タグ: サスペンス

  • 『わるいやつら』 松本清張, 1971年 感想 | 上には上がいて 

    『わるいやつら』 松本清張, 1971年 感想 | 上には上がいて 

    🔽 基本情報 🔽
    わるいやつら
    松本清張, 1971
    1040 ページ (512 + 528 ページ)
    2018年 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    
    まさに、わるいやつらだらけ。
    上には上がいて、ミイラがミイラになって、殺したら殺されて。
    病院が舞台、普段私たちがいかに安易に医者を信用しているかという点もさすがの目の付け所というか。
    医者に、これは風邪薬ですと言われたら100%信用するのが普通。
    そこからスタートする犯罪のジェットコースター。
    
    スリルとエンターテイメント性たっぷりで上下巻あっという間に読める。
    
    
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

    ●●● アマゾン ●●●
    わるいやつら(上) (新潮文庫)
    わるいやつら(上) (新潮文庫)

    わるいやつら 下 (新潮文庫 ま 1-9)

    ●●● 楽天 ●●●
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    わるいやつら 上 (新潮文庫 まー1-8 新潮文庫) [ 松本 清張 ]
    価格:935円(税込、送料無料) (2026/3/19時点)




  • 『霧の旗』 松本清張, 1961 感想 | 男のプライドの悲劇 >>

    『霧の旗』 松本清張, 1961 感想 | 男のプライドの悲劇 >>

    🔽 基本情報 🔽
    霧の旗
    松本清張, 1961
    368 ページ
    2020.02 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    イタリア語のタイトル、La ragazza del Kyushuに惹かれて。

    九州からの少女(ragazza) 、桐子は兄の無罪を弁護してもらおうと東京の日本有数の弁護士を頼るが、お金がないことを理由に断られる、という、ひとつの歯車のズレからストーリーがどんどんと展開していく。

    さすが松本清張、桐子の執着というテーマに直接関係ないことはさらっとしてて、執着というより静かな狂気とも言える彼女の振る舞い言動は、ミステリアスに沸々と描く。

    余計なことをしなけりゃいいのに男のプライドのせいでどんどん深くはまっていく。

    悪人は社会的な罰を与えられ、したたかな人間は生き延びる、清張の作品の人間たち、ここにも。
    🔽 関連ページ 🔽
    English review “Pro Bono” Seicho Matsumoto (1961) Review | A girl just wanna have a revenge
    tag 松本清張/Seicho Matsumoto
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

    ●●● アマゾン ●●●

    霧の旗 (新潮文庫)


    ●●● 楽天 ●●●
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    霧の旗 (新潮文庫 まー1-20 新潮文庫) [ 松本 清張 ]
    価格:781円(税込、送料無料) (2026/1/17時点)




  • 『殺人の門』 東野圭吾, 2003 感想 | 著者の幅の広さを感じる人間ドラマ

    『殺人の門』 東野圭吾, 2003 感想 | 著者の幅の広さを感じる人間ドラマ

    🔽 基本情報 🔽
    殺人の門
    東野圭吾, 2003
    624 ページ
    2025.12 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽

    日本語いままで読んだ東野圭吾の派手さがない。
    凄いトリックもマジカルな要素もない。
    だからその分、この本のストーリーの素晴らしさが強調されている。

    お金持ちに生まれたのに次々と続く不幸で苦しみに溢れた半生の主人公、その影にいつもいる幼馴染み。
    タイトルからも分かるように殺人がテーマでずっとその匂いだけがしているサスペンスの側面と何が起こっているんだろうと想像を巡らさせるミステリーの側面。

    昭和を感じる人間ドラマは松本清張のような面白さがあり、巧みな謎解きミステリーだけではない、東野圭吾の作家としての幅の広さ、奥の深さを確実に掴める一冊。


    🔽 関連ページ 🔽
    tag 東野圭吾/Keigo Higashino
    🔽 買えるところ / あらすじ、詳細 🔽

    ●●● アマゾン ●●●

    殺人の門 (角川文庫)


    ●●● 楽天 ●●●
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    殺人の門 上 新装版 (角川文庫) [ 東野 圭吾 ]
    価格:990円(税込、送料無料) (2026/3/3時点)




