タグ: 演劇

  • 『マクベス』 ウィリアム・シェイクスピア, 1606年 感想 | 血で汚れた欲望 

    『マクベス』 ウィリアム・シェイクスピア, 1606年 感想 | 血で汚れた欲望 

    🔽 基本情報 🔽
    マクベス
    ウィリアム・シェイクスピア, 1606
    福田恆存 訳
    The Tragedy of Macbeth
    William Shakespeare
    162 ページ
    2018年 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    ロンドンで蜷川幸雄追悼ステージを見に行くことになり。
    
    短いストーリーだけど次々と話が展開していく。
    ニナガワマクベスは豪華絢爛だけど、シェイクスピアの英国的なオリジナルな劇はもっと殺風景で衣装も地味だろうし、そう考えるとやっぱりニナガワ版を観れてよかった。
    
    魔女にそそのかされ、妻にも後押しされ、やっぱりそんな血で汚れた欲望は長くは続かない、という教訓です。
    
    
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

    ●●● アマゾン ●●●
    マクベス (新潮文庫)
    マクベス (新潮文庫)


    ●●● 楽天 ●●●



  • 『父と暮らせば』井上ひさし, 1998 感想 | 戦争で残された人々の痛み

    『父と暮らせば』井上ひさし, 1998 感想 | 戦争で残された人々の痛み

    🔽 基本情報 🔽
    父と暮らせば
    井上ひさし, 1998
    128 ページ
    2025.12 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    前書きで著者はずっと命の限り広島と長崎のことを書いていくという強い意思を示している。
    絶対に絶やしてはいけないことだから。

    その思いで書かれたこの作品。

    ここにじんわりと写された苦しみと痛さと、自分なんかが幸せになってはいけないという葛藤。
    父の生と死を越えた愛情と、娘の方からも深い愛情があり、原爆で命を奪われた人と「死ねなかった人」の次元を越える慈悲に溢れていて、短いながらもその深さに、読む人の心にずっと残るものになる。

    ユーモアに溢れていて、広島弁でゆっくりと進んでいく物語。
    私はまだ原爆の巨大な被害にあった人の話を直接聞けた世代。
    その次に続く高度成長期のあとの明るい未来を知らない世代。

    忘れないための大切な一冊。

    🔽 関連ページ 🔽
    tag 戦争/War 
    
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽
    
    ●●● アマゾン ●●●
    
    父と暮せば (新潮文庫)
    
    ●●● 楽天 ●●●
    
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    父と暮せば (新潮文庫 新潮文庫) [ 井上 ひさし ] 価格:539円(税込、送料無料) (2026/1/8時点)

  • 『ギリギリデイズ』松尾スズキ, 2005 感想 | 落ち着きのない

    『ギリギリデイズ』松尾スズキ, 2005 感想 | 落ち着きのない

    🔽 基本情報 🔽
    ギリギリデイズ
    松尾スズキ, 2005
    272 ページ
    2025.11 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    風邪でボーっとしてる間に軽く読める本と思っててにしたんだけど、軽いのは軽いけど頭のなかでグルグルかき混ざるようなエッセイ。
    2000年辺りのネット上の日記を本にしたものなので、確かに出てくる事柄は古い。
    でもそんなことは関係ないくらい狂ってる松尾スズキ。

    常に複数の締め切りに追われて、芝居もインタビューもやって自分で自分を追い込んだギリギリなデイズ。
    それからもう20年以上たってるんだ。
    落ち着きそうで落ち着かない。
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽
    ●●● 楽天 ●●●
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    【中古】 ギリギリデイズ/松尾スズキ(著者)
    価格:110円(税込、送料別) (2025/11/22時点)




