タグ: 自閉症 ASD

  • 『自閉症の僕が跳びはねる理由』東田直樹, 2016 感想 | 新鮮で希望が持てる >>

    『自閉症の僕が跳びはねる理由』東田直樹, 2016 感想 | 新鮮で希望が持てる >>

    🔽 基本情報 🔽
    The Reason I Jump: The Inner Voice of a Thirteen-Year-Old Boy with Autism
    By Naoki Higashida, 2016
    自閉症の僕が跳びはねる理由~会話のできない中学生がつづる内なる心~
    東田直樹, 2016
    208 ページ
    2022.03 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    それまで気づかなかったこと(気にしていなかったこと)に気付かされるだけでなく、まるで魔法のような美しさがある。
    それだけではない、13歳の直樹くんの自然に対する愛情や他の人と繋がりたい、わかってもらいたいという強い気持ちも読み取れる、新鮮で希望が持てる心地の良い一冊。

    そう、心地が良い。
    意地悪な言い方をすれば、自閉症の子供について何も知らない人が、感動して気付かされて、心地よく読める本。
    でも当事者は皆知っているけれど、実は生活の中でそんな美しさはごく一部でしかない。
    それでも取っ掛かりになるとは思うしこの本が世にでて多くの人が読んだことは素晴らしいと思うし、読者感動したということには偽りはない。
    ただ、その感動は周りの大人が上手に作り上げた感があるのがどうしても残念。

    私の読んだ英訳バージョンの場合は超有名人である作家が関わっているので、やっぱりできれば日本語で読んでみたい。
    そして彼がこのあとに書いた本も是非。
    ぜひ彼の言葉(にできるだけ近いかたちのもの)で読んでみたい。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review “The Reason I Jump” Naoki Higashida (2016) Review | Revealing
    タグ: 自閉症 ASD
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  • 『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体』本田秀夫, 2013年 | ASD関連の古典 >>

    『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体』本田秀夫, 2013年 | ASD関連の古典 >>

    🔽 基本情報 🔽
    自閉症スペクトラム
    10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体
    本田秀夫, 2013
    Hideo Honda
    248 pages
    2023.06 読了
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    ずっと読みたかった本。
    多分この分野では日本で一番読まれている本なのでは。
    とてもわかりやすく、淡々と語られている。

    ASD、自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder)は当事者じゃない人が思っているよりも身近にある。
    殆どの場合は見えないところにいる、というか、一般社会の見えないところに押しのけられているが、確実に存在する。

    この本はもうすでに古典といえる。
    何よりも重要な点として、ドラマチックでない。
    この本でも何度か触れられているけど、自閉症の当事者の自伝や、医者の武勇伝にならない、普通に生きているの人々のことが大事であり、意外にも多い「少数派の、障害のある」人々にとっての生きやすさ、生きづらさを教えてくれる。

    少数派といっても10人に一人となると、当事者や家族でなくても生きていく中で絶対に対面することになるのだから。
    特に日本でよく思うのは、じゃあ彼らはどこにいるのか、なぜ見えないのか、ということ。
    あなたの町にも絶対に住んでいます、ただ外に出にくい社会だから見えないだけで。
    少数派にとって住みにくい社会とは、結局は自分にとって住みにくい社会になるという意識が薄い。

    シンプルでわかりやすいので、学校などで誰もがこういう本を一度読む機会があれば、世の中はもっと多くの人にとって住みやすいものになるのに。
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  • 『子供の未来を変えるお母さんの教室』 吉野加容子, 2018 感想 | 発達障害の子のお母さんへ >>

    『子供の未来を変えるお母さんの教室』 吉野加容子, 2018 感想 | 発達障害の子のお母さんへ >>

    ★★★★☆ この系統は読んでるけど、これは「お母さんの」と限定している。日本の場合は特に強烈にお母さんが一人で育児して当然という空気。社会が改善されるまで、子どもを守るお母さんたちを守ってください。
    🔽 基本情報 🔽
    子供の未来を変えるお母さんの教室
    吉野加容子 2018
    Kayoko Yoshino
    224 pages
    2024.09
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    全体の内容としては今川ホルンさんの本と同じ。
    それもそのはず、今川さんはこの著者の脳発達の研究によって考え方を変え、脳に働く方法で、子供にも家族にも優しいしかも効果のある方法を自閉症のケース限定で伝授するから。
    こっちの本は自閉症だけでなく、発達障害色々とグレーゾーンの子にも、もっと言えばどんな子にも効くという。

    なので内容は「おうち療育」と違わないんだけど、こっちで気になるのは「お母さんの」と限定している点。
    つまりはなんだかんだ言って、誰よりも、父親よりも、母親の方が本当にプラクティカルに興味を持っているという現実。
    もっというと父親は幻想のなかで自分勝手にもがいていることが多い。
    日本の場合は特に強烈にお母さんが一人で育児して当然という社会なので、お母さんのプレッシャーとストレスが半端ない。
    そのお母さんと子供を、社会からだけでなく家族や夫からも精神面で守るという意味合いもこもってる。
    日本社会も変化しているとは言え、働いていようが、子どもに障害があろうが一般的に女が子育てをするのが当たり前、という空気がなくならない日本。
    だから「お母さんの」と題名が限定されるというヨーロッパではありえない現象が起こる。そしてその需要はなくならない。
    社会が改善されるまで、子どもを守るお母さんたちを守ってください。
    また違った苦労を強いられている、子供を守るお父さんも守ってください。
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    🔽 関連本のページ 🔽
    「ことばが遅い自閉症児のおうち療育」 今川ホルン, 2024 >>
  • 『自閉症は津軽弁を話さない』 松本敏治, 2017年 感想 | 方言のその機能こそが苦手

