞれで書かれたものを一つ一つ現代語訳とともに解説。
    和歌はもちろん漢詩については私は完全に無知なので枕詞の説明の箇所などは申し訳ないけど頭に入ってこない。
    でも少しでもわかる人は2倍は楽しめます。

    まめに手紙を残した人のようで誰かにあてた詩が多い。
    人里離れて静粛な生活を送るも、その人懐こさから世話をする人や一筆書いてくれと寄ってくる人が多く、何重にも重なったその人柄が魅力。(重なる人柄で、矛盾、ではない)

    一人だから自然の季節の動きも敏感に捉え、冬の足の寒さなどの自分の体感も、待ち人は無事だろうかという心境も書き残すし、こんなぼろい家ですがあなたと一緒に飲むお酒は美味しいですね、という暖かさに溢れてる。
    その上、托鉢そっちのけで近所の子供たちと遊んだ、なんていう詩もあるほど、なんというか、今生きること実感して生きた人なんだろうなと伺える。
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    tag ; 仏教 
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  • 『ギタンジャリ』タゴール, 1910 感想 | インドの偉大な詩人の代表作

    『ギタンジャリ』タゴール, 1910 感想 | インドの偉大な詩人の代表作

    🔽 基本情報 🔽
    Gitanjali
    Rabindranath Tagore, 1910
    ギタンジャリ
    ギーターンジャリ
    ラビンドラナート・タゴール
    48 pages
    2024.07 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    アジア初のノーベル賞受賞のインド人詩人タゴールの有名な「歌のささげもの」。

    詩集なので、訳されるとどうしても本来の美しさはなくなってしまうものだと思う。
    日本語訳のをちらっと見たけど、日本語のほうがしっくりする。
    読むときはできれば解説付きがいい。

    神々に捧げる歌なので、その宗教観を持っていないと実感できないところはあるけれど、翻訳を通じ出てもその美しさに惹かれる。
    神秘な世界というか、普段の生活とは違う空間に連れて行かれるような。
    今度は日本語で読んでみよう。

    ちなみに当時の日本のアーティストとも親交があり何度も訪日するも、日本の国家主義を批判、晩年は日本へは訪れていない。

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    English review
    "Gitanjali" Rabindranath Tagore (1910) Review | India's grand poet
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  • 『地獄の季節』アルチュール•ランボー, 1873年 感想 | 純粋で天才的

    『地獄の季節』アルチュール•ランボー, 1873年 感想 | 純粋で天才的

    🔽 基本情報 🔽
    A season in hell
    Arthur Rimbaud, 1873
    Une saison en enfer
    地獄の季節
    アルチュール•ランボー
    96 pages
    2024年6月 読了
    
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    今年はたくさん積読していたペンギンクラシックの短いのを読み漁り。

    青年の苦の詩集。
    どっかで見たけど、これはできれば酔っぱらった状態で夜に読むべき詩集だそうで、地中海の青い空のしたで読んでも場違いな感じ。

    自己破滅型の男である恋人との旅行から帰ってきて書いたもので、挫折と自己憐憫と欲求不満たっぷり。
    まだ20歳そこそこ、なのにその昔の華やかな幸せを思い、美しくて苦悩に満ちている。
    青年だからこその純粋さと苦しみ、それを書き表すランボーの天才的な才能。
    せめて静かな夜に読むべきだった。
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    English review
    "A season in hell" Arthur Rimbaud (1873) Review | Pure and genius
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    地獄の季節 (岩波文庫 赤 552-1)




    A Season In Hell