  • 『(黒水仙)』ルーマー・ゴッデン, 1939年 感想 | じんわりと崩れる修道女たち

    『(黒水仙)』ルーマー・ゴッデン, 1939年 感想 | じんわりと崩れる修道女たち

    🔽 基本情報 🔽
    Black Narcissus
    Rumer Godden, 1939
    黒水仙
    ルーマー・ゴッデン
    258 pages
    2024.08 読了
    (日本未出版、日本では映画のみ)
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    イギリス領ダージリン近辺の山の中、元ハーレムだった建物が孤独な修道院に改築され、そこへ移ってきた修道女たちのストーリー。
    それだけでもうヒステリックでダークな展開が想像できるけど、その通り、彼女たちの慎ましい生活は少しずつ狂っていく。

    地元の人はだれも望んでないのに、勝手にやってきて勝手にキリストの教えを説くというおこがましさは当時どこでも見た風景だけど、誰からも反対されるそんな空気の中で貞節の誓いを立て清く正しく生きるという決意はいいんだけど、長く続くはずはなかった。当然。

    地元の将軍の言う通り「神様であるカンチェンジュンガの山に近づきすぎると精神を崩しますよ」

    ダークで性的な緊張感や白人至上主義とキリスト教の博愛主義の葛藤、さらには大英帝国帝国の崩壊、モラルの崩壊、など確かにベストセラーになるにはダークすぎる。
    でも人間として、女としてのネガティブな部分がじんわりと滲み出ていて、どんどん落ちていく彼女たちのモラルに、読んでいてドキドキ、ハラハラ、そわそわする。
    インド独立の年のタイミングで映画化までされたようで、すごい。

    🔽 関連ページ 🔽
    English review
    "Black Narcissus" Rumer Godden (1939) Review | Nuns slowly go mad
    🔽 買えるところ 🔽

      ●●●●●楽天●●●●●

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    Black Narcissus【電子書籍】[ Rumer Godden ]
    価格:1,823円 (2025/10/5時点)


    ●●●●●アマゾン●●●●●

    Black Narcissus: Now a haunting BBC drama starring Gemma Arterton (Virago Modern Classics Book 158) (English Edition)



  • 『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも

    『重力ピエロ』 伊坂幸太郎, 2003 感想 | 苦手意識があったのに意外にも

    ★★★☆☆  ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。でもこれはよかった。
    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    重力ピエロ
    伊坂幸太郎, 2003
    A Pirouette
    Kotaro Isaka
    496 pages
    2024.08
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    死神の制度から、ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。
    語り口が苦手と思っていたら、あれはあの物語だけの話で、この重力ピエロはもっとよかった。

    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはない。
    確かに暴力がずっと付きまとうけれど、それを越える家族愛があり、圧倒的な兄弟愛がある。
    理屈も事実も犯罪も遺伝子だって越えるおおきな家族愛。

    ちょっと他のも読んでみないと。
    🔽 買えるところ 🔽

     ●●●●● 楽天●●●●●
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    重力ピエロ (新潮文庫 新潮文庫) [ 伊坂 幸太郎 ]
    価格:935円(税込、送料無料) (2025/10/5時点)


    ●●●●●アマゾン●●●●●

    重力ピエロ(新潮文庫)



  • 『カッコウの卵は誰のもの』 東野圭吾, 2013年 感想 | ウィンタースポーツと人間臭さ

    『カッコウの卵は誰のもの』 東野圭吾, 2013年 感想 | ウィンタースポーツと人間臭さ

    ★★★★☆  久しぶりの東野圭吾。やっぱり面白い。今回は著者の好きなウィンタースポーツが背景になっていてそこの細かさもさすが。人間臭さが好き。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    カッコウの卵は誰のもの
    東野圭吾 2013
    Keigo Higashino
    392 pages
    2024年7月 読了
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    久しぶりの東野圭吾。
    やっぱり面白い。全ての辻褄があっていて、謎解きミステリーとして面白いのと、人間関係が面白いのと、なにより人間臭さがいつもきちんと残されていて感動も与える。
    今回は著者の好きなウィンタースポーツが背景になっていてそこの細かさもさすが。
    才能とは、家族とは、血とは。

    やっぱり東野圭吾はエンターテイメントとして最高峰に面白い。

    🔽 買えるところ 🔽

      ●●●●● 楽天●●●●●
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) [ 東野圭吾 ]
    価格:712円(税込、送料無料) (2025/10/4時点)



    ●●●●●アマゾン●●●●●


    カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫 ひ 6-13)