    『自閉症は津軽弁を話さない』 松本敏治, 2017年 感想 | 方言のその機能こそが苦手

    ★★★★★ そもそも方言にはどういう社会的機能があるのかという点へ流れて、その機能こそが自閉症の苦手とする分野である、だからこそ方言が話せないと。うちの場合は3.5の言語も常時家庭内にあるので、そりゃー難しい。
    🔽 基本情報 🔽
    自閉症は津軽弁を話さない
    自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く
    松本敏治 2017
    Toshiharu Matsumoto
    288 pages
    2024.09
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    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    面白い視点で、表紙などのパッと見の軽さとは裏腹にかなり学問的な研究の発表、その過程というかたちの本。

    イントネーションの問題ではという視点から、そもそも方言とはどういう社会的機能があるのかという点へ流れて、その社会的機能こそが自閉症の苦手とする分野である、だからこそ、方言が話せない、もしくは方言と共通語を使い分けれない、と。

    方言は生活のなかで習得し、相手の様子を伺いつつ上達し、地域の人との繋がりの象徴としても存在する。
    逆に共通語はテレビやビデオを繰り返しみることで記憶して、そのフレーズを生活のシチュエーションに合わせて使うことができる(とても不自然な仕上がりになるけど)そっちの方が社会的コミュニケーションを苦手とする自閉症には楽。
    なるほど。

    そうなるとやっぱり、イタリアで暮らしているけれどテレビやビデオは全部英語の我が子にとって、イタリア語は非常に習得しにくいはず。

    方言に関してだけでなく、言語の裏にある意図のコミュニケーションのことも面白かった。
    相手の意図とは、単にこう思ってるだろうと予想するだけでなく、だからこの人はこういう行動に出るだろうという先のことまで想像すること。
    普段なにげないコミュニケーションは実は物凄く複雑で、そこを知識としてだけで習得し生活で活用するのは難しい。
    自閉症という観点からでなくても言語のしくみという観点からも面白い。

    続編もあるようで、そっちは日本語を話さない自閉症も出てくるそう。読まなきゃ
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  • 『ことばが遅い自閉症児のおうち療育』 今川ホルン, 2024年 感想 | 楽しく脳を育てる

    『ことばが遅い自閉症児のおうち療育』 今川ホルン, 2024年 感想 | 楽しく脳を育てる

    ★★★★★ 自閉症児の子育て。子供の脳に楽しいこととして伝え、脳を育てて言葉を引き出すというメソッドの入門書。実践的。
    🔽 基本情報 🔽
    ことばが遅い自閉症児のおうち療育
    今川ホルン 2024
    Horn Imakawa
    252 pages
    2024.08
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    偶然インスタグラムで見つけて。
    専門書は一杯あるけど、この本は入門書レベルで就学する前後の言葉が出にくい子へのアプローチなので、正にストライクなテーマ。

    癇癪を起こす子が多いのは仕方ないようで、なんとか仕方なくなくなる方法がある。
    我が家の場合は落ち着いてる方だけど、やっぱりどこの本も専門家も無視しましょうとある。

    子供の脳に楽しいこととして伝え、脳を育てるというメソッド、この本は入門書としてはぴったりで深堀はしないので、今後はもうちょっとその方面の専門書を読んでみたい。
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    脳を育てれば会話力がみるみる伸びる! ことばが遅い自閉症児のおうち療育



  • 『(自閉症、することとすべきでないこと)』 Marco Pontis, 2021年 感想 | 普通校の先生のための本

    『(自閉症、することとすべきでないこと)』 Marco Pontis, 2021年 感想 | 普通校の先生のための本

    🔽 基本情報 🔽
    Autismo. Cosa fare (e non)
    Guida rapida per insegnanti. Scuola primaria
    (自閉症、することとすべきでないこと 小学校の教師のための入門書)
    Marco Pontis, 2021
    150 pages
    2024.07 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    続けて今度はイタリア語の自閉症関連。
    この本は、学校の先生のために書かれた本。
    日本では見つけられなかったのでリンクなし。

    特にここから学ぶものは特にないけれど、自閉症の子の対応を何も知らない先生が、クラスルームのなかですぐに実践的に使えるものばかりで、ぜひそういう立場の人には読んでもらいたい。
    強いていえば、日本、アメリカ、イギリス、イタリア、と大体同じことを言ってるのでそれを確認したことがよかった。日本は多くの障害のある子は別の学校に行くので一般的に先生もこういうことを知る必要はないんだろうけど、イタリアは支援学校はないので、一般の学校であってもどんな障害がある子でも勉強し生活する環境が必要。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “Autismo Cosa fare (e non)” Marco Pontis (2021) Review | For teachers
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    なし



  • 『 (自閉症の子供のための早めのスタート)』 Sally J Rogers, 2012年 感想 | 2,3歳くらいの子の家族

    『 (自閉症の子供のための早めのスタート)』 Sally J Rogers, 2012年 感想 | 2,3歳くらいの子の家族

    🔽 基本情報 🔽
    An Early Start for Your Child with Autism: Using Everyday Activities to Help Kids Connect, Communicate, and Learn
    (自閉症の子供のための早めのスタート)
    Sally J Rogers, etc, 2012
    342 pages
    2024.07 読了
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    間違いなく読むの遅すぎた。この本は2、3歳の自閉症の子の家族のための本。
    うちの子はもう6歳。

    それでもまあ、セラピーの先生がこの方法を選んだのかとか、この段階はこれだ、などの裏付けの理論をきちんと読めたのは良かった。

    自閉症と診断されたばかりの、まだ就学前の子の家族におすすめです。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    “An early start for your child with Autism” Sally J Rogers (2012) Review | For toddlers
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