    ●●● アマゾン ●●●

    ギリギリデイズ

  • 『国宝』 吉田修一, 2018年 感想 | 国家の宝の美

    『国宝』 吉田修一, 2018年 感想 | 国家の宝の美

    🔽 基本情報 🔽
    国宝 上下
    吉田修一, 2018
    日本
    840 pages (408 + 432)
    2025.9 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    映画はここでは観れそうもないのでとにかく原作をと思って。
    そしてもう読む前からわかっている、国宝は凄いはず。

    さて、当然期待は最高峰クラスに高かった、なのにそれ以上だった。
    極道と花道という背景も興奮を煽る設定だし、血筋というのもそう、兄弟同然で生涯の友でライバルというのもそう、全てが面白くないわけがない設定。

    でもその凄さは喜久雄の成長物語の描き方。

    血筋のない一人の人間が運命の気まぐれで底辺に突き落とされ、または拾われて崇められて、堕ちて、を繰り返す中で彼は、その巨大な波に流される人生の中で後ろ楯もplan B代替案がない人生の中で生き延びる最後の砦としての歌舞伎と自らの天才的才能。
    人は大事なものを失うごとに成長する、そこで本来の自分を見つける。
    ひねくれものなので、やっぱり物語は上がって落ちて、堕ちるところまで堕ちるストーリーが圧倒的に面白い。
    でも彼は美そのもの、芸術そのものなのでもう本人の意思は重要ではない。
    国宝という究極の人間の人生を小説を通じて私たちが垣間見れる凄い体験。

    歌舞伎のことを知らない自分が残念、知っていたら更にもっと堪能できたはず。
    芸に生きる、まさに芸を生き抜いた人間の一生。
    一気に読んで一気に疲れる。

    映画でもいつか観てみたいなー、きっと美しさに圧倒されるんだろうなー。
    もちろん吉沢亮と横浜流星の美しさも見たいけど、なによりも素晴らしいであろう田中泯さんの仕草が見たい!
    動画を見てると音楽もいいし、いつかちゃんと劇場でみたい。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Kokuho (National Treasure)" Shuichi Yoshida (2018) Review | National Treasure himself
    🔽 買えるところ 🔽

      ●●●●● 楽天●●●●●

    国宝 上下巻セット [ 吉田修一 ]




    ●●●●●アマゾン●●●●●

    国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)
    国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)


    国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)
    国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)



    【Amazon.co.jp限定】国宝 オリジナル・サウンドトラック - 原摩利彦 (国宝ロゴオリジナルメガジャケット付)


    ⏩️ Amazonプライム★対象のアニメ・映画・ドラマがぜんぶ見放題 ⏪️

  • 『血の婚礼』フェデリコ・ガルシーア・ロルカ, 1932 感想 | 名誉の地中海文化

    『血の婚礼』フェデリコ・ガルシーア・ロルカ, 1932 感想 | 名誉の地中海文化

    🔽 基本情報 🔽
    Blood wedding
    Federico García Lorca, 1932
    Bodas de sangre
    血の婚礼
    フェデリコ・ガルシーア・ロルカ
    スペイン
    80 pages
    2024.09 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    密かに有名なスペインの悲劇、戯曲。
    今も地中海文化に根強く居座る、恋人たちと母親の苦悩、名誉と復讐に命を捧げる男たち、力強い感情に溢れたストーリー。
    演劇のために書かれているのでやっぱ文章で読むより、舞台の上の演技を観てこそ十分にその良さがわかるんだろうし、もちろん人間臭いスペイン語でなく英語で読むことでその本当の色は褪せているかもしれない。
    いつか演劇として見れるときは来るのだろうか。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Blood wedding" Federico García Lorca (1932) Review | Honour and revenge
    🔽 買えるところ 🔽

      ●●●●●楽天●●●●●


    ●●●●●アマゾン●●●●●


    血の婚礼: 他二篇 三大悲劇集 (岩波文庫 赤 730-1)



    Blood Wedding


    ⏩️ Amazonプライム★対象のアニメ・映画・ドラマがぜんぶ見放題 ⏪️