  • 『無理』 奥田英朗, 2009年 感想 | ハチャメチャストーリー

    『無理』 奥田英朗, 2009年 感想 | ハチャメチャストーリー

    ★★★★☆  片田舎のそれぞれいろんな不満がある人たち、それが徐々にじゅんぐりじゅんぐり、絡まってきて。想像していた通りのハチャメチャストーリー。
    
    
    
    
    
    🔽 基本情報 🔽
    無理 上下巻
    奥田英朗 2009
    736 pages (368 + 368)
    Hideo Okuda
    2024年7月 読了
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    想像していた通りのハチャメチャストーリー。
    片田舎のそれぞれいろんな不満がある人たち、合併により新しくできた町、共同体意識は薄れ、故郷という感覚も昔のもの、ショッピングセンターが唯一のエンターテイメントで、パート程度しか仕事がない、それは今の日本の多くの住民が共感できること。
    それが徐々にじゅんぐりじゅんぐり、絡まってきて…
    軽くどんどん読める、予定どおり。

    🔽 買えるところ 🔽
    
      ●●●●● 楽天●●●●●
    
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    無理(上) (文春文庫) [ 奥田英朗 ] 価格:814円(税込、送料無料) (2025/10/4時点)

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    無理 下 (文春文庫) [ 奥田 英朗 ] 価格:814円(税込、送料無料) (2025/10/4時点

    ●●●●●アマゾン●●●●● 無理 上 (文春文庫 お 38-5) 無理 下 (文春文庫 お 38-6)



  • 『ヌメロ・ゼロ』ウンベルト・エーコ, 2015年 感想 | エーコの遺作、イタリア社会への警告

    『ヌメロ・ゼロ』ウンベルト・エーコ, 2015年 感想 | エーコの遺作、イタリア社会への警告

    🔽 基本情報 🔽
    Numero Zero
    Umberto Eco, 2015
    ヌメロ・ゼロ
    ウンベルト・エーコ
    208 pages
    2024年6月 読了
    アマゾンで見る
    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    エーコの7冊目にして最後の小説は、陰謀論やフェイクニュースにまみれたジャーナリズム、私たちの時代におけるジャーナリズム。
    彼の他の小説のように難しくてクラシックに挑発的ではない、けれど短くて比較的読みやすい。
    何も「本当」なものはなく、「事実」は作り上げられる、私達の生きるこの今の社会においての信念や真実の意味を問いただす。
    イタリアの知の巨人と呼ばれるエーコ、彼の頭脳のクオリティはもちろんだけど、包容力のある彼の人間的な部分が好きなんですが、これは政治的にも二極端なイタリア社会への警告にもとれる。

    ただ、ムッソリーニの時代のことを振り返るので、そのあたりの知識がないとちょっと置いてけぼりを食らう。

    🔽 関連ページ 🔽

    English review
    "Numero Zero" Umberto Eco, (2015) Review | A warning to the Italian society today.
    🔽 買えるところ 🔽

      ●●●●●楽天●●●●●
    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    ヌメロ・ゼロ (河出文庫) [ ウンベルト・エーコ ]
    価格:968円(税込、送料無料) (2025/10/4時点)



    Numero Zero【電子書籍】[ Umberto Eco ]



    ●●●●●アマゾン●●●●●

    ヌメロ・ゼロ (河出文庫 エ 3-1)



    Numero Zero (English Edition)



  • 『臓器農場』 帚木蓬生, 1993年  感想 | 思ってたように暗い

    『臓器農場』 帚木蓬生, 1993年 感想 | 思ってたように暗い

    ★★★☆ 精神科医でもある著者。思ってたように暗い。
    体調が良くなってなかったら読めなかったかもというくらい、暗い。新生児の臓器のビジネス、もう聞くだけで暗い。
    🔽 基本情報 🔽
    臓器農場
    帚木蓬生 1993
    224 pages
    2024年6月 読了
    アマゾンで見る

    🔽🔽 読書記録 🔽🔽
    作家で精神科医の著者。
    はじめて読んだけど、思ってたように暗い。
    退院後の自分の体調が良くなってなかったら読めなかったかもというくらい、暗い。

    助かる見込みのない新生児の臓器のビジネス、または研究、そこで繰り返されるホラーのようなスリラーのような。

    面白い、けど、例えば松本清張のように好きかといわれればそうではないので4。
    🔽 買えるところ 🔽

      ●●楽天●●


    ●●アマゾン●●

    臓器農場 (新潮文